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		<title>サイゾーオンライン/視点をリニューアルするニュースサイト</title>
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		<description>視点をリニューアルするニュースサイト/サイゾーオンライン</description>
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		<title>『豊臣兄弟！』前半戦、見せ場のオンパレードへ…市の夫・浅井長政による織田信長の裏切りどう描かれるのか？</title>
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		<description><![CDATA[　前回（第11回）の『豊臣兄弟！』、三好三人衆の軍勢が、本圀寺に籠城した足利義昭（尾上右近さん）たちを攻め落とすのに意外に手間取った理由として、秀長（仲野太賀さん）が義昭との対話をヒントに、高僧のコスプレで「ここは三好家]]></description>
		<content:encoded><![CDATA[

<p>　前回（第11回）の『豊臣兄弟！』、三好三人衆の軍勢が、本圀寺に籠城した足利義昭（尾上右近さん）たちを攻め落とすのに意外に手間取った理由として、秀長（仲野太賀さん）が義昭との対話をヒントに、高僧のコスプレで「ここは三好家代々のご当主が敬われていた寺でございますれば、それをないがしろにしては、七代先まで祟られましょう」と訴え、それに意外な効果があったからという場面には笑ってしまいました。</p>
<p>信長から“カツアゲ”を命じられる兄弟</p>
<p>　筆者の周囲でも「トンデモ展開だ」と話題になったシーンでしたが、実はあれには『足利季世記（あしかがきせいき）』という裏付けの史料が存在しているのです。同書の「巻七」の中にはたしかに本圀寺の「僧衆（略）三好方エ使僧ヲ」送って「此寺ハ三好家代々崇敬ノ寺也」「寺ニ何ノトカ（＝咎）アラン」――この寺は三好家代々が信仰した寺である。わが寺には焼き討ちにされるような罪はない！と弁明したくだりが出てくるのでした。</p>
<p>　しかしドラマとは異なり、この寺の僧はかなりの現実主義者で「公方様ニ御恨アラハ明日御座ヲ他所エ替サセ奉ルヘシ」――義昭公に恨みがあるのであれば、寺から別の場所に明日移すから、喧嘩はそこでやって～と言ってきたそうですが……。</p>
<p>　ただこの逸話については『信長公記』など他の信頼できる史料に記述が見られないため、真偽は不明です。まぁ『足利季世記』も歴史フィクションに相当する「軍記物語」であり、江戸時代初頭に編纂されたと思しき書物なのですが、それでもまさか“元ネタ”があったとは筆者もびっくりでした。</p>
<p>　しかもこの時の三好勢には、ドラマで描かれたように信長（小栗旬さん）に岐阜から追われた斎藤龍興（濱田龍臣さん）などを含む軍勢が大量に加担しており、その数、一説にはなんと「約1万人」。まぁこれも「軍記物語」の『細川両家記』の記述なので、盛りまくった数字かもしれませんが、この義昭公暗殺未遂事件には「本圀寺の変」のほかに、寺があった地域の名前を取った「六条合戦」という、より大規模での戦闘であったことを示す呼び名もあります。ドラマに描かれた何倍もの規模の大戦闘だったとしてもおかしくはありません。</p>
<p>　そこに尾張から信長が2日という常識はずれの猛スピードで京都に駆けつけ、三好を蹴散らしたと前回もお話しましたが、信長もこのときは相当に苦労しており、たいへんな寒波と吹雪の中、凍死者を出しながらの文字通りの“死の行軍”でした。先頭の信長が「遅れる者は置いていけ！」と発破をかけまくったそうで、こういうあたりが信長が敵からも、味方からも恐れられた理由だったのでしょうね。</p>
<p>　また当時の本圀寺はドラマとは異なり、周囲を塀と堀で固めた“小要塞”でしたし、前回もお話したとおり、足利義昭の側が三好勢の攻撃を見越し、相当な戦準備をしていたことが功を奏したといえるでしょう。</p>
<p>　しかしドラマの義昭公は、命の危機の中でも兵たちを鼓舞し、「私はお前たちと共にある！」的な王様ムーブができる御仁なんですね。「大河」では、信長をよく描こうとするあまり、プライドだけ高いエキセントリックな貴公子として描かれがちな足利義昭ですが、今年の義昭公は敵に回せばなかなか手ごわそうな印象です……。</p>
市は「織田家の女」なのか「浅井家の女」なのか？
<p>　さて、次回の『豊臣兄弟！』のあらすじは「信長は義昭に“天下人の石”と呼ばれる藤戸石を贈る。だが義昭は、信長と目指すものが違うことに気づき始めていた。一方、藤吉郎は京都奉行に就任。任務に追われる小一郎と藤吉郎は、あるとき信長に連れられ、市のいる小谷城を訪ねることに。長政と市は幸せに見えたが、裏では織田を快く思わない長政の父・久政が不穏な動きをしていて…」。</p>
<p>　浅井長政（中島歩さん）に嫁いだ市（宮﨑あおいさん）が垢抜けて美しく、見とれてしまいましたね。「ろうたけた」という高貴な女性の優美さを形容する言葉がぴったりです。ドラマの浅井長政という良くも悪くも「優しい夫」と、気丈な妻の市の取り合わせに既視感があると思ったら、そのまんま宮﨑さん主演の『篤姫』（2008年）の篤姫と徳川家定（堺雅人さん）の夫婦みたいでした。</p>
<p>　長政役が、朝ドラ『あんぱん』（2025年度前期）でヒロイン・のぶ（今田美桜さん）の最初の夫を演じて印象深かった中島歩さんなのも、巧みなキャスティングだと思わせられました。史実の長政は長身なのは中島さん同様なのですが、肖像画を見る限り、横幅も相当にデカい男だったようですが……。</p>
<p>　ドラマでは「女の顔色をうかがうような男はイヤだ」となどやけに長政に冷たかった市ですが、長政が火中に投じられた信長から贈られた京土産の鏡を、素手（！）で“救出”する姿を見せられる中、さすがに夫婦愛も深まったようです。次回予告には、市が長女・茶々を授かるというシーンがありましたが、たしかにドラマのような流れがあれば、あのタイミングでの初子誕生はごく自然でしょう。</p>
<p>　しかし実際の茶々の生年月日は不明なのでした。「47歳」「49歳」「52歳」と諸説ある茶々＝淀殿が亡くなったとされる年齢――つまり享年から逆算した可能性のひとつとして、お正月に「本圀寺の変」があった永禄12年（1569年）に茶々は生まれたという説がある程度なのです。ちなみに淀殿には初と江という二人の妹がおり、「浅井三姉妹」と呼ばれていますが、妹たちの生年月日も同様によくわかっていません。</p>
<p>　たしかに当時は高貴な女性でも生年月日が正確に記録されるケースのほうが珍しかったのですが、「浅井三姉妹」の場合は、彼女たちの父・浅井長政が信長と対立して戦死したため、幼少期の彼女たちにまつわる多くの史料も焼失してしまった可能性も否定できません。</p>
<p>　織田家の市と浅井家の長政が政略結婚を行い、両家は同盟を結んだものの、結果として長政は信長を裏切ることになりました。そして（織田家が敵対中の）越前の朝倉家と結託した浅井家は、それに激怒した信長によって攻め滅ぼされたのです。燃え上がる浅井家の居城・小谷城から命からがら脱出したのが市と浅井三姉妹でした。</p>
<p>　実は長政の裏切りについても、詳細は不明です。しかし織田と浅井の対立が表面化したのは、元亀元年（1570年）に「金ヶ崎の退き口（かねがさきののきぐち）」と呼ばれる事件が起きてから。このとき、ドラマや創作物では、浅井家は朝倉家と長年の交流があったので、織田家にも朝倉家を攻撃させないという約束をさせたのだが、“不戦の誓い”を信長が破ったので長政が怒った……という描かれ方をされがちです。しかし、実際にそうした“不戦条約”を証明する一次史料は見つかっていません。</p>
<p>　長政の裏切りについても、すでに隠居の身でありながら家中に影響力を持ちつづける長政の父・久政（榎木孝明さん）が、同盟相手の織田家より、織田家が対立中の朝倉家に肩入れし、息子を「やはり織田を裏切るほうがよい」と説き伏せたという描かれ方になりそうですね。ドラマの久政はあきらかに「織田の間者」として市を警戒している様子でしたから……。</p>
<p>　とはいえ、当初の信長は自分の名前のひと文字まで与えた、義弟・浅井長政のことを信頼仕切っていた様子が『信長公記』には見られます。家臣たちから浅井長政の裏切り可能性を伝えられながらも、「長政がそんなことをするわけがない！」とかばっていた信長ですが、彼のもとに市から袋の両端を縛った小豆の袋が「陣中見舞」として届き、それを見た信長もさすがに「朝倉と浅井に挟み撃ちにされようとしている」とピーンとくる……という有名逸話があるのですが、これはさすがにフィクションです。</p>
<p>　江戸時代の軍記物語（＝歴史フィクション）の『朝倉家記』などが初出なのですが、信頼性の高い情報源（『信長公記』）と 巧妙に“悪魔合体”しているため、やけに有名になってしまった話なのでした。おそらくドラマにも登場しそうですね。</p>
<p>　しかし長政の裏切りによって、命からがら信長が逃げ出さねばならなかったのは史実です。そして信長を逃がすために、最後尾に残って敵を食い止める“死に役”である「殿（しんがり）役」を買って出たのが秀吉（池松壮亮さん）だったのです。このあたりはすごい盛り上がりで描かれることになるでしょう。</p>
<p>　こうした秀吉の献身もあり、京都に命からがら逃げ帰ることができた信長は2カ月で完全に態勢を立て直し、浅井・朝倉連合軍に決死のリベンジを挑むのでした。これが元亀元年6月28日の「姉川の戦い」です。</p>
<p>　しかしこの戦いでも浅井父子は退却・逃亡に成功。同年9月の「志賀の陣」を経た後は比叡山という“聖地”に逃げ込み、比叡山も信長の脅しに屈せず、浅井家を庇おうという姿勢を崩さなかったので、これが後年の信長最大の凶行である「比叡山焼き討ち」の遠因となったとも語られます。</p>
<p>　こうして浅井父子は比叡山潜伏を経て、浅井の本拠地・小谷城に籠城したのですが、執念の信長はこの城を取り囲み、彼らを滅亡にまで追い込んだのでした。このあたりもドラマがしっかり描いてくれるでしょうから、おいおい触れていきたいのですが、実は市と長政夫婦の間に生まれた夫婦愛の結晶である「浅井三姉妹」のうち、長女・茶々以外の次女・初、三女・江は、長政と信長の血みどろの対立・抗争のさなかに生まれたという事実は興味深いですね。</p>
<p>　おそらく史実の市は、「織田家の女」よりも「浅井家の女」――もっというと「長政の妻」として振る舞おうとしていたのではないかと想像させられる一幕です。愛する夫・長政から生き抜くことを強く望まれ、説得もされたから、市は三姉妹とともに燃える小谷城から泣く泣く脱出したのでしょうが、やはりこのあたりの「戦国もの」特有の地獄の背景つきの人間ドラマは盛り上がること必定です。これから何週間かの内容は序盤最大の見どころのオンパレードとなるはず。次回の放送が楽しみです！</p>
<p>織田信長にみる戦国時代の身分と出自</p>
<p>（文＝堀江宏樹）</p>



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]]></content:encoded>
		<pubDate>2026-04-03T18:12:05+09:00</pubDate>
		<category><![CDATA[芸能]]></category>
		<media:content url="https://cyzo.jp/wp-content/uploads/2026/03/20260327-cyzoonline-column-miyazakiaoi-pic01.jpg" type="image/jpeg" expression="full" width="1280" height="720"><media:description type="plain"><![CDATA[『豊臣兄弟！』で市を演じる宮﨑あおい（写真：Getty Imagesより）]]></media:description></media:content>
	</item>
	<item>
		<title>ショートアニメ→劇場版『ミルキー☆サブウェイ』 18年前のディズニー「ファイアボール」から広がった「オタク受け」</title>
		<link>https://cyzo.jp/culture/post_408869/</link>
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		<description><![CDATA[　今年早々、話題をさらった映画『銀河特急ミルキー☆サブウェイ 各駅停車劇場行き』。２月６日に公開されると、全国73館という小規模上映にも関わらず初週3日間で興行収入１億5000万円を叩き出した。大反響を受け、公開1か月後]]></description>
		<content:encoded><![CDATA[

<p>　今年早々、話題をさらった映画『銀河特急ミルキー☆サブウェイ 各駅停車劇場行き』。２月６日に公開されると、全国73館という小規模上映にも関わらず初週3日間で興行収入１億5000万円を叩き出した。大反響を受け、公開1か月後の3月6日には75館を追加し、全国約150館で上映。月末には46館まで減らしたものの、興行収入は3月1日までに4億5000万円を突破している。</p>
<p>求められる劇場の“ゆるい束縛”</p>
<p>　本作は、2025年７月よりTV放送＆YouTube配信されたショートアニメ『銀河特急ミルキー☆サブウェイ』の再構成版。1話あたり約3分半、全12話合わせて約40分というTV版のストーリー構成は基本的に崩さず、尺換算でおよそ1〜2話分の新規パートを追加。上映時間は、劇場版としては比較的短い46分となっている。</p>
YouTubeでは約２億7000万回再生
<p>『ミルサブ』は、2022年に当時映像系専門学生だった亀山陽平監督が、卒業制作としてYouTubeで公開した短編CGアニメ『ミルキー☆ハイウェイ』の続編。個人制作ながら現在までに850万回超の再生数を誇る人気作となった前作から引き続き、亀山監督が監督・脚本・キャラクターデザイン・制作を担当した。</p>
<p>　物語の舞台は、地球から5.98光年離れた位置にある恒星を中心とした惑星系。銀河道路交通法違反で逮捕された強化人間・チハルとサイボーグ・マキナたちは、社会奉仕活動の一環として銀河特急「ミルキー☆サブウェイ」の清掃をすることになるが、ひょんなことから大きな事件に巻き込まれてしまう。居合わせた銀河のはぐれものたちが、時に反発し合いながら、また時には協力しながら列車の暴走を止めるために奮闘するストーリーだ。</p>
<p>　短い尺の中でテンポよく展開される会話や、BGMに合わせて繰り広げられるアクションシーンの音ハメにハマる人が続出。また、地球との物流に20年ほどの時差があるという設定上、電車内に設置された食品自販機やビールの広告ポスターなど、昭和感あふれる数々のアイテムがあちこちに登場し、どこか郷愁もそそる。主題歌には、1970年代に一世を風靡したアイドルグループ・キャンディーズの「銀河系まで飛んで行け！」（1977）が採用され、レトロフューチャーな作風に一役買った。</p>
<p>　人気ぶりを見るには、公式YouTubeチャンネルの再生数が手っ取り早い。地上波放送と同時配信された日本語版第１話の再生数は818万回、外国語版を含めると1000万回を突破。さらに、予告映像や告知動画も含めたチャンネル全体の総再生回数は約２億7000万回以上を記録している（3月19日現在）。なぜ『ミルサブ』は、これほどまでのフィーバーを起こしたのか──。</p>
日本で「CGアニメ」が浸透しないなか…
<p>　近年、日本で興収100億円超えの特大ヒットを飛ばした劇場アニメといえば『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』、『劇場版チェンソーマン レゼ篇』（ともに2025）など、「週刊少年ジャンプ」（集英社）発のアニメ。CG技術を織り交ぜつつ「2D（作画）」を中核とした表現で、その映像美も人気の一つだ。</p>
<p>　逆に『ミルサブ』のような「3D（CG）アニメ」は、日本において広く受容されているとは言いがたい。</p>
<p>国民的アニメ『ドラえもん』では、2014年と2020年に全編3DCGを使用した『STAND BY ME ドラえもん』シリーズが制作されたが、一部では“コレじゃない感”を指摘する声が噴出。興収83.8億円（1作目）・27.8億円（2作目）と好成績だったにもかかわらず、3作目は制作されていない。同様に、映画『クレヨンしんちゃん』シリーズでも2023年、初のCGアニメ『しん次元! クレヨンしんちゃん THE MOVIE 超能力大決戦 〜とべとべ手巻き寿司〜』が公開されたが、翌年からは従来の2Dに戻っている。</p>
<p>　メジャー級作品で「CGアニメ」が根付かない日本で、かつて「短尺×CG」のフォーマットで12年間にわたって制作され、カルト的な人気を博した作品がある。3DCGアニメの大手ウォルト・ディズニー・ジャパンが制作した『ファイアボール』シリーズ（2008〜2020）だ。</p>
ディズニー発の「CG×ショートアニメ」、『ファイアボール』
<p>アニメやコンテンツ産業に詳しい評論家・大学講師のいしじまえいわ氏は『ミルサブ』を見て、共通点の多い『ファイアボール』を思い出したという。</p>
<p>「まず2作品とも、地上波とYouTubeの“ハイブリッド型”で配信されました。『ファイアボール』シリーズの1作目が放送された2008年は、ネットで公開されるショートアニメが登場した頃。TVアニメに対して『WEBアニメ』と呼ばれ、新たな表現のあり方として注目されました」（いしじまえいわ氏、以下同）</p>
<p>『ファイアボール』の舞台は遥か未来（かどうかもわからない時代）、人類とロボットが抗争を続ける地球（かどうかもわからない惑星）で、外界から隔絶された屋敷に住むお嬢様ロボット・ドロッセルと、執事型ロボット・ゲデヒトニスが軽妙な会話を繰り広げるコメディアニメ。13話のすべてを通して、2人（？）のどこか噛み合わない会話が展開され、その空気感が「妙にクセになる」とファンの中毒性を煽った。</p>
<p>　当時は、現在のようなサブスクサービスは普及しておらず、まだまだアニメ＝テレビ放送。いしじま氏は、「WEBアニメは短い“お試し作品”的な側面もあった」と語る。2000年代中期は、ニコニコ動画（2006）やYouTube（2007、日本版）といった動画共有サービスが登場し、アニメの新しい方向性が模索され始めた時期。たしかに同作は、１話１分半程度から約2分半まで回によって尺がまばらで、試行錯誤感がうかがえる。</p>
<p>　この流れは、深夜アニメを代表する『涼宮ハルヒの憂鬱』（2006〜2009）シリーズにも波及。KADOKAWAの公式YouTubeチャンネルにて1話2分〜9分のショートアニメ『涼宮ハルヒちゃんの憂鬱』（2009）が全25話配信された。「SF×学園青春モノ」色の強い本編から打って変わって、同作はハチャメチャなギャグアニメ。“笑える”要素を含む点は、『ファイアボール』や『ミルサブ』の「ハイテンポで畳み掛けるような会話劇、かつギャグエッセンスが入った面白さ」（いしじま氏）に通じる。</p>
2000年代には希薄だった「中の人」を推したい空気
<p>　ただし、「WEBアニメ」という新たな可能性を生んだ動画プラットフォームは、弊害も伴った。</p>
<p>「TVアニメがYouTubeやニコニコ動画に無断転載されるケースも散見されるようになりました。アニメファンの中には、そうした無断転載で元の作品を知った、という人が一定数いるでしょう。違法アップロードへの対処方法が整備されていなかった。とはいえ無断転載の取り締まりを制作側が行うのはキリがなさすぎるし、違法視聴で作品人気が拡大するケースもある。そんな中で、いっそ公式自らWEB配信したほうが合理的だという流れが生まれました。そういった経緯が、現在のネットを介してアニメを楽しむスタイルの土壌になっている面があると考えられます」</p>
<p>サブスクサービスが日常に定着した昨今では、ありとあらゆる作品がネットで視聴できる。視聴に料金が発生するものもあるが、YouTubeやABEMAなどの動画配信サービスで無料配信する例も少なくない。</p>
<p>　では、なぜ『ミルサブ』が「今」「特別売れた」のか。いしじま氏は同作が『ファイアボール』シリーズとの類似点を踏まえつつ、その時代には希薄だった「“中の人”を推したい空気」があると指摘する。</p>
<p>「いま、主流から“ちょっとズレている”作品が評価されるとき、そこにあるのは、キャラ推しはもとより、『監督がだれ』『声優がだれ』といった“スタッフ推し”の空気。ディズニー作品である『ファイアボール』は、どちらかというと“中の人”よりもその世界観や「ディズニーっぽくなさ」というミスマッチ感に惹かれた人が多かった。一方で『ミルサブ』ファンには、監督の強い作家性そのものを楽しんでいる側面があるように思います。</p>
<p>　しかも『ミルサブ』は亀山監督が学生時代に卒業制作で手がけたアニメが元。“世に出たばかりの才能”という冠は『見てみたくなる』ことに大きく貢献します。自覚的・無自覚的に関わらず、売り出し始めのアイドルを応援するように『作り手を応援したい』『支えたい』という気持ちを抱きやすい」</p>
<p>　2021年に放送されたストップモーションアニメ『PUI PUI モルカー』にも同じことが言えそうだ。同作は、里見朝希監督が初めて手がけたテレビシリーズで、子供向け番組のコーナーアニメでありながら大人の視聴者層からも支持され、X（当時はTwitter）などで口コミが広がった。翌年にはシーズン2が制作され、その後、劇場版、ゲーム、絵本、イベントなど様々なメディアミックス展開がされた。また、『ミルサブ』も『モルカー』も、『ドラえもん』『クレヨンしんちゃん』等で知られる老舗アニメ制作会社であるシンエイ動画がバックアップしている点は偶然ではないだろう。</p>
SNSが変えた「推し活の形」
<p>「アニメを見ること＝推し活」であるならば、劇場へ足を運ぶ意義がある。いしじま氏は、昨今増えてきている『劇場版ミルサブ』のような配信→劇場と展開するアニメコンテンツについて、「これぞ“ファンムービー（＝公式が提供するファン向けの作品）”のあり方」だと語る。</p>
<p>「もはや劇場は、初見の映画を楽しむだけの場所ではなくなっている。すでに配信サイトや地上波で見たことがあって、その上で“推せる”コンテンツを熱量のあるファン同士で楽しむためのイベント会場として機能する。</p>
<p>　振り返れば『ネットからリアルの場へ』という流れは、昔からある“推し活の形”でした。ニコニコ動画の視聴者がニコニコ超会議というリアルイベントに参加する、あるいは、アニメオタクが同人即売会に集うように、ファンは『バーチャル→リアル』の順番で流れていくものでした」</p>
<p>　それがいまや、SNSの台頭によって「バーチャル→リアル」の矢印が双方向のものになっている、といしじま氏は語る。</p>
<p>「『ミルサブ』は、Snow Manの佐久間大介さんがSNSで絶賛したことでも話題になりました。また、TikTokの『ファンがアツい、アニメ・マンガ大賞』では2025年夏クールの急上昇部門で大賞を受賞。そうしたSNS上の評価を目にして見始めた人も多いのではないでしょうか」</p>
<p><p lang="ja" dir="ltr">てか、最近教えてもらって！！！<br>めっっっっっっっっちゃ面白いアニメに出会った！！！！<br>その名は！！<br>『銀河特急 ミルキー☆サブウェイ』<br><br> #ミルキーサブウェイ</p>&mdash; 佐久間大介 (@SAK_SAK_SAKUMA) November 2, 2025</p>
<p>　Google Trendsを見ると、「ミルキーサブウェイ」の検索数の推移はTV放送が折り返す第７話〜第8話前後で急上昇。最終話付近でもうひと盛り上がりした後、劇場版公開で有意に上昇している。バーチャルとリアルを評判が行き来することで、大フィーバーを生み出した『ミルサブ』。新しさの裏には、意識的にも無意識的にも、脈々とつながる歴史があることを感じさせられる。</p>
<p>「高いほうが売れる」現在地と展望</p>
<p>（構成・取材＝吉河未布　文＝町田シブヤ）</p>]]></content:encoded>
		<pubDate>2026-04-01T19:44:02+09:00</pubDate>
		<category><![CDATA[カルチャー]]></category>
		<media:content url="https://cyzo.jp/wp-content/uploads/2026/04/20260401-cyzoonline-news-milkysubway-pic01.jpg" type="image/jpeg" expression="full" width="1280" height="720"><media:description type="plain"><![CDATA[映画『銀河特急ミルキー☆サブウェイ 各駅停車劇場行き』]]></media:description></media:content>
	</item>
	<item>
		<title>『名探偵コナン 緋色の弾丸』のブランド力を揺るがしかねない小学館で相次ぐ不祥事</title>
		<link>https://cyzo.jp/culture/post_408873/</link>
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		<description><![CDATA[「真実はいつもひとつ！」 　おなじみ『名探偵コナン』の主人公・江戸川コナンの決め台詞です。アニメ化されて30年経った今も、ファンを増やし続けているモンスター級のコンテンツです。 コナンと小学館「マンガワン」事件の接点 　]]></description>
		<content:encoded><![CDATA[

<p>「真実はいつもひとつ！」</p>
<p>　おなじみ『名探偵コナン』の主人公・江戸川コナンの決め台詞です。アニメ化されて30年経った今も、ファンを増やし続けているモンスター級のコンテンツです。</p>
<p>コナンと小学館「マンガワン」事件の接点</p>
<p>　4月10日（金）より最新作『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』が公開されるのに合わせ、『金曜ロードショー』（日本テレビ系）では春の『名探偵コナン』まつりを開催中です。</p>
<p>　4月3日（金）に放送されるのは、シリーズ第24作目となった『名探偵コナン 緋色の弾丸』（2021年）です。劇場版ならではの大掛かりな舞台設定となっており、『ハイウェイの堕天使』で活躍する女子高生探偵の世良真純がフィーチャーされています。</p>
<p>　メガヒットを続ける劇場版『名探偵コナン』の人気ぶりを改めて探ってみましょう。</p>
時速1000キロで走る弾丸列車が謎解きの舞台に
<p>　物語の主舞台となるのは「真空超電導リニア」。新名古屋－芝浜間をわずか25分で走るという夢の交通機関です。最高速度は時速1000キロに達することから、ジャパニーズ・ブレット（日本の弾丸）と呼ばれています。</p>
<p>　実際のリニアも品川－名古屋間の開通が2027年に予定されていましたが、工事の遅れから2034年以降の開業と大幅にずれ込んでいます。そんな未来のインフラを、江戸川コナン（CV：高山みなみ）はひと足早く体験することになります。</p>
<p>　世界的なスポーツの祭典「WSG東京」の開催に合わせ、「真空超電導リニア」が開通することから少年探偵団は興味津々です。そんな折、WSGのスポンサーを務める大企業の経営者たちが次々と拉致される事件が起きます。</p>
<p>　FBIのすご腕スナイパー・赤井秀一（CV：池田秀一）と共に、コナンはこの事件を追うことになります。</p>
赤井秀一のおかしな家族構成
<p>　本作の大きな見どころは、『名探偵コナン』の人気キャラクターである赤井秀一とその家族が勢ぞろいする点です。赤井秀一の変装したキャラである大学院生の沖矢昴（CV：置鮎龍太郎）に加え、赤井秀一の弟で、プロ棋士の羽田秀吉（CV：森川智之）も名古屋に来ています。</p>
<p>　毛利蘭の同級生で、女子高生探偵の世良真純（CV：日高のり子）もこの事件を追っています。世良真純は、赤井秀一と羽田秀吉の妹です。そして、世良真純がバイクの後ろに乗せている小さな女の子は、3人の母親である赤井メアリー（CV：田中敦子）。メアリーは「黒ずくめの組織」によって、コナンと同様に子どもになっています。</p>
<p>　赤井秀一が米国のFBI所属なのに対し、赤井メアリーは英国の秘密情報部MI6の一員です。世良真純と赤井メアリーは、赤井秀一の変装した別キャラ・沖矢昴のことは知らないという設定です。ビギナーは押さえておきたいポイントです。</p>
名古屋にいる赤井秀一はコナンをどう援護する？
<p>　連続する拉致事件を捜査するコナンは、次に狙われるのは国際WSG協会の会長であるアラン・マッケンジーだとにらみます。アランは「真空超電導リニア」に乗車するため、名古屋に来ていました。そしてコナンの推理どおりに、アランは名古屋で姿を消します。</p>
<p>　アランはどこに消えたのか？　犯人は誰なのか？　事件を解く鍵は「真空超電導リニア」にあるに違いないと、コナンは直感します。不審な事件が続くことから「真空超電導リニア」は無人で運行されるのですが、コナンと世良真純は出発間際のリニアに飛び乗ります。時速1000キロで無人走行するリニアの中で、コナンと世良真純は意外な犯人と対決することになります。</p>
<p>　名古屋にいる赤井秀一は、リニアに乗ったコナンたちをどう援護するのか。赤井秀一のスナイパーとしての超絶テクニックが披露されます。</p>
もしも、ハリウッドが『コナン』を実写化したら……
<p>　脚本家の櫻井武晴氏は、『名探偵コナン 純黒の悪夢』（2016年）や『名探偵コナン ゼロの執行人』（2018年）など、劇場版がメガヒットするようになった重要作を手掛けてきました。ハリウッド映画ばりのスケールの大きなアクション＆サスペンス大作を得意としています。</p>
<p>　仮に劇場版シリーズを実写化したら、どのくらいの製作費になるのでしょうか。ハリウッド映画を参考に考えてみました。巨大観覧車が脱輪した『純黒の悪夢』ですが、SF映画『ファンタスティック・フォー：銀河の危機』（2007年）でもロンドンの巨大観覧車が外れるシーンがあります。『銀河の危機』の製作費は１億3000万ドルでした。</p>
<p>　今回のリニアが主舞台となる『緋色の弾丸』は、トム・クルーズ主演のアクション大作『ミッション：インポッシブル／デッドレコニング PART ONE』（2023年）を参考にしてみましょう。クライマックスで走行中の列車を大破させた『デッドレコニング』は、製作費2億9000万ドルでした。ハリウッドが『名探偵コナン』を実写化したら、とんでもない金額になることは間違いありません。</p>
<p>　劇場版『名探偵コナン』は、そんなハリウッド超大作級のエンタメ作品を毎年公開し続けているわけです。子どもの頃からコミックやテレビで親しんできたコナンたちがスクリーンで大活躍する姿は、親になって我が子を連れて映画館に通うようになったオールドファンにとっては感慨深いものがあるようです。</p>
大きな欠陥が問われる小学館のビジネスモデル
<p>　世代をこえて支持される『名探偵コナン』は、ブランド化されており、その人気はファンの期待を裏切らないことが前提となっています。家族で出掛けても、気軽にひとりで入っても、満足感を与えてくれる人気のファミレスか回転寿司みたいな存在でしょうか。毎年、話題の新メニューが発表されれば、常連客としては気になるのも当然でしょう。</p>
<p>　ファンとの信頼関係があってこそ、ここまでの大ヒットシリーズとなった『名探偵コナン』ですが、版元である小学館で不祥事が相次いでいるのが気になります。先週放送の『名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌』（2006年）の紹介記事で触れた「マンガワン」事件もそうですが、2023年にTVドラマ化された『セクシー田中さん』（日本テレビ系）では、原作者の芦原妃名子さんが放送終了後に自死を遂げるという痛ましい事件が起きています。</p>
<p>　2025年に出版された『ヘンなのはどっち？ 反社会学2.0 タレント性加害、原作改変問題を見極める』（さくら舎）は、『セクシー田中さん』問題に言及しています。芦原さんの背中を押して死へと追いやったのは、ネット上に無知で無責任な書き込みをした人たちだと明言した上で、小学館側にも問題があった可能性を指摘しています。</p>
<p>　漫画や小説の映像化はさまざまな契約が関わることから、専門知識や経験のある人物でなくては難しく、漫画の担当編集者が本業の片手間でできるものではないということです。小学館側のビジネスモデルに大きな欠陥があったのではないかと、『ヘンなのはどっち？ 』では述べられています。</p>
<p>　一ツ橋に巨大な自社ビルを構える小学館は、子ども向けの雑誌や書籍で歴史を重ねてきた老舗出版社です。「マンガワン」事件や『セクシー田中さん』事件は直接的に『名探偵コナン』の人気に影響を与えることはないにしても、小学館への読者の信頼が揺らぐことは『名探偵コナン』のブランド力も左右することになりかねません。</p>
<p>　小学生の江戸川コナンが高校生の工藤新一に戻るまで、まだまだ時間が掛かりそうです。『名探偵コナン』が無事に完結するためにも、小学館は淀んだ空気を一掃してほしいなと思う次第です。</p>
<p>「夢は叶うとは限らない」というリアル</p>
<p>（文＝映画ゾンビ・バブ）</p>]]></content:encoded>
		<pubDate>2026-04-01T17:05:35+09:00</pubDate>
		<category><![CDATA[カルチャー]]></category>
		<media:content url="https://cyzo.jp/wp-content/uploads/2026/04/20260401-cyzoonline-column-konan-pic01.jpg" type="image/jpeg" expression="full" width="1280" height="720"><media:description type="plain"><![CDATA[劇場版『名探偵コナン 緋色の弾丸』［DVD］]]></media:description></media:content>
	</item>
	<item>
		<title>大谷翔平の出禁騒動は言論弾圧!?　大手マスコミが報じない驚愕すべき事態</title>
		<link>https://cyzo.jp/cyzowoman/post_408817/</link>
		<guid>https://cyzo.jp/cyzowoman/post_408817/</guid>
		<description><![CDATA[下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る！ 　女優の満島ひかりが再婚を発表した。お相手は8歳年下のモデル・浅野啓介で同]]></description>
		<content:encoded><![CDATA[<p>下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る！</p>
<p></p>
<p>　女優の満島ひかりが再婚を発表した。お相手は8歳年下のモデル・浅野啓介で同時に妊娠も発表。40歳になった満島、かっこいい！　今後の俳優業もますます楽しみだ。　</p>
今週の女性週刊誌、注目記事ベスト3
<p>第786回（3／26〜3／31発売号より）<br />
1位「大谷翔平　『愛娘を守る』憤怒の出禁騒動」（「女性自身」4月14日号）<br />
2位「中居正広　本音キャッチ！『復帰するならダウンタウン松本さんと“街ブラ”がいい』」（「女性自身」4月14日号）<br />
3位「『なぜ、女性ばかり長蛇の列なのか』1人の“純烈追っかけ”の叫びが国会を動かした――『女性トイレは男性用より多く』が国交省規定ルールに！」（「女性自身」４月14日号）<br />
※ 「女性セブン」「週刊女性」は合併号休み</p>
大谷翔平のプライバシー問題への疑問
<p>　WBCでも浮上した大谷翔平のプライバシー問題。スーパースターの帰国で大フィーバーとなった日本だが、しかし大手マスコミは大谷と一緒に帰国した真美子夫人、そして昨年4月に誕生した長女について触れようとはしなかった。理由は大谷が家族の露出をよしとしていないからで、その禁を破ると出入り禁止になる危険性が高いからだ。</p>
<p>　しかしそんな状況下、プライバシーをめぐり大谷が激怒した一件について「女性自身」が報じている。記事によると、大谷が帰国時に利用する自宅マンション前で何日にもわたり“一部メディア”が取材を行い、そのため激怒した大谷が球団などに相談したというのだ。特に大谷は娘の写真を撮られることをとても嫌がっているという。</p>
<p>　確かに著名人とプライバシー、そして報道については長年多くの議論がなされてきた。多くの人々に多大なる影響力のある芸能人や著名人（準公人）のプライバシーは知る権利か否か。都合の良いプライバシーは切り売りして商売にする著名人だが、都合の悪い情報は隠すのは矛盾しているのではないか、などなど。</p>
<p>　こうした議論は時代とともに変遷してきた。ワイドショー華やかしき頃の昭和の時代は自宅での突撃なんて当たり前だったが、しかし徐々に個人情報厳守が叫ばれ、ネット社会になり、芸能マスコミへの風当たりが強くなり、メディアの多様性も失われていった現在、メディアが“マスゴミ”と嘲笑されるようになってしまった。</p>
<p>　そして現在、スーパースター大谷の“意に沿わない”プライバシーを報じようものなら世間からバッシングされ、そして大谷サイドからは取材禁止の出禁処分がなされる。ある意味で言論の自由を犯しかねない事態だと思うが、しかしメディア側を擁護する声は皆無だ。</p>
<p>　実際、2年前に大谷のロスの豪邸周辺を取材した日本テレビとフジテレビが大谷の逆鱗に触れて出入り禁止となったが、フジや日テレを擁護する声はなかった。議論さえほとんど行われなかった。</p>
<p>　だが、その結果どうなったのか。大谷のハワイ別荘をめぐる訴訟トラブルに関しても「女性セブン」がこれを報じるまで大手マスコミはスルーした。さらに今回の“一部メディア”による大谷宅マンション取材について激怒した大谷だが、「自身」によると、その後さらに驚愕すべき事態が起こっていたようだ。</p>
<p>「LAに戻ってきてから球団側はそのメディアと契約を結んでいたカメラマンの取材パスを取り上げ、出入り禁止状態にしたそうです」（LA在住ジャーナリストのコメント）</p>
<p>　はぁっ？　自宅マンションを張り込んでいたカメラマンならともかく、単に取材していたメディアと契約を結んでいたカメラマンを、である。大谷の自宅マンション取材とはまったくの無関係のカメラマン。しかし自宅取材したメディアと契約している、関係があるというだけの理由で出禁にする。相当なる横暴であり、見せしめ的言論弾圧といってもいい。</p>
<p>　しかし、大谷のこうしたメディア対応に関しても、大手マスコミは違を唱えることはない。そして大谷夫妻のプライベート、真美子夫人、家族について頑張って報じていたのは女性週刊誌ばかりだ。</p>
<p>　WBCで帰国した大谷が自宅マンションで親族に長女を初披露したことや、家族親族が集まり長女の初節句パーティが開かれたことなど、自宅マンションでの詳細を女性週刊誌はこぞって報じていたからね――ということは、マンションを張り込んでいた“一部メディア”って女性週刊誌ってことか？　もちろん「自身」も含む（笑）。</p>
中居正広、復帰への動き!?
<p>　性加害問題を引き起こし引退した中居正広だが、芸能界では復帰を望む声が根強いらしい。「女性自身」によると、医師でタレントの木下博勝、山田邦子などもラブコール、TBSや日テレなどかつてレギュラー番組があった局スタッフも中居に連絡を取っているという。</p>
<p>　いいのか、それで？　自身の威光、権力を笠に性暴力を振るったと認定された人間だ。きちんと説明もしていない。被害者は今も苦しんでいると言われているのに。</p>
<p>　だが、利害関係がある人間は、大人気だった中居を復帰させたいらしい。同じく性加害問題を起こした松本人志の関係者もそうだ。配信番組『ダウンタウンプラス』で復帰した松本だが、その会議で“街ブラ”企画に中居を出演させてはどうかという話があったらしい。なんと安易な。ダブル性加害という話題性、注目されたいだけの企画としか思えない。醜悪すぎる。</p>
<p>　でも、安心してください。「自身」記事によれば、多くの復帰オファーを中居は断り続けているらしいから。そんな中居を見て松本も『ダウンタウンプラス』への出演オファー申し込みをしていないらしいから。</p>
<p>　そして、なによりタイトルにある“復帰するなら松本と街ブラがいい”と言っているのは制作関係者の匿名推測コメントで、中居本人の肉声やコメントではないから。一安心。</p>
女性トイレの混雑に声を上げた純烈の追っかけ
<p>　知らなかった。女性トイレが混んでいる理由。女性のほうが使用時間が長いからだと勝手に思っていた。</p>
<p>　しかし、違ったらしい。声を上げたのはひとりの女性、純烈の追っかけで行政書士の百瀬まなみさんだ。倉敷駅のトイレで男女の便器数に差があることに気づいて以降、百瀬さんは全国のトイレを調べまくった。その数3年半で1,300!!　結果、女性用便器のほうが多かったのはたったの7％だったという。圧倒的に女性トイレの便器が少ない!!</p>
<p>　この調査がマスコミに取り上げられ、国会も動く事態に。そして今年3月、国交相が「女性用トイレの便器の数は男性以上」とするガイドライン案を取りまとめたという。素晴らしい。これを知ったら多くの女性が百瀬さんに感謝するはずだ。百瀬さん、ありがとう!!</p>]]></content:encoded>
		<pubDate>2026-03-31T20:10:47+09:00</pubDate>
		<category><![CDATA[サイゾーウーマン]]></category>
		<media:content url="https://cyzo.jp/wp-content/uploads/2025/11/20251127-cyzoonline-column-otanishohei-pic01.jpg" type="image/jpeg" expression="full" width="1280" height="720"></media:content>
	</item>
	<item>
		<title>高市首相と台湾問題、皇室論争まで——週刊誌が暴く日本政治の危機</title>
		<link>https://cyzo.jp/culture/post_408735/</link>
		<guid>https://cyzo.jp/culture/post_408735/</guid>
		<description><![CDATA[＜今週の注目記事＞ 1「高市首相が外務省文書から消した『台湾海峡』危機」（「週刊文春」4月2日号） 2「EVシフトで損失2・5兆円『ホンダ神話』を崩壊させた三部敏宏社長の十字架」（「週刊新潮」4月2日号） 3「米国イスラ]]></description>
		<content:encoded><![CDATA[

<p>＜今週の注目記事＞<br />
1「高市首相が外務省文書から消した『台湾海峡』危機」（「週刊文春」4月2日号）<br />
2「EVシフトで損失2・5兆円『ホンダ神話』を崩壊させた三部敏宏社長の十字架」（「週刊新潮」4月2日号）<br />
3「米国イスラエルVSイランで日本がサイバー標的に」（「週刊ポスト」4月10日号）<br />
4「スクープ入手　財務省が自民税調に差し出した『消費税礼賛』内部資料公開！」（「週刊ポスト」4月10日号）<br />
5「17歳女子高生の命を奪った反基地団体“雲隠れ船長の肉声”」（「週刊文春」4月2日号）<br />
6「岩屋毅前外相が明言『自衛隊派遣は法的にできない』」（「サンデー毎日」4月5日号）<br />
7「愛子さまと旧宮家男子ご結婚までの道筋」（「週刊現代」4月13日号）<br />
8「『愛子天皇』を封印した高市首相の言行不一致」（「週刊新潮」4月2日号）<br />
9「紀子さま警察との暗闘で悠仁さまに異変『近づかないで』」（「週刊文春」4月2日号）<br />
10「東証上場企業が指南する厚労省助成金“不正受給”」（「週刊文春」4月2日号）<br />
11「49歳からの認知症予防」（「週刊文春」4月2日号）</p>
<p>　いよいよ“球春”である。日米ともにプロ野球が開幕した。</p>
<p>　注目は今季からメジャーに移籍した村上宗隆と岡本和真の大砲。村上は神経の繊細さが危惧されたが、ホワイトソックスの村上宗隆はミルウォーキーでのブルワーズ戦に「4番・一塁」で出場して、デビューした開幕戦から3試合連続本塁打を打った。</p>
<p>　ブルージェイズの岡本和真はアスレチックス戦に「4番・三塁」で出場して、5打数1安打。3試合目には第1号を放っている。</p>
<p>　2人ともに上々の滑り出しだが、注目の大谷翔平は、ダイヤモンドバックスの3連戦で計8打数1安打。ホームランなし。</p>
<p>　まあ、彼のことだから心配はいらないが、今年は久しぶりの投打の二刀流が復活するので、ゆっくりとスタートしていく心構えなのだろう。</p>
<p>　シーズン終了後に、サイヤング賞とホームラン王を獲ることが大谷の夢だろうし、われわれファンの夢だ。</p>
<p>　身体もまた少し大きくなったようだし、パワーも全く衰えていないから、20勝、ホームラン50本は夢ではない。</p>
<p>　今年が最後のシーズンになってもいいから、二刀流神話を完成させてほしいと、外野の応援団の一人は考える。</p>
<p>　「永久不滅の大記録」。それができるのは大谷翔平しかいないのだから。</p>
<p>　さて、最初は文春の「49歳からの認知症予防」のお話。</p>
<p>　“生活習慣病の総合デパート”こと、記者歴20年の「オジ記者」が認知症外来専門医に弟子入り。認知症予防について真剣に考える新連載の第2回は、「認知症と血圧」を取り上げている。</p>
<p>　私のような年になると、周りの3人に1人は認知気味である。</p>
<p>　以前は「物忘れ」だと軽く考えていたが、そんなもんじゃなくなってきた。</p>
<p>　今自分がいった言葉を忘れる。電話を切った途端に相手が誰だったか思い出せない。</p>
<p>　さっきトイレに行ったのに、5分後にトイレに駆け込む。約束をしていても2時間来ないので、電話すると、「そんな約束をした覚えはない」と怒り出す。</p>
<p>　前に何回も見た映画を見直しても、全く覚えていないから、新鮮な心で見ることができるのは、認知気味の私の特権である。</p>
<p>　もはや、われわれが生きている世界は「認知症ワールド」。それはそれで楽しいものだが、いつ、濃い霧に包まれて身内の人間も忘れていくのか、そう思うと、ちょっぴり寂しい気はするが。</p>
<p>　その認知症にならないために49歳からしておくことを、1万人を診た専門医・内野勝行が解説している。</p>
<p>　私もそうだったが、40代で血圧が150を超えている人が危ないという。</p>
<p>　厚生労働省の「患者調査」（2023年）によれば、高血圧性疾患、いわゆる高血圧の総患者数は約1600万人。男女別の内訳を見ると、男性が約740万人、女性が約870万人。日本高血圧学会の推計では、高血圧予備軍や未受診の人まで含めると、その数、約4300万人にものぼるという。</p>
<p>　高血圧は、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞など、心血管疾患の原因になるだけでなく、認知症の発症リスクを著しく高めるというのである。</p>
<p>　3700人超のハワイ在住の日系人を長期観察した「ホノルル・アジア老化研究（HAAS）」によると、中年期（40〜60歳）において、上の血圧が120mmHg未満の人と比べ、120〜139mmHgの人は1.64倍、140mmHg以上の人は2.66倍もアルツハイマー型認知症をはじめとした認知症の発症リスクが高まると報告されているという。</p>
<p>　私は、30代の終わりごろ、初めて血圧を知り合いの医者に計ってもらったら220あった。</p>
<p>　以来、クスリを飲み続けていて、今は、上が130で下が60。この歳ではまあまあだと思っているのだが。</p>
<p>　しかし、降圧薬を長く続けているといけないようで、降圧剤は66歳までにやめたほうがいいらしい。</p>
<p>　また、塩分過剰摂取もアルツハイマー型認知症の発症原因になるリスクが大きいので、「天然の降圧剤」といわれる食事改善と運動をしなさいという。</p>
<p>　真にごもっとも。私も、48歳から始めたゴルフで、それまでなかなか下がらなかった血圧が180台から140台にまで落ちた。</p>
<p>　私は辛い物が好きだが、なるべく塩辛さではなく、赤・青トウガラシやカラシ等を使うようにしている。</p>
<p>　だが、浴びるように酒を飲んで来たから、今さら節制してもな……。</p>
<p>　女性は80歳を超えると半数ぐらいは認知症になるというデータもあるようだ。私は、認知症は天国からの贈り物だと考えるようにしている。</p>
<p>　だって、体も衰え、動くこともままならなくなれば、いくら年を取っていても情けなくなるのではないか。</p>
<p>　そうした思いをさせないために、静かに認知が進み、やがて、あの世とやらへ旅立っていく。</p>
<p>　それを「大往生」というのではないか。</p>
<p>　私もかなり認知が進んでいるようなので、とんでもないことを書いているかもしれない。</p>
<p>　編集長、原稿でおかしなところがあったら、バリバリ直してください。よろしくお願いします。</p>
<p>　お次も文春から。</p>
<p>　東証上場企業が国の助成金を「不正受給」して“儲ける”ビジネスをしているというのである。</p>
<p>　ライトアップ社という。</p>
<p>「ライトアップは、NTTからサイバーエージェントを経て独立した白石崇社長が設立し、『すべての中小企業を黒字に』をスローガンに経営支援を行っています。十八年には東証マザーズ上場、二十二年には上場区分再編でグロース市場に移行。現在、助成金に絡むAI活用研修事業で業績を飛躍的に伸ばしています」（IT業界関係者）</p>
<p>　文春は1本の録画映像を入手したという。その手口は……。</p>
<p>「〈助成金という制度を活用して、おそらく今、最も効率的に資金を調達できる方法だと思います〉中小企業の経営者を前に、一人の男性が流暢に話す。</p>
<p>〈要は、結果として数千万円近くの資金が自由に使えるようになるというお話です。この取り組みに名前を付けるとすると、『AI研修事業の立ち上げ支援』となっています〉</p>
<p>　男性の説明によれば、AI研修事業を始めるだけで国からの助成金が入り、なぜか財布が潤うというのだ。参加者が首を傾げると、自信ありげにこう答えた。</p>
<p>〈なんかおいしすぎないですか？　って言われるんですけど、僕もおいしすぎるとしか言えなくてですね〉」（文春）</p>
<p>　まるでねずみ講の勧誘のようではないか。経済部記者がこう語っている。</p>
<p>「目下、国が設ける助成金のメニューは多岐にわたります。そのうち、岸田文雄内閣が成長戦略の1つとして『国民の学びなおし』を掲げ、具体策として二○二二年十二月から始まったのが、人材開発支援助成金の中の『事業展開等リスキリング支援コース』です」</p>
<p>　人材開発支援助成金は厚労省が設け、社員研修などに必要な費用の一部を国が支援する制度。そのうち「事業展開等リスキリング支援コース」は、DXなど新たな技能の研修にかかった費用の一部（最大75％）を国が助成する。IT社会に適応する人材を育ててもらう狙いだ。</p>
<p>　今回は、この助成金がターゲットになっていたようだ。</p>
<p>〈私たちが今回ご支援していく研修事業の立ち上げについてご説明します。まず弊社ライトアップ、そして御社というのが我々と契約を結ばせていただく研修会社あるいは研修事業を立ち上げる会社です。そこに対して私たちいろんな支援をしていきます。（中略）助成金の申請もまるっと代行します。（中略）御社には（研修事業で）売上を立てていただいて、我々はそのうちの一部をロイヤリティ（権利料）としてお支払いをいただきます〉</p>
<p>　ライトアップ社が考えているスキームはこうだという。</p>
<p>（1）グループ企業の親会社に対して研修事業を立ち上げるよう提案。<br />
（2）親会社にライトアップから研修コンテンツ（動画）や視聴環境などを支援。<br />
（3）親会社は子会社に従業員1人あたり年額約100万円で研修を販売。<br />
（4）子会社は研修を受講し、親会社に支払った研修費用の一部（約70％想定）を国から助成金受給。<br />
（5）親会社は売上の一部をライトアップへの「販売ロイヤリティ」として支払う。</p>
<p>　つまり、研修の販売・購入をグループ内で行うことによって「資金が手元に残る」というのである。</p>
<p>　しかし、厚労省が定める助成金制度の大前提は、「事業主が研修に必要な費用を全額負担していること」だという。ところが、ライトアップ社が関与・指南することでお金が増えるというのだから、首を傾げざるを得ない。</p>
<p>　助成金制度に詳しい、坂の上社労士事務所の前田力也代表がこう指摘する。</p>
<p>「まず問題となるのが、グループ内取引を悪用した不合理な価格設定です。例えばライトアップから実質六百万円で研修コンテンツを仕入れ、それを横流しして二千万円でグループ内の子会社に販売すれば、『公金受給目的の価格吊り上げ』と断じざるを得ません」</p>
<p>　しかし、文春によれば、2025年9月末までの時点で、ライトアップのスキームに則って申請した企業は200社を超え、99％以上が受理されたという。</p>
<p>　国を騙して金を取る。その手伝いを上場企業がやっている。こりゃあ酷い！</p>
<p>　厚労省は、「個別事案に係る回答は差し控えますが、一般論として」と前置きしたうえで、こう答えている。</p>
<p>「本助成金においては、『事業主が訓練経費の全額を負担すること』が支給要件とされているため、申請事業主が実質的に訓練経費を負担していないと認められる場合には、不支給又は不正受給に該当します」</p>
<p>　私のような素人でも、このやり方はアウトだと思う。しかし、世の中には頭のいい奴がいるもんだな。</p>
<p>　さて、ここからは皇室特集3本立てだ。</p>
<p>　秋篠宮家は何かと世を騒がす週刊誌にとってはありがたい皇族だが、今回は秋篠宮家の長男・悠仁さんも絡んでいるというのである。</p>
<p>　以前から、秋篠宮は警察に対して「ソフト警備」を求めてきた。秋篠宮は国民生活に支障を来すのを諒とせず、仰々しい警備を退けてきたのだが、これに対し、次代の天皇を擁する皇嗣家を一層手厚く警備したい警察との間で“暗闘”が繰り広げられてきたという。</p>
<p>　そんな中で、文春によれば、秋篠宮家をめぐる衝撃の人事が公表されたのは、3月19日のことだったという。宮内庁担当記者がこう語る。</p>
<p>「皇宮警察で秋篠宮家を担当する護衛第二課長を務め、“皇宮警察のレジェンド”と称される門前光明氏が異動になったのです」</p>
<p>　現在50代半ばの門前は、平成時代に上皇上皇后の警衛を担当。ある事件を契機にして、天皇家の絶大な信頼を得たという。</p>
<p>「二○○三年夏、両陛下が視察のため北海道富良野市を訪れた際、移動中の車列が不審車両に妨害される事件が起こったのです。そのとき身を挺して不審車両の接近を防いだのが、白バイで護衛していた門前氏らだった。容疑者は公務執行妨害で逮捕され、北海道警は門前氏らに感謝状を贈呈。護衛のスペシャリストとして天皇家から絶大な信頼を得た門前氏は、その後、秋篠宮家の担当となり、佳子さまの警護を任されることになった」（宮内庁関係者）</p>
<p>　秋篠宮家にとっても、門前は格別な存在だったという。</p>
<p>「約二年前の夏、秋篠宮さまが地方公務に訪れた際、会場が蒸し暑かったことがあった。それを肌で感じた秋篠宮さまは門前氏に対して『ご高齢の方がいるので、もう少し会場を涼しくしたほうがいいのでは』と耳打ちされた。本来であれば、秋篠宮家付きの宮内庁職員である宮務官が対応すべきところですが、秋篠宮さまは信頼を寄せる門前氏に直接指示を出されたのです」（同前）</p>
<p>　そんな信頼を得ていた門前の秋篠宮家からの“離脱”の理由は？</p>
<p>「門前氏は定年が間近です。今回の異動はあくまで、彼の定年前に出世ポストを用意し、長年の貢献に報いるための人事です」（皇宮警察関係者）</p>
<p>　だが、文春によれば、この人事には衆目の一致する懸念があったというのだ。</p>
<p>「後任の護衛第二課長に適任者がいないことでした」（同前）</p>
<p>　護衛第二課は平成時代には天皇（当時の皇太子）の警衛を担当。19年5月の御代替わりを境に、皇太子に準ずる皇嗣となった秋篠宮一家を担当することになった。</p>
<p>「かつての護衛第二課長は警察庁キャリアのポストでしたが、秋篠宮家を担当することになって以降、門前氏のような皇宮警察プロパーの皇宮護衛官の定位置になった。ところが、今回は秋篠宮家に馴染む適任者が皇宮警察内におらず、結局、警察庁の若手キャリアであるA氏が就くことになったのです」（皇宮警察元幹部）</p>
<p>　その背景には秋篠宮家の厳しすぎる独自ルールがあるというのだ。</p>
<p>「秋篠宮ご夫妻はよく『皇室と国民との懸け橋になりたい』と仰います。そのため、できるだけ一般の人と同じ扱いをされたいと望んでおられる。具体的には、ご自身の視認可能な範囲内に警備担当者がいるのを嫌われます。そのため秋篠宮家では皇宮護衛官に『10メートル以内に近付かない』というルールを設けておられるのです」（同前）</p>
<p>　また、紀子妃の警備担当者への言動がきつすぎるというのである。</p>
<p>　文春（24年5月23日号）は、警察庁出身の職員が紀子さまから「あなたは国家公務員ではなく、使用人です」という強い言葉を投げかけられたと報じていた。これに関し、警察庁関係者は打ち明ける。</p>
<p>「元警視総監で、現在は皇嗣職トップの大夫を務める吉田尚正氏ですら、まるで“使用人”のような働きぶりなのです」</p>
<p>　こうした秋篠宮家の空気が、悠仁さんにも“伝染”しているというのだ</p>
<p>　今年、筑波大のある茨城県内で、事件が起こった。</p>
<p>「昨年2月、悠仁さまは鮫洲運転免許試験場で普通自動車の試験に合格されました。それからは大学生活の傍ら、しばしばご自分でハンドルを握り、運転を楽しまれています。現在通っている筑波大の近くの広い公道を運転することもあるといいます」（前出・皇宮警察関係者）</p>
<p>　そんなある日のこと。運転中の悠仁さんが、後方に停車していた一台の車両を発見した。実はこれは警衛のために定点配置された護衛車だったのだが、県内ナンバーの高級国産車であることをバックミラーで確認した悠仁さんは、ある行動に出たという。</p>
<p>「悠仁さまは車種などから、その車両が護衛車であると確信を持たれたようです。そこで護衛官に対し、『近づかないでと言ったじゃないですか』『過剰な警護はやめてほしい』と苦言を呈された」（同前）</p>
<p>　前出の皇宮警察関係者は「セオリー通りの警衛だったのに」と肩を落とす。</p>
<p>「どんな田舎道でも、十字路などのチェックポイントに車を配置するのは当然のこと。悠仁さまのご発言は上層部に報告が上がり、騒動となりました」（同前）</p>
<p>　あまり過剰な警備を好まない秋篠宮家だが、次の天皇になる悠仁さんに何かあったら警視総監の首が飛ぶだけでは済まされないため、徹底した警備をしたいというのは警察側としても譲れないところだろう。</p>
<p>　水面下の暗闘が、取り返しのつかない事態を招かないようにしてもらいたいものである。</p>
<p>　次は新潮から。</p>
<p>「安定的な皇位継承に向けた与野党協議が、4月にも再開されることになった。高市首相は今国会での皇室典範改正法案成立に意欲を見せているわけだが、まずはこれまでの経緯をおさらいしておくと、政府の有識者会議がまとめた『皇位継承策』が2022年1月、国会に示されたのを受け、24年5月から皇族数の確保について与野党協議が始まった。</p>
<p>『議論の対象は「女性皇族が婚姻後も皇室に残る」「旧宮家の男系男子を養子として迎える」の2案。額賀福志郎前衆院議長が主導して話し合いが続いてきましたが、いずれの案も各党間で見解の隔たりが大きく、意見集約には至りませんでした」（政治部デスク）</p>
<p>　だが、高市政権の誕生で事態が動き出しそうである。</p>
<p>　国会で3月16日、参院予算委員会で立憲民主党の蓮舫議員が、「世論は6割、7割、8割、愛子天皇を認めるという声がある」「女性天皇への法改正に歩みを進めることはあるか」と、高市首相に問った。これに対して、</p>
<p>「高市さんは有識者会議の報告に言及し、悠仁さままでの継承の流れをゆるがせにしてはならないという箇所を引用。この報告を尊重すると答弁し、併せて悠仁さま以降の継承を具体的に議論するには“機が熟していない”と述べたのです」（前出のデスク）</p>
<p>　議場で女性天皇に否定的な言動を繰り返した首相だが、かつては、</p>
<p>〈私は、女性天皇には反対をしていません。女系天皇に反対しているのです〉（「文藝春秋」22年1月号）と発言していたこともあり、SNSでは「裏切り」などと批判が相次いだという。</p>
<p>　しかし、よく知られていることだが、現行の皇室典範は1947年に施行されたが、それより前の旧典範が制定されたのも1889年と、明治に入ってからの新しいものである。</p>
<p>　そのときは、国際社会と伍していくためには「男性中心」の社会構造をつくる方が優先されたので、今とは時代が全く違った。</p>
<p>　国際社会から「女性差別の国」という烙印を押されている現在、愛子天皇が誕生すれば、そうした批判を受けなくなることは間違いない。</p>
<p>　時代に逆行している高市首相の発言は、批判されてしかるべきである。</p>
<p>　新潮はこう書いている。</p>
<p>「女性天皇を望む声が高まっているのは前述した通り。言行不一致の形でこうした声に背を向けているのが女性初の首相というのもまた異な取り合わせである。とはいえ、仮に8割の民意を蔑ろにするのであれば、無傷では済むまい」</p>
<p>　私が案じているのは、高市首相が支持率低下したとき、それを今一度上げるために「愛子天皇」擁立をいい出すのではないかということである。</p>
<p>　天皇の政治利用は絶対やってはならない。</p>
<p>　それに、一番大事にしてほしいのは愛子さんの気持である。彼女ももう結婚適齢期である。彼女の思い願っている人生を生きてほしい。</p>
<p>　今、高市政権のやるべきことは、「愛子さんのホンネを探ること」である。その上で、政府も国民も、愛子さんを助けるために手を差し出すべきである。</p>
<p>　お次は、愛子さんの結婚相手についてこう考察している現代から。</p>
<p>　皇室典範が改正され、旧宮家の男系男子を養子として迎えるということができるようになる。</p>
<p>　もはや一般男子になった旧宮家の結婚適齢期の男子たちが、皇族復帰にためらうのではないかという心配もある。だが、現代によると、旧宮家の男系男子には10代が5人、20代前半が2人いるそうでが、そのうちの数名に保守派議員が接触したところによると、そのうち数名は養子案を必ずしも否定していないという。</p>
<p>　だが、保守派議員がいうには、愛子天皇、すなわち男系女性天皇を認めてしまうと、生まれてくる子供は女系になる。もし愛子さんに男の子が生まれたとき、今度は女系男性天皇を認めるか否かの議論になりかねない。愛子さん一代限りでというのが保障されない限り、女性天皇には賛成できないようだ。</p>
<p>　現代によれば、そうした反対論者さえも納得させる策があるというのだ。</p>
<p>　皇族となった旧宮家の男系男子が愛子さんと結婚し、愛子さんが天皇になるという案である。</p>
<p>　こうすれば生まれた子供は女系であると同時に男系でもあるから、保守派も納得させることができる。</p>
<p>　賀陽家に2人の男子がいる。年齢はどちらも30歳前後だそうだ。</p>
<p>　もし、そのどちらかと愛子さんが結婚するとしても、皇室典範を大幅に改正しなくてはならなくなるそうだが……。</p>
<p>　時代に翻弄され、望まない結婚をさせられるのであれば、愛子さんは、哀れな犠牲者となるかもしれない。</p>
<p>　天皇皇后はどう考えているのだろうか。</p>
<p>　さて、トランプ大統領の“狂気”とも思えるイラン攻撃は、泥沼状態になりつつあるようだ。</p>
<p>　トランプは訪米した高市首相に、ホルムズ海峡に自衛艦を派遣してほしかったようだが、表向き、高市首相は日本憲法の制約上、「それはできない」と断ったといわれるが、真相は闇である。</p>
<p>　サンデー毎日は石破政権で外相を務めた岩屋毅に意見を求めている。</p>
<p>　その一部を紹介しよう。　</p>
<p>――戦争への法的評価は？</p>
<p>「前外相として断定的に言うのはどうかとは思うが、国際法を逸脱している恐れは高い。ただ、今それを巡って法的評価の議論にエネルギーを注ぐことが適切だとも思わない。</p>
<p>――艦船派遣要請には？</p>
<p>「法的根拠のない自衛隊の派遣はできないし、すべきではない。安倍晋三政権の時に作った安保法制の枠組みで言うと、集団的自衛権行使ができる存立危機自体はどうかというと、日本経済に深刻な影響を及ぼしつつあるが、わが国の存立を脅かすというまでの認定はできない。また、後方支援ができるという重要影響事態も、認定は難しい。自衛隊法上の海上警備行動もあるが、戦闘継続海域に自衛隊の艦船を、警察権しか行使できない状態で出すのは適当ではない。イラン側からは参戦とみられるだろう」</p>
<p>「防衛省設置法4条（所掌事務の遂行に必要な調査及び研究を行うこと）を根拠にした情報収集活動という手があるが、離れたところから日本艦船の航行の安全を確認することはできるが、今のホルムズ海峡に適合する行動類型とは思えない。そうしてみると法に基づいた自衛隊艦船の派遣はこの局面では難しい」</p>
<p>　至極真っ当な意見だが、こういう考えをする人間の意見を、高市首相は聞き入れないのだろうな。</p>
<p>　次は、沖縄の辺野古基地を見学に来て、波にのまれた17歳女子高生死亡事件を追った文春の記事。</p>
<p>　事件が起きたのは3月16日午前10時ごろだったという。</p>
<p>　沖縄県の辺野古沖で2隻の船が転覆した。乗っていたのは京都から来た18人の高校生。文春によれば、船の名前は「平和丸」と「不屈」、反米軍基地団体の“抗議船”だったという。</p>
<p>「事故が起きたのは、沖縄県名護市の辺野古沖。研修旅行中の同志社国際高校の2年生18人が分乗した小型船2隻が相次いで転覆したのです。先導していた『不屈』が、浅瀬のリーフ（サンゴ礁）付近で高波を受けて転覆した。救助に向かおうと接近した後続の『平和丸』も約2分後に転覆。『不屈』の船長、金井創さん（71）と、『平和丸』に乗っていた女子高校生の武石知華さん（17）が死亡しました」（地元記者）</p>
<p>　気象庁は当時、波浪注意報を出していたという。</p>
<p>「この時期は海がよく荒れますよ。本土で言う『春一番』が吹くんです。さらにリーフのところなんて危なくて漁師は近寄りませんよ」（地元、名護漁協トップの安里政利組合長）</p>
<p>　第11管区海上保安本部は20日、業務上過失致死傷などの疑いで、船を運航していた団体の関係先を家宅捜索したという。</p>
<p>　事故に巻き込まれた同志社国際高校との接点はどのように生まれたのか？</p>
<p>「同志社国際は京都府京田辺市に立地し、『帰国子女の受け入れを主たる目的として設置された学校』で、現在は全生徒の約三分の二が帰国子女です。亡くなった武石さんもそうでした。生徒に日本の歴史や平和教育を知ってもらおうという趣旨で、二年生は年間を通じて沖縄について学ぶ。研修旅行はその集大成だったようです」（学校関係者）</p>
<p>　母体は同志社大学と同じくキリスト教主義学校だそうだ。</p>
<p>　金井創船長は沖縄県ではなく北海道岩内町の出身だという。</p>
<p>「早稲田大を経て日本キリスト教団富士見町教会（東京）の副牧師などを務めた。辺野古の抗議活動に参加するようになったのがきっかけで沖縄に縁ができた。○六年からは、沖縄県南城市の日本キリスト教団佐敷教会で牧師をしていました」（金井さんの知人）</p>
<p>　金井は2024年、衆院沖縄一区に共産党から出馬した赤嶺政賢に応援メッセージを寄せていたそうだ。</p>
<p>「金井氏は平和教育にも人一倍熱心で、一九年にはコーディネーターとして参画した平和学習の取り組みが沖縄県の『第一回ちゅらうちなー草の根平和貢献賞』を受賞。表彰式では玉城デニー知事と写真撮影をしています」（同前）</p>
<p>　文春は、反対協側は「無償のボランティア」といっているが、実態はカンパという名目で事業収入を得ていたのではないかという。</p>
<p>　また、</p>
<p>「船に乗客を乗せたり案内したりといった運送を行う場合に必要な『一般不定期航路事業』への登録について、反対協側は『ボランティアで、事業ではないから』という理由で無登録だったと明かしたのです。でもこれは有償、無償を問わず登録が義務付けられています。登録業者は安全管理規定の策定や出航判断基準の明記も義務付けられ、これらを怠れば海上運送法違反の可能性がある。国土交通省は運航実態を調査する方針です」（前出・記者）</p>
<p>　確かに、女子高生と船長が亡くなるという痛ましい事故だが、高校生たちが辺野古の基地反対運動を見学して、沖縄について考えることとは切り分けて考えるべきではないか。</p>
<p>　このようなことが二度と起きないように、どうしたらいいのかが重要なので、これを「反対運動の奴らが勝手なことをやったから事故が起きた」などと、短絡的に結びついけ、国や米軍べったりの主張ばかり垂れ流すことは慎むべきである。</p>
<p>　事故の直接的な原因となった「平和丸」の船長は逃げ隠れしないで、出てきて、説明をすべきである。</p>
<p>　女子高生や「不屈」の船長には哀悼の意を表するとともに、これで基地反対運動が腰砕けにならないように願う。</p>
<p>　これからポストの特集2連発。</p>
<p>　最初は、高市早苗政権が掲げる「食料品の消費税率ゼロ」などの減税策に対し、財務省が水面下で「減税つぶし」を仕掛けているという特集。</p>
<p>　ポストは自民党税制調査会（税調）の非公開小委員会（2026年3月6日開催）に、財務省などが提出した内部資料を独占入手したという。</p>
<p>　この内部資料は、高市首相が進める「消費税減税」の議論を、実質的に「減税反対・増税維持」へと誘導するためのロジックを詰め込んだものだというのである。</p>
<p>　当該の資料には、消費税減税を阻止し、現行制度や将来的な増税を肯定するための「仕掛け」が施されていた。</p>
<p>　減税を議論すべき場であるのに、資料では逆に「消費税がいかに安定した財源であるか」「社会保障の維持に不可欠であるか」といった増税のメリット（効用）が列挙してあるというのだ。</p>
<p>　さらに、小売業界の意見として「レジシステムの改修に多大な時間がかかる」「現場が混乱する」といったネガティブなものを強調し、減税の現実味を奪う構成になっている。</p>
<p>　直接的な減税ではなく、低所得者に現金を配る「給付付き税額控除」の議論へ誘導し、財務省にとって、税率を下げずに管理権限を維持できる都合の良い代替案（時限爆弾）だと指摘している。</p>
<p>　自民党税調の「インナー」と呼ばれる財務省に近い有力議員たちが、非公開の場でこれらの資料をもとに減税慎重論を形成していくように誘導しているようだ。</p>
<p>　財務省は巧妙に、「減税は年金世帯の負担増につながる」といった、一見すると弱者を守るような論理を構築し、首相の公約を骨抜きにしようとしているというのである。</p>
<p>　財務省のバックには財政規律派の大ボス、麻生太郎がいる。</p>
<p>　高市首相は、増税派の“ラスボス”と呼ばれた宮沢洋一税制会長を更迭して、旧岸田派の小野寺五典などを入れ、一新はしたが、多くは高い専門性がなく、財務省のいいなりに食品の消費税減税導入は難しいとの「結論」へと導かれてしまうのではないか。</p>
<p>　ポストは、高市首相が増税マフィアの動きを阻止し、早く食品の消費税減税の結論を出せと恫喝しないと、財務省を中心とした増税マフィアたちにしてやられるかもしれないと見ている。</p>
<p>　次は、イランを攻撃しているイスラエルとアメリカが駆使しているのは「サイバー攻撃」だが、イラン側も能力は落ちるようだが、サイバー攻撃を仕掛け、そのとばっちりは、沖縄米軍事基地を持つ日本にも及ぶと、国際ジャーナリストの山田敏弘が警鐘を鳴らしている。</p>
<p>　山田によると、イランはホルムズ海峡を機雷で封鎖などといっているが、米軍のジャミング（妨害電波）の影響で衛星測位システムの正確な位置を取得できていないため、効果的に機雷を配置するのは難しいだろうといっている。</p>
<p>　今回のイラン攻撃は、史上もっとも複雑なかたちでテクノロジーが力を発揮した戦争だという。</p>
<p>「その象徴的な出来事が、2月28日朝の大規模攻撃だ。ハメネイ師やイスラム革命防衛隊の幹部らが標的となり、1分間で約40人が死亡した。</p>
<p>　F15戦闘機が発射したミサイルが敵の指導者の命を奪ったことになるが、注目すべきは、そこに至る準備だろう。</p>
<p>　ロシアによるウクライナ侵攻しかり、現代の軍事行動にはサイバー攻撃が先行するのがセオリーだ。そのターゲットは2つあり、1つは防空網、もう1つはコミュニケーション網である。</p>
<p>　防空網については昨年6月、米国がイランの核開発拠点にミサイルを打ち込んだ際、ロシア製のS-300長距離地対空ミサイルのほとんどを破壊している。</p>
<p>　他方、コミュニケーション網では、米国とイスラエルは、多層的なサイバー攻撃を仕掛けていた。</p>
<p>　相手に悟られずに敵のインフラやネットワークへ侵入するハッキングには高度な技術が不可欠だ。米軍傘下の国家安全保障局（NSA）や、イスラエル軍の情報部隊として知られる8200部隊は、そうした分野の専門家を多数抱えており、今回の攻撃以前からイラン国内の携帯電話網や監視カメラのネットワークに侵入していたとされる。通信傍受などから得られるインテリジェンスを活用する工作は、シギント（通信信号を分析する諜報活動）と呼ばれる。これにヒューミント（人間を介した工作活動）を組み合わせ、イラン指導部の動きを立体的に把握した。</p>
<p>　どの幹部がいつ標的の建物に入るかに加え、車や運転手を特定し、運転手の自宅から動きまで掴んでいたのだ」（山田）</p>
<p>　私が知っている「ベトナム戦争」とは全く違う戦争になっているのだろう。</p>
<p>　山田は、日本の沖縄米軍基地からも戦闘機がイランに飛び立っているので、いつ日本もイランのサイバー攻撃を受けるかわからないという。</p>
<p>　米国頼みにならないで、日本独自の体制を構築していくのが不可欠だというが、もう手遅れではないか。</p>
<p>　せいぜい、日本はイランの友好国だといい続け、狙われないようにするしかない。私はそう考えている。</p>
<p>　さて、あのホンダがEV車からの撤退で、1957年の上場以来、初の赤字転落になると新潮が報じている。</p>
<p>　2026年3月期の連結最終損益が最大で6900億円の赤字になる見通し。会見で三部敏宏社長(64)は、「責任は私にある。断腸の思いだ」と語り、社運をかけたEVシフトを事実上撤回する形になった。</p>
<p>　三部は21年4月に社長に就任すると、脱エンジンを掲げ、2040年までに新車販売をEVとFCV（燃料電池車）のみにすると宣言した。しかし、第二次トランプ政権の誕生によって目算が狂ったようだ。</p>
<p>「バイデン前政権が進めたEV購入者への税制優遇措置を廃止、排出ガス規制も緩和するなど、EV普及に逆風となる政策が次々と打ち出されたのです。今回、開発中止となった3車種は、ホンダのEV戦略の中核を担うモデルで、主力の北米市場での大幅な生産体制の見直しを迫られました」（全国紙経済部デスク）</p>
<p>　世界販売台数1132万台のトヨタに対し、ホンダは352万台。グローバル市場では中堅メーカーに過ぎないホンダが生き残りを図るには、1つの先端分野にリソースを集中投下するしかないとの判断があったようだ。</p>
<p>　だが、自動車評論家の国沢光宏はこう叩き切る。</p>
<p>「EVシフトだけでなく、三部社長の戦略はことごとく失敗に終わっているのが現実です。鳴り物入りで設立したソニー・ホンダモビリティーは目立った成果を上げておらず、1兆7000億円というホンダとしては、過去最大規模の投資となるカナダのEV新工場も、昨年、計画の延期が発表された。EV用電池についても、世界の主流は安くて寿命の長いLFP（リン酸鉄リチウムイオン）ですが、ホンダは高価で寿命も限られ、発火の危険すらある3元系リチウムにこだわっています」</p>
<p>　二輪車部門は好調なのだ。そのため二輪車部門からは、「俺たちが稼いだ金を四輪が食い潰している」などの批判が止まないようだ。</p>
<p>　先の国沢がこう語る。</p>
<p>「これだけ失敗を繰り返しながら、自身の処分については、“3ヶ月分の報酬を30%返上する”と発表しただけ。“これで責任を取ったと言えるのか”と社内には怒りの声が渦巻いています。ホンダ復活の第一歩は、三部社長が退くことから始まると言っていい。彼がトップにとどまる限り、傷口は広がり、会社そのものが傾きかねません。“技術のホンダ”神話を崩壊させた十字架は、三部社長ひとりが背負うべきものです」</p>
<p>　あのホンダがEVで躓くとは。本田宗一郎も泣いているだろう。</p>
<p>　今週の最後の特集は、文春が報じている、トランプ大統領と高市首相が会談した際、出ていた「台湾海峡」危機事態についての個所が削除されていた問題。</p>
<p>　読めば読むほど、高市首相が嫌いになる。</p>
<p>　米国とイスラエルがイランとの間で激しい軍事的応酬を繰り広げる中、3月19日、日米首脳会談が始まった。</p>
<p>「当初、日本側はトランプ大統領の訪中に先立ち、米国と対中政策や台湾問題について認識をすりあわせる予定でした。ただ、イランへの攻撃によって封鎖されているホルムズ海峡への自衛隊派遣といった“難題”が要求される可能性があり、高市首相にとっては難しい局面となりました」（政治部記者）</p>
<p>　ところが、蓋を開けてみればトランプ氏から「ホルムズ海峡の航行の安全に関する貢献」は要請されたが直接的な要求はなかったといわれる。</p>
<p>　そのため、政府関係者は軒並み「成功」と胸を撫でおろし、自民党内では「120点だ」と大喜びする幹部までいた。</p>
<p>　だが、文春によれば、そうではなかったようという。</p>
<p>　初っ端から、高市首相は9分も遅れたそうだ。</p>
<p>「午前十一時丁度にホワイトハウスに到着する予定でしたが、実際の到着時刻は十一時九分。しかし首相は遅刻を詫びることなく、トランプ氏の差し出した手をかわし、いきなり抱きついてハグしたのです」（全国紙のワシントン特派員）</p>
<p>　その上、高市首相はかつて「米連邦議会立法調査官」だったと経歴に記していて、英語は得意なはずだが、会談冒頭、いきなり躓いてしまったという。</p>
<p>「首相がたびたび言葉に詰まり、トランプ氏から『素晴らしい通訳がいる』と助け船を出された。米国の記者団から矢継ぎ早に質問が飛んできた際も、トランプ氏から『（質問内容が）分かりますか？』と気遣われていました」（同）</p>
<p>　会談時間は約1時間半。その後はトランプ主催の夕食会に招かれ、日本語でのスピーチも披露したが、</p>
<p>「高市首相は日本と米国を『最強のバディ』と表現しましたが、米国で“バディ”という単語はインフォーマルなもの。いわば若者が“マブダチ”と言っているようなもので、適切な表現とは言い難い。一方でトランプ氏の息子の誕生日を外務省に調べさせ、お祝いの言葉を述べて場を和ませた。彼を“イケメン”と称して笑いを誘っていましたが、アドリブでしょう」（同）</p>
<p>　会談で「世界中に平和と繁栄をもたらせるのはドナルドだけ」と日本人の多くが赤面するほどのおべっかを使い、夕食会でもトランプを持ち上げ続けた高市。</p>
<p>　しかし、会見でテレビ朝日の千々岩森生記者が、「なぜ日本などの同盟国に軍事攻撃を事前に知らせなかったのか」と質問すると、トランプ氏は冗談交じりにこう答えた。</p>
<p>「日本ほど奇襲に詳しい国はないだろう。（日本は）なぜ真珠湾攻撃を知らせてくれなかったんだ？」</p>
<p>　この時はさすがに、高市首相も気まずい表情になった。</p>
<p>　会談直後、ひとり報道陣に対応したのが、尾﨑正直官房副長官だった。</p>
<p>　雄弁だった彼が突然言葉を濁したのは、台湾に関するこんな趣旨の質問が出た際のことだったという。</p>
<p>「昨年、石破茂前首相が会談した際には、その後の日米共同声明に『台湾海峡の平和と安定を維持する』といった文言が載っていました。今回もそうした枠組みの中で米国と議論は行われたのでしょうか」</p>
<p>　尾﨑氏は、こう返したという。</p>
<p>「現時点では、詳細については控えさせて頂く」</p>
<p>　だが、文春によると、日米首脳会談後にホワイトハウスが公表した「ファクトシート」と、日本の外務省が公表した文書を見比べると、明らかに“異変”が起きていることが分かるというのである。</p>
<p>　ファクトシートには、地域安全保障の強化についてこう記されているという。</p>
<p>「両首脳は台湾海峡の平和と安定が、地域の安全保障と世界の繁栄に不可欠な要素であることを確認した」</p>
<p>　だが3月19日、日本の外務省が発表した文書には“台湾”の「た」の字も記載されていないのだ。</p>
<p>　これまで台湾に関する文言は、2024年4月の岸田元首相や、21年の菅義偉元首相が行った会談後に出された「日米首脳共同声明」には記載されていた。にもかかわらず、今回に限って台湾への言及が日本側文書から消されているというのだ。</p>
<p>　高市首相は“親台派”で知られ、頼清徳総統と昨年4月に会談していた。頼総統が高市の総裁就任を祝福するメッセージを送ると、高市もSNSに「重要なパートナーであり、大切な友人です」と投稿していたほど“親密”なようだ。</p>
<p>　元防衛副大臣で首相補佐官（国家安全保障担当）の経験もある長島昭久衆院議員もこう首をひねる。</p>
<p>「日米共同声明を出していないので、両国間で多少の齟齬があることは分かります。ただ、それにしても台湾に関する文言が一切記載されていないのは、なにがしかの意図があるはずです」</p>
<p>　英紙『フィナンシャルタイムズ』（FT）のワシントン特派員のディミ・セバストピュロがこういう。</p>
<p>「菅氏がワシントンを訪問した際、日本メディアは共同声明に盛り込まれた“台湾海峡の平和と安定”との文言に関して大々的に報じていたのを覚えています。昨年の高市氏の台湾に関する発言に対する中国政府の反応を考え、中国との関係をこれ以上悪化させたくなかった可能性がある」</p>
<p>　文春は、高市首相はこの問題について、トランプ大統領と話したかったはずだったという。</p>
<p>「会談で高市首相が時計を4回もチラチラ見たのは、記者がいないところで対中関係について話し合いたかったから。『記者はまだいるの？』と聞いていた」（前出・ワシントン特派員）</p>
<p>　トランプは会談で日中関係は「少しギクシャクしているようだ」と述べ、今度習氏に会ったら「日本の良いところを話す」とリップサービスした。それだけ日本側が中国との関係について、トランプ氏に相談していたということだろう。</p>
<p>「『台湾海峡の安定』について言及するということは、裏を返せばいまは危機的状況にあるということ。首相は対中関係に悩んでおり、出来るだけ刺激したくない。そこで、外務省文書の中から『台湾』に関する文言を最終的に消したのです」（外務省関係者）</p>
<p>　文春は、先の尾﨑を電話で直撃した。するとこう答えたという。</p>
<p>――米国の文書には「台湾」という言葉があるが、日本の文書にはないのはなぜか。</p>
<p>「日本側はそれ（発表文）の段階では外交の詳細については詳らかにしないというのがありまして。米国側は米国側の判断で、ファクトシートの中にそういうものを入れたんだと思います」</p>
<p>――台湾について議論があったことは否定しない？</p>
<p>「ということになります」</p>
<p>イラン情勢は時々刻々と変化し、物価高対策は進んでいない。多数に胡坐をかいていられるのは、あと何日か？</p>
<p>高市首相の終わりの始まりが、すぐそこまで来ている。<br />
（文中一部敬称略）<br />
（文＝元木昌彦）<br />
</p>]]></content:encoded>
		<pubDate>2026-03-31T11:44:29+09:00</pubDate>
		<category><![CDATA[カルチャー]]></category>
		<media:content url="https://cyzo.jp/wp-content/uploads/2025/10/20251007-cyzoonline-interview-SanaeTakaichi-eyecatch.jpg" type="image/jpeg" expression="full" width="1280" height="720"><media:description type="plain"><![CDATA[高市早苗（写真：GettyImagesより）]]></media:description></media:content>
	</item>
	<item>
		<title>「最近は激シブ系にハマっています」――昭和ラブホ愛好家＆Z世代のゆななが語るラブホテルの栄光と衰退</title>
		<link>https://cyzo.jp/culture/post_408593/</link>
		<guid>https://cyzo.jp/culture/post_408593/</guid>
		<description><![CDATA[　全国各地の昭和時代に建てられたラブホテル（昭和ラブホ）を205軒巡り、客室やポートレートを撮影している平成生まれの昭和ラブホ愛好家・ゆななさん。 　回転ベッドや壁一面の鏡張りなど、現在は新設が難しい意匠が施された昭和ラ]]></description>
		<content:encoded><![CDATA[

<p>　全国各地の昭和時代に建てられたラブホテル（昭和ラブホ）を205軒巡り、客室やポートレートを撮影している平成生まれの昭和ラブホ愛好家・ゆななさん。</p>
<p>　回転ベッドや壁一面の鏡張りなど、現在は新設が難しい意匠が施された昭和ラブホの魅力に取り憑かれ、今年1月には2冊目の著書となる『昭和ラブホへ、20代女子がひとりで巡った205軒』（二見書房）を上梓した。</p>
<p>　湿度高めのサブカルチャーなテーマながら、SNS総フォロワー数は現在約10万を数える彼女。Z世代女子が、コストを度外視したバブル時代の豪奢な昭和ラブホにハマる心理などを聞いた。</p>
<p>高円寺再開発に無力無善寺の店主が断固拒否</p>
昭和ラブホで“お姫様気分”を味わう女たち
<p>――ゆななさんは2018年、大学4年生のときに昭和ラブホ巡りを始めたそうですね。</p>
<p>ゆなな　高校生の頃から純喫茶などのレトロなスポットが好きで、大学では吉原遊郭についても勉強していました。通っていた大学が渋谷に近かったので、円山町のホテル街も比較的身近だったんです。そんなあるとき、インターネットを見ていたらスペースシャトル型のベッドがある昭和ラブホを見つけて、「まだこんな場所があったなんて！」と身体中に電流が走りました。まずは都内にある昭和ラブホから攻めていこうと、蒲田にある“全部屋・鏡張り”が売りの「ホテル ニューアリス」へ足を運びました。</p>
<p>――まだ現役で営業している昭和ラブホが都内にもあるんですね。</p>
<p>ゆなな　都内ではかなり珍しいです。すぐにひとりでそのラブホを訪ねて、写真を撮りまくってSNSに投稿しました。それがきっかけで昭和ラブホの沼にハマりました。回転ベッドやエアシューターなど、今の時代にはない設備が私にはとても新鮮で、むしろ新しいものに感じたんです。特にバブル時代は、1部屋に何千万円もかけたラブホもざらにあって、良い意味でのバカバカしさに惹かれました。</p>
<p>――身も蓋もないですが、どれだけ贅沢で手の込んだ内装でも、結局、部屋の中でやることは同じという気もしますが……。ゆななさんのSNSは、同世代の若者や女性のフォロワーも多いのでしょうか？</p>
<p>ゆなな　インスタグラムは6対4くらいで男性が少し多いですね。年齢層は20代から50代まで、本当に幅広いです。</p>
<p>――女性は昭和ラブホにどんな魅力を感じるのでしょうか。よく“非日常感”と言いますが、男女で違いはありますか？</p>
<p>ゆなな　人それぞれですが、「天蓋ベッドだとお姫様気分を味わえる」「お城みたいな外観のラブホにときめく」という女性のフォロワーさんは多いです。千葉県・柏にはロココ調の部屋をコンセプトにした、総工費36億円の「ホテル ブルージュ」というホテルがあるのですが、そこは本当にお姫様気分を味わうのにぴったりですね。</p>
<p>――ベルサイユ宮殿のような世界観に浸れて、しかも手頃な価格で泊まれる施設となると、確かにラブホくらいしかないかもしれません。</p>
<p>ゆなな　世界観を崩さないようにエアコンも埋め込み型を採用していたり、椅子などの家具や調度品も手彫りだったりして、“映える”ラブホです。電話がダイヤル式の白電話だったりと細部まで作り込まれているので、コスプレイヤーの撮影にも人気がありますし、映画のロケにも使われています。</p>
昭和のラブホはコスト度外視？ エアシューター絶滅も危惧



<p>――昭和ラブホは1985年の新風営法以前に建てられ、大きな改装がされないまま往年の雰囲気を残している施設と定義されることが多いですが、そもそも回転ベッドはなぜ規制されたのでしょうか？</p>
<p>ゆなな　設置の基準が難しくなり、それを面倒に感じた経営者は回転ベッドを撤去したようです。あとは従業員の方が巻き込まれたり、挟まれたりする事故が昔は多かったそうです。それに、掃除やメンテナンスの手間が大きく、経営的にも非効率なので、回転ベッドも全面鏡張りの部屋も激減していきました。鏡張りの鏡が割れて取り替えるだけでも数十万円単位のお金がかかるらしいのですが、その割には2時間休憩で3000円くらいと、滞在費は安いですからね。</p>
<p>――なるほど。今の時代の経営感覚だと、エアシューターの代わりに自動精算機やキャッシュレスを導入して、コスト削減を図りますよね。</p>
<p>ゆなな　エアシューターもどんどん取り壊されています。</p>
<p>――ビジネスホテルは部屋の仕様を統一して効率化していますが、個性の違う部屋を用意しているラブホだと、さらに手間がかかりそうです。</p>
<p>ゆなな　千葉市に「ファミー」という、お城の外観をした昭和ラブホがあるのですが、中華風の部屋や中世の宮殿のような部屋など、さまざまなタイプの部屋があります。最近の昭和ブームの影響もあって、あえて昭和レトロにこだわった部屋もありますね。</p>
<p>――新刊『昭和ラブホへ、20代女子がひとりで巡った205軒』では「王道系」「ゴージャス系」「激シブ系」「ギミック系」に分類して紹介されています。ゆななさんはやはりバブリーなゴージャス系がお好きなんですか？</p>
<p>ゆなな　もちろん全部好きなんですが、最近はけっこう激シブ系にハマっています。激シブ系というのは極端に好き嫌いが分かれるんですよ。SNSに載せても「豆タイルは無理！」みたいな引用ポストをされたりします（笑）。<br />
――昭和の良くない部分も含めての魅力ですよね。同じ令和の時代には再現できない“夢の空間”でも、激シブ系はより上級者向けというか……。</p>
<p>ゆなな　ステンレスのバスタブや和式トイレも普通にありますし、友達に昭和ラブホが好きと言うと「普通に新しいほうがよくない？」と言われることも正直多いです（笑）。</p>
<p>――純喫茶が好きでも、トイレはウォシュレットのほうがいいですしね。</p>
<p>ゆなな　今回の本では、巡ってきた205軒の中からおすすめできる昭和ラブホを掲載しています。昭和レトロやバブリーな雰囲気に浸れることに加えて、接客対応や清潔感なども含めて安心して利用できるところを念頭に選びました。ただ、激シブ系の中には、人によっては宿泊利用が難しいと感じるようなホテルもあるかもしれません。</p>
朝食バイキング付き・子連れOK！ 自由すぎる台湾ラブホ



<p>――インバウンドの文脈で日本独自のサブカルが見直されることも多いですが、日本のラブホ文化は海外でも再発見されているのでしょうか？　テレビなどのマスメディアでは少し扱いにくいテーマという印象もあります。</p>
<p>ゆなな　私のフォロワーさんに関して言えば、ほとんどが日本人ですね。でも、この間、大きなスーツケースを持った外国人観光客のグループが、渋谷のラブホから出てくる場面を見かけたことはあります。「Booking.com」に掲載されているラブホもあるので、あまり意識せず宿泊施設として利用されているのかもしれません。</p>
<p>――そもそも世界にラブホという文化は存在しないのでしょうか？</p>
<p>ゆなな　特に台湾ではラブホ文化が盛んです。前著『回転ベッドを追いかけて』（hayaoki books）でインタビューさせていただいた、回転ベッドの考案者・亜美伊新（あみい・しん）さんは、台湾の設計士から「日本のラブホを参考にしてもいいか？」と聞かれたことがあると語っていました。実際に行ったことがあるのですが、しっかりとラブホ要素がありました。</p>
<p>――日本のラブホの回転ベッドが海を渡ったわけですね。</p>
<p>ゆなな　回転ベッドはありませんでしたが、ローションなども部屋に置いてあって、まさに“ラブホ”なのですが、フロントは普通のホテルと同じように丸見えで、しかも朝食バイキングがあるんです。</p>
<p>――利用者が同じ会場で朝ごはんを食べるんですか？　朝のお粥がよりおいしく感じそうです（笑）。</p>
<p>ゆなな　子連れのファミリーや男性のおひとり様もいて、台湾のラブホはすごく自由な雰囲気でした。近々また行く予定があるので、次は別のラブホにも行ってみようと思っています。</p>
<p>――えっ、台湾のラブホというのはその1軒だけではないんですか？</p>
<p>ゆなな　何軒かありますね。</p>
昭和ラブホは誰が経営しているのか？



<p>――昭和ラブホ愛好家として活動を始めた頃から振り返って、昭和ラブホ業界に変化はありましたか？</p>
<p>ゆなな　昭和ラブホを巡るようになって今年で8年目になりますが、その間だけでも軒数はかなり減っています。特にコロナ禍以降は顕著で、オーナーの高齢化と後継者不足が非常に深刻。特に昭和ラブホは、ほとんどが個人経営なんですね。例えばブルージュは、現在のオーナーさんのお母様が経営されていたホテルです。</p>
<p>――ラブホにまで少子高齢化の波が押し寄せているとなると、世知辛い話にも聞こえます。</p>
<p>ゆなな　個人経営のラブホは、世襲のような形で営業されているケースや、事業承継で続いているケースが多くて、オーナーさんも兼業のような形で経営されている方が多いですね。</p>
<p>――そうしたオーナーさんの年齢層はどれくらいの感覚ですか？</p>
<p>ゆなな　50歳以上が多い印象です。今年で92歳の方が経営・運営しているラブホもありました。</p>
<p>――92歳？　清掃などの業務もご本人がやっているんですか？</p>
<p>ゆなな　「旅荘 山楽」という川越のラブホなのですが、人を雇う余裕がないとのことで、基本的には奥様とお二人で、趣味で農業をしながらホテルの清掃などもすべてされているそうです。</p>
<p>――これはもう激シブ系ですね。</p>
<p>ゆなな　50〜60年前に現在のオーナーの親御さんが創業されたそうで、見た目はラブホというより民宿のような雰囲気ですが、部屋の中はちゃんとラブホテルでした。お子さんが3人いらっしゃるそうですが、全員ほかの仕事をされていて、後継者の候補はいないとのことです。</p>
<p>――厳しい現実ですね。</p>
地方遠征で新しめのラブホも愛用



<p>ゆなな　一方で、都市部のラブホ街にあるホテルは比較的大きな会社やグループで運営されていることが多いです。そんななか、歌舞伎町にも親から受け継がれた昭和ラブホがあります。そこのオーナーさんもガソリンスタンドを経営しながらの兼業だとおっしゃっていました。</p>
<p>――個人経営のラブホに兼業が多いのは理由があるんですか？　単純な興味だけでは続けられないような気もします。</p>
<p>ゆなな　バブル期などの全盛期はラブホがかなり儲かったらしく、本業のかたわらで始める人が多かったそうです。全面鏡張りの部屋が流行していた時代は、斬新な内装のラブホや新規オープンのホテルが雑誌で紹介されて、車が行列してカップルが押し寄せることもあったと聞いています。</p>
<p>――なるほど。時代の変化という意味では、コロナ禍以降、ワーキングスペースとしてのビジネスプランや、推し活・女子会向けのプランを取り入れるラブホも増えている印象があります。</p>
<p>ゆなな　そうですね。ただ、昭和ラブホではそういった取り組みはあまり見かけないです。</p>
<p>――ゆななさんの昭和ラブホ好きはレトロ趣味の一環だと思いますが、昭和ラブホ以外のラブホにはあまり興味はないんですか？</p>
<p>ゆなな　そうですね……。ただ、昭和ラブホの取材で地方へ行くと、宿泊費を抑えるために新しめのラブホに泊まることはあります。特にビジネスプランは、昭和ラブホに泊まるより安いことも多いです。</p>
<p>――ホテルが少ない地方で安宿を探すと、ラブホがヒットすることはよくあります。</p>
<p>ゆなな　新しめのラブホは高くても1万円ちょっとですし、5000円〜7000円くらいでも部屋が広くてバス・トイレ別なので快適です。ただ、昭和ラブホはメンテナンスや清掃の手間がかかっていて設備も豪華なことが多いので、古いからといって必ずしも安いとは限らないです。</p>
<p>――205軒の昭和ラブホを巡ったということは、再訪を除いても年間平均で25軒ほど。月に2軒以上のペースですから、交通費の工面も大変そうです。</p>
<p>ゆなな　都内近郊はほぼ制覇していて、最近は深夜バスで地方へ行くことが多いです。近くにある気になる昭和ラブホを5軒くらいハシゴすることもありますし、下調べもかなり大変ですね。</p>
<p>――ラブホの情報ってネットでもなかなか出てこないですよね。</p>
<p>ゆなな　本当に営業しているのか分からないことも多いです。ブログなどがヒットすることもありますが、Googleストリートビューで外観やホテル名を確認して、「鏡張りや回転ベッドなど、昭和レトロな内装が好きなんですが、部屋はどんな感じですか？」と電話で直接聞くこともあります。</p>
<p>――行動的ですね。</p>
<p>ゆなな　まだ47都道府県すべての昭和ラブホを制覇しているわけではないので、これからは九州の昭和ラブホを重点的にまとめていきたいと考えています。</p>
将来の野望は私設の「ラブホ博物館」



<p>――ゆななさんは会社員をしながら、昭和ラブホの愛好活動をされているんですよね？</p>
<p>ゆなな　実は最近、会社を辞めました。</p>
<p>――なんと。やはり両立は難しかったですか？</p>
<p>ゆなな　しばらくは昭和ラブホ一本でやってみようと思っているんです。前の会社はリモートワークが一切できなくて週5日のフルタイム出勤。それでも、シフト制で平日に休みを取りやすかったので、大きな支障はなかったです。それに副業OKだったので、特定の上司には活動のことも伝えていて、有給と組み合わせて平日に連休を取りながら地方の昭和ラブホ巡りをしていました。</p>
<p>――そういえば前著『回転ベッドを追いかけて』の頃は、あまり顔出しもしていなかった印象です。</p>
<p>ゆなな　会社勤めを辞めたので、メディア出演やコラボも含めて活動の幅をもっと広げていけたらと思っています。また、インスタグラムの投稿では部屋のみを映す投稿がメインでしたが、今後は自分が出演してホテルを案内する動画を増やしていきたいです。</p>
<p>――“ラブホ女子”ブームは来ていますか？</p>
<p>ゆなな　ジワジワですけど（笑）。私のXがきっかけで「昭和ラブホ巡りを始めた」と言ってくださる女性フォロワーさんもいて、すごくうれしいです。女性がひとりでラブホに入ること自体、ひと昔前ではあまり考えられなかったことですよね。</p>
<p>――確かに（笑）。</p>
<p>ゆなな　将来的には私設博物館をつくりたいという野望もあります。その計画に向かって、少しずつでも動いていきたいですね。</p>
<p>“スベリ-1GP”優勝芸人、元相方は今…</p>
<p>（構成：伊藤綾）</p>
<p>ゆなな<br />
平成生まれ。ほぼ単身で北海道〜沖縄まで日本全国の昭和ラブホテルを200軒以上巡り、SNS、メディアでの記事執筆、ラジオ出演などを通じてその魅力を発信中。著書に『回転ベッドを追いかけて』（hayaoki books）、新刊に『昭和ラブホへ、20代女子がひとりで巡った205軒』（二見書房）がある。<br />
X〈yunaaaa_a〉<br />
Instagram〈yunaaaa_lovehotel〉<br />
昭和ラブホ愛好家🏩ゆなな<br />
https://www.youtube.com/@yunaaaa_lovehotel<br />
</p>]]></content:encoded>
		<pubDate>2026-03-27T14:56:53+09:00</pubDate>
		<category><![CDATA[カルチャー]]></category>
		<media:content url="https://cyzo.jp/wp-content/uploads/2026/03/20260327-cyzoonline-interview-yunana-pic01.jpg" type="image/jpeg" expression="full" width="1280" height="720"><media:description type="plain"><![CDATA[（写真：荒熊流星）]]></media:description></media:content>
	</item>
	<item>
		<title>吉沢亮、横浜流星、山崎賢人、菅田将暉…目立つ若手俳優の活躍と過熱化するサバイバル競争</title>
		<link>https://cyzo.jp/geinou/post_408590/</link>
		<guid>https://cyzo.jp/geinou/post_408590/</guid>
		<description><![CDATA[　今年度の「日本アカデミー賞」で最多10冠を受賞した映画『国宝』に主演した吉沢亮や2025年放送のNHK大河ドラマ『べらぼう～蔦重栄華乃夢噺～』で主演を務めた横浜流星のほか、山﨑賢人や菅田将暉、志尊淳、伊藤健太郎、北村匠]]></description>
		<content:encoded><![CDATA[

<p>　今年度の「日本アカデミー賞」で最多10冠を受賞した映画『国宝』に主演した吉沢亮や2025年放送のNHK大河ドラマ『べらぼう～蔦重栄華乃夢噺～』で主演を務めた横浜流星のほか、山﨑賢人や菅田将暉、志尊淳、伊藤健太郎、北村匠海、佐野勇斗、神尾楓珠、高橋文哉など近年は数多くのイケメン俳優たちが存在感を放っている。</p>
<p>宮舘と黒田アナの熱愛報道</p>
<p>　特に10代後半から30代前半の俳優たちの活躍が目立つが、その背景に“ジャニーズ帝国”の崩壊があることは否定できないだろう。</p>
<p>　番組制作会社のスタッフはこう話す。</p>
<p>「かつて若い世代をターゲットにした民放キー局のGP帯の連続ドラマや大規模興行の映画の主演といえば、ジャニーズ事務所の人気グループのメンバーたちがキャスティングされるケースが非常に多かったですからね。もちろん、現在もジャニーズ事務所の流れをくむSTARTO ENTERTAINMENT所属のタレントの中には目黒蓮さんや永瀬廉さん、山田涼介さんをはじめ、俳優として連ドラや映画で主演級の活躍をしている者は多数います。とはいえ、同社がジャニーズ帝国ほどの影響力や威光をテレビ業界や映画業界に持っているとは言い難いですよね」</p>
<p>　こうした背景もあり、世に言う「若手イケメン俳優」に関しては未曾有の群雄割拠の状況が続いている。</p>
<p>　いまだ活躍の目立つ若手イケメン俳優たちの大半が大手芸能事務所に所属しているという事実はあるものの、ジャニーズ帝国の崩壊によって市場が活性化され、多くの若手俳優たちにとっては活躍のチャンスが増えたことは間違いないだろう。</p>
<p>　もっとも、その一方で昭和や平成の頃に比べると彼らの生き残りをかけたサバイバル競争は厳しさを増しているという。</p>
<p>「当然のことではありますが、いくらヴィジュアルが良いと言っても年齢を重ねていけば劣化はありますし、自分よりも若い後輩たちが毎年星の数ほどこの業界には参入してきますからね。それに何よりも今はベテラン俳優たちが活躍できる作品が格段に減っています」(大手芸能事務所のマネジャー)</p>
<p>　テレビドラマが活況を呈していた昭和や平成の頃、テレビ各局ではサスペンスやミステリーといった2時間ドラマや昼ドラマ、時代劇などが数多く放送されていた。<br />
　こうした大人向けの作品はベテラン俳優の活躍の場ともなっていたが、今ではめっきりその数も減っている。</p>
<p>「今でもNHKやWOWWOW、Vシネマなどではベテラン俳優が活躍できる大人向けの作品も制作されてはいます。とはいえ、狭き門であることは間違いないですし、WOWWOWのドラマやVシネマに関しては民放キー局のテレビドラマに比べると予算も少なく、当然ギャラも低くなります。邦画についても制作費が潤沢な“製作委員会方式”の大規模興行の映画の多くは漫画やアニメを原作にした実写化作品で、ベテラン俳優の出演枠はかなり限られますからね。NetflixやAmazon Prime Videoなどのネット配信作品も若い世代のニーズを意識した作品が多く、邦画と大差ない状況です」(同芸能事務所マネージャー)</p>
<p>　それでも、演技力や表現力、個性など俳優としての確固たる実力があれば息の長い活躍ができるようにも思えるが、現実はなかなかに厳しいようだ。</p>
<p>　前出の番組制作会社スタッフは語る。</p>
<p>「これは昔からのことですし、俳優だけの話ではないですが、その実力が数値化されない芸能人にとって商品価値の指標となるものの一つがキャリアで、基本的には実績に応じて格も上がり、ギャラもアップしていきます。もっとも、格やギャラが上がるのは良いことばかりではない。いくら仕事が減ってきたからといって主演クラスの格の俳優が『特別出演』や『友情出演』でもない限り、序列の低い脇役やちょい役で作品に出演しまくるわけにもいきませんし、そもそも友情出演に関してはノーギャラか格安ギャラが相場ですからね。仕事が欲しいからといって大幅にギャラを下げるわけにもいきません。そんなことをしたら自ら商品価値やニーズがないことをアピールするようなもので、かえって首を絞めることになります」</p>
<p>　そうした中、舞台に活躍の場を見出す俳優も多いが、こちらに関しては適性の問題もあるという。</p>
<p>「舞台と映像作品の演技では勝手が違いますからね。もちろん、どちらでも実力を発揮できる俳優もいますが、正直言って合う、合わないはあると思います。それに、ひと昔前はまだキャリアが浅い段階で『そこまで金にならなくても将来のために舞台も経験させておくか』といった長期的なヴィジョンをもって自社の俳優を育てる芸能事務所も大手を中心に多かったですが、今は業界全体の不景気や独立ブームなどもあって結果的に芸能人の消費サイクルも短くなっているのが実状です」(前出の芸能事務所マネージャー)</p>
<p>　今を時めく若手イケメン俳優たちも、将来的に役者だけで食べていくのはなかなかに至難の業のようである。</p>
<p>「ある程度世間に知られたヒット曲を持つ歌手やアーティストならば多少なりとも印税収入はあるでしょうし、コンサートやライブ、フェスの仕事なんかもそれなりにありそうです。“テレビから消えた”と言われているお笑い芸人の中にも営業などで今もそれなりに稼いでいる人もいます。女優なら美容タレントや出産を機にママタレントへ活動のフィールドを広げるといったケースもありますが、そうした将来的な活動の可能性を鑑みても男性俳優の方が長く芸能界で生き残るためにはよりシビアな環境に置かれているといった印象はありますよね。いずれにせよ、一握りの選ばれし者を除いて、全盛期の収入や生活水準をある程度維持するためには俳優業だけにこだわらず、マルチタレント化していくしかないでしょうけど」(放送作家)</p>
<p>　昨今のドラマや映画を彩る若手イケメン俳優たちの輝きが少しでも長く続くことを祈るばかりだ。<br />
</p>
<p>それぞれの道を歩き出したTOKIO</p>
<p>（取材・文＝三杉武）</p>]]></content:encoded>
		<pubDate>2026-03-27T14:35:44+09:00</pubDate>
		<category><![CDATA[芸能]]></category>
		<media:content url="https://cyzo.jp/wp-content/uploads/2025/10/20251010-cyzoonline-news-ryuseiryou-pic01.jpg" type="image/jpeg" expression="full" width="1280" height="720"><media:description type="plain"><![CDATA[横浜流星と吉沢亮（写真：Getty Imagesより）]]></media:description></media:content>
	</item>
	<item>
		<title>坂本勇人、柳田悠岐、前田健太、田中将大──88年世代はもう終わったのか、それともまだ勝てるのか？</title>
		<link>https://cyzo.jp/culture/post_408480/</link>
		<guid>https://cyzo.jp/culture/post_408480/</guid>
		<description><![CDATA[　1988年世代は、単なる「同い年の実力者集団」ではない。坂本勇人は長く巨人の顔であり、柳田悠岐はパ・リーグ最強打者の一角であり続け、田中将大と前田健太は日米をまたいで時代の基準を引き上げてきた。 　だからこそ、今の彼ら]]></description>
		<content:encoded><![CDATA[

<p>　1988年世代は、単なる「同い年の実力者集団」ではない。坂本勇人は長く巨人の顔であり、柳田悠岐はパ・リーグ最強打者の一角であり続け、田中将大と前田健太は日米をまたいで時代の基準を引き上げてきた。</p>
<p>　だからこそ、今の彼らを見る視線は厳しい。全盛期と比べられ、少し落ちれば「衰え」と言われる。</p>
<p>　しかし、抗えない時は流れる。今、彼らに問われているのは「全盛期の再現」という幻想ではない。衰えという現実を飲み込んだ上で、いかに「勝ちに直結する輝き」を見せられるか……。その最終章が始まろうとしている。</p>
<p>2026年WBCからわかる勝者の条件</p>
坂本勇人──“主役”から“勝たせる三塁手”へ移れるか
<p>　坂本の2025年は、かつての坂本像から見れば明確に物足りない数字だった。通算ではなお2447安打、469二塁打、298本塁打を積み上げる歴史的遊撃手だが、昨季の数字だけ見れば、もはや「数字で試合を決める中心打者」として計算するのは難しくなってきている。</p>
<p>　ただ、2026年春の坂本には、完全に終わった選手にはない反応がある。オープン戦では打率.290前後で推移し、3月21日の楽天戦では2ランを放ち、開幕スタメンが有力と報じられた。三塁での起用を前提に、なおレギュラー争いの最前線に立っている。</p>
<p>　今季の坂本が活躍できるかどうかは、打率や本塁打の見栄え以上に、役割の再定義を受け入れられるかにかかっている。全盛期のように遊撃で広い守備範囲を見せ、3番で20本打つ選手ではもうない。しかし三塁で堅実に守り、甘い球を一発で仕留め、若い打者が粗い打席を繰り返す中で結果を残すことができるなら、価値は依然として大きい。</p>
<p>　キャリア晩年の坂本に必要なのは、「スターとしての坂本勇人」を守ることではない。むしろ、勝つチームの中で最適化されたベテランになることだ。守備位置の変化も打順の変化も受け入れ、そのうえで年間120試合前後立てるなら、まだ十分に活躍できる。</p>
<p>　逆に、コンディションの波が大きく、出場が断続的になるなら、一気に世代交代の圧力を受ける。2026年は、その分岐点になる。</p>
柳田悠岐──老いに強い打撃は、まだリーグ上位級に戻せる
<p>　4人の中で、最も「まだやれる」感が強いのは柳田かもしれない。2025年は故障の影響もあって20試合の出場にとどまったが、その中で打率.288、4本塁打、OPS.826に相当する出塁力と長打力の高さは依然として際立っていた。試合数こそ少ないが、打席の質そのものはまだ崩れていない。</p>
<p>　2026年オープン戦でも、3月21日時点で打率.348、22日時点で.360と高い数字を残している。春の段階で打球の質と対応力が大きく落ちていないことは、今季への期待材料として十分だ。昨季2025年シーズン終盤には復帰後に持ち直し、日本シリーズもここ1番の場面でホームランを放っており、打てる状態に入ったときの破壊力はまだ残っている。</p>
<p>　柳田の強みは、単純な肉体能力だけで打ってきた打者ではないことだ。もちろん全盛期は規格外のフィジカルが前提だったが、彼の本質はゾーン管理、コンタクト力、逆方向への長打、そして打席内での修正力にある。こうした要素は、足や肩の衰えが出ても比較的残りやすい。</p>
<p>　だからこそ、柳田の晩年は「ホームラン王争いをするか」よりも、出塁率を高く維持しながら打線の中核を担えるかで見るべきだろう。</p>
<p>　懸念は明確で、やはり稼働率だ。2024年は52試合、2025年は20試合と、近年は出場試合数が安定していない。「打てても休む、戻ってきてもまた離脱する」ではチームの設計が難しい。ソフトバンクのような層の厚いチームでは、稼働できない主力は容赦なく「軸のひとり」へと位置づけが変わっていく。</p>
<p>　それでも、4人の中で最も“タイトル級の残像”を持っているのは柳田だ。年間を通して120試合前後立てるなら、打率3割、20本前後、そして高出塁率という形で、まだリーグ上位クラスの打者になれる可能性がある。</p>
<p>　キャリア晩年に入っても、打撃という武器の純度が高すぎる。柳田は「延命」ではなく、まだ「主力の再定義」ができる側の選手だ。</p>
田中将大──“圧倒する投手”ではなく“勝てる先発”として残れるか
<p>　田中の現在地は、4人の中でもっとも評価が難しい。2025年は巨人で10試合に登板し、3勝4敗、防御率5.00。数字だけを見ると復活とは言い切れないが、10月には日米通算200勝に到達している。大記録を達成した事実は大きい一方、内容面ではなお不安が残っていた。</p>
<p>　だが、2026年春の田中はかなりいい。オープン戦では3試合計10イニング無失点、3月18日のヤクルト戦では5回無失点、最速147キロを計測し、阿部慎之助監督からも開幕ローテ入りに十分な内容と評価されている。</p>
<p>　田中が今季活躍できるかのポイントは、三振を量産するかどうかではない。全盛期のように150キロ超の直球と鋭いスプリットで押し切る投球を求めるのは現実的ではない。今の田中に必要なのは、球速ではなく、球種の使い分け、カウント設計、のらりくらりとゲームメイクし、打者のタイミングをずらす投球術だ。オープン戦で結果が出ているのも、まさにそこが機能しているからだろう。</p>
<p>　一方で、シーズンに入れば話は別だ。ベテラン右腕が春先に好投しても、打者の研究が進むと苦しくなる例は少なくない。2025年の防御率5.00は、依然として「打者を継続的に抑え切れた」証明にはなっていない。ローテを1年間守るには、1回り目の好投だけでなく、2回り目、3回り目でも試合作りを続けられるかが問われる。</p>
<p>　キャリア晩年の田中は、もはやエースではない。だが、チームの5番手、6番手として100イニング前後を計算できる先発になれるなら、その価値は大きい。若手にイニングを食わせたいチーム事情の中でも、長いシーズンでは必ず経験値がものを言う時期が来る。200勝を超えた今、田中のテーマは“伝説の延長”ではなく、“ローテの現実戦力”としてどこまで残れるかだ。そこに成功すれば、晩年の評価は大きく変わる。</p>
前田健太──日本球界復帰の分岐点となるシーズンに
<p>　前田は2025年、MLBで苦しい1年を過ごした。メジャーの表舞台で活躍していた時期から見れば、明らかに下降線に見えるシーズンだった。</p>
<p>　しかし、2026年に楽天へ復帰した前田には、再浮上の兆しがある。球団の新加入選手として正式にNPB復帰が確認され、オープン戦では3月17日に西武相手に6回71球、1安打、無四死球、6奪三振、無失点。4回まで完全投球という内容で、開幕ローテ入りへ強烈にアピールした。これは単なる「ベテランの好投」ではない。球数、制球、三振数のバランスが非常に良く、再現性を感じさせる内容だった。</p>
<p>　前田の強みは、田中以上に投球の再構築能力が高いことにある。もともと球威で押すだけの投手ではなく、スライダー、チェンジアップ、カット、間合い、コマンドで打者を崩すタイプだ。MLBで苦しんだ後に日本へ戻る投手の中でも、スタイル的にはNPB再適応がしやすい部類に入る。</p>
<p>　さらに、日米通算での経験と、先発としてゲームを作る感覚がまだ消えていないなら、楽天では十分にローテ中位以上の戦力になり得る。</p>
<p>　懸念はもちろんある。37歳であり、トミー・ジョン手術以降の積み重なった負荷も軽くはない。1年間ローテを守り切れるか、夏場以降に球威やキレを維持できるかは未知数だ。それでも現時点では、4人の中で最も「今季の上振れが想像しやすい」存在と言っていい。</p>
<p>　キャリア晩年の前田は、メジャー復帰を夢見るより、日本で再び“試合を作れる先発”として評価を取り戻すフェーズに入った。その意味で、2026年は再出発として非常に重要な1年になる。</p>
大野雄大、秋山翔吾、宮崎敏郎──“派手な復活”より“まだ計算できるか”が問われる3人
<p>　1988年世代を語るとき、坂本、柳田、田中、前田の4人に視線が集まりやすい。ただ、この世代の厚みはそれだけではない。中日の大野雄大、広島の秋山翔吾、DeNAの宮崎敏郎もまた、長く一線級で戦ってきた選手たちであり、2026年は「まだ中心戦力として機能するのか」と「どんな形なら晩年を価値あるものにできるのか」が同時に問われるシーズンになる。</p>
<p>　大野は、この3人の中では最も“再評価”の流れに乗っている。2025年は20試合先発で11勝、防御率2.10を記録し、5年ぶりの2桁勝利でカムバック賞も受賞した。2026年オープン戦でも3試合12回2/3を投げて防御率2.13、10奪三振と数字は悪くなく、今年もローテの軸として計算される位置にいる。かつてのように球威で圧倒するタイプではないが、左腕らしい緩急、コマンド、試合の作り方はまだ高い水準にある。</p>
<p>　晩年の大野は“エースに戻る”というより、年間を通してローテを守れるベテラン左腕としてどこまで再現性を保てるかがテーマになるだろう。そこを維持できるなら、今季も十分に活躍できる。</p>
<p>　秋山は、3人の中で最も「数字以上に存在価値が問われる」選手かもしれない。2025年は全盛期のリードオフマン像から見ると物足りなさは残った。一方で、2026年オープン戦では12試合で打率.259、出塁率.355、1本塁打と大きく崩れてはいない。秋山の強みは、単打の本数だけではなく、打席の整理、守備位置の安定感、外野陣への波及効果にある。</p>
<p>　だから晩年の秋山は、首位打者級の成績を求めるよりも、1番または上位打線で出塁率を確保しつつ、若い外野陣の基準点になれるかで評価すべきだろう。フルシーズンの圧倒的活躍までは難しくても、100試合前後で攻守に計算できるなら、広島にとっての価値はまだ小さくない。</p>
<p>　宮崎は、この3人では最も“打者としての完成度”が残っている。多少の成績は落ちてもなお一定の生産性を示した。さらに2026年オープン戦では打率.421という非常に高い数字が出ており、少なくとも春先の打撃感覚はかなりいい。宮崎はもともとスピードや派手な身体能力で勝負する打者ではなく、コンタクト技術、ポイントの近さ、失投を仕留める力で結果を出してきたタイプだ。</p>
<p>　こうした打撃は年齢による落ち幅が比較的小さい。もちろん守備範囲やフル出場の負荷は重くなるが、晩年の宮崎は毎試合出る主砲ではなくても、打線の中で最も信頼できる右打者の一人としてまだ機能し得る。打率2割8分前後を維持できるなら、DeNAにとっては依然として大きな戦力だ。</p>
<p>　この3人に共通するのは、全盛期の再現を期待するフェーズではないことだ。大野は投球術で、秋山は総合力で、宮崎は打撃技術で生き残ろうとしている。派手な復活劇がなくても、チームに「まだこの選手が必要だ」と思わせられるかどうか。1988年世代の晩年は、スターの余韻ではなく、衰えを受け入れたうえで何を武器に残るかという勝負になっている。大野、秋山、宮崎もまた、その答えを今季示そうとしている。</p>
1988年世代の晩年は、「衰え」ではなく「分岐点」の物語になる
<p>　4人を並べたとき、2026年に最も高い水準の活躍を期待しやすいのは柳田、次いで前田だろう。坂本は役割適応が進めば十分に戦力になり、田中はローテの一角として持ち直す可能性がある。全員が全盛期の再現をする未来は現実的ではないが、全員に「まだ勝利へ関われる形」は残っている。</p>
<p>　1988年世代の価値は、若い頃の派手さだけで測るべきではない。坂本は守備位置と打席の質で、柳田は打撃の純度で、田中は投球術で、前田は再構築力で生き残ろうとしている。晩年とは、できなくなったことを数える時期ではなく、何ならまだ勝てるのかを見つけ直す時期だ。</p>
<p>　この世代は、球界の中心として長く見られすぎた。だから少し落ちるだけで「終わり」の空気が出る。だが本当に見るべきなのは、全盛期のコピーではなく、年齢によるモデルチェンジ後の完成形である。</p>
<p>　2026年に彼らが見せるべきなのは、もう一度スターに戻ることではない。老いを受け入れた上で、なお勝利に必要な選手でいられること。</p>
<p>　そこに到達できれば、1988年世代のキャリア晩年は、衰退ではなく成熟として記憶されるはずだ。</p>
<p>侍ジャパンはどこがスゴいのか？</p>
<p>（文＝ゴジキ）</p>
<p></p>]]></content:encoded>
		<pubDate>2026-03-26T14:11:34+09:00</pubDate>
		<category><![CDATA[カルチャー]]></category>
		<media:content url="https://cyzo.jp/wp-content/uploads/2026/03/20260326-cyzoonline-column-maedatanaka-pic01.jpg" type="image/jpeg" expression="full" width="1280" height="720"><media:description type="plain"><![CDATA[メジャーリーグでも活躍してきた同い年の前田健太と田中将大。（写真：Getty Imagesより）]]></media:description></media:content>
	</item>
	<item>
		<title>みのもんた、40億円遺産騒動！　3人の子どもと「恋人」が相続トラブルのワケ</title>
		<link>https://cyzo.jp/cyzowoman/post_407714/</link>
		<guid>https://cyzo.jp/cyzowoman/post_407714/</guid>
		<description><![CDATA[下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る！ 　笑った。石田純一といしだ壱成親子が『日曜日の初耳学』（TBS系）で共演を]]></description>
		<content:encoded><![CDATA[<p>下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る！</p>



<p>　笑った。石田純一といしだ壱成親子が『日曜日の初耳学』（TBS系）で共演を果たしていたから。キングコングの西野亮廣から“金儲け”の指南を熱心に受けていたから。2人とも現在経済的に恵まれていないと報じられているが、悲壮感などなくイジられてもただただ面白い。そして相変わらずのお騒がせぶり。やはりザ・芸能人一家だと感服した。</p>
今週の女性週刊誌、注目記事ベスト3
<p>第784回（3／12〜3／17発売号より）<br />
1位「みのもんた　『宙に浮いた遺産40億円』哀切の相続トラブル」（「女性セブン」4月2日号）<br />
2位「スクープワイド独占配信<br />
・長瀬智也　『大腸ガンの母救って』名医との絆告白<br />
・米倉涼子　恋人と完全破局『もうタンゴは踊れない』<br />
・藤井聡太　『まさかの崖っぷち！』指摘された“大人”な変貌』などなど」（「女性セブン」4月2日号）<br />
3位「真美子夫人　『一緒に見なくても』家族席不在の“妻孝行”」（「女性セブン」4月2日号）<br />
※「女性自身」「週刊女性」は合併号休み</p>
みのもんた、気の毒な遺産相続トラブル
<p>　あればあったで苦労する。お金に関してよく言われるセリフだ。それは遺産についても同様らしい。みのもんたは最後まで、みのもんだだと思われていた。</p>
<p>　晩年、主に女性関係で晩節を汚す大物芸能人が続出する中で、みのは女性関係も“キレイ”に対処し、糖尿病やパーキンソン病を患いながらもセミリタイア生活を謳歌、そして80歳になり高級焼肉屋で肉を喉に詰まらせて、そのまま逝去した。みのらしく、さらに言えばある意味、理想的とさえいえる。それだけではない。自分の死後、3人の子どもたちが揉めないように相続対策にも苦心していたという。</p>
<p>　素晴らしい！　なのに、なのにーー。「女性セブン」によると、みのの死後1年が経過した現在、3きょうだいの間で遺産をめぐる不協和音が生じているという。記事には複雑な事情が細々と記されているが、はっきり言って遺産取り合いだ。</p>
<p>　みのの遺した遺産は、およそ40億円以上。法定相続人は専属スタイリストの長女、TBS局員の長男、日本テレビ元局員でニッコク（みのが代表取締役社長を務めた会社）現社長の次男の3人だ。</p>
<p>　長女は自身のキャリアを捨てて、みのの専属スタイリストになり、献身的に支えたという経緯があった。同時に金銭面でも父親からかなりの援助があった。長男は最近になって鎌倉の実家近くに引っ越してきた。次男は人気絶頂だったみのを窮地に陥らせた大事件（泥酔し窃盗未遂で逮捕→日テレを解雇）を起こして家業であるニッコクを継承した。</p>
<p>　こうした経緯がある上で、生前贈与もそれぞれの立場からか差があるとお互いが認識していた。お互い不満があったというわけだ。そして、みのの死後、自分が有利で他きょうだいよりたくさんもらえるはずだとの言い分を主張し始めた。</p>
<p>　なんだかね。みのが気の毒だ。でも巨額の相続は大変らしい。記事によると、もし40億円を等分すると一人約13億円。そして相続税は7億円近いらしい。実質5億円。5億円は大金だ。でも、ほかのきょうだいが少しでも多く取るのが嫌なんだろうな。よくある話だ。あればあったで苦労する。</p>
<p>　でも一番驚いたのは、みのの恋人をめぐるエピソードだ。これは2020年に「セブン」がスクープしたものだが、当時みのには40ほど歳のはなれた35歳の恋人がいて、その恋人に販売価格1億5,000万円という高級マンションをプレゼント（贈与）している。一説によると、これは恋人への感謝と同時に自分の死後相続問題などが起きないための“手切れ金”とも言われたのだが、この際生じた“贈与税”も、みのがいくらか負担したらしい。</p>
<p>　そして今回の相続問題で、このときの“贈与税”がクローズアップされているという。</p>
<p>「みのさんが肩代わりした贈与税については、みのさんからAさん（恋人）への『貸付金』とみなせるという意見が浮上。貸付金は遺族にとって『債権』となるため、Aさんから『（贈与税分を）取り返せるのか』と検討が進められているそうです」（芸能関係者のコメント）<br />
　<br />
　なんとセコイ!!　こうした事態にならないようみのは苦心したはずだが、しかし、そうはならなかった。みのが気の毒だ。</p>
長瀬智也、米倉涼子、松田聖子、藤井聡太の小ネタ
<p>　今週の「女性セブン」のスクープワイドには面白い小ネタがたくさんあったので、ランダムに紹介したい。</p>
<p>　まずは長瀬智也。21年に旧ジャニーズを退所以降、表舞台にほとんど姿を現さなかったが意外な場所に登場した。「大阪医療センター下部消化管外科大阪大腸がんセンター」の公式YouTubeだ。そこで医師との対談を行った長瀬。長瀬の母親は14年に大腸がんになり現在は寛解したが、そのときの経験から早期発見の重要性などを医師と語り合ったという。素敵なエピソードだ。</p>
<p>　次は米倉涼子。疑惑のアルゼンチン人恋人とは完全に破局したという。まあ、当然だろう。でも当然ではないのがこちら。これまで米倉が恩人と慕ってきたテレビ朝日のドンであり民放連会長でもある早河洋会長だが、最近は『緊急取調室』の天海祐希に関心が移っているらしい。独裁者といわれてきた早河会長、ひどい。</p>
<p>　そして松田聖子。21年に自死した娘・神田沙也加だが、その原因とされたのが恋人・前山剛久の存在だった。当時は俳優だった前山だが、騒動の影響か現在はメンズラウンジのキャストになっていて、YouTubeで笑いながら“恋人が亡くなったときの心境”を語り大炎上。やはりくそ男だった。</p>
<p>　そして天才・藤井聡太が“最近イケメンになった”と同時に、本業の将棋では棋王戦・王将戦で不振続きの崖っぷち状況に。そのため“浮ついている”などとの指摘があるらしい。しかし記事では、そうではなく藤井の体力不足による“脳の刺激不足”が一因ではとその原因を探求している。運動不足になると脳が省エネモードになり、判断力が鈍るんだって。なかなか面白かった。</p>
大谷翔平・真美子夫人、大フィーバーの中のタブー
<p>　先週、WBC大フィーバーの中で大谷夫妻のプライベートや真美子夫人について報じていたのは女性週刊誌だけで、テレビやスポーツ紙はまったく触れない“事情”を紹介した。そして今回、「女性セブン」のWBC特集では、こんな興味深い記述が。</p>
<p>「報道陣には暗黙の了解が敷かれていました。真美子さんへの接触はもちろん、真美子さんがいるであろう客席周辺を映したりするのもNG。違反すれば“出禁という可能性もある”という緊張感が漂っていました」（スポーツ紙記者のコメント）</p>
<p>　巨大タブーの出現だ。</p>]]></content:encoded>
		<pubDate>2026-03-24T20:37:02+09:00</pubDate>
		<category><![CDATA[サイゾーウーマン]]></category>
		<media:content url="https://cyzo.jp/wp-content/uploads/2025/03/20250315-cyzoonline-column-minomonta.jpg" type="image/jpeg" expression="full" width="1280" height="960"><media:description type="plain"><![CDATA[みのもんた（写真：サイゾー）]]></media:description></media:content>
	</item>
	<item>
		<title>大谷翔平、ハワイ別荘訴訟の意外な結末――「女性セブン」が報じた核心とは？</title>
		<link>https://cyzo.jp/cyzowoman/post_408324/</link>
		<guid>https://cyzo.jp/cyzowoman/post_408324/</guid>
		<description><![CDATA[下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る！ 　ついにスタートした嵐のラストツアー。しかし厳しい取材規制もあり、報道はか]]></description>
		<content:encoded><![CDATA[<p>下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る！</p>
<p></p>
<p>　ついにスタートした嵐のラストツアー。しかし厳しい取材規制もあり、報道はかなり控えめ。その舞台裏や動向、詳細を伝えているとは言えない不思議な状況になっている。5月31日のファイナルまでこれが続くのか!?</p>
今週の女性週刊誌、注目記事ベスト3
<p>第785回（3／19〜3／24発売号より）<br />
1位「大谷翔平　怒りの『和解』174日の徹底抗戦」（「女性セブン」4月9日号）<br />
参照「二宮和也　ささやかれる尻軽問題」（「週刊女性」4月7・14日合併号）<br />
2位「アナウンサーの“大量退職”だけじゃない！　“中居正広ショックから再生改革を進めるも……フジテレビ　内部の不満噴出で崩壊寸前」（「週刊女性」4月7・14日合併号）<br />
同「小池栄子　主演ロケ現場に異変——『朝食ナシ』の悲鳴」（「女性自身」4月7日号）<br />
3位「玉置浩二 ASKA　テレビ初共演！ 45年親交」（「女性セブン」4月9日号）</p>
大谷翔平、WBC中の“ある事件”と気になること
<p>　まさかのWBCベスト8敗退という結果となった侍ジャパン。しかし、その渦中に起こっていた“ある事件”について報じるメディアはなかった。今回「女性セブン」が報じるまでは――。</p>
<p>　大谷翔平をめぐるハワイ別荘訴訟に関し、「セブン」がハワイの裁判所が3月6日付で「和解」を発表していたと報じている。WBCが開幕したのは3月5日だから、まさにその渦中の和解だ。一体なにが起こっていたのか。</p>
<p>　ことの発端は2024年、ハワイで高級別荘開発プロジェクトが行われることになり、その購入者第一号として大谷の名前が挙がったことだった。その後、大谷は購入だけでなく、この開発事業の“広告塔”として開発業者のHPなどでプロジェクトをPR。</p>
<p>　しかし2025年、不動産ディベロッパーと仲介業者が「プロジェクトから不当に排除された」と大谷とその代理人を提訴、対して大谷サイドも「名前や写真などが不当に利用された」として逆提訴していた裁判だ。双方有力弁護士をたて裁判は長期化が予想されたが、急転直下の和解――。</p>
<p>　そして「セブン」は大谷が和解した理由について、驚きの解説を行っている。それは裁判所に提出された書類の“黒塗り部分”にあるという。</p>
<p>「彼（大谷）の所有区画とされる土地はずっと、開発会社と、原告の2人が設立した企業の合弁会社が所有したままだったんです。広告塔を務める代わりに、特別な便宜を図ってもらう契約なのではと推測した関係者もいました」（在米ジャーナリストのコメント）</p>
<p>　つまり大谷サイドが“特別な便宜をしてもらったカラクリ“がそこに記されていて、それが明らかになるのを恐れて和解となったのではとの解説だ。なるほどね。</p>
<p>　しかし、どんな事柄であれ、現在の日本において大谷個人のネガティブな情報が大きく報じられることはほぼない。今回のことも、大谷がハワイ別荘を購入した当初からこの問題を報じ続けてきた「セブン」の一連の報道がなければ、他マスコミはその事実を報じなかった可能性さえある。</p>
<p>　「セブン」は大谷の不都合な事情についても果敢に突っ込んだが、同様な記事を掲載できるマスコミは多くはないはずだ。その理由は前回の本欄でも指摘した大谷のタブー化だ。</p>
<p>　2024年、ロスの新居を空撮したり近所の人に取材したフジテレビと日本テレビは大谷の逆鱗に触れ、ドジャースの取材パスを凍結された。つまり出禁ね。これで大手マスコミは震え上がった。世界的ヒーローとなった大谷の取材ができなければ、大変なことになる。</p>
<p>　今回のWBCでも同様だった。大谷夫妻のプライベートや真美子夫人について報じていたのは女性週刊誌だけで、テレビやスポーツ紙はまったく触れなかった。大谷のご機嫌を損ねれば大変なことになるから。そんな中、「セブン」は頑張っている！　</p>
<p>　そして、もうひとつ気になることが。それが大谷のCM出演の多さだ。まさに節操がないと思うほどの露出だが、それを指摘するメディアはない。そして「週刊女性」に掲載されたある一文に目が止まった。それは嵐の二宮和也がオファーされた仕事を断らないことから、“国民的アイドルなのに尻軽”と指摘されているという記事だ。</p>
<p>「“今後のためにも、しっかり意図を持って仕事を選んだほうがいいのではないか”と、周囲でささやかれているといいます」（テレビ局関係者のコメント）</p>
<p>　この言葉、大谷にこそ贈りたい。</p>
フジテレビの惨状と炙り出された問題の根深さ
<p>　中居正広問題をきっかけにしたフジテレビの激震は、いまだに続いている。人気アナウンサーや敏腕プロデューサーなどが次々と退社、イメージ戦略も迷走が続き、マスコミにその惨状が報じられるや情報漏洩の犯人探しに躍起となる。さらに現場でのコストカットも熾烈を極めているらしい。そして視聴率も低迷し、その原因を意見しようものなら強い口調で叱責されるという“言論統制”まで。</p>
<p>　なにより中居問題で大きな問題となったコンプライアンスに関しても、「（コンプライアンス推進局に）事案が集まりすぎてパンク状態になり、ほとんど機能していません」だって。</p>
<p>　今回の中居・フジ問題は、それほど根深いものという証左でもある。性加害がいかに悪質なものか、しかも大きな権力、影響力を持つ人間がその権威を使って行使すればどう断罪されるのか、それを隠蔽するとどうなるのか、日本社会に突きつけられ、炙り出された大きな問題だ。</p>
<p>　こうしたフジの現状を報じ続けるのも同じメディアの責務であり、今回この問題を特集した「週刊女性」は、今後もその姿勢を続けてほしい。そしてフジに関しては「女性自身」にも興味深い記事が。</p>
<p>　7月期にフジテレビでのドラマ主演が予定されている小池栄子。このドラマはフジが局をかけた勝負作らしいが、経費削減のためロケ現場での朝食が支給されず、自分で用意しても“経費精算は550円まで”とのお達しが。しかも1円でもオーバーすると精算不可なんだって。</p>
<p>　せこい。本当に大丈夫か？　フジテレビ。</p>
ASKAのNHK出演に思うこと
<p>　2014年に覚せい剤覚せい剤取締法違反などで逮捕され、懲役3年執行猶予4年の有罪判決が出たASKA。執行猶予期間が明けた2018年に活動を本格的に再開させたが、3月17日、NHK BSの音楽番組『玉置浩二ショー』に出演し話題に。</p>
<p>　玉置とASKAは同じ年でプライバートでも連絡を取り合う仲だが、今回がテレビ初共演だったかららしい。</p>
<p>　そして比較して考えてしまった。執行猶予があけて罪を償ったASKAは、今やNHKにまで出演できるようになったが、性加害芸能人についてはどうなのだろうと。無理だな。</p>]]></content:encoded>
		<pubDate>2026-03-24T20:24:01+09:00</pubDate>
		<category><![CDATA[サイゾーウーマン]]></category>
		<media:content url="https://cyzo.jp/wp-content/uploads/2025/11/20251127-cyzoonline-column-otanishohei-pic01.jpg" type="image/jpeg" expression="full" width="1280" height="720"></media:content>
	</item>
	<item>
		<title>『名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌』と小学館「マンガワン」事件の意外な接点</title>
		<link>https://cyzo.jp/culture/post_408309/</link>
		<guid>https://cyzo.jp/culture/post_408309/</guid>
		<description><![CDATA[　今年もやってきました。『金ロー』恒例、春の『名探偵コナン』まつりです。4月10日（金）からシリーズ29本目となる劇場版『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』の公開に合わせ、『金曜ロードショー』（日本テレビ系）では4週連続]]></description>
		<content:encoded><![CDATA[

<p>　今年もやってきました。『金ロー』恒例、春の『名探偵コナン』まつりです。4月10日（金）からシリーズ29本目となる劇場版『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』の公開に合わせ、『金曜ロードショー』（日本テレビ系）では4週連続で『名探偵コナン』を放送します。</p>
<p>「夢は叶うとは限らない」というリアル</p>
<p>　3月27日（金）の第1週は、『名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌』（2006年）です。『名探偵コナン』のアニメ化10周年を記念した作品であり、興収30.3億円を記録しています。</p>
<p>　小学生探偵の江戸川コナンに加え、大阪の名探偵・服部平次、もう一人の高校生探偵・白馬探、さらに怪盗キッドも登場します。『名探偵コナン』の作者・青山剛昌氏が生み出した名探偵たちが勢ぞろいし、推理を競い合うことになります。</p>
蘭、灰原哀たちを人質に取られたコナン
<p>　今回は「米花町」を離れ、横浜が舞台となります。江戸川コナン（CV：高山みなみ）、毛利蘭（CV：山崎和佳奈）、灰原哀（CV：林原めぐみ）に少年探偵団の一行は、私立探偵の毛利小五郎と共に横浜の遊園地を訪れます。小五郎の依頼人から招待されたのですが、依頼人は直接姿を見せようとしません。そして、この依頼人はとんでもない依頼をするのでした。</p>
<p>「ある事件の真相を12時間以内に解いてほしい」という案件ですが、時間内に解決できなければ遊園地にいる蘭、灰原哀、少年探偵団の着けた腕時計型のIDに仕掛けたプラスチック爆弾が爆発すると脅します。小五郎よりも先に同じ依頼を受けた探偵は、解決することができずに爆死を遂げたそうです。</p>
<p>　小五郎とコナンはさっそく捜査を始め、「ある事件」とは数カ月前に横浜で起きた現金輸送車襲撃事件だったことを突き止めます。コナンのライバルである服部平次（CV：堀川りょう）と白馬探（CV：石田彰）も同じように人質を取られ、この事件を追っていました。合流したコナンたちは横浜海洋大学にある「横浜犯罪研究会」が事件に絡んでいる可能性と、犯罪研究会の三代目会長・伊東末彦（CV：古谷徹）が除籍処分になっている事実をつかみます。</p>
<p>　しかし、事件の真相を追うコナンたちの前に武装したバイカー集団が現れ、コナンは脚を負傷した上に失神するはめに。その間にも時間は進み、タイムリミットが迫ってきます。コナンを信じる灰原哀ですが、制限時間ギリギリとなり、さすがに不安が隠せません。</p>
<p>　事情を知った目暮警部らも遊園地に駆けつけ、入場者たちを退避させるという非常事態となります。果たして蘭や灰原哀たちの運命はいかに……、というサスペンスフルな内容です。</p>
越えてはいけない一線を越えた者たち
<p>　本作の脚本は、TVアニメシリーズの第1話を執筆した柏原寛司氏です。横浜を舞台にした『あぶない刑事』（日本テレビ系）など、数多くの刑事ドラマを手掛けてきたベテラン脚本家です。『あぶ刑事』のタカ＆ユージのように、今回はコナンと平次のバディ要素が強い物語となっています。</p>
<p>　シリーズ20作目の『名探偵コナン 純黒の悪夢』（2016年）からハリウッド映画ばりのアクション大作へと作品スタイルを変え、興収を大幅に上げていくことになる劇場版シリーズですが、この頃はまだ本格的な謎解きがメインでした。</p>
<p>　コナンたちは「横浜犯罪研究会」の出身者たちが現金輸送車襲撃事件に関係していたと推理します。犯罪研究会のメンバーたちも、コナンこと工藤新一（CV：山口勝平）と同じように、モーリス・ルブランや江戸川乱歩らの犯罪小説のマニアだったのでしょう。しかし、三代目会長の伊東末彦は他のメンバーと共謀し、実際に自分たちの手で犯罪を犯してしまったようです。</p>
<p>　虚構の世界にのめり込み過ぎ、彼らは越えてはいけない一線を越えてしまったのです。</p>
<p>　この「横浜犯罪研究会」をめぐる人間関係を丁寧に掘り下げて描けば、『探偵たちの鎮魂歌』はかなり面白い犯罪ミステリーになっていたと思います。</p>
妄想を現実化させてしまう狂気
<p>　ミステリ作家の中には、実際に犯罪を犯した経歴の持ち主もいます。その代表例となるのは、歴史ミステリーで知られる英国の女流作家アン・ペリー（1938年～2023年）です。ニュージーランドで育った彼女は高校時代に、親友のポウリーンと共謀し、ポウリーンの母親を殺害しています。</p>
<p>　アン・ペリーとポウリーンはファンタジー小説を共作する仲良しでしたが、同性愛を疑ったポウリーンの母親に交際をとがめられ、2人で彼女を撲殺しています。2人は事故に偽装しようとしましたが、警察にすぐに見破られたそうです。</p>
<p>　少女たちには無期懲役の判決が下されたものの、未成年だったことからアン・ペリーは女子少年院で5年間を過ごした後、英国で名前を変え、作家デビューを果たすことになります。</p>
<p>　この事件をもとに、ピーター・ジャクソン監督は『乙女の祈り』（1994年）として映画化しています。配信はされていませんが、なかなかの名作なので気になった方はDVDを探してみてください。</p>
<p>　妄想を現実化させることは、狂気でもあります。</p>
罪が明らかになった覆面作家と協力者の存在
<p>　作家が犯した事件を調べていくと、三島由紀夫が自衛隊市ヶ谷駐屯地で割腹自殺を遂げた「三島事件」などがネット上には出てきますが、同時に否応なく目に入るのが『名探偵コナン』の出版元である小学館で起きた「マンガワン」事件です。</p>
<p>　漫画配信アプリ「マンガワン」で連載されていたダークファンタジー『常人仮面』の原作者・一路一は、通信制高校の教え子に性加害を繰り返して逮捕された漫画家・山本章一の別名義であることが2026年2月に発覚。「マンガワン」を配信している小学館は、大変な騒ぎとなっています。</p>
<p>　小学館の担当編集者は漫画家・山本章一が起こした事件を知りながら、新しいペンネームに変えさせた上で漫画原作者として仕事を依頼していたことになります。</p>
<p>　アン・ペリーの場合は少なからず罪を償ってから作家デビューしていますが、山本章一／一路一の場合は一審で有罪判決、現在は双方が控訴中という裁判のさなかで漫画の連載を始めていたことになります。担当編集者が被害女性との示談交渉に関わっていたことも問題視されています。</p>
<p>　小説や漫画に登場する悪役には危険な魅力を感じさせるキャラもいますが、それはあくまでもフィクション上の人物だからです。実際に作家が罪を犯していたら、完全にアウトです。編集者の責任も問われます。</p>
<p>　連載開始から32年経った今も幅広い世代に支持される『名探偵コナン』を抱える大手出版社の内部で、いったい何が起きているのでしょうか。名探偵を必要としているのは、実は現実世界なのかもしれません。</p>
<p>ハリウッドの本気印</p>
<p>文＝映画ゾンビ・バブ</p>]]></content:encoded>
		<pubDate>2026-03-24T15:44:29+09:00</pubDate>
		<category><![CDATA[カルチャー]]></category>
		<media:content url="https://cyzo.jp/wp-content/uploads/2026/03/20260324-cyzoonline-column-konan-pic01.jpg" type="image/jpeg" expression="full" width="1280" height="720"><media:description type="plain"><![CDATA[映画『劇場版 名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌』［DVD］]]></media:description></media:content>
	</item>
	<item>
		<title>特集上映開催!!　大阪を拠点に世界をさすらう“映画流れ者”リム・カーワイ監督が見てきたニッポンと映画業界の16年</title>
		<link>https://cyzo.jp/culture/post_408024/</link>
		<guid>https://cyzo.jp/culture/post_408024/</guid>
		<description><![CDATA[大阪を拠点に世界各国で活動を続けるリム・カーワイ監督の特集上映『境界を超える無国籍映画“シネマドリフター” リム・カーワイ−新世界の夜明け−』が、東京・下北沢のシモキタ −エキマエ− シネマ『K2』を皮切りに、全国で順次]]></description>
		<content:encoded><![CDATA[<p>大阪を拠点に世界各国で活動を続けるリム・カーワイ監督の特集上映『境界を超える無国籍映画“シネマドリフター” リム・カーワイ−新世界の夜明け−』が、東京・下北沢のシモキタ −エキマエ− シネマ『K2』を皮切りに、全国で順次開催される。アジア随一の多民族国家マレーシアに生まれ育ち、自身も軽々と国境を越えていく異能のクリエイターが語る、ニッポンの“今”と映画産業の“未来”とは──!?</p>
<p></p>
<p>リム・カーワイ Lim Kah Wai<br />
1973年生まれ。マレーシア・クアラルンプール出身。93年に来日し、大阪大学基礎工学部に入学。電子工学科で学ぶ。卒業後は、都内の外資系通信会社で6年間のサラリーマン生活を経て、本格的に映画を学ぶべく中国・北京の北京電影学院に進学。10年の『アフター・オール・ディーズ・イヤーズ』で長編映画デビューを飾る。現在も大阪を拠点にしつつ、アジア全域から遠くバルカン半島まで世界を股にかけて活躍中。</p>
アジア的な居心地のよさから 大阪を拠点に
<p>──日本での大学・社会人経験があったとはいえ、本格的に映画を学ばれたのも、監督デビューも中国。その後、日本の、それも大阪に拠点を置かれたのはまたどうして？</p>
<p>リム・カーワイ（以下：LKW）　やっぱり自由に映画を撮りたかった、というのがいちばんですよね。僕が中国に渡ったのは、ちょうど2008年の北京五輪を目前に控えていた頃でね。経済が飛躍的に発展して、映画産業のマーケットもすごく大きくなっていたんです。ただ、そういった“バブル”の到来とともに、それまでは謙虚だったまわりの映画人たちの態度もどこか尊大になってしまって。そこに僕は馴染めなかった。</p>
<p>　エンターテイメント志向、大作志向が強まっていた反面、やっぱり制限もいろいろあって。だったらもっと自由に、自分が撮りたいものが撮れる日本に戻ろうかな、と。日本を離れると決めた時点では、中国や香港で頑張ろうとも思っていたんですけどね。</p>
<p>──東京ではなく、大阪を選んだのは？</p>
<p>LKW　大学を出たあと東京で6年間、サラリーマン生活をしていたんですけど、東京は僕にはちょっとクールすぎるんです（笑）。みんな明るくて、自然と冗談を言い合えたり、ツッコんだり、すぐ友達になれる大阪の距離感のほうが、自分の性には合っている。それは一度離れたからこそ、より感じたことでもありました。故郷のクアラルンプールや、北京、香港、ソウル、釜山など、アジアの他の都市にも通じるエネルギッシュな雰囲気が、大阪にはある。それが僕には、すごく居心地がいいんです。</p>
<p>──とはいえ、いわゆる“大阪3部作”の第1作『新世界の夜明け』（2012）を撮られた頃とは、大阪もずいぶん様変わりしています。劇中の主人公は、実家の旅館を「西成にはまだない外国人向けのゲストハウスにする」と奮闘していましたが、かつての“労働者の街”西成も、いまやすっかり“観光客の街”ですもんね。</p>
<p>LKW　そうですね。劇中では中国人が経営するスナックなどもフィクションとして入れ込みましたが、いま西成に行くと、それに近いカラオケバーがたくさんある。従業員は日本人だけど、その店が入るビルのオーナーは中国人といったケースも多いです。あの作品は、北京から来たお金持ちの女の子が、汚くて猥雑とした新世界の雰囲気に戸惑う、という構造が、従来の描かれ方とは真逆でした。公開当時はそれに対して「リアリティがない」「ツッコミどころが満載だ」みたいな指摘もかなりあったんですけどね。</p>
<p>──時代がリム・カーワイに追いついてきてしまった、と。</p>
<p>LKW　それがいいことなのかは、ちょっとわからないですけどね（笑）。まぁでも、僕自身は新世界ではなく、『COME &amp; GO カム・アンド・ゴー』（2020）の舞台にもなっているキタの中崎町というところで長年暮らしていますけど、あの近辺もやっぱりこの10年でかなり大きく変わっています。海外向けの雑誌やガイドブックでも紹介されているみたいで、いつのまにか日本に来た観光客の“訪れるべき場所”のようにさえなっている。日本語をしゃべれない中国からの移住者も増えていますしね。</p>



海外への“出控え”が イメージの固定化を助長!?
<p>──ちなみに、日本ではここ数年、外国人を敵視するような排外主義を掲げる言説が一定の支持を集めるようになっています。そういった空気の変化は感じます？</p>
<p>LKW　今回の特集上映が始まる直前、僕はオーストラリアに滞在していたんですけど、シドニーでもメルボルンでも、街中で見かける観光客の8割ぐらいはアジア圏の人たち。この傾向はたとえば、ニューヨークやロンドンなんかでもきっと同じだと思うんです。なので、そのことに対して今起きている拒否反応というのは、いわゆる差別感情ともまたちょっと違う気はします。“右傾化”そのものは全世界で同時に起きている現象のひとつ。取り立てて日本だけがそう、というわけでもないですしね。</p>
<p>──監督の故郷であるマレーシアはアジア有数の多民族国家。行き来する人の多さへの“慣れ”の部分では、島国の日本は大きく遅れを取っているのかもしれません。</p>
<p>LKW　僕が今、いちばん心配しているのは、過度な円安のせいで、留学や観光で海外に行く日本人、とくに若者が以前よりかなり減っている、ということ。海外からはたくさん人が入ってくるけど、自分からは出て行けない。それによってイメージの固定化が起きるとすれば、それはすごくよくないことだなと感じます。</p>
<p>　たとえば、「中国人ってどんなイメージ？」と聞いたら、多くの人は日本を訪れている観光客の姿を思い浮かべる。でも日本に来られるのは、ある程度余裕のある中産階級以上の人たちだけ。その時点で、かなりのバイアスがかかっちゃっていますからね。</p>



ミニシアターは 消えてほしくない日本の文化
<p>──一方、映画産業においても日本の“ガラパゴス化”は顕著だと聞きます。国や地域の垣根を越えた連携・発展を目指す『AFAN』（Asian Film Alliance Network）のような枠組みにも、日本は中国とともに現時点では不参加です。</p>
<p>LKW　Netflixのランキングなんかを見ても、日本人は本当に邦画や国内のドラマ・アニメしか観ていないですからね（苦笑）。ただ、作り手の立場からすれば、それだけ国内のマーケットに需要があるというのは決して悪いことじゃない、とも思います。</p>
<p>　かつて一時代を築いた香港映画なんかは、『トワイライト・ウォリーアーズ 決戦! 九龍城砦』（2024）がヒットしたというだけで、全体では年間20本も作れていませんし、韓国だってサブスク配信に偏るあまり、映画自体は崩壊の危機にある。僕がいた頃にバブルでウハウハだった中国の映画人たちの多くも、「仕事がないけど、買ったマンションを売ろうにも売れない」と頭を抱えていますからね。</p>
<p>──確かに。シネコンが主流になった現在でも、今回のシモキタ-エキマエ-シネマ『K2』や、『ディス・マジック・モーメント』（2023）にも登場したミニシアターが各地で今も頑張っている。それは日本ならではの文化として誇っていい気がします。</p>
<p>LKW　今年に入って、『新宿シネマカリテ』と『シネ・リーブル池袋』が閉館し、3月31日には『新世界の夜明け』でも撮影に協力してくださった『新世界国際劇場』もなくなってしまうので、それはすごくさみしいな、と。ただ、家賃がネックになる都市部とは違って、家族経営で建物も自前というケースも多い地方でなら、思いを引き継ぐ人がひとりでもいれば、やりようはいくらでもある。生き残っていくのは簡単じゃないですけど、ミニシアターの文化はこの先もなくならないと、僕は信じてますけどね。</p>
<p>──監督自身はこれからどのような活動を？</p>
<p>LKW　始めた頃は、映画でちゃんと儲けたいとも思っていたけど、ここまで16年間やって「全然メシは食えない」ということがもうわかってしまったので、それについてはもうあきらめて（笑）。ここから先はとにかく自分のやりたいことを、開きなおってやるしかないな、とは思ってます。まわりはあまり気づいていないけど、自分にはおもしろいと感じる。そんな題材をいかに映画へと変換していくか。そこが、これまでの僕が一貫してテーマにしてきた部分でもあるんでね。</p>
<p>──大学卒業後の就職先として選ばれたのはスマホの登場以前、黎明期の外資系通信会社。もしそのままサラリーマンを続けていれば、それなりのポジションを掴めていた可能性もありますよね。そこについての後悔は？</p>
<p>LKW　それはまったくないですよ。経済的な安定は確かにないけど、やりたいことを突きつめて得られる満足はあの頃の比じゃないですから。まぁ、大学で専攻していた半導体の分野にあのまま進んでいたらなぁ、とはちょっと思いますけどね（笑）。あの頃は学生からも敬遠されていたけど、いまやあらゆるものに必要不可欠ですからね。</p>
<p>──（笑）。リム・カーワイ作品はどれも、観終わったあとにヘンな気持ちになるものばかり。単純明快なエンタメ作品にはない唯一無二の“後味”を、それこそふだんはNetflixばかり、という人にこそ味わってもらいたいと個人的にも思います。</p>
<p>LKW　たくさんお客さんが来てくれたら期間の延長もあるみたいなので、この原稿を読んでひとりでも多くの人が、僕の作品に興味を持ってくれるとうれしいです。</p>



<p>（文＝鈴木長月）</p>
<p>＜インフォメーション＞</p>
<p></p>
<p>『境界を超える無国籍映画“シネマドリフター”リム・カーワイ─新世界の夜明け─』<br />
2026年3月20日（金）より、シモキタ-エキマエ-シネマ『K2』ほか、全国順次開催</p>
<p>【上映作品】<br />
『アフター・オール・ディーズ・イヤーズ』デジタル・リマスター版（2025/2010）<br />
『マジック＆ロス』（2010）<br />
『新世界の夜明け』（2012）<br />
『Fly Me To Minami 恋するミナミ』（2013）<br />
『どこでもない、ここしかない』（2018）<br />
『いつか、どこかで』（2019）<br />
『COME &amp; GO カム・アンド・ゴー』（2020）<br />
『あなたの微笑み』（2022）<br />
『ディス・マジック・モーメント』（2023）<br />
『すべて、至るところにある』（2024）<br />
※全作品英語字幕付き上映<br />
※3/20〜22、27〜29、4/2は監督×ゲスト登壇のトークイベントも開催。詳しくは公式Xにて。</p>
<p>配給:Cinema Drifters／宣伝:大福<br />
公式X:@LKWfilms／リム・カーワイ監督公式X:@cinemadrifter</p>
<p>まるごと1冊、リム・カーワイ特集の『boid paper vol.3』も同時発売!!<br />
定価:1,800円<br />
公式サイト: https://www.boid-s.com/8631</p>
<p></p>]]></content:encoded>
		<pubDate>2026-03-24T11:39:37+09:00</pubDate>
		<category><![CDATA[カルチャー]]></category>
		<media:content url="https://cyzo.jp/wp-content/uploads/2026/03/20260319-cyzoonline-interview-lkw-pic00.jpg" type="image/jpeg" expression="full" width="1280" height="720"><media:description type="plain"><![CDATA[映画『新世界の夜明け』（2012）の撮影風景　©cinemadrifters]]></media:description></media:content>
	</item>
	<item>
		<title>侍ジャパン惨敗、松本文科相W不倫、共同通信“掲載拒否”――元木昌彦のスクープ週刊誌</title>
		<link>https://cyzo.jp/culture/post_408293/</link>
		<guid>https://cyzo.jp/culture/post_408293/</guid>
		<description><![CDATA[＜今週の注目記事＞ 1「愛人女性が赤裸々告白『議員会館で私を抱いた松本洋平文科相へ』」（「週刊文春」3月26日号） 2「【“幻の原稿”を全文掲載】『高市総理への人格批判』を理由に…共同通信が公認心理師・信田さよ子氏の原稿]]></description>
		<content:encoded><![CDATA[

<p>＜今週の注目記事＞<br />
1「愛人女性が赤裸々告白『議員会館で私を抱いた松本洋平文科相へ』」（「週刊文春」3月26日号）<br />
2「【“幻の原稿”を全文掲載】『高市総理への人格批判』を理由に…共同通信が公認心理師・信田さよ子氏の原稿を掲載拒否していた！」（文春電子版03/16）<br />
3「イランを裏から支配する革命防衛隊の正体」（「ニューズウィーク日本版」3月24日号）<br />
4「トランプ大統領元側近ジョン・ボルトン独占インタビュー『米国は十分な準備をせずに攻撃を始めた可能性がある』」（「週刊新潮」3月26日号）<br />
5「私立高校無償化は害悪でしかない」（「週刊新潮」3月26日号）<br />
6「令和オイルショック“狂乱物価”に備えよ」（「週刊文春」3月26日号）<br />
7「ナチュラルとの攻防260日」（「週刊文春」3月26日号）<br />
8「元ジャンポケ斉藤、2500万円『示談決裂』裁判も妻・瀬戸サオリが残す “擁護投稿” が再燃…夫婦の “痕跡” 削除で疑われた意図」（「SmartFLASH」03.22 18:41）<br />
9「コワモテ警視庁幹部（60）が『フクハラ』処分後に辞職するまで」（「週刊新潮」3月26日号）<br />
10「WBCネットフリックス“独占配信”の裏で何が起きていたか」（「週刊新潮』3月26日号）<br />
11「侍ジャパン“惨敗の裏側”」（「週刊文春」3月26日号）</p>
<p>　日本から来たキャバクラ嬢が、アメリカ人の金持ちに会って抱きついた。</p>
<p>　高市首相がトランプ大統領に会った途端、目じりを下げトランプのところへ駆け寄って抱き着いたシーンを見ていて、そう思った。</p>
<p>　高市首相は英国のサッチャーを尊敬し、彼女のようになりたいといっていた。</p>
<p>　だが、サッチャーなら、トランプに会っても毅然としていて、トランプのほうから出迎えに行くはずである。</p>
<p>　植民地の女性首相の“性”といってしまえばそれまでだが、あまりにも哀しいシーンだった。</p>
<p>　トランプ大統領は、なぜ、日本などの友好国にイラン攻撃を事前に伝えなかったのかと記者から聞かれ、日本が「真珠湾攻撃」したことを例に出した。</p>
<p>　日本への脅しのつもりなのだろうか？</p>
<p>　日本が真珠湾攻撃をした当時、日本とアメリカはすでに対立関係にあり、アメリカの経済制裁などが始まっていた。それに日本はピンポイント攻撃をしたのであって、今回のように相手国のトップを狙い撃ちにするようなものではなかった。</p>
<p>　それに、今の日米は同盟国である。その国へ知らせないというのは、同盟関係を損ねかねない重大な裏切りではないか。</p>
<p>　キャバ嬢よろしくトランプ大統領の横で愛想笑いを浮かべていた高市首相も、さすがに一瞬顔が強張ったようだったが、「ドナルド、それは違うんじゃない」とはいえなかった。</p>
<p>　哀しいものだ、植民地のリーダーというものは。</p>
<p>　会談はすべてトランプのいいたい放題に終始したようだが、トランプは最後に高市首相に、こういったのではないか。</p>
<p>「日本国民にはあんたが都合のいいように伝えてくれていい」</p>
<p>　高市首相は、ホルムズ海峡への自衛隊の派遣は、日本国憲法を持ち出して「できない」と説得したといわれているが、それもおかしい。</p>
<p>　彼女は今の憲法を変えようとしているのではないか。自衛隊派遣どころか、九条を削除して「戦争のできる国」にしようとしている人間が、都合のいい時だけ憲法を持ち出すというのはおかしい。</p>
<p>　だが、この国の腰抜けメディアは、そうしたことさえ少しも触れない。あとで紹介するが、共同通信は高市のことを批判した寄稿を直前でボツにしてしまった。</p>
<p>　そんなに高市首相というのが恐いのか？</p>
<p>　今週の初めは、侍ジャパンというより大谷ジャパンといったほうがいいだろう、大谷のワンマンチームの無残な準々決勝敗退の「原因」を文春が報じている。</p>
<p>　大谷の後を打つ近藤健介が13打数ノーヒットでブレーキになったことは間違いない。だが、大谷を含めた全員を冷静に分析し、責任を問わなければ、寄せ集めチームの本当の欠陥はわからず、何も教訓を得られないということになる。</p>
<p>　文春で、ジャパンの関係者が、想定されていた中継ぎ陣が次々に戦列を離れ、弱体化したことを指摘しているが、そういうこともあっただろうが、それが失敗の本質ではないと、私は思っている。</p>
<p>　簡単にいうと、敗因は、源田壮亮を除いて、選手全員が「大谷さんスイング」をしていたことだ。</p>
<p>　圧倒的なパワーと下からすくいあげるアッパースイングは、大谷にしかできないスイングである。だが、村上宗隆も岡本和真も、佐藤輝明も、「大谷になりたかった」のだ。ほとんどの選手がホームラン狙いでブンブン振り回していたため、日本の得意な「スモールベースボール」をやれるバッターがいなかった。</p>
<p>　フォアボールで塁に出れば、盗塁する、またはバントで確実に送って、渋いヒットで走者を還すという当たり前のことをやらなかった。</p>
<p>　台湾やチェコ相手ならそれでいいだろうが、ベネズエラのように大砲はそろっている、投手陣の層も厚いチーム相手では、力負けするのは試合前から分かっていたことである。</p>
<p>　中日ドラゴンズを支えた森繁和が、中日の後輩でもある井端監督をこう評しているが、一番的を射ていると思う。</p>
<p>「打てなかった時、どうやって自分たちのペースに持っていくかが重要。俺だったら二番か七番に周東（佑京）のような足が速くて小技が使える奴を置く。そういう打者が塁に出たとき、相手へのプレッシャーは大きい。今回は全員四番級の打線になったが、相手にメジャー級のスラッガーを揃えられたらまだかなわない。日本は日本に合った野球をやってきたのだから、スモールベースボールを生かしつつ、パワーで押せるところは押した方が良い」</p>
<p>　だが井端監督はやらなかった。</p>
<p>　選手たちが全員「大谷さんに憧れ、大谷のようになりたい」と思ってしまったからだ。</p>
<p>　しかし、圧倒的な大谷のパワーの前に、自信を失い、どうしていいかわからないままWBCを終えた。</p>
<p>　文春は、早くも次のWBCの監督の人選をあれこれしているが、私は、3年後には「大谷翔平監督」ではないかと思っている。</p>
<p>　そのとき大谷も34歳になる。今年は二刀流を復活させるようだが、体への負担は年々重くなる。</p>
<p>　ケガをしないでほしいが、何かあれば「引退」の二文字も出てくるかもしれない。</p>
<p>　次のWBCは監督兼選手として、大谷翔平の丸ごと代表チームにすれば、それだけでファンは喜ぶ。</p>
<p>　WBCの規約がどうなっているのかは知らないが、選手と監督の二刀流ができれば、話題性は十分だ。</p>
<p>　どうだろうか？　大谷さん！</p>
<p>　次もWBCがらみ。今回の中継は、Netflixが150億円ともいわれる巨額なカネを払って放映権を独占した。</p>
<p>　批判はあったが、ゴルフもサッカー、ボクシングもタダでは見られなくなってきている。</p>
<p>　3月21日の夜にあった韓国の人気グループBTSの復帰コンサートには10万人以上のファンが詰めかけた。</p>
<p>　私もNetflixの独占中継で観た。韓国語でしか放送しなかったので私には理解できなかったが、熱気だけは伝わってきた。</p>
<p>　今やNetflixを抜きにしては、映画も、WBCも、ボクシングも、LIVE中継も語れない世の中である。</p>
<p>　私はこういう形を好まないが、時代の流れで致し方ないのだろう。</p>
<p>　WBCは、思わぬ侍ジャパンの準々決勝敗退で、Netflixはさぞ頭をかかえているのではないか？</p>
<p>　新潮によれば、WBCでひと儲けと考えていたスポーツバーなどは放映できずに困ったそうだが、客は毎晩集まり、自分のスマホを見て盛り上がっていたという。</p>
<p>　私は、決勝戦のアメリカ対ベネズエラ戦を見たが、アメリカは最初から押されていて、点差はわずかだったが、ベネズエラの圧勝だった。</p>
<p>　試合が終わり、ベネズエラの選手たちが嬉し泣きしていたのには感動した。</p>
<p>　その背景には、今年1月、トランプ大統領がベネズエラへの軍事攻撃を実施し、ニコラス・マドゥロ大統領夫妻を拉致・拘束して、ニューヨークに連れてくるという、国民にとっては“国辱的”なことがある。</p>
<p>　マドゥロ体制への賛否はあるだろうが、国のリーダーを連れ去って、国民への説明もしないトランプ・アメリカへの敵対心が、ベネズエラの選手たちを燃え上がらせ、トランプへの意趣返しに、彼の別荘のあるマイアミで、アメリカに勝つのだという決意が、最強チームといわれていたアメリカに打ち勝ったのだと思う。</p>
<p>　その嬉し泣きではなかったか。</p>
<p>　トランプ大統領は、WBCについて何も発言していないようだが、腹の中では怒っていたのではないだろうか。</p>
<p>　そうした意味も含めて、ベネズエラのアメリカを破っての優勝は、久々の快挙であった。</p>
<p>　一部報道では、決勝戦を見たくてアメリカのネトフリの契約者が増えたといわれるそうだ。まあ、中継の中でもたっぷりCMを流したのだから、採算は取れたのではないか。</p>
<p>　お次も新潮から。</p>
<p>「フキハラ」などという言葉があるんだね。「不機嫌ハラスメント」といって、職場などで無視したりため息をついたり、不機嫌な態度で相手に接すると、ハラスメントになるというのだ。</p>
<p>　さすれば、私は家にいるときは常に不機嫌だから、カミさんから毎日のように「フキハラ」だといわれ続けているのだ。よく訴えられなかったものだと感謝しなければなるまい。</p>
<p>　この「フキハラ」で処分された警視庁幹部がいるというのである。</p>
<p>　60歳の警視正が、2021年9月から25年の9月までの約4年間、部下に対して不機嫌な態度を取り続け、委縮させ、これが目出度く「フキハラ」認定されたという。</p>
<p>　警視庁が内部調査をすると、「反論すると不機嫌になる」「意見具申すらできない」という声が噴出したというのだ。</p>
<p>　だが、その反面、「誰よりも仕事はでき、指示は的確だった」と評価する声もあったそうだ。</p>
<p>　彼は地方公務員採用だから、警視正という上から4番目の階級につくまでの努力は、並大抵のものではなかったはずだ。</p>
<p>「その過程で押し出しの強さを身につけ、同時に“敵と味方の選別”をするようになったと見ています」（警視庁関係者）</p>
<p>　だが、記者受けはよかったようだ。</p>
<p>「Aさんのレクはどの幹部よりも時間が長い分、詳しいのです。保安課が手がけた、女性を違法に性風俗店へ斡旋する大規模スカウトグル―プ『アクセス』の摘発や吉本興業のタレントを書類送検したオンラインカジノ事件などでは、メディアと共闘してうまく社会問題化させていたと思います」（警視庁詰めの記者）</p>
<p>　だが、自分が教えたネタを扱わなかった社には、容赦なく怒鳴り散らしたという。</p>
<p>「彼はもともと60歳で退職するつもりだったようですが、処分を受けてスパッと辞めた。良くも悪くも、自分を貫き通す“昔気質の警官”でした」（同）</p>
<p>　部下からの「フキハラ」が恐くて、いうこともいわないのでは、いる価値もないのだろう。</p>
<p>　私たちのような、自分勝手で、やりたいようにやる人間のいる場所がどんどんなくなっている。</p>
<p>　寂しいと思うのは、私のような年寄りだけだろうな。</p>
<p>　さて、ジャンポケの斉藤といっても、覚えている人は、私のような競馬好きだけなのだろう。</p>
<p>「斉藤被告は、2024年にテレビ番組収録中のロケバス内で、女性に性的暴行を加えたとして、不同意性交と不同意わいせつの容疑で、東京地検に在宅起訴された。2026年3月13日から公判がおこなわれている」（SmartFLASH03.22 18:41）</p>
<p>　スポーツ紙記者がこう話している。</p>
<p>「17日の第2回公判では、被害女性と母親が証人として出廷し、当日の様子を詳細に証言しました。被害女性は『いきなりキスをされたりして本当に怖かった』と話す一方、斉藤被告は同意のうえだったとして、起訴内容を否定。ただ、斉藤被告が被害者に2500万円で示談を持ちかけるも、女性側から『示談ではなく刑事罰を望んでいる』と拒否されていたことも発覚しました」</p>
<p>　斉藤被告は2017年にタレントの瀬戸サオリと結婚している。2019年に長男が誕生しているが、2500万円の「示談決裂」裁判がおこなわれるなかで、瀬戸は沈黙を貫いているという。</p>
<p>　それは、SmartFLASHによると、瀬戸が事件発覚直後にInstagramに投稿した内容が批判にさらされたからだそうだ。</p>
<p>　2024年10月の投稿で瀬戸は《関係者の皆様にはご心配とご迷惑をおかけして申し訳ございません》と、夫の騒動を謝罪したが、続けて、瀬戸は《この件で性的暴行と報道されておりますが一部事実と違う報道がされております》と記載したのだ。</p>
<p>　さらに続けて、《事実関係としましては、相手の方からも行為がありSNSをフォローしたり連絡先を交換していたことは事実でこちらとしましてはロケバスの中のドライブレコーダー及びカメラの解析を警察の方に求めていました。一方的な行為ではなかったことを伝えている状況でした》とつづり、斉藤被告を擁護するような文面だった。</p>
<p>　あたかも被害女性に非があるかのような印象を与え、SNSで炎上したのだが、3月22日時点では、瀬戸はこの投稿を残しており、コメント欄には、応援する声と批判する声が入り乱れているという。</p>
<p>　最近の投稿で瀬戸は、子どもとのことばかりで、斉藤のことには触れていないそうだが、当時の投稿を残しているのだから、密かに夫を支援しているのかもしれない。</p>
<p>　それにしても斉藤はバカなことをしでかしたものである。“後悔先に勃つ”である。</p>
<p>　ところで、風俗店に女性たちを斡旋することで巨利を得てきた「ナチュラル」という非合法集団は、特殊なアプリを開発して連絡を取り合っているために、首謀者が逮捕されても活動を自粛せず、警察をあざ笑うかのごとく、これまで通り女性たちを風俗に送り込んでいるといわれる。</p>
<p>　だが、そのナチュラルからの非道な「スカウトバック（紹介料）」を拒み続けてきた風俗店があると、文春が報じている。</p>
<p>「私たちは法改正を機に、今後ナチュラルとは一切、付き合わないと決めたのです。ところが、女性の斡旋を断った途端、彼らの嫌がらせは日に日にエスカレートしていった。風俗店の中にはこれに耐えられず、違法行為と知りながら密かにスカウトバックを支払い続けている店もあるそうです」</p>
<p>　こう語るのは、広島市で風俗店を経営するグループ企業代表のX。</p>
<p>ナチュラルとの決別を決意したXに対し、グループは執拗な嫌がらせを重ねていったという。</p>
<p>　これには少し解説がいるだろう。2025年6月28日に「改正風営法」が施行された。</p>
<p>「改正風営法では、性風俗店からスカウトに支払われる『スカウトバック』が禁止になりました。違反した場合は六カ月以下の拘禁刑もしくは百万円以下の罰金、もしくは両方が科せられます」（社会部記者）</p>
<p>　そのため、日本屈指の繁華街である東京・歌舞伎町の風景も一変したという。ハイエナの如く彷徨う無数のスカウトたちは激減し、ナチュラルをはじめ、食い扶持を奪われたスカウト集団の一部は、闇に潜り、先鋭化していったというのだ。</p>
<p>　文春によれば、法改正以前のナチュラルは全国、海外まで及ぶ斡旋業で得るスカウトバックを主な収益源として、法外な利益を上げてきたという。</p>
<p>「性風俗店で働く女性たちの稼ぎの十五％が毎月、スカウトバックとして支払われる。年間収益は五十億円にも上るとされ、多い時で約二千人の構成員が日本全国に人脈を張り巡らせる。警察当局を“ウイルス”と呼んで敵視し、警察対策を専門とする部署には現役の捜査員と通じる者もいる。一方、組織内部では信賞必罰を貫き、裏切り者には性的拷問付きの“制裁”まで加え、徹底した統制がなされている」（警察庁担当記者）</p>
<p>　彼らは、歌舞伎町を拠点にしているが、Xが経営する広島の風俗店も、ナチュラルに大きく依存してきたという。</p>
<p>「私が2年半前にM＆Aで店を買収する以前から、取引関係は長年にわたり続いていたと聞いています。月に四、五十人規模で女性を東京から“出稼ぎ”として送ってもらっていた。これだけの人数を毎月手配するのは並大抵の組織力ではありません。女性を途切れさせない優秀なスカウトとして、風俗店の経営上、重宝していたのは事実です」（X）</p>
<p>　ナチュラル側に支払うスカウトバックは多い月で350万円ほどに達していたという。</p>
<p>「月末になると売上の回収のため東京から新幹線に乗って訪れる担当者は恐らく、『闇バイト』として雇われた若者たち。足のつかない現金払いに固執し、広島中の風俗店の売上を短期間に回収して回る。こうした回収役は組織の“手足”に過ぎず、身分証や家族情報まで本部に把握され、ネコババしようものなら恐ろしい制裁を受ける」（社会部記者）</p>
<p>　しかし、Xの店では、「法律が改正された以上、スカウトに依存し続けるわけにはいかない」と、ナチュラルをはじめスカウトを通して入店した女性たちには全員に退店手続きを行ったそうだ。</p>
<p>　売上が大幅に減少することを覚悟の上での、苦渋の決断だったが、一方で、再雇用を希望する女性に対してはスカウトを介さない直接契約で対応したという。一部は直接応募してきたので雇用したが、その数は1割にも満たなかったため、月の売上は一時、大きく落ち込んだという。</p>
<p>　しかし、担当者は店にこう告げたという。</p>
<p>「女の子たちを直接雇っているみたいですが、それは我々を通していることと同一ですよね。これまで通りスカウトバックを支払ってください」</p>
<p>　そしてこうも続けたという。「安心してください。うちのアプリで取引している限り、絶対に警察に捕まりませんから」</p>
<p>　ここでも以前紹介したから詳しくは書かないが、このアプリはなかなかの優れモノだそうだ。</p>
<p>　ナチュラルと袂を分かったXのデリヘル店には、当初は2週間に1、2回だった“督促”電話の回数が段階的に増していったという。</p>
<p>　昨秋頃には、電話をかけてくる担当者が替わり、新たな男は「“クリア”のナカノ」を名乗ったそうだ。如実に執拗さを露わにし、着電回数は多い日には10回ほど。店の営業にも支障を来しているという。</p>
<p>　それでもＸは心変わりしないという。昔、映画『仁義なき戦い』に描かれたとおり、広島には一本筋の通った堅気さんが多くいるのだろう。</p>
<p>　警察もＸの店を守るために、手を打つべきだ。非合法集団なんぞに負けてはいけない。</p>
<p><br />
　次も文春から。</p>
<p>　トランプのおかげで、原油が値上がりし、すべての物価がそれを受けて値上がりするという、最悪の事態になりそうである。</p>
<p>　トランプが許せないのは、イランを何のために攻撃したのか、最終的な目的は何なのかを示さず、のらくら答弁を繰り返すだけで、とばっちりを受けている日本を含めた友好国は、そのたびに一喜一憂しなくてはいけないことである。</p>
<p>　イランも中東の大国である。そう簡単にゴメンナサイできるわけはない。イランは中東にあるアメリカ施設を破壊し始め、中東全域が戦闘状態になりそうである。</p>
<p>　こうなったら、高市首相はあんな奴にヘラヘラせずに、毅然とした態度で、石油を手に入れるために中東各国を歴訪するべきではないか。</p>
<p>　それが「日本ファースト」ということであるはずだ。</p>
<p>　トランプなんざあ、秋の中間選挙が終われば「レイムダック」になること間違いない。</p>
<p>　そんな奴にぶら下がっていてもいいことなんぞこれっぽっちもない。トランプの常識は世界の非常識なのだから、アメリカ離れではなく、トランプ離れを早くするべきだ。</p>
<p>　しかし、トランプと親しかったといわれる故・安倍晋三の威を借りなければ、何もできない高市首相だから、そんなことは考えないのだろう。</p>
<p>　かくして、われわれ庶民は、音を上げる桜のシーズンを迎えるのである。</p>
<p>　文春は、令和のオイルショックに備えよというが、どう備えたらいいのだろうか？</p>
<p>　ガソリンが値上げになると考えて、ガソリンスタンドにはマイカーに乗って「いくらでもいいから入れてくれ」という客が引きも切らないという。</p>
<p>「二〇二五年十二月時点で、国家備蓄・民間備蓄・産油国共同備蓄合わせて計二百五十四日間分が確保されています」（政治部記者）</p>
<p>　政府は3月16日に15日分の石油備蓄の放出を始めた。ここから254日分、単純計算で11月24日までは備蓄だけで需要を賄える計算になるのだが、国家備蓄は146日分だけで、民間備蓄は放出されるのかは流動的だといわれているそうだ。</p>
<p>　原油価格の上昇に耐えられなければ、値上げラッシュが始まることは間違いない。</p>
<p>　帝国データバンクの東京支社情報統括部の飯島大介がこう解説する。</p>
<p>「原油は、包装資材、ボイラーなどを通じて、ほぼ全ての商品に間接的に使われている。最初は価格転嫁が難しいと我慢できても、原油高が長期化し下がる見込みがないと判断すれば、なだれを打つように価格を引き上げる時が来るでしょう」</p>
<p>　それに「便乗値上げ」もあるだろう。</p>
<p>　1973年のオイルショックの時と同じように、日用品やトイレットペーパーが品薄になってきているようだ。</p>
<p>　電気代やガス料金も、文春によると、おおむね半年後には値上げになるという。</p>
<p>　政府の経済財政諮問会議の民間議員で、高市政権の経済ブレーンともされる第一生命経済研究所経済調査部・首席エコノミストの永濱利廣もこういっているのだ。</p>
<p>　かつてイラン情勢が緊迫して1バレル約190ドルと最高の水準で推移した2012年と同じ程度で動くと仮定すると、家計負担額は3万6000円上昇し、物価高による年8万9000円と合わせると、各世帯、実質的に年12万円の負担増になるというのである。</p>
<p>　冗談じゃない。トランプにその分を穴埋めさせろ！</p>
<p>　われわれができることは限られている。</p>
<p>　携帯電話を格安スマホに替え、食品ロスをなくし、車に乗らず、家電を買う際は公的支援があるかどうか確認する。</p>
<p>　そんなことよりも、トランプを止めろ！　そのほうが安上がりなはずだ。</p>
<p>　ところで、私はAIというものをあまり使ってこなかった。</p>
<p>　検索などではもちろん使ってはいたが、さほど、これまでの検索と比べて便利になったとも、優れているとも思ったことがなかった。</p>
<p>　だが、先日、ボーッとしているとき、ふと、週刊誌の記事のまとめというのをAIはできるものだろうか？　と考えた。</p>
<p>　要点整理だ。例えば、今週の週刊誌のこの記事を要約してくれと打ち込んで、答えが帰ってくるのだろうか？</p>
<p>　文春も新潮も、有料のページには紙で発売した内容が全て載ってはいるが、カネを払わなくては見ることができない。</p>
<p>　紙に印刷してある言葉をAIが盗み読みするわけはないだろう。では、AIは、それはできませんというのだろうか？</p>
<p>　以前、競馬の予想をAIに頼んだら、「私は予想はやりません」と断られたことがあった。</p>
<p>　今度も、「週刊誌は読まないので、できません」というのだろうか？</p>
<p>　妄想は膨らんだ。ネット上に上がっている情報を、英語だろうと日本語だろうと、ドイツ語だろうと引っ張ってきて、瞬時に要約してくれるのに、紙媒体だけの情報は、取ってこられないのだろうか？</p>
<p>　そこで、新潮にしては重い記事である、今週の「私立高校無償化は害悪でしかない」という特集を要約せよと、命令を出してみた。</p>
<p>　すると、見事な要約をしてくれたのだ。これはすごい！　思わず感嘆詞が漏れた。</p>
<p>　次に、鳥山まことの第174回芥川賞受賞作『時の家（ときのがや）』を1000字程度で要約してくれと頼むと、これまた瞬時に、読みどころ、この作品の優れている点などを過不足なく紹介してくれた。</p>
<p>　さらに、五百旗頭真著『米国の日本占領政策』（中公学芸ライブラリー）上下本を、3000字程度で要約を頼むと、同様に提示してくれたのである。</p>
<p>　ということは、雑誌記事だけではなく、古今東西の本の中で、これを読んでみたいと思った本のタイトルをAIに打ち込めば、大筋を瞬時にして知ることができるのであろう。もちろん間違いはあるのだろうが……。</p>
<p>　とすれば、PCの前にいながら、全ての情報を手に入れることができるだけではなく、大部の本の要約を頼めば、その本を読まなくても、おおよその内容を知ることができるのだ。</p>
<p>　AIを駆使している人間なら当たり前のことなのだろうが、知ろうとすれば、世界中の「叡智」を居ながらに自分のものにできるということになる。</p>
<p>　これは出版界にとっては脅威になるのではないか。少なくとも、私が幼いころにやっていた、書店で立ち読みが必要なくなったということだ。</p>
<p>　確かに、アマゾンなどの電子書店では、サンプルを読めるサービスがある。だが、AIは、その本の結末、または、結論を教えてくれるのだ。</p>
<p>　これは使える！　とまあ、AI初心者の私は、欣喜雀躍したのである。</p>
<p>　そこで、この新潮の記事をAIがどのように要約したのか、以下に紹介しよう。</p>
<p>特集要約：私立高校無償化がもたらす「教育と地域の崩壊」</p>
<p>1. 制度の表面的な「美辞麗句」と残酷な現実</p>
<p>　現在、政府や自治体が強力に推進している「高校授業料の実質無償化」政策。特に東京都を筆頭に所得制限が撤廃され、誰もが私立高校を経済的負担なく選べるようになったことは、一見すると「教育の機会均等」や「少子化対策」として画期的な進歩に見える。しかし、本特集では、この「聞こえのよい政策」が日本の教育システムと地域社会に、回復不能なダメージを与えつつある実態を指摘している。</p>
<p>2. 公立高校の地盤沈下と「地域の過疎化」の加速</p>
<p>　最も深刻な副作用として挙げられるのが、公立高校の急激な志願者減少である。私立高校の授業料が実質ゼロになれば、設備が整い、大学合格実績に特化した私立に受験生が流れるのは当然の帰結である。その結果、これまで地域コミュニティの核となっていた公立高校が定員割れを起こし、統廃合が加速している。</p>
<p>　公立高校の消滅は、単なる学校数の減少に留まらない。学校がなくなることで、その地域から若者や子育て世代が流出し、結果として「地域の過疎化」をさらに押し進める「害悪」となっている。伝統ある公立校が守ってきた「地域の知の拠点」としての役割が、安易なバラマキ政策によって破壊されている。</p>
<p>3. 中学受験の激化と「新たな教育格差」の創出</p>
<p>　無償化は「格差是正」を大義名分としているが、実態は逆である。高校が無償になることで、浮いた教育費を「小学校高学年からの塾代」や「中学受験対策」に前倒しで投入する家庭が激増している。これにより中学受験がかつてないほど激化し、早期の段階で「経済力による教育格差」がより鮮明に固定化されるという皮肉な事態を招いている。</p>
<p>　また、この「中学受験バブル」は子供たちの健全な発達を阻害し、行き過ぎた学歴競争を助長している。無償化という甘い言葉が、結果として親たちをより過酷な課金ゲームへと駆り立てている。</p>
<p>4. 教育の質の劣化：「早く勉強をやめられる」私立の選択</p>
<p>　記事が警鐘を鳴らすもう一つの視点は、生徒たちの「学習意欲の減退」である。無償化を背景に私立高校側は、大学の「附属校化」や「指定校推薦枠の確保」を売り文句に生徒を集めている。これ自体は戦略だが、生徒側には「受験勉強から早く解放されたい」「楽に大学へ行きたい」という動機で私立を選ぶ傾向が強まっている。</p>
<p>　切磋琢磨して実力をつける公立の進学校を避け、安易な内部進学ルートを無償で手に入れることが「賢い選択」とされる風潮は、国全体としての学力低下や、困難に立ち向かう精神の欠如を招きかねない。</p>
<p>5. 制度の矛盾と「私立校の選別」の必要性</p>
<p>　そもそも私立学校とは、独自の建学の精神に基づき、公立とは異なる教育を行う「独立した存在」であるはずだ。しかし、運営費の多くを税金（無償化の補助金）に依存するようになれば、それはもはや「準公立」であり、私立としての独自性や経営努力は失われていく。</p>
<p>　記事は、教育の多様性を守るためには、一律の無償化ではなく、真に教育の質が高い学校や困窮世帯への重点的な支援に限定すべきだと提言する。「タダより高いものはない」という格言通り、無償化という目先の利益と引き換えに、私たちは日本の教育が長年培ってきた「公教育の公平性」と「地域社会の活力」という、金銭に換えがたい価値を失おうとしているのだ。</p>
<p>結論</p>
<p>　本特集は、高校無償化を単なる「家計支援」と捉える世論に対し、それが「公立の破壊」「地域コミュニティの崩壊」「中学受験の異常加熱」「学力低下」を招く「害悪」であることを鋭く告発している。ポピュリズムに基づいたバラマキ政策が、日本の未来を担う教育現場をいかに歪めているか。今、私たちはその代償の大きさを直視しなければならない。</p>
<p>　いかがでしょうか？　内容に間違いはないと思う。</p>
<p>　新潮はトランプ前政権で国家安全保障問題担当大統領補佐官（2018～2019）を務め、約1年半で辞任したジョン・ボルトンに独占インタビューを行った。</p>
<p>　ボルトンは2005年から2006年まで駐国連米国大使を務め、40年以上にわたりワシントン政治の中心で活躍した人物であると、新潮（2025年1月16日号）でもインタビューしていた。</p>
<p>　トランプが再選した直後で、ボルトンはこんな発言をしている。</p>
<p>「こうした中で私が日本にアドバイスできることは、指導者がトランプ氏と良好な関係を築き、常に連携を図ることです。特に推進する政策がトランプ氏個人の利益につながることを強調し、協力関係を強化することが重要です。このような努力をした安倍晋三元首相はトランプ第1次政権時代、他の誰よりも親密な関係を築きました」</p>
<p>　高市首相はボルトンのいう通りに、安倍との関係を強調し、良き僕として、トランプに付き従っている。</p>
<p>　だが、今回のイランとの開戦は、日本だけではなく、他の友好国にも多大な衝撃を与えた。</p>
<p>　なぜ、トランプはこんな戦争を始めたのだろうか？</p>
<p>　それに対してはボルトンは、トランプ政権が攻撃前に十分な準備を進めていたのかという点に疑問を呈している。</p>
<p>　さらにこういう。</p>
<p>「トランプ氏は今回の軍事行動に対する支持率が、第二次世界大戦以降で最も低い水準にある中、攻撃を開始しました。一般に、戦争への支持率は時間の経過とともに低下する傾向があります。だからこそ、特殊作戦部隊やイラン国内の反体制勢力を巧みに活用し、可能な限り早期に政権の崩壊を図らねばならないのです」</p>
<p>　しかし、早期終結は難しそうだが、ボルトンはできると見ているようだ。</p>
<p>「またトランプ政権は攻撃に先立って、その正当性について、米国民や議会、さらには同盟国に対して十分な説明を行ってきませんでした。MAGA支持層の多くが孤立主義的傾向を持つこともあり、これもトランプ氏特有の政治的な難題と言えます。</p>
<p>　このまま戦争の正当性が十分に示されないまま、イランでの軍事作戦が長期化して米軍の犠牲者が増えれば、戦争反対の声はさらに強まります。しかし、ホルムズ海峡の封鎖が解除され、原油価格が落ち着いて市場が安定すれば、最終的には中間選挙の主要争点にはならないはずです」</p>
<p>　私には楽観的過ぎると思うが、元々トランプ寄りなのだろうから、致し方ないか。</p>
<p>ニューズウィーク日本版は、イランを今でも支配する革命防衛隊とは何なのかを報じている。</p>
<p>　イランの宗教指導層は、既存の国軍を信用できなかった。反革命の策動や、アメリカによる軍事侵攻やクーデターを恐れたからだ。</p>
<p>　そこで自分たちの体制を守るために、従来の国家構造とは別の組織をつくった。それが革命防衛隊だという。</p>
<p>　創設以来、革命防衛軍は「イスラム法学者による宗教・社会管理」のイデオロギーに基づき、革命の先鋒として国内では体制を守り、国外では革命闘争を推進する役目を果たしてきたという。</p>
<p>　その後、最高指導者直属の「国家内国家」になり、今では国家全体を支配しているというのである。</p>
<p>　現在、兵力は19万人を超えているそうだ。</p>
<p>　2007年にはイラン全土にいる民兵組織「バシジ」の指揮権も掌握したそうである。</p>
<p>　革命防衛隊はミサイル部隊も支配し、ドローンなども所有するが、通常戦力ではアメリカやイスラエルには敵わないから、テロやゲリラ、サイバー攻撃などに力を入れているという。</p>
<p>　革命防衛隊はしばしば残忍な手段で治安維持をしてきた。2022年に始まった「女性、命、自由」の大規模な反政府行動に対して、性的暴行や拷問で潰したのは革命防衛隊とバシジだそうだ。</p>
<p>　さらにイラン議会の議員の半数以上は元隊員だという。</p>
<p>　今のイランの経済を握っているのも防衛隊だそうだ。</p>
<p>　したがって、今の体制が崩壊したとしても、現体制に代わる勢力がイラン国民の中から出てくる保証はないという。</p>
<p>　イスラム革命後の47年間で、イランの人々は、革命防衛隊と宗教指導者たちに飼いならされ、抵抗すれば殺されてきたからだ。</p>
<p>　トランプ大統領は、地上軍の投入も考えていると発言しているが、もし、そのようなことをやれば、米軍の死者は増え続け、それこそ、ベトナム反戦の時のように、国内に「戦争反対」の運動が広がり、トランプは追い落とされるに違いない。</p>
<p>　トランプは完全に虎の尾を踏んだようだ。</p>
<p>　ところで、メディアは、圧倒的な数をバックに我がまま放題の高市政権にすり寄り、権力を批判するという役割は放棄したようだ。</p>
<p>　文春電子版が、「共同通信が公認心理師・信田さよ子氏の原稿を掲載拒否していた！」と報じている。</p>
<p>　内容は高市首相批判ではあるが、読んでもらえばわかるが、この程度の文章を掲載できないとした共同通信はもはやジャーナリズムの看板を下ろしたほうがいい。</p>
<p>　文春によれば、</p>
<p>「日本最大の通信社である共同通信社。信田氏が依頼されたのは『視標』という、時事問題についての国内外の識者の論説を掲載するオピニオン欄への寄稿で、テーマは高市総理だった。信田氏は在野のカウンセラーとしてDV問題や母娘問題に関わってきた経験に基づき、高市総理に強固な支持が寄せられる理由をまとめた」</p>
<p>　その上、この原稿は共同の担当者が内容を確認して、説明不足な点や修正すべき箇所を指摘され、複数回の修正を経て完成したというのだ。</p>
<p>　しかし、記事配信直前になって、担当者からこのようなメールが届いたそうだ。</p>
<p>「共同の担当者から『大変残念ですが、高市総理に対する人格批判や読むのが不快になる表現があるので、記事は載せられなくなった』という趣旨の連絡がありました。私が存じ上げない“編集トップ”による決定とのことでした」（信田氏）</p>
<p>　担当者の説明によると、編集幹部が問題視したのは、文中で高市総理の政治キャリアについて言及した一段落だという。この段落の冒頭は、次のような一文で始まる。</p>
<p>〈地盤もないのに、次々と力を持つ男性たちに取り入ってのしあがり、使えるものはなんでも使って政権の中枢にまでたどりついた〉</p>
<p>　その通りではないか。</p>
<p>　信田がこう話す。</p>
<p>「その時々の権力者と近い関係にあった高市氏の姿を念頭に置きました。例えば高市氏は安倍晋三元首相と近かったし、それ以前には森喜朗元首相にも可愛がられていた。これらは報道などで何度も言及されてきたことです。そもそも、私が原稿の中で伝えたかったのは、これまで男社会でつらい思いをしてきた女性たちが、ここまでのしあがってきた高市さんに拍手を送っているということ。“男性たちに取り入ってのし上がり、政権の中枢にたどりついた”という表現が人格攻撃だと捉えられたのかもしれませんが、権力者というのはあらゆる批判を受ける可能性があり、それを許さないのは言論統制に繋がりかねません」</p>
<p>　問題視された表現については、担当者からは何も指摘がなかったそうだ。</p>
<p>　上の人間が、高市に忖度してボツにしたということだろう。</p>
<p>　文春が共同通信社に質問状を送ると、次のような回答があったという。</p>
<p>「出稿の経緯については回答を控えます。『高市内閣への忖度』は一切ありません」</p>
<p>　共同通信、大丈夫かい？　全文は電子版で見てもらうことにして、最後の部分だけを紹介しておきたい。「被害の否認」という言葉が出てくるが、DVの被害を受けた女性が、それを恥と思い、自分にも責任があると思ってしまうことだと信田は定義している。</p>
<p>《地盤もないのに、次々と力を持つ男性たちに取り入ってのしあがり、使えるものはなんでも使って政権の中枢にまでたどりついた。彼女が男性中心の自民党においてどれほど苦労をしたか、どれほど悔しい思いをしたかも、被害を否認してきた女性ならわかる。だから首相就任の際の「働いて×5」発言は、自分たちへの奉仕宣言として受け止められたのだ。<br />
<br />
力を奪った存在に同一化し似せることで力を獲得する姿は男女を問わず世間にありふれている。被害の否認が加害者への同一化を生むとすれば、そこに生じる権力への渇望はいっそう激しいものとなる。そうやって権力を得た高市的なるものに、自己を同一化させる被害者が、有権者の中にかくも多くいたということなのだ。</p>
<p>高市人気の背景にこのような被害の否認が働いているとすれば、正しさから行われる批判が支持率を下げないのにも納得がいく。》</p>
<p>　今週の最後の記事は、文春が先週スクープした松本洋平文科相のＷ不倫問題追及第2弾。</p>
<p>　朝日新聞デジタル（3月19日 11時58分）は、この続報を受け、松本が会見したと報じている。</p>
<p>《週刊文春による松本洋平文部科学相の不倫報道をめぐり、松本氏は19日の閣議後会見で、不倫相手の女性と議員会館で会った際の状況について詳しい説明を避け、「現時点で自ら説明の場を設けることは考えていない」と述べた。</p>
<p>　松本氏は12日の国会答弁などで、既婚女性との不倫を認めた。また、2022年に女性と議員会館の自室で会い、「意見交換した」などと説明した。</p>
<p>　一方、週刊文春電子版は18日、議員会館で女性が松本氏と「唇を重ねた」ことや、松本氏と女性の関係が昨秋ごろまで続いていたなどと報じた。</p>
<p>　松本氏は19日の会見で事実関係を問われ、「個別の内容については相手もあることなので回答は差し控える」と述べた。続報配信後に高市早苗首相とはやりとりをしていないとし、続投の意向を示した。</p>
<p>　18日の記事を受けて、松本氏が説明責任を果たさない限り「委員会の実施を見合わせる」と野党側が反発。参院文教科学委員会の19日の審議日程が延期となった。》</p>
<p>　しかも、文春は松本が女性に対して、「高市なんて大嫌い」といった音声テープをホームページで流しているのだ。</p>
<p>　文春によれば、松本は、第1弾が出た後、彼女に口止めすべく動いていたという。</p>
<p>　3月3日の午後9時すぎ、女性の元に一通のメッセージが届いた。差出人は文部科学大臣の要職にある松本洋平（52）。</p>
<p>〈今夜、電話できますか？　至急で電話をしなければなりません〉</p>
<p>　電話口で松本は、切迫した声でこう求めたという。</p>
<p>「今後は『シグナル』（匿名性の高いメッセージアプリ）で連絡して。トクリュウとかの詐欺グループが使っているやつ」</p>
<p>　教育行政のトップはただならぬ権幕で、不似合いな言葉を並べたそうだ。</p>
<p>　A子が不慣れなシグナルでメッセージを送ると、松本はこう要求したという。</p>
<p>「LINEとショートメールを全部削除して」</p>
<p>「LINEがもし露呈しても、我々は知らないと言うしかないよね」</p>
<p>　A子が露骨な隠蔽工作に躊躇する中、松本の要求は加速していったという。連日のように電話をかけてきては、弁護士の前で「不倫はしていない」と嘘の証言をするよう迫った。さらには、松本が自ら作成する「不倫関係を否定する書面」に直筆で署名をするよう持ちかけたというのである。</p>
<p>　先週号の文春が発売された3月12日、松本は衆議院の予算委員会で事実関係を問われ、謝罪したうえでこう釈明した。</p>
<p>「報道された内容は、今現在の話ではなくて過去の話であります。その過去の段階におきまして、私自身、妻とは既にいろいろと話をしておりまして、妻からも大変大きな叱責を当時いただいた。既に家族間におきましては整理がついている」</p>
<p>　辞任はせず、高市首相も「仕事でしっかりと返してほしい」と同調し、続投を容認する姿勢を見せたというのだ。大嫌いといわれたにしては寛大な処遇だが、腹の底は怒りで燃え滾っていたのではないだろうか。</p>
<p>　松本はもう5年も前のことだ、蒸し返されても困るといっているようだが、文春が調べたところによると、2人の親密な関係は、入閣直前の昨年10月まで続いていたというのだ。</p>
<p>　2人が“切れた”のはわずか半年前。高市首相が誕生し、10月21日に内閣が発足し、松本が文科相として初入閣した時からだという。</p>
<p>　さらに、議員会館で愛しあったことも事実だというのである。</p>
<p>　彼女の証言によれば、22年8月13日の15時頃、国会議事堂前駅の近くの交差点で合流し、衆院第一議員会館へと向かったという。</p>
<p>「そして二人は、松本氏の執務スペースに足を踏み入れた。松本氏はおもむろにブラインドを下ろした。二人は黒革のソファに腰を下ろすと、唇を重ねた。そこからは“案内”でも“意見交換”でもない濃密な時間が流れたという」（文春）</p>
<p>　噓に嘘を重ねて何とか逃げ切ろうとしている松本に、Ａ子はこういっている。</p>
<p>「地元の人にも真摯に対応する、彼の人柄が好きでした。多くの有権者に支えられる政治家なのだから、最後には包み隠さず真実を語ってくれると期待していました……。でも結局、自分の立場を守ることしか頭になかったようです」</p>
<p>　記者が最後に松本にかけたい言葉を尋ねると、彼女はこう吐露したそうだ。</p>
<p>「洋平ちゃん、もう嘘はやめよう」</p>
<p>　青少年の教育に多大な影響力を持つ文科相が、この程度では、この国の先々は危ういと思わざるを得ない。</p>
<p>　高市首相さん、松本に「教育勅語」を読ませたら？</p>
<p>（文中敬称略）<br />
（文＝元木昌彦）<br />
</p>]]></content:encoded>
		<pubDate>2026-03-24T11:38:19+09:00</pubDate>
		<category><![CDATA[カルチャー]]></category>
		<media:content url="https://cyzo.jp/wp-content/uploads/2026/03/20260318-cyzoonline-column-wbc-eyecatch.jpg" type="image/jpeg" expression="full" width="1280" height="720"><media:description type="plain"><![CDATA[2026 World Baseball Classic WBC（写真：Getty Imagesより）]]></media:description></media:content>
	</item>
	<item>
		<title>『超かぐや姫！』興収10億、『わたなれ』一挙上映完売　求められる劇場の“ゆるい束縛”という需要</title>
		<link>https://cyzo.jp/culture/post_408260/</link>
		<guid>https://cyzo.jp/culture/post_408260/</guid>
		<description><![CDATA[　Netflix独占配信が人気となり、2月20日に劇場公開進出した『超かぐや姫！』（2026）。当初は1週間限定の予定だったが、好評を受けて3月13日には全国19館から100館以上という超ジャンプアップの拡大上映をスター]]></description>
		<content:encoded><![CDATA[

<p>　Netflix独占配信が人気となり、2月20日に劇場公開進出した『超かぐや姫！』（2026）。当初は1週間限定の予定だったが、好評を受けて3月13日には全国19館から100館以上という超ジャンプアップの拡大上映をスタート、3月14日には公開23日間で10億円を突破した。さらに3月20～22日の3連休中、20日には劇場内で鑑賞しながらSNSへの投稿ができる“全国一斉ポスト上映”を実施するなど、長く熱い盛り上がりを見せている。</p>
<p>「高いほうが売れる」現在地と展望</p>
<p>　動画サブスクが普及して以降、“映画館離れ”が懸念され続けてきた。それが昨今、逆に「わざわざ映画館で観たい」というたしかな需要が浮き彫りになっている。その典型例ともいえる『超かぐや姫！』は、最速上映回のチケット予約ページに3万人超のファンが殺到したという。いま、観客は映画館に何を求めているのか。</p>
アニメ全話一挙上映、音楽LIVE　際立つ立川シネマシティの企画力
<p>　すでに動画サブスクで配信された作品を劇場で上映する試みは、『超かぐや姫！』に限った話ではない。</p>
<p>　東京・立川市の映画館「立川シネマシティ」は月に1度、土曜日の深夜にTV／配信アニメの全話一挙上映を行うイベント「月イチ アニオール」を2022年9月から行っている。3月7日は、『わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ！（※ムリじゃなかった!?）』（2025〜2026、以下『わたなれ』）が対象作品に選出。全17話、8時間半におよぶ長丁場でチケット5000円というハードルの高さにもかかわらず、全386席が一般予約開始から3日と経たず完売した。</p>



<p>　映画館でのオールナイト全話一挙上映を、なぜやろうと思ったのか。同館企画担当の遠山武志氏は、「新しいお客様の開拓」を目指したと振り返る。</p>
<p>「エンタメコンテンツの多様化、動画サブスクサービスの開始などで、映画館にいわゆる『映画』を観に来られるお客様は減少傾向にあります。そこでここ十数年、映画館では音楽LIVEや演劇類など、映画ではない上映コンテンツを拡充しています。</p>
<p>　特に動画サブスクが普及して以降、それでも映画館で観たいというお客様は『ただ観たいから』ではなく『より良く観たいから』へと変化していると考えています。TV・配信アニメシリーズも年々映像クオリティが上がっており、スマホやPCで観るだけではもったいないと感じているファンも多いでしょう。その需要に応えたいと思いました」（遠山氏、以下同）</p>
日常と別の「場」で“ゆるい束縛”を求めるファン
<p>　もっとも一挙配信というフォーマットだけなら、ニコニコ動画やABEMAなどの配信サービスでも行われている。遠山氏は、それら動画配信サービスとの共通点として「ゆるい束縛」を挙げつつ、映画館にしかない魅力は「体感クオリティ」だとする。</p>
<p>「1クール12話程度のアニメを自律的に自宅で一気に観切るのはなかなか難しいことかと思いますが、映画館という場所へ行くという『束縛』を課すことで、通して観ることが容易になるかと思います。</p>
<p>　また映画館であればスマホやPCとは比較にならない鑑賞環境で作品を味わえます。そもそも、両者を“まったく同じもの”だと思わない映画ファンやアニメファンは少なくないでしょう。それは、画集を見て『その画家の絵を見た気になるかどうか』と似ています。盛られた油絵具の凹凸、悠久の時を越えてきた古紙の在り様に何を感じられるか、あるいは感じたいか、という点が価値に繋がると思います」</p>
<p>　動画サブスクの台頭によって、映画鑑賞はスマホの小さな画面で楽しめる「個人的体験」の側面が強まり、日常生活に溶け込んだ。そんな時代だからこそ、“ゆるい束縛”の上で体験を共有できる「場」は貴重だ。</p>
<p>「日常の場と切り離された場所に身を置くことで、生活のあれこれに阻害されず集中して鑑賞できるもの。人には日常とは別の『場』が必要なのです。店より美味い珈琲が作れるコーヒーメーカーが販売されたとて、街のカフェがなくなることはないし、自宅にどんな料理でも配達されるとしてもレストランはあり続けるはずです」</p>
<p>　たとえば、冒頭で紹介した『超かぐや姫！』の“全国一斉ポスト上映”は、一見ニコニコ動画やABEMAのコメント欄で感想を実況しながら視聴するスタイルと大差ないように思える。しかし、劇場という“リアルの場”でのそれは、スマホやPCの中で完結する「個人的体験」とは異質で、より一体感をもたせてくれる鑑賞体験となる。</p>
ファン主導のムーブメントが、映画館をホットな空間に
<p>　ただし遠山氏は、映画館側が積極的に“集いの場”を作りにいっているわけではない、とする。</p>
<p>「劇場に同じ作品を愛する人たちだけが集う幸福な空気が生まれることはたしかにありますが、作品に熱狂的なファンが多数ついている、座席が即完売する、1回性が強い・再現性が低いなどの条件を満たした極めて限定的なケースでのみ、お客様の間で自然発生するものです。劇場側ができるのは、あくまでも場を提供することだけです」</p>
<p>『超かぐや姫！』にしろ『わたなれ』一挙上映にしろ、ファンが主体となって盛り上げたムーブメントだ。</p>
<p>「過去には、『SNS上で知り合いだが、何百キロも離れていて会えるはずのなかった人とシネマシティで遭遇した』という嬉しい報告がありました。ただ多くの方は、それを狙って集まっているというわけではないでしょう。映画館の多くはWeb購入を先着順にしています。座席が即完売するような状況では争奪戦が発生し、生半可な気持ちでは取れません。これを勝ち抜いてきているファンだけが集った空間は、実にホットなものになります」</p>



「いつでもどこでも観られる」の弊害
<p>　配信→劇場という流れが発生する背景に「スマホの功罪」を挙げるのは、スマホや動画サブスクの登場でテレビ離れが叫ばれた頃、まさに業界にいて、ABEMA立ち上げにも関わった元テレビ朝日のプロデューサー・鎮目博道氏だ。</p>
<p>AmazonプライムビデオやNetflixが日本に上陸し、TVerがサービスを開始した「サブスク元年」である2015年以降、スマホの普及率は50％を超え、加速度的にテレビ業界は窮地に追いやられた。しかし今、ユーザーは徐々にスマホの“弊害”に気づき始めているのではないか、と鎮目氏は指摘する。</p>
<p>「“いつでもどこでも”がスマホの利点ですが、裏を返せば集中力を持続させるのが難しいんですよね。しかも常時ネットユーザーに繋がっている。視聴中にSNSの通知が割り込んできたり、あるいはあらすじ、評価などを調べることができてしまう」</p>
<p>　さらに「公式SNS」もそれに加担する。</p>
<p>「コンテンツの宣伝にSNSがマストになる一方で、視聴者にとってはSNSが邪魔になることがあります。たとえばさまざまな作品の公式Xでは、役者のオフショットや本編と無関係なショート動画による宣伝が当たり前になっていますが、視聴者をフィクションから現実へ引き戻す “余計な情報”でもある。本質的に作品の良さを伝えているかどうかは疑問です」（鎮目氏）</p>
<p>　前出・遠山氏が述べたように、熱の高まりは「自然発生的」なもの。コンテンツが氾濫する世界において、あくまでも「自分で選び取っている感」がファンの気分を高揚させるのだ。</p>
コンテンツの流れ方が「逆流」し始めた
<p>　スマホ視聴の“集中しづらさ”を感じ始めた現代において、「ゆるい束縛」が担保されている映画館の価値は上がりつつある。</p>
<p>　株式会社ライブ・ビューイング・ジャパンが3月13日に発表した「映像鑑賞の実態」調査結果によれば、“絶対に映画館でしか味わえない”もの1位は『大画面と音響設備による没入感』で60.6％（20～60代の男女1,005人を対象）。『上映中はスマホなどを触らず、作品だけに集中できる強制力』15.8％、『暗闇や館内の雰囲気など、非日常的な気分を味わえる』9.7％と続いた。</p>



<p>　また「『映画館で観た作品』の方が、サブスクリプションサービスで観た作品よりも記憶に残っていると感じるか」という問いに、『とても感じる』31.0％、『やや感じる』50.0％と合計約8割が「映画館で観た作品のほうが記憶に残る」と回答。映画館での体験価値が評価される事実が明らかになった。</p>
<p>「動画サブスクにおいては、地上波や劇場で放送・上映された作品が『配信に“落ちてきたら” 見る』という言い方がされてきた。つまり、配信は“二次利用”という側面が強かったわけですね。それが今は立ち位置が逆転し、一部コンテンツでは逆流が起こっています。</p>
<p>　映画1本に2000円払うよりも1000円ほどで見放題になる配信のほうがお得に見えて、実際はなかなか見ないという経験がある人は多いでしょう。お得かどうかという価値観ではなく、視聴者が、お金を払ったらきちんと楽しめる環境があることに気づいてきた。余計なノイズがなく、志の同じ人たちが集う劇場で楽しむという流れは今後も広がるでしょう」</p>
<p>　コンテンツの供給過多とも思える時代だからこそ、自分の「推せる」ものをつかみとった時のエネルギーは飛躍的に増大し、鑑賞という応援の形で昇華される。そのとき映画館は、幸せな空間としてファンの身体と心に刻まれることだろう。</p>
<p>ハリウッドはなぜリメイクばかり作るのか？</p>
<p>（構成・取材＝吉河未布　文＝町田シブヤ）<br />
</p>]]></content:encoded>
		<pubDate>2026-03-23T20:11:52+09:00</pubDate>
		<category><![CDATA[カルチャー]]></category>
		<media:content url="https://cyzo.jp/wp-content/uploads/2026/03/20260323-cyzoonline-news-tachikawa1-pic01.jpg" type="image/jpeg" expression="full" width="1280" height="720"><media:description type="plain"><![CDATA[映画『超かぐや姫！』]]></media:description></media:content>
	</item>
	<item>
		<title>『R-1グランプリ』総括　らいぱちのリスペクトとお抹茶の多幸感</title>
		<link>https://cyzo.jp/geinou/post_408163/</link>
		<guid>https://cyzo.jp/geinou/post_408163/</guid>
		<description><![CDATA[今週あったお笑い界隈の話題をピックアップ！　ライター・新越谷ノリヲと担当編集Sが勝手にしゃべります。お聞き流しのほどを～。 FIRST STAGE 編集S　さて『R-1』ですね、準備はいいですか？ 新越谷　あんまりよくな]]></description>
		<content:encoded><![CDATA[

<p>今週あったお笑い界隈の話題をピックアップ！　ライター・新越谷ノリヲと担当編集Sが勝手にしゃべります。お聞き流しのほどを～。</p>
FIRST STAGE
<p>編集S　さて『R-1』ですね、準備はいいですか？</p>
<p>新越谷　あんまりよくないかも。今年は準決勝も見てないし、正直ピンとこない人もいるので。あと霜降りMC降りたんですね。粗品が言ってた「2026年は大きな仕事を降りる、意外かも」って言ってたのはこれなのかな、と今さら言ってるくらいな感じ。</p>
<p>編集S　一番手はしんやです。ピンときますか？</p>
<p>新越谷　存在としてはすごくピンと来るけど、「ラグビー」って言ってんのと、あとはこの間のマヂラブのラジオでけっこうセコいやつなんだなと思ったくらい。ネタとしては、やっぱ『向上委員会』で「ラグビー！」って言ってるくらいしか。でもNSC主席なんですよね。</p>
<p>編集S　そうですね、で、どうでした？</p>
<p>新越谷　えー、おもしろかった。</p>
<p>編集S　ですよね。</p>
<p>新越谷　なんというか、変にちゃんとおもしろくないのがよかった。食った笑いをしてきてないというか。</p>
<p>編集S　というと？</p>
<p>新越谷　発想がキャラを追い越してないので、パッケージとして小さく見えない。サッカーの悪口から入っていろんなスポーツに飛び火していくうちにボキャブラリーが枯渇していく感じとか、その最後に漫才を持ってきた中落ちも、結局ひがんでるだけだったという自己批判になってるし、こいつ本当はラグビーもたいして好きじゃないし、何も好きじゃないんだろうなという人としてのセコさもにじみ出てて、すごくよかった。</p>
<p>編集S　あんまり評価してるようには聞こえない言い草ですけど。</p>
<p>新越谷　そんなことないですよ。ネタ終わったとき「おもしろーい」って言いましたもん。あと、市川紗椰がサッカーをディスって「1時間半走り回って1-0って」って言ってる画像、よく回ってくるよね。</p>
<p>編集S　それは今、関係ないですね。次、らいぱちです。</p>
<p>新越谷　33期の一番星、ヒガシ逢ウサカ解散からもう6年ですね。</p>
<p>編集S　ピンになってすぐ川西のモノマネで『オールザッツ』優勝して、それから少し時間がかかった印象ですね。</p>
<p>新越谷　その川西も和牛を解散してしまって、もう漫才はやらないとか言ってる。</p>
<p>編集S　モノマネのつらいところではありますよね。「もうええわ」封印するしかない。でも上がってきましたね。どうでした？</p>
<p>新越谷　おもしろかった。それこそ、めっちゃ食いまくったネタという。ここでいう食うというのは、練るみたいな意味なんだけど。</p>
<p>編集S　すごい枚数のパワポ。</p>
<p>新越谷　あと、普通にお芝居がうまい。ツカミまでけっこう時間かかったけど、芝居上手いなーというだけで見ていられるというか。</p>
<p>編集S　らいぱちのピンネタって見たことありました？</p>
<p>新越谷　それこそ川西関係以外はほとんどないです。でも、同期のkento fukayaからもちゃんと学べるとこ学び取ってきたんだなという感動的な一面もあるし、すごいよかったと思う。優勝するんじゃないですか？</p>
<p>編集S　結果知ってて言ってますよね。</p>
<p>新越谷　こっちだって知らないで見たかったけど、知っちゃったんだもん。</p>
<p>編集S　次、銀次です。こちらはもう、何をやるか見えてるというか。</p>
<p>新越谷　見えてましたよね。見る前から信頼感があるのは強い。</p>
<p>編集S　仕組みとしては、ほんのちょっと前のドンデコルテの漫才というか。</p>
<p>新越谷　すごいおもしろかったし笑ったんだけど、今の銀次にとってはこういうブラを付けるみたいな“変態っぽさ”みたいなのも、もうちょっとノイジーなのかなと感じました。そんな小細工というか、フックを作らなくてももう、みんな銀次の話を聞きたいモードに入ってる。</p>
<p>編集S　なるほど。売れるってそういうことなんでしょうね。</p>
<p>新越谷　そうですね、売れてますね。</p>
<p>編集S　初瀬。こっちももうずっとその衣装なので。</p>
<p>新越谷　言い切るんでしょうね。</p>
<p>編集S　言い切りました。</p>
<p>新越谷　これ優勝するんじゃないですか？</p>
<p>編集S　してません。</p>
<p>新越谷　なんでよ、超おもしろいじゃん。</p>
<p>編集S　おもしろいですよね。</p>
<p>新越谷　間と顔がたまんないんですよね。言い切りましょう～！　から、予想より半拍早く言い切ってくる。あの顔で。もうそれだけでいい。</p>
<p>編集S　展開を作るくだりは客席からも「おお～」の声が。</p>
<p>新越谷　展開を作らなそうな男だという信頼を、あっという間に作ってしまってる。そう思わせるくらい、言い切りの内容が薄い。でも、この男は言い切ることに人生のすべてを捧げている。そして、すごく鋭く言い切ったと思い込んでいる。人間描写ですよ、これは。優勝するんじゃないですか？</p>
<p>編集S　仮にファースト通ったとして、2本目何やるんですか？</p>
<p>新越谷　知らんよ、そんなの。それにしても、一言言っていいですか？</p>
<p>編集S　なんでしょう。</p>
<p>新越谷　今年『R-1』おもしろくないですか？</p>
<p>編集S　おもしろいですね。さすラビ中田です。</p>
<p>新越谷　我らが井口の弟子っこ。</p>
<p>編集S　弟子ではないですけど。</p>
<p>新越谷　結果、井口が大喜びしそうな感じでしたね。</p>
<p>編集S　ややウケ。</p>
<p>新越谷　何だろう、設定も言ってることもおもしろいんだけど、この入りでは部員の顔が見えないんですよね。部員の顔が見えないから、「相手校の監督」という最初のバラシがあんまり効いてこないというか、見てる側が引っ掛かった快感があんまりない。比較するのもよくないけど、らいぱちのさっきのネタは最初の「全員手を上げる」から即、次の一手のパワポ連打で聴衆の顔が見えると同時に、「こいつ誰なんだ」という人物の輪郭が行動によってくっきり浮かび上がるんだけど、中田のネタはそいつの言葉で説明されるだけなので、逆に「おまえホントにそうなの？」と思っちゃう。結局のところ言葉だけじゃ信頼関係が結べないというか。あとピンで出てくると「デカい」というファーストインパクトがない。</p>
<p>編集S　ずいぶん饒舌ですね。井口の尻馬に乗ってませんか？</p>
<p>新越谷　すみません、乗ってました。</p>
<p>編集S　真輝志です。こちらは36期の星・きんめ鯛の生き残り。『R-1』は一昨年に続いて2回目ですね。</p>
<p>新越谷　いやーきれいなネタ。感心しちゃう。</p>
<p>編集S　オチも良心的で。</p>
<p>新越谷　そう、真輝志って良心的なんですよね。前回のネタもそうですけど、アニメとかコミックとか、今回は日本昔ばなしをモチーフにしてるわけだけど、モチーフを壊したり汚したりとかいうことをしないように、すごく気を使って作ってると思うんです。その枠の中でちゃんと展開をエスカレートさせていく、どっちかというと脚本勝負なんだけど、あんまりそう見えない程度の演技力もある。ホントに感心する。</p>
<p>編集S　感心するだけ？</p>
<p>新越谷　いや、ちゃんと笑った。おもしろかったです。</p>
<p>編集S　ここで言い切る男が脱落しました。</p>
<p>新越谷　安心しますね。2本目も見たかったけど。</p>
<p>編集S　次は8回目出場のルシファーです。『R-1』における安心感の権化ですね。</p>
<p>新越谷　一昨年でしたっけ、お見合いパーティーのネタがすごすぎたから、ルシファー1人だけアレと戦わなきゃいけない。厳しさの中にいますね。それにしても豪華だな、まだ九条もいるしお抹茶もいる。</p>
<p>編集S　どうでしょう、ルシファー。</p>
<p>新越谷　おもしろ。熟練だなぁ、もう。ジャンルだと思う。ルシファー吉岡というジャンル。厳しさの中にいながら、戦いの外にいる感じすら漂ってる。</p>
<p>編集S　ちょっと言ってる意味がわからないですけど。</p>
<p>新越谷　たぶん外にいる自覚もあるのに、わざわざ出てきてくれる。もうね、感謝の気持ちですよ。今年もおもしろい1人コントをありがとうという気持ち。吉住今年出なかったけど、ルシファーだってもう『R-1』にノッてはないと思うんですよね。ノッてないのにこのクオリティを出してくれるんだから、もう感謝感激です。</p>
<p>編集S　ちょっとわかんないので次行きますね。お待ちかねの九条です。</p>
<p>新越谷　実はピンネタ見たことない。</p>
<p>編集S　そうなんですね。</p>
<p>新越谷　正直に言いますけど、ネタ終わってまずGeminiに「ハンドスピナーって最初換気扇から作ったの？」と聞いてしまいました。</p>
<p>編集S　気持ちはわかります。で、どうでした？</p>
<p>新越谷　そういう起源はないみたい。どちらもベアリングを使ってるからそういう説が出たのではないかと。</p>
<p>編集S　じゃなくて、ネタどうでした？</p>
<p>新越谷　まず笑ったのは笑ったし、なんか不思議な感じで見てました。間違いなく九条なのに、なんだか九条じゃないような。</p>
<p>編集S　そうですね、特にコウテイのときのヤンチャなイメージはけっこう消えてる感じはしました。</p>
<p>新越谷　ピンネタ100本作ったって前振りで言ってたけど、相当、雑味を削り込んで辿り着いたんだと思うんですよね。ウケるかウケないか、劇場に上がれるか上がれないかだけを基準にちゃんとピン芸人として進化してきた感じがする。邪念がないというか。この人はお笑いを続けたい人なんだという、切望をすごく感じました。ズィーヤ！</p>
<p>編集S　優勝しそうですかね？</p>
<p>新越谷　しないんじゃないかな。やっぱコンビで見たいですよ。</p>
<p>編集S　誰がいいんですかね、相方。</p>
<p>新越谷　わかんないけど、森本とか？</p>
<p>編集S　ラストはお抹茶です。</p>
<p>新越谷　バカおもろくてカッコいいネタ。しかもかわいい。優勝するんじゃないの？</p>
<p>編集S　そればっかですね。</p>
<p>新越谷　スケール感あるんですよね。完全にこのファンタジー世界を掌握して支配してる。だから、笑いどころが録音素材の部分ばっかりでも、音任せな感じがしない。それどころか、なんだか大作を見たような気分になってしまう。</p>
<p>編集S　結果、らいぱちお抹茶銀次の3組が残りました。どうです？</p>
<p>新越谷　今年はマジでレベル高かったと思う。ほとんどずっとおもしろかった。</p>
<p>編集S　特に印象に残ってるのは？</p>
<p>新越谷　お抹茶です。なぜなら今見たばかりだから。</p>
最終決戦
<p>編集S　銀次からです。</p>
<p>新越谷　さっきも言ったけど、これ最終決戦に残ってるってことは個人的な偏見なんだろうけど、やっぱ下ネタ要素がノイズになってる感じがしましたね。2本見せられると飽きちゃうし、だったら1本でいいから15分見たいという。</p>
<p>編集S　そうですね。でも4分2本というルールの中では、いい出来だったんじゃないですか？</p>
<p>新越谷　出来でいえば最高のパフォーマンスだったと思う。それは間違いない。</p>
<p>編集S　らいぱちです。優勝します。</p>
<p>新越谷　言うなよ。</p>
<p>編集S　知ってるでしょ？</p>
<p>新越谷　知ってるけども。</p>
<p>編集S　で、どうでした？</p>
<p>新越谷　はぁー、すごいものを見たと思う。</p>
<p>編集S　なるほど。</p>
<p>新越谷　人がすごいって感動してるのに、なるほどはないだろ。感動に対していちばん失礼な返事だよ、なるほどって。</p>
<p>編集S　なんか怒られてる。</p>
<p>新越谷　らいぱちのこれって、まず失礼の対極なんだと思うんです。MOROHAに対してもそうだし、モノマネ芸っていうジャンルに対してもそうだし、ちゃんとそういうモチーフにリスペクトをぶつけてる、全身全霊でぶつけてる感じ。そして人生のすべてをピン芸に賭けるんだという覚悟。それこそがファンファーレへのタクト。進むんだ未来へ続くデコボコの悪路。</p>
<p>編集S　めっちゃ影響されてるやんキモ。</p>
<p>新越谷　は？</p>
<p>編集S　トリはお抹茶です。負けます。</p>
<p>新越谷　知ってるよ黙れよ。</p>
<p>編集S　プラネタリウムでしたね。</p>
<p>新越谷　結婚式の余興で会場ブッ壊れるほど盛り上がったという伝説のネタ。誰の結婚式でしたっけ？</p>
<p>編集S　誰だったかな。Gパンパンダの一平じゃなかったでしたっけ。そういえば一平、離婚しましたね。</p>
<p>新越谷　今これ、一平じゃなかったら相当ダメなこと言ってるよ？</p>
<p>編集S　それよりネタの話しましょうよ、もうトリですし。</p>
<p>新越谷　だって知ってるし。「天体なんです～」のところ、一緒に言っちゃったし。</p>
<p>編集S　ひとりで何してんですか。寂しくないんですか。</p>
<p>新越谷　寂しくないですよ、お抹茶のネタを見ているからね。お抹茶のお笑いって基本ベースにニコニコできるというのがあるんですよね。どんな夜だって、お抹茶のネタを見ればニコニコしちゃう。</p>
<p>編集S　では、ネタ全員終わったんで総括をお願いします。</p>
<p>新越谷　寂しくなかった！</p>
<p>編集S　はい、お笑いっていいものですね。</p>
<p>新越谷　そうですね。</p>
<p>（文＝新越谷ノリヲ）</p>]]></content:encoded>
		<pubDate>2026-03-23T12:32:57+09:00</pubDate>
		<category><![CDATA[芸能]]></category>
		<media:content url="https://cyzo.jp/wp-content/uploads/2025/01/20250109-cyzoonline-column-ocha-pic01.jpg" type="image/jpeg" expression="full" width="1280" height="720"><media:description type="plain"><![CDATA[写真：イメージ]]></media:description></media:content>
	</item>
	<item>
		<title>S席6500円の「１０９シネマズプレミアム新宿」開業3周年、「高いほうが売れる」現在地と展望</title>
		<link>https://cyzo.jp/culture/post_407728/</link>
		<guid>https://cyzo.jp/culture/post_407728/</guid>
		<description><![CDATA[　配信時代の到来には“映画館離れ”が危惧された時期もあったが、昨今、“映画館ブーム”ともいえる数字が記録されている。 ハリウッド「ネタ切れ説」 　日本映画製作者連盟が発表したデータをもとに昨年の日本の映画業界を振り返れば]]></description>
		<content:encoded><![CDATA[

<p>　配信時代の到来には“映画館離れ”が危惧された時期もあったが、昨今、“映画館ブーム”ともいえる数字が記録されている。</p>
<p>ハリウッド「ネタ切れ説」</p>
<p>　日本映画製作者連盟が発表したデータをもとに昨年の日本の映画業界を振り返れば、年間興行収入で歴代最高成績（2744.5億円）を記録。動員数はコロナ禍前の2019年に次ぐ歴代2位（1億8875万人）の好成績を収めた。</p>
<p>　もちろん昨年、話題作が立て続けに公開された影響は無視できない。史上最速の8日間で興収100億円を突破した『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』や、約22年ぶりに実写邦画の歴代興収1位を塗り替えた『国宝』などがSNSでの話題拡散のほか何度も劇場で見たいというニーズをつかみ、映画館の賑わいを牽引した。</p>
<p>　サブスクなら月額数百円から映画が見放題なのに、1本2000円前後を払う劇場が盛り上がる実態は、「映画を映画館で見る価値」が見直されているともいえる。また、劇場としても「4DX」「MX4D」等体験型の上映や、発声OKの応援上映、ライブビューイングなど、さまざまな楽しみ方が提供され、アミューズメント施設としての存在感も強めている。</p>
Sクラス6500円、超高級「１０９シネマズプレミアム新宿」　手応えは
<p>　そんななか、「プレミアム」なシートを用意する映画館も登場しており、その最上級ともいえるのが2023年4月に開業した「１０９シネマズプレミアム新宿（以下、１０９プレミアム）」だ。新宿のど真ん中にそびえる東急歌舞伎町タワーの開業と同時にオープンし、まもなく3周年。何から何までハイクラスなその施設内容は、当初大きな関心を集めた。</p>
<p>　座席や映写・音響設備はもちろん、ポップコーンやドリンク、専用ラウンジなど、鑑賞部分以外にもこだわりが光る。そのぶん料金もハイクラスで、Aクラス席が4500円、Sクラス席が6500円（ともに一般料金）だ。強気の価格設定だが、経過は順調なのだろうか。運営3年を控えるいま、１０９プレミアムの総支配人・廣野雄亮氏に軌跡と今、そしてこれから見据える映画館のあり方を聞いた。</p>



気になる動員数や売り上げは…
<p>　１０９プレミアムの特徴は、なんといっても全席「プレミアムシート」という点だ。各座席にリクライニング機能とサイドテーブルを備え、鑑賞中のノイズを極力排するようカスタマイズされている。中央列に並ぶS席はA席よりも隣席との間隔が広く、ついたて付き。収納スペースも豊富で、“余計なもの”が身の回りにない状態で映画に没頭できる設計だ。</p>
<p>「もっとも大事にしているのは、本当に質の良い体験。単にラグジュアリー感があるから高価格ということではなく、いかにストレスなく映画に集中していただけるかに重きを置きました」（廣野氏、以下同）</p>
<p>　気になるのは、動員数や売り上げだ。具体的な数字は非公表だが、廣野氏は「開業当時よりかなり伸びてきている」とその手応えを語る。前述の通り、昨年は映画業界全体が好調で興収・動員数ともに前年比約1.3倍の伸長を見せたなか、１０９プレミアムの動員数は前年比約1.5倍で、廣野氏はその理由を「認知と満足度」だとする。</p>
<p>「少しずつ多くのお客様に認知いただけて、選んでいただけるようになったんだなということを感じています。実際にご利用いただいたお客様にはきちんとご満足いただき、そのうえでリピートしていただけているのかなと思います」</p>
<p>　歌舞伎町という場所柄、ファミリー層やシニア層の割合は低いものの、20代から60代までの幅広い層が利用する。特にアーティストのライブビューイングやコンサート映像の上映、映画の記念上映などといったイベントには熱量の高いファンがたくさん訪れる。ライブに行くよりは安く、快適さが担保されたライビュは着実に支持を得ているほか、生放送でなくても、「VRゴーグル＋極上の音響」で臨場感を味わえるVRコンサートは争奪戦で、1日に8回も上映されることがあるほどだ。</p>



「なかなか認知されない」集客面で苦労も
<p>　廣野氏が「少しずつ」と言うように、集客には地道な活動が必須だった。東急歌舞伎町タワーは開業2年で1000万人の来場者が訪れた新宿の新たなランドマークだが、地上9〜10階という高層階に位置する１０９プレミアムは、たとえば歩いていて、「ここに映画館ができたんだ」という何気ない認知は取りづらい。歌舞伎町タワーを見物に来た人ですら、「ここに映画館があるの!?」と驚く声もよくあったという。</p>
<p>「通常、映画館が予算を割いて映画館自体の宣伝をすることは多くないのですが、我々はその魅力を伝えるため、PR展開にかなり力を入れました」</p>
<p>　2024年にはシンガーソングライターやアイドルグループを劇場に招き、生ライブを行う「SAION MUSIC LIVE」をスタート。ほか、来場者からのリクエストが多い映画を上映する「SAION Request Collection」を開催し、『グレイテスト・ショーマン』（2017）、『ボヘミアン・ラプソディ』（2018）の2作品をリバイバル。どんなものを上映したら喜ばれるか、市場のニーズと徹底的に向き合い、極上の映像や音響を体験してもらうことで、地道に、着実に支持を伸ばした。</p>
「どうせお金を払うなら」Sクラスから埋まる顧客心理
<p>　いまや映画館は全国に3697ものスクリーンがあり（2025年時点）、群雄割拠。しかも新宿エリアは、「TOHOシネマズ新宿」「新宿ピカデリー」「新宿バルト9」など大手シネコンが立ち並び、高価格帯で勝負するのは相当ハードルが高そうだ。挑戦か、確信かという問いに廣野氏は「挑戦だった」と述懐する。</p>
<p>「高価格帯の座席は、2015年から『１０９シネマズ二子玉川』でエグゼクティブシート（3000円）とIMAX限定のグランドエグゼクティブシート（6800円）で導入しており、ご好評の実績はあったのですが、全席プレミアムシートは、１０９プレミアムが初。全席プレミアムというチャレンジで、さすがに不安がなかったといえば嘘になります。ただいざオープンすると、AクラスよりもSクラスの方が早く埋まる。正直、これは予想外でした。 “どうせお金を払うなら、より良い環境で見たい”という心理があり、それが購入に結びつくのは嬉しい発見でした」</p>
没入できる秘密は“音の反響がない”空間作り



<p>　とりわけ“音”へのこだわりは凄まじい。１０９プレミアムに搭載されている音響システム「SAION-SR EDITION-」を監修したのは、世界的音楽家の故・坂本龍一氏（享年71）。スピーカー、アンプ、ケーブルといった機材すべてに妥協はない。</p>
<p>「日本で初めて導入した最高品質（開業当時）のアンプを採用し、特注のスピーカーケーブルなどから構成したサウンドシステムは細部までカスタム。シアター自体もそれらに応えられる作りです。シアター内で手を叩いていただくとわかるのですが、ほとんど響かないんですよ。というのも、映画館は“音の反響がない”空間が理想です。ほんのささいな反響が、スクリーンから発する音以外の“ノイズ”になってしまうためです」</p>
<p>　なぜそこまで“音”にこだわったのか。</p>
<p>「配信サービスの普及で、映画はどこでも見られる時代です。となると、劇場での映画鑑賞はより“非日常”の体験となってゆきます。『体験価値として最もインパクトを与えられるものは何か』と考えたとき、“音”に注目するのは自然な流れでした」</p>
<p>　音は、「振動」でもある。聴覚だけでなく、計算し尽くされた環境で響く“音”が全身に振動として伝わる感覚は、スクリーン内の世界を“自分ごと”として生きることを可能にする。</p>
「追いかけてくる日常」に疲れる現代人　
<p>　１０９プレミアムを語るとき、「非日常」という言葉が頻出する。</p>
<p>「映画館で映画を見る時間は、より豊かなものになっています。坂本龍一さんの言葉を借りると、あちこちから音が流れる現代社会は、人間の耳は“汚れている”。だからまずそれをリセットしてもらわないといい音も聴くことができないということで、そのための空間作りが１０９プレミアムの全体像になっています」</p>
<p>　ただでさえ新宿・歌舞伎町は毎日夜間だけで40万人の通行量といわれるほど、ごった返しているエリアだ。行き交う人びとの雑多な会話や大声が張り上げられる店の呼び込み、路上で歌うバンドマン、複数の街頭スピーカーから降ってくる狂騒的な広告音楽、車の走行音、信号機の音。そうした「ノイズ」が否応なく耳を攻撃する。</p>
<p>　そして「音」は、人の「記憶」ともセットだ。知っている歌謡曲を耳にすると、「あの頃」を思い出す、という経験をしたことがある人は多いだろう。音は、知らず知らず体験と記憶に入り込んでいるのだ。そうした現代人をすっかり映画の世界へいざなうためには、日常の「音」から身体ごと切り離す作業が重要だと考えた。</p>
<p>「入り口からメインラウンジに向かうまでの導線はほんのり暗く、あえて少しだけ長い距離の通路に。また、オリジナルのお香を焚き、ラウンジには坂本龍一さんに書き下ろしていただいた楽曲をBGMとして流しています。五感全部にはたらきかけて、気持ちをリセットしてもらう仕掛けが随所に施されています」</p>
<p>　また、Sクラスの利用者限定で、鑑賞前後のいずれかで歌舞伎町タワー10階のプレミアムラウンジ『OVERTURE』に入場できる。鑑賞前の気分を高めるのもいいが、鑑賞後、すぐに「日常」に戻らずにゆっくりと余韻に浸れば、映画を見たという体験が、強く特別な記憶として刻まれる。</p>
変わりゆく「映画館のあり方」
<p>　その高い価格帯ばかりが取り上げられがちな１０９プレミアムだが、さまざまな価値提供を行っている。そのひとつが「フィルム上映」だ。</p>
<p>　１０９プレミアムは、歌舞伎町タワーの前身であり、1956年から2014年まで営業していた「新宿ミラノ座」を継ぐ形で、35mmフィルム映写機を備える。廣野氏によると、特に反響があったのはクリストファー・ノーラン監督『オッペンハイマー』（2024年3月日本公開）。オープン以来初めてとなる新作映画のフィルム上映とあり、若い年齢層を中心に１０９プレミアムの良さを知ってもらうきっかけになったという。</p>
<p>　また、昨年12月からは第3金曜日に“応援上映”企画「KABUKICHO 金曜応援団」がスタート。第1弾の12月は『バーフバリ エピック4K』、第2弾の1月は『プシュパ 君臨』、第3弾の2月は『新劇場版 銀魂 -吉原大炎上-』が開催された。</p>
<p>「１０９プレミアムは『映画館＝映画を見る場所』という固定観念に縛られず、劇場としての価値を伝えていけるような展開を考えたいと思っています。今後は、スクリーンを使わずアナログのレコードを聴いてもらうリスニングイベントだったり、スポーツ観戦だったりと、映画館の新しい可能性を広げていきたいと考えています」</p>
<p>　日本中で“映画館ブーム”が巻き起こる背景には、劇場の“非日常体験”が求められていることがあるのかもしれない。１０９プレミアムの好調っぷりは、その証左といえるだろう。</p>
<p>レンタル なんもしない人と一緒に見てみた</p>
<p>（構成：吉河未布　取材・文：町田シブヤ）<br />
</p>]]></content:encoded>
		<pubDate>2026-03-22T15:27:29+09:00</pubDate>
		<category><![CDATA[カルチャー]]></category>
		<media:content url="https://cyzo.jp/wp-content/uploads/2026/03/20260322-cyzoonline-news-109-pic01.jpg" type="image/jpeg" expression="full" width="1280" height="720"><media:description type="plain"><![CDATA[１０９シネマズプレミアム新宿（著者撮影）]]></media:description></media:content>
	</item>
	<item>
		<title>「あの大ヒットには正直、困惑しました」――B.B.クィーンズ・近藤房之助が明かす「おどるポンポコリン」制作秘話とブルーズ・シンガーとしての人生</title>
		<link>https://cyzo.jp/culture/post_408056/</link>
		<guid>https://cyzo.jp/culture/post_408056/</guid>
		<description><![CDATA[　2月15日放送の『NHKのど自慢』は、長崎県大村市からの生放送。いつものように番組を楽しみにしていたファンや、何気なくテレビをつけていた視聴者は驚いた。 「番組初登場です！　B.B.クィーンズのお2人！」 　36年前と]]></description>
		<content:encoded><![CDATA[

<p>　2月15日放送の『NHKのど自慢』は、長崎県大村市からの生放送。いつものように番組を楽しみにしていたファンや、何気なくテレビをつけていた視聴者は驚いた。</p>
<p>「番組初登場です！　B.B.クィーンズのお2人！」</p>
<p>　36年前と変わらぬ格好と歌声で披露された大ヒット曲「おどるポンポコリン」に、SNS上でも大きな反響が広がった。</p>
<p>　そんな、B.B.クィーンズの中心メンバーのひとりであり、ヴォーカル・ギターを務める近藤房之助に話を聞いた。</p>
<p>歌舞伎町、西成、モンゴル、インドで出会った強烈な人々</p>
「なかばヤケクソで演奏」された「おどるポンポコリン」
<p>『ちびまる子ちゃん』（フジテレビ系）の新オープニング曲「おどるポンポコリン」を、昨年12月からAdoが担当している。当初は「曲の雰囲気に合わない」との声もあったが、ヒャダインによる編曲と、普段の彼女の激しいロック調とは異なる“演歌のような”歌唱が功を奏し、視聴者からは好評を得ている。</p>
<p>　ただし、原曲にあった「ベイベー！」や「イエーッ」といった渋い“合いの手”がないのは、少々物足りない……。</p>
<p>「おどるポンポコリン」は、1990年に発売され、『ちびまる子ちゃん』の初代エンディング曲として使用されたB.B.クィーンズのデビューシングル。これまで36年間にわたり、さまざまなアーティストにカバーされてきた。それだけではなく、高校野球の応援歌としても親しまれている。</p>
<p>　ヴォーカルの坪倉唯子と、ヴォーカル・ギターの近藤房之助を中心としたB.B.クィーンズは、活動休止期間を挟みながらも、現在も中心メンバーの2人が現役で活動を続けている。</p>
<p>「メガネでおかっぱの女性」と「シルクハットにペンで描いたヒゲの男性」という、2人の“仮装”のようなビジュアルも強い印象を残しているが、改めて考えると、「おどるポンポコリン」も異質なアニメソングである。例えば近藤が披露している渋い声のブルージーなコーラスは一体何だったのか？</p>
<p>「それはいろいろ試行錯誤しましたよ。で、苦肉の策があれです（笑）」</p>
<p>　そう語るのは、74歳となった今も精力的にライブ活動を続ける近藤房之助。</p>



<p>「『おどるポンポコリン』の大ヒットを受けてB.B.クィーンズを結成するわけですが、40歳だったのに、10代アイドル並みの忙しさ。バンド稼業との二重人格的な生活は、本当に疲れましたね」</p>
<p>　実は「おどるポンポコリン」は、ビーイングのスタジオミュージシャンたちによる書き下ろし楽曲で、B.B.クィーンズは同曲のために結成された暫定的なバンドだった。</p>
<p>「ビーイングはいろいろな企画を持っていて、そのひとつが『おどるポンポコリン』だったわけです。なかばヤケクソで演奏した憶えがあります（笑）」</p>
 B.B.クィーンズ結成前はブルーズ・バンドで活動



<p>　本来の近藤はブルーズ・シンガーであり、B.B.クィーンズ結成前はブルーズ・バンドで活動していた。</p>
<p>「小さい頃は漠然と絵描きを目指していましたが、ビートルズに出会って音楽にのめり込み、バンド音楽を片っ端から聴くようになりました。そんな中、ブルーズを特集する雑誌や、1970年代初頭に放送されたNHK特派員報告『シカゴ・ブルース』を見て、レコードを躍起になって集めるようになったのです。音楽屋というよりディスクマニアですね」</p>
<p>　当時、名古屋を拠点にしていた近藤は、同地で東京、京都、大阪の“音楽屋”たちと触れ合い、ブルーズ・バンド「BREAK DOWN」に参加するため京都へ移る。</p>
<p>「約10年そのバンドに在籍したのち、近藤房之助 &amp; ONE ARMを結成しました。当時は下北沢でブルーズバーも経営していましたが、フルタイムのミュージシャンを目指して、何でもやってみようと思い、ビーイングの企画モノにも参加するようになったんです。そのひとつがB.B.クィーンズ。あの大ヒットには正直、困惑しました」</p>



<p>　作詞・さくらももこ、作曲・織田哲郎、プロデュース・中島正雄と長戸大幸という豪華布陣で制作された「おどるポンポコリン」は、オリコンシングルチャートで週間1位を7度獲得。発売から半年後には100万枚を突破し、1990年のオリコン年間シングルチャートで1位を記録した。</p>
<p>　さらに同年の日本歌謡大賞では放送音楽特別賞、日本レコード大賞ではポップス・ロック部門を受賞。『NHK紅白歌合戦』にも出場を果たした。</p>
<p>「よく憶えているのは、当時、茗荷谷に住んでいて、短パン、草履、タンクトップ姿で近所のコンビニに行ったとき、店内で『おどるポンポコリン』がずっと流れていたこと。気付かれるはずはないのですが、ものすごく恥ずかしくて、逃げるように帰ったことがあります（笑）」</p>
<p>　同曲の大ヒットを受け、暫定的なバンドだったB.B.クィーンズは3年間にわたり活動を継続。「ギンギラパラダイス」や「ぼくらの七日間戦争〜Seven Days Dream〜」をはじめ、現在も『はじめてのおつかい』（日本テレビ系）で使用されている「ドレミファだいじょーぶ」や「しょげないでよBaby」など、ヒットを重ねた。</p>
74歳でもまだまだ現役でステージに立つ！



<p>　バンド活動休止後の1994年、近藤は初のスタジオアルバム『A LOW DOWN DIRTY SHAME』をリリースする。</p>
<p>「強情なワタシは、ここは綱引きだなと思い、本来のバンド稼業に力を入れるようになるんですね」</p>
<p>　90年代後半から2000年代にかけては、FUSA and GRUB STREET BANDをはじめ、近藤房之助 &amp; THE PLACEなどさまざまなバンドを結成し、日本だけではなく、世界を股にかけて、ライブやCDリリースを重ねていく。</p>
<p>「ニューヨークやロンドンでの仕事は、各地のエージェントに自分が納得できるライブ演奏数曲を収めたカセットテープを送ったら、トントン拍子に決まりました。幸運でしたね。そして、バンドはメンツです。それぞれの可能性を思い切り楽しみました」</p>
<p>　以降も、ドラマーの村上“ポンタ”秀一や木村充揮（憂歌団）とのコラボレーションアルバムを発表し、フジロックに出演するなど、ブルーズ・シンガーとしての活動を続けている。</p>
<p>　そして、2011年にはB.B.クィーンズを再結成。2013年には神聖かまってちゃんと「夢のENDはいつも目覚まし！」を発表した。</p>
<p>　冒頭で触れたように、B.B.クィーンズとしての活動にとどまらず、現在も全国各地で毎月のようにライブを開催。京都・磔磔や吉祥寺・STAR PINE’S CAFÉなどで、ステージに立っている。</p>
<p>「邪悪なコロナ禍でもワタシは活動を止めませんでした。そういうところは強情なんです。ただ、レコーディングについては、そろそろ重い腰を上げようと思っています。ここでは言えませんが、テーマは2つ。自分で買い占めたくなるような、良いものを作りたい」</p>
<p>　そんな近藤は、今の音楽業界、そしてAdoをはじめ。30年以上にわたり「おどるポンポコリン」がたくさんのアーティストによってカバーされ、愛されていることについて、こう語る。</p>
<p>「昔は、ワタシの生まれ故郷である愛知県で生まれる音楽や文化が世界に発信されるなんて、まず無理だと思っていました（優秀な日本人はもちろんいましたが）。でも、今の人たちは偉いね。頼もしく思っています。そして『おどるポンポコリン』に限らず、新しい才能がどんどん表に出てくるべきですね。”爺”の刺激になります」</p>
<p>ライブハウス・無力無善寺の店主が断固拒否</p>
<p>（取材・文＝千駄木雄大）</p>
<p>近藤房之助（こんどう・ふさのすけ）<br />
1951年、愛知県生まれ。1976年、ブルーズ・バンド「BREAK DOWN」を結成し、京都を中心に活動。1990年、B.B.クィーンズに参加し、「おどるポンポコリン」が社会現象を巻き起こす。B.B.キングやオーティス・ラッシュなど、数多くのブルーズ・アーティストとも共演を重ねてきた。</p>]]></content:encoded>
		<pubDate>2026-03-21T16:56:24+09:00</pubDate>
		<category><![CDATA[カルチャー]]></category>
		<media:content url="https://cyzo.jp/wp-content/uploads/2026/03/20260321-cyzoonline-interview-kondoufusanosuke-pic01.jpg" type="image/jpeg" expression="full" width="1280" height="720"><media:description type="plain"><![CDATA[（写真：荒熊流星）]]></media:description></media:content>
	</item>
	<item>
		<title>『ミスト』再映画化に疑問符…なぜハリウッドはリメイクばかり作るのか？「ネタ切れ説」の裏にある“台所事情”</title>
		<link>https://cyzo.jp/culture/post_408051/</link>
		<guid>https://cyzo.jp/culture/post_408051/</guid>
		<description><![CDATA[　ハリウッドに“リメイク旋風”が吹き荒れている。 『レンタル・ファミリー』をレンタル なんもしない人と一緒に見てみた 　米エンタメメディア『The Hollywood Reporter』は3月10日（現地時間）、マ・ドン]]></description>
		<content:encoded><![CDATA[

<p>　ハリウッドに“リメイク旋風”が吹き荒れている。</p>
<p>『レンタル・ファミリー』をレンタル なんもしない人と一緒に見てみた</p>
<p>　米エンタメメディア『The Hollywood Reporter』は3月10日（現地時間）、マ・ドンソク主演の韓国映画『悪人伝』（2019）のハリウッドリメイク版に、『死霊館』シリーズのジェームズ・ワン監督が就任し、主演をマ・ドンソクが務めることを報じた。2月10日（同）には、『DEADLINE』が、小説家スティーブン・キング原作で“トラウマホラー”と名高い映画『ミスト』（2007）のリメイク決定を報じている。</p>
<p>　アニメからのリメイクも盛んだ。昨年は、アニメ映画『白雪姫』（1937）や『リロ・アンド・スティッチ』（2002）が実写版として生まれ変わったほか、アニメ映画『ヒックとドラゴン』（2010）の実写＋CGのハイブリッド版が公開された。</p>
<p>　一度人気を獲得した作品を生まれ変わらせるリメイクには、賛否が避けられない。〈楽しみ〉〈おもしろくなりそう〉といった期待があがる一方で、いわゆる“元ネタ”ありきの制作姿勢に、〈どんだけネタ切れなんだって思っちゃう〉〈リメイクや続編頼りばかりで完全に先細りなハリウッド映画業界もオワコン〉などとため息をつくような声もある。が、実際に“リメイク祭り”の風潮は、映画界を衰退させているのか。</p>
業績を見る限り「衰退」はしていない？
<p>　業界事情に詳しい映画評論家・前田有一氏によると、業績面では「ハリウッドはまだまだ好調」とのこと。たとえば、米配給会社ビッグ5の1つである「ウォルト・ディズニー・スタジオ」の2025年の全世界年間興収は65億8000万ドル（約1兆円）で絶好調。またアメリカ市場全体の年間興収は、2024年の約85億ドル（約1兆3000億円）から1％増加の約86億ドル（約1兆3150億円）で着地している。</p>
<p>　にもかかわらず、「ハリウッドは衰退した」と揶揄されるのはなぜだろうか。</p>
<p>「事実、ハリウッドはリメイク作品を増やしていて、オリジナルの新作で『面白い』と思える作品はない。ゆえに、面白い作品がないのはリメイク作品ばっかりやっているからだ、と思うのも無理はありません。たしかにネタ切れ感があるように見えなくもないですが、それは企画力が落ちているからではなく、大元の原因はビジネスの規模拡大による1本あたりの制作費高騰です」（前田氏、以下同）</p>
<p>制作費が上がると、リメイクが増えるのか。</p>
<p>「かつては1本あたりの制作費が1億ドル規模でも『超大作』と言われたものですが、今や2億〜3億ドルかけるのが当たり前。映画は出資を募って制作されるので、投資家たちもミスりそうな企画にはお金を出したくない。その結果、完全新作で儲かるかどうかわからないリスキーなものよりも、リメイクや続編といった安全牌が候補にあがりやすくなる傾向があります」</p>
<p>　米の映画興収データベースサイト「The Numbers」によると、昨年公開された作品のうち、『アバター：ファイヤー・アンド・アッシュ』や『ミッション：インポッシブル／ファイナル・レコニング』が推定4億ドル、『スーパーマン』『ジュラシック・ワールド／復活の大地』『ファンタスティック4：ファースト・ステップ』が推定2億〜3億ドルの制作費がかかっているとされる。</p>
巨大な中国マーケットを意識するハリウッド
<p>予算が上がったことで、マーケットを広げる必要も出てきた。</p>
<p>「超大作の制作費規模が2億や3億ドル前後と高騰し、それを回収するとなると、北米市場だけでは全く足りない。世界市場で回収する映画を作らなくてはいけなくなりました。じゃあ世界市場はどこなのか。中国です。中国市場はアメリカ市場と拮抗する大きさがあるので、近年では中国人をターゲットにしたリメイクや続編がよく作られます。</p>
<p>　わかりやすい例で言えば、『ジュラシック・ワールド』シリーズは、中国で圧倒的な人気を誇ります。彼らは、リアルな恐竜よりもデフォルメされた怪獣やモンスターが大好きなんですよね。北米では多少お客が入っても大ヒットはしないのですが、中国で異常に人気なので続編が作られるワケです。中国人の好みに合わせた作品を作った結果、いまや架空の恐竜が出てきて大暴れする話になっていますが（笑）」</p>
<p>　そんなハリウッドは、もはや日本市場は視野に入れていない、のだという。</p>
<p>「日本は市場がしょぼすぎて相手にされていません。日本も日本で、今は日本人好みに作った邦画のほうが元気でウケますから、買い付けないハリウッド作品も増えてきた。買い付けてもあっという間に上映を終えてしまう。お互いに相手にしていないわけですね。結果的に、日本にいると“なんか最近、ハリウッド作品あんまり見ないな”“人気ないな”という印象になってしまうんです」</p>
『ドラゴンボール』の悪夢…「原作リスペクト」欠けがちなハリウッド版
<p>　リメイクといえば、日本発のゲームやマンガ、アニメもたびたびハリウッドで実写化される。CAPCOMのサバイバルホラー『バイオハザード』シリーズを原作とした映画は、2002年のスタートから2017年の第6作まで続く人気シリーズとなった。</p>
<p>　また全世界の累計発行部数2億6000万部（2024年3月時点）を誇るマンガ『ドラゴンボール』は、2009年に『DRAGONBALL EVOLUTION』としてハリウッド進出。1995年には『北斗の拳』もハリウッドで実写化されている。</p>
<p>「日本のアニメは、1980年代ぐらいから海外でとにかく稼ぐようになった。今では、日本国内以上に売り上げているほどです。『ONE PIECE』『ドラゴンボール』などを制作している東映は、世界中にファンがいるぐらい知名度も高いので、ハリウッドでの企画にあがりやすいという背景もある。</p>
<p>　ただ、日本と違って、ハリウッドには基本的に作者や原作を尊重する文化があまりないんですよね。桁違いの使用料で映画化する権利を買って、暗黙の了解で原作者側に口を出させない。何をやっても、原作者が怒るに怒れないほどの巨額を払う。嫌なら断ればよいだけですからね。ただそうして作った作品は、結果的にファンからは不評を買うことも多いです」</p>
<p>　たしかに映画『バイオハザード』シリーズは、全世界で累計興収12億ドルのメガヒットを飛ばしたものの、原作のゲームファンからは“駄作”扱いされがちだった。そうした声もあってか、2022年には原作に忠実な実写化『バイオハザード: ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』として“リブート（再始動）”した。</p>
<p>「（前述）『ミスト』の原作者であるスティーブン・キングも、ハリウッド界の原作の扱いに思うところがあるようで、自分の作品が映画化される度に、『全然ダメだ！』『なってない！』とコテンパンに貶すのが恒例行事になっています（笑）」</p>
「オリジナル版」を超えた「リメイク」作品
<p>　さて、今後“リメイク祭り”の流れは加速していくのか。</p>
<p>「大前提として、コケるというリスク回避のためには、人気作のリメイクや続編を作る流れはもはや避けられません。ただ、クリエイターたちは皆リメイクであっても面白いものを作ろうという情熱を持って頑張っているので、必ずしもそれが『ハリウッドを腐らす』とは言い切れない。</p>
<p>　例えば、日本を代表する特撮映画『ゴジラ』（1954）は何度かハリウッドでリメイクされていますが、CG技術や立体映画の技術が加わることで、映像的にはオリジナル版よりもはるかにすごいものができる。1933年制作の『キング・コング』もそう。『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのピーター・ジャクソン監督が、2005年に最先端技術を駆使して生まれ変わらせました。同作はアカデミー視覚効果賞や音響編集賞、録音賞の3部門で受賞しています。</p>
<p>　マイケル・ベイ監督がメガホンをとった『トランスフォーマー』（2007）も、元は1985年から日本で放送されていたアニメが原作です。シリーズ全体で7作品におよぶ超大作で、賛否はありますが、間違いなくリメイクによって新しい形を見せてくれた映画です」</p>
「リメイク」に新しい価値を与える
<p>「リメイク＝安全牌」と思われがちだが、なかにはその方程式を覆すような企画もある。</p>
<p>「『ゴーストバスターズ』（1984）は2016年にリブート版が公開されていますが、メインキャラクターを男性3人から女性3人に逆転させるという振り切り方をしました。フェミニズムの考え方を取り入れた、まさに現代アップデート版といえます。</p>
<p>　また、実写版『リトルマーメイド』は、主人公のアリエルを白人から黒人に変更。こうなると、リスク回避どころか果敢にリスクを取りに行ったともいえる企画でしたが、〈人種差別とかではなく、オリジナル版通りの白人に演じてほしい〉という声が圧倒的に多く、炎上。結果的に、アジアでは全然伸びませんでした……」</p>
<p>　オリジナルを知っているファンにとっては、思わず身構えてしまうリメイク作品。賛否はあれど、少なくとも制作陣にとってはクリエイティブ精神を込めた“力作”なのだ。</p>
<p>『魔法少女まどか☆マギカ』が変えた“世界”</p>
<p>（構成・取材＝吉河未布　文＝町田シブヤ）<br />
</p>]]></content:encoded>
		<pubDate>2026-03-21T16:28:56+09:00</pubDate>
		<category><![CDATA[カルチャー]]></category>
		<media:content url="https://cyzo.jp/wp-content/uploads/2026/03/20260321-cyzoonline-news-remake-pic01.jpg" type="image/jpeg" expression="full" width="1280" height="720"><media:description type="plain"><![CDATA[（写真：Getty Imagesより）]]></media:description></media:content>
	</item>
	<item>
		<title>『豊臣兄弟！』舞台は京へ…「軽減税率」を採用する信長から“カツアゲ”を命じられる兄弟、そして政商・今井宗久と「本圀寺の変」の関係</title>
		<link>https://cyzo.jp/geinou/post_408045/</link>
		<guid>https://cyzo.jp/geinou/post_408045/</guid>
		<description><![CDATA[　前回（第10回）の『豊臣兄弟！』も面白かったですね。家臣になったばかりの竹中半兵衛（菅田将暉さん）に用意された屋敷のほうが豊臣兄弟よりも広かった理由は、「殿（＝信長）の好みじゃ」という秀長（仲野太賀さん）のセリフには大]]></description>
		<content:encoded><![CDATA[

<p>　前回（第10回）の『豊臣兄弟！』も面白かったですね。家臣になったばかりの竹中半兵衛（菅田将暉さん）に用意された屋敷のほうが豊臣兄弟よりも広かった理由は、「殿（＝信長）の好みじゃ」という秀長（仲野太賀さん）のセリフには大笑いでした。実際は「城持ち」の家系出身の竹中の身分とステイタスに敬意が払われたと見るべきでしょうが……。</p>
<p>戦国時代の身分と出自</p>
<p>　それにしても明智光秀（要潤さん）が、従者に変装した足利義昭（尾上右近さん）を連れて美濃入りしてくるとはびっくりしました。何も気づかない豊臣兄弟の横で、竹中半兵衛だけがピーンと来ている様子でしたが、筆者が例の従者を本格的に怪しいと思ったのは、秀吉（池松壮亮さん）たちが明智を団子屋に連れて行った時の従者の待機姿勢です。あまりに存在感がありすぎたんですね。</p>
<p>『勧進帳』という古典歌舞伎があるのですが、弁慶が実は主人の源義経を自分の従者だと偽って、つまり身分偽装で関所を通り抜けようとする演目の大半の場面で、顔を編笠で隠した義経は「しゃがみ立膝」の姿勢でじっとしているだけなのです。</p>
<p>　セリフもない、顔も見せない、動きもしない、それでも義経としてのオーラを出し続けるのが名優の証しだと、歌舞伎鑑賞歴ン十年の母から教わり、自分でもそう思っていたのですが、とある歌舞伎俳優さんにお話を聞いたときに「ぼくらの間ではあれは休憩してるだけだよ」「あの役は疲れた体を休めるのにすごくいいんだ」みたいな答えが返ってきて、苦笑したことが思い出されました。足利義昭役の尾上右近さんにも同じことをいわれそうな気もします。</p>
<p>　しかしそれでもあえて言わせていただくと、やはりあの「しゃがみ立膝」で独特の存在感が滲み出るのは本職の歌舞伎俳優さんだけです――などと語ってきましたが、あのシーンに史実性はありません。また義昭が変装して美濃に乗り込み……という逸話も少なくとも当時の書物にはないはずで、脚本家の八津弘幸先生の完全オリジナルの展開でありながらめっちゃソレっぽくて面白かったんですよね……。ケレン味あふれる演出で今後ともに楽しませてくれそうで、『豊臣兄弟！』の人気が高いのはよくわかります。</p>
松永久秀と今井宗久という人物
<p>　さて信長（小栗旬さん）と義昭が上洛に成功したと思ったら、次回はもう「本圀寺の変」なんですね。前回のラストでちらっと映った竹中直人さん演じる松永久秀のインパクトがすごかったのですけど、来週から登場する堺の豪商・今井宗久（和田正人さん）と並び、要注目キャラになっていくと思われます。</p>
<p>　次回のあらすじは以下の通り。</p>
<p>「畿内を手中に収めた信長は、小一郎と藤吉郎に新たな命令を下す。大和を治める武将・松永久秀を介し、堺の商人・今井宗久らに、矢銭二万貫を納めさせろというのだ。だが堺の商人はくせ者ぞろいで、兄弟は苦戦を強いられる。そんな中、将軍となった義昭を引きずり下ろしたい三好三人衆が、信長不在の機会を狙い、義昭のいる京の本圀寺を襲撃する」</p>
<p>　歴史に詳しくはないという方には見知らぬ名前が多いと感じるかもしれませんが、『麒麟がくる』（2022年）でも今井宗久（同ドラマでは陣内孝則さん）は登場していましたね。</p>
<p>　今井について一言でまとめると、「信長の政商」です。非常に大きな社会的影響力があった堺の「会合衆（えごうしゅう）」の中心人物でもありました。当時の堺の町は特定の武将の配下に入っておらず、有力商人たちの合議による自治で動く町でした。足利義昭を奉じて京都上洛を果たした直後の信長が、そんな堺の会合衆に「矢銭（やせん）二万貫」――現在の数十億円規模の献金を要求し、それで商人たちが大紛糾したのも史実です。</p>
<p>　ドラマは今井をはじめ「くせ者ぞろい」の堺商人たちに、信長のムチャブリを呑ませるべく秀長が活躍するという筋書きでしょうが、実際のところ、当時の堺に拒否権などはありませんでした。</p>
<p>　永禄11年（1568年）9月、信長は義昭とともに上洛して早々、上京（かみぎょう）地区の富裕層や寺社に多額の矢銭を要求し、支払いを渋られると焼き討ちにしています。また、石山本願寺や摂津港の商人たちにも同じように矢銭を要求して呑ませたのでした。</p>
<p>　信長はいわゆる「軽減税率」を採用しており、結果として貧困層の税は軽く、富裕層からガッポリ搾り取るわけですね。現在も少し稼ぐと税金が凄まじく、泣かされるようですが、信長の取り立てはそれどころではありませんでした。断ると燃やされてしまうので、堺も思案のしどころだったのです。</p>
<p>　しかし前回のドラマにも登場した三好三人衆と堺はゆかりが深く、彼らが信長から守ってくれるのではないか……という見解が堺の会合衆の間にはありました。</p>
<p>　信長のしていることはただのカツアゲで、石山本願寺に要求した5000貫文に対し、堺には2万貫文です。いくら堺の金持ち連中とはいえ、（現在の価値でいうところの）数十億円の現金の準備はすぐには無理ですし、信長も家臣団と“アウェイ”である京都に滞在し続けると経費がばかになりませんから、12月には本国（尾張・美濃）に帰還していったのでした。</p>
<p>　すると「鬼の居ぬ間に」と信長がいなくなるのを待っていた三好三人衆が、年が改まってすぐの永禄12年（1569年）1月5日、義昭の滞在先の本圀寺を襲撃してきたのです。しかし救援要請を受けた信長はわずか3日で京都に駆けつけ、三好をバシッと駆逐したのでした――といわれる「本國寺の変」ですが、実際の信長は油断していたというより、三好が攻めてくることは絶対にわかっていたはずで、わざと京都を去っていたのだと思われます。</p>
<p>　つまり三好だけでなく、畿内周辺に織田の軍事力の凄さを見せつけるため。そして足利義昭とその家臣たちに信長なしでは、身の安全ひとつ、ろくに保証されないという事実をわからせるための戦略でした。</p>
<p>　史実では義昭の家臣である細川藤孝、明智光秀などが三好の襲撃に備えていたこともあり、早期に攻め落とすことが困難だと気づいた三好勢は撤退を考え始め、そこに信長まで物凄い形相で、しかも想定外のスピードで駆けつけてきたので逃走するしかなかった……という展開となりました。</p>
<p>　そして、堺の会合衆の中でも時代の変化を読み解くアンテナの持ち主であった今井宗久はこの「本國寺の変」の直後に信長と対面しています。この時、今井は信長を喜ばせるために「松島の茶壺」という名物茶器と名刀という2つのお土産を手に信長のもとを訪問していました。</p>
<p>　もともと畿内に勢力を持っていた大名・松永久秀が、足利義昭と上洛してきた信長に臣従したときにも名物茶器を持参し、それで交渉がうまくいったため、今井は「信長は怖いけど、茶器を渡せばイチコロよ」というアドバイスを松永から得ていたのだと思われます。「カツアゲしてくる相手に、土産持参でお愛想しに行くのか？」と驚くかもしれませんが、今井からすれば「この男デキる」と踏んだ信長に取り入ることは、その後のさまざまなビジネスで甘い汁を吸いまくれる特権を買おうとしたにすぎません。</p>
<p>　そして実際に今井は堺の商人たちをまとめ上げ、矢銭2万貫の供出にも成功。信長の信頼を勝ち得て、政商として成り上がっていくのでした。信長は「本圀寺の変」の後、足利義昭のために「こんな古い寺にいるから狙われる」と、二条城（現在の二条城とは建物も場所も別）を建ててやるのですが、その建築資材集めなどを手掛け、マージンで儲けることをさっそく許されていたのが今井なのです。</p>
<p>　織田信長は配下の武将への恩賞として持ち運び困難でかさばる金銀や、有限の土地ではなく、名物茶器の価値を重視しはじめた人物です。前回のドラマでも蜂須賀正勝（高橋努さん）が信長から褒美として与えられた茶器を「なんじゃ？　この汚い碗は！」とボヤいていましたが、史実の今井や信長の世代の茶人たちが重視したのは「何百年前に中国から渡来し、足利将軍家が珍重してきたものでございます」というような由緒書きを持つものばかりでした。つまり、世代を超えた正当な資産価値があるものを彼らは取り扱っていたわけです。今でいう鑑定書付きのヴィンテージのロレックスとか、ハリー・ウィンストンのダイヤモンドとかそういう感じ。</p>
<p>　その一方で、「本当にこれにそんな価値があるの？」と言いたくなるような、奇妙な形の茶碗に法外な値段がつけられ、狭い茶室に額を寄せ合うように武将たちが詰めあって茶会を開く……という茶道のイメージは、秀吉が天下人に成り上がった時代に千利休が広めることに成功した「わび茶」特有の世界観です。これらについてもまた機会を改めてお話できると思いますが、今後の『豊臣兄弟！』にますます期待ですね。</p>
<p>直の死亡という“大人の事情”</p>
<p>（文＝堀江宏樹）</p>



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]]></content:encoded>
		<pubDate>2026-03-21T16:11:38+09:00</pubDate>
		<category><![CDATA[芸能]]></category>
		<media:content url="https://cyzo.jp/wp-content/uploads/2026/03/20260320-cyzoonline-column-kanamejun-pic01.jpg" type="image/jpeg" expression="full" width="1280" height="720"><media:description type="plain"><![CDATA[『豊臣兄弟！』で明智光秀を演じる要潤（写真：Getty Imagesより）]]></media:description></media:content>
	</item>
	<item>
		<title>【祝・ベネズエラ初優勝】強さの秘訣はスター性を超えた完成度！ 2026年WBCからわかる勝者の条件</title>
		<link>https://cyzo.jp/culture/post_408040/</link>
		<guid>https://cyzo.jp/culture/post_408040/</guid>
		<description><![CDATA[　2026年WBCは、日本が準々決勝でベネズエラに敗れたことで、日本野球に改めて問いを突きつけた大会でもあった。 2026年WBC日本代表の構想 　準決勝ではアメリカがドミニカ共和国を相手に局面ごとの最適解を積み重ね、決]]></description>
		<content:encoded><![CDATA[

<p>　2026年WBCは、日本が準々決勝でベネズエラに敗れたことで、日本野球に改めて問いを突きつけた大会でもあった。</p>
<p>2026年WBC日本代表の構想</p>
<p>　準決勝ではアメリカがドミニカ共和国を相手に局面ごとの最適解を積み重ね、決勝まで勝ち上がった。ベネズエラは、日本戦、イタリア戦、アメリカ戦でそれぞれ異なる勝ち方を見せながら頂点に立った。</p>
<p>　長打力や知名度だけではなく、限られたチャンスをどう得点に結びつけ、失点の芽をどう摘み、試合の流れをどう引き戻すか？</p>
<p>　短期決戦の勝敗を分けたのは、総合的な迫力以上に、相手や展開に応じて形を変えられる「完成度」だった。</p>
アメリカがドミニカ共和国を退けた！
<p>　2026年WBC準決勝は、アメリカがドミニカ共和国を2-1で退け、3大会連続の決勝進出を決めた。大会5戦全勝でこの一戦に入ったドミニカ共和国は、序盤ラウンドを勢いで押し切ってきたが、この日はアメリカが「少ない好機を確実に点に変える攻撃」と「局面ごとに役割を切り分けた投手運用」で上回った。</p>
<p>　勝敗を分けたのは4回の2打席だ。デローサ監督はセベリーノとの相性を買って、ブレグマンではなくヘンダーソンを三塁で先発起用し、その判断がすぐに結果へつながった。ヘンダーソン、アンソニーが連続本塁打を放ち、これがそのまま決勝点になった。アメリカは手数で押すのではなく、最も価値の高い2スイングで試合をひっくり返した。</p>
<p>　守りのプランも明快だった。エースのスキーンズは4回1／3を6安打1失点で踏ん張り、流れを作った。また、3回にはジャッジの三塁補殺が追加点を防いだ。そこから先は継投の勝負で、5回1死一、三塁ではロジャースがソトに併殺打を打たせ、7回はベドナーがマルテを三振に仕留めて失点を回避。アメリカのリリーフ陣は4回2／3を2被安打無失点、6奪三振、1四球で、最後はミラーが試合を締めた。</p>
<p>　この試合は、ドミニカ共和国が「打てなかった」のではなく、「つながらなかった」ことにある。安打数はドミニカ共和国の8がアメリカの7を上回ったが、総塁打はアメリカ14、ドミニカ共和国13だった。カミネロの2回のソロは大会通算15本目でWBC新記録になったものの、その後はアメリカ投手陣が四球を1つに抑え、ドミニカ共和国は残塁8。ヒットは出ても四球や長打が重ならず、一気に試合を動かすイニングを作れなかった。</p>
<p>　この準決勝は「スター軍団同士の殴り合い」ではなく、「どの打者に、どの球質を、どの場面でぶつけるか」を徹底した側が勝った試合だった。アメリカはデータに基づく先発変更で先に2点を取り、守備と継投で相手の得点期待値を細かく削り続けた。WBCのような一発勝負では、総合的な迫力よりも局面を正確に切り取るプランのほうが強い。そのことを最も鮮明に感じた2-1だった。</p>
ベネズエラの逆転勝ちに見えた打線の層と対応力
<p>　ベネズエラ対イタリアは、ベネズエラが4-2で逆転勝ちし、史上初の決勝進出を決めた。大会5戦全勝で勝ち上がり、WBC史上初の欧州勢準決勝進出を果たしていたイタリアにとっては、あと一歩で届かなかった試合だった。</p>
<p>　試合序盤はイタリアのプランがはまっていた。2回、ベネズエラ先発モンテロから3連続四球を引き出し、ドーラジオの押し出し四球とノリの野手選択で2点を先制。長打がなくても、相手の制球難に乗じて効率的に点を取った。</p>
<p>　さらにイタリアは、先発をロレンゼンからノラへ切り替え、後ろにロレンゼンを残す形で試合に入った。4回にスアレスのソロ本塁打こそ浴びたが、6回終了までベネズエラを1点に封じ、準備してきた継投プランをほぼ理想どおりに運んでいた。</p>
<p>　それだけに、最大の分岐点は6回の追加点機だった。ベネズエラは1-2の6回、満塁のピンチを招いたが、ゼルパがアントナッチを空振り三振に仕留めてしのいだ。ここで点差が2点以上に広がっていれば、イタリアは守り切る形に持ち込みやすかったはずだが、1点差で踏みとどまったことで、試合はベネズエラがひっくり返せる範囲に残った。</p>
<p>　そして7回、ベネズエラ打線の「厚み」が一気に表に出る。先頭のトーレスが四球で出ると、9番チュリオが2死からつないで一、三塁。そこからアクーニャの内野安打で同点、ガルシアの左前打で勝ち越し、アラエスの中前打で4点目。3者連続の適時打はいずれも2死からで、しかも大振りの一発ではなく、コンタクトと走塁で押し切った。この並びは、ベネズエラが単なるスター軍団ではなく、9番から1番、2番、3番へと切れ目なく圧力をかけられる打線であることを示していた。</p>
<p>　数字にも差は出ている。ベネズエラは8安打、1本塁打、総塁打11で4得点。イタリアは5安打、0本塁打、総塁打5で、残塁は8だった。イタリアは先に2点を取ったものの、その後追加点を奪えず、ベネズエラはモンテロが1回1／3で降板したあと、6人の救援陣が残り7回2／3を無失点でつないだ。準決勝の勝敗を分けたのは、先制したかどうかではなく、試合の途中で修正できたかどうかだった。</p>
<p>　この試合は、イタリアの快進撃を否定する内容ではなかった。むしろイタリアは、四球を選ぶ攻撃と先発変更を含む大胆な投手設計で、終盤まで明確な勝ち筋を作っていた。ただ、その設計を上回ったのが、ベネズエラ打線の層とブルペンの柔軟性だった。日本を破った勢いだけでなく、劣勢の展開でも試合を作り替えられることを示したからこそ、この4-2はベネズエラの初決勝進出にふさわしい勝利だった。</p>
<p>▪️ベネズエラ初優勝！　決勝に刻まれた完成度の差</p>
<p>　2026年WBC決勝は、ベネズエラがアメリカを3-2で破って初優勝を果たした。スコアだけ見れば1点差の接戦だが、試合の輪郭はむしろベネズエラが長く握っていた。3回にガルシアの犠飛で先制し、5回にはアブレイユのソロ本塁打で2-0。8回裏にハーパーの同点2ランを浴びても、9回表にスアレスの適時二塁打で即座に勝ち越した。この「追いつかれても、流れまで渡さない」強さこそ、決勝を決めた本質だった。</p>
<p>　この試合の核心は、ベネズエラが派手な打ち合いに持ち込まず、アメリカ先発マクリーンの小さな乱れをひとつずつ得点に変えたことにある。3回の先制点は、ペレスの安打、アクーニャへの四球、暴投による進塁、そして犠飛という連続した圧力の結果だった。一発ではなく、走者を進め、外野に打たせ、確実に1点をもぎ取る。決勝のような一発勝負では、この「地味だが再現性の高い得点」が最も重い。</p>
<p>　継投策も見事だった。先発ロドリゲスは4回1／3を1安打無失点、1四球4奪三振で、試合序盤のアメリカ打線を沈黙させた。そこから継投でクオリティを落とさず、アメリカは試合全体でも3安打、9三振。スターを並べた打線を相手に、ベネズエラは「誰に打たれるか」ではなく、「どうつながせないか」を徹底した。ハーパーの一発は許しても、打線全体のうねりは最後まで作らせなかった。</p>
<p>　アメリカがようやく自分たちの形に近づいたのは8回裏だけだった。二死からウィットが四球で出ると、ハーパーが同点2ラン。あの一振りは、停滞していた打線を一瞬で救うスターの仕事だった。だが逆に言えば、アメリカの得点はその一撃にほぼ集約されていたとも言える。終盤まで攻撃を線にできず、ベネズエラ投手陣に各打者が「孤立した勝負」へ追い込まれたことが、決勝では致命傷になった。</p>
<p>　そして9回表、ベネズエラは追いつかれた直後に、感情ではなく手順で勝ち越した。アラエスが先頭で四球を選び、代走サノハが二盗。そこにスアレスの打球が左中間を破った。ハーパーの本塁打でスタジアムの空気を引き戻したアメリカにとって、最も痛かったのは失点そのものより、やっと取り戻した流れを次のイニングでまた剥がされたことだった。ベネズエラはこの局面で焦らず、最短距離で1点を取りにいった。</p>
<p>　要するにこの決勝は、ベネズエラがアメリカよりスターが多かったから勝ったのではない。犠飛で先制し、ソロ本塁打で加点し、同点直後に足と長打で勝ち越す。得点の取り方が多彩で、投手交代の精度が高く、試合の速度を最後まで自分たちのものにしたから勝った。初優勝を決めた3-2は、意外性よりも、ベネズエラが大会を通じて積み上げてきた野球の完成度がそのままスコアに表れた決勝だった。</p>
状況に応じて勝ち方を変える……ベネズエラ優勝の本質
<p>　今大会、ベネズエラが強かった理由は「スターが揃っていたから」ではない。相手や試合展開に応じて勝ち方そのものを変えられた点にある。プールDは3勝1敗の2位通過にとどまったが、そこから日本に8-5、イタリアに4-2、アメリカに3-2と勝ち切り、一気に頂点まで駆け上がった。打ち合いでも、逆転でも、ロースコアでも勝てる。その柔軟性こそが、このチームの本質だった。</p>
<p>　象徴的だったのが準々決勝の日本戦だ。試合は一進一退の展開で、日本も一度は逆転に成功した。それでも最終的に押し切られたのは、ベネズエラが日本の強みを正確に潰しにきたからだ。日本投手陣の生命線である落ちる球に対しては徹底して見極め、低めを捨てて高めや甘く入った球だけを仕留める。さらに一発が出た直後にはチームとスタンドが一体化し、一気に流れを引き寄せる。中南米特有の「勢い」を止めきれなかったことも含め、日本は主導権を握りかけながら最後に奪い返された。この試合は、単なる打力ではなく、対策と流れの使い方で上回られたことを示していた。</p>
<p>　また、今大会で際立っていたのは、打線に「切れ目」が存在しなかったことだ。オールWBCチーム（ベストナイン）にはアラエス、ガルシア、トーバーの3人が選出されたが、数字を見ればその理由は明らかだ。アラエスは打率.308、OPS1.059で10打点、ガルシアは打率.385で大会最多10安打、そしてMVP。トーバーも打率.471と高いコンタクト力を見せた。つまり、相手がアクーニャやスアレスだけを警戒しても意味がなかった。実際、準々決勝、準決勝、決勝と試合ごとに主役が入れ替わった。</p>
<p>　さらに、このチームは得点の取り方がひとつではなかった。日本戦では長打で押し切り、イタリア戦では終盤に連打で逆転。決勝のアメリカ戦では、犠飛、ソロ本塁打、そして四球と盗塁を絡めた一打で勝ち越した。いわば「一発のチーム」でも「つなぎのチーム」でもない。状況に応じて最適な攻撃手段を選び取れる打線だった。</p>
<p>　投手陣、とりわけブルペンの完成度も見逃せない。日本戦では救援陣が6回1／3を無失点、イタリア戦でも7回2／3を無失点でつないだ。決勝でもアメリカをわずか3安打に封じ、終盤まで流れを渡さなかった。最後を託されたパレンシアは大会5登板で無安打、9奪三振、3セーブ。これと類似するのが、2013年に世界一に輝いたドミニカ共和国のロドニーが大会最多の8試合に登板し、すべてを無失点に抑え、7セーブを記録した例だ。接戦の「最後」を完全に固定できたことは、短期決戦では決定的な意味を持つ。</p>
<p>　そしてもう一つ見逃せないのが、ベンチの修正力とチームの結束だ。プール最終戦でドミニカ共和国に敗れ、そこからチームは明らかに変わった。日本、イタリア、アメリカと続くノックアウトラウンドでは試合ごとに修正を重ね、特にイタリア戦では先発モンテロの乱れを即座に見切り、継投へと舵を切った。さらに決勝を見据えた投手温存まで行うなど、視野の広さも際立っていた。</p>
<p>　結局のところ、ベネズエラは何かひとつに依存したチームではなかった。打線の厚み、得点パターンの多様性、ブルペンの安定感、そして試合中に形を変えられる対応力。それらが同時に機能していたからこそ、相手がどこであっても勝ち方を変えられた。2026年の優勝は、勢いではなく「完成度」で説明されるべきものだった。<br />
</p>
<p>侍ジャパンはどこがスゴいのか？</p>
<p>（文＝ゴジキ）</p>
<p></p>]]></content:encoded>
		<pubDate>2026-03-19T18:37:00+09:00</pubDate>
		<category><![CDATA[カルチャー]]></category>
		<media:content url="https://cyzo.jp/wp-content/uploads/2026/03/20260319-cyzoonline-column-wbc-pic01.jpg" type="image/jpeg" expression="full" width="1280" height="720"><media:description type="plain"><![CDATA[ベネズエラの首都カラカス市内で行われたパブリックビューイングに駆けつけた野球ファンたち。（写真：Getty Imagesより）]]></media:description></media:content>
	</item>
	<item>
		<title>『モンスターズ・ユニバーシティ』が示す「夢は叶うとは限らない」というリアル</title>
		<link>https://cyzo.jp/culture/post_407948/</link>
		<guid>https://cyzo.jp/culture/post_407948/</guid>
		<description><![CDATA[「夢を追い求める勇気があれば、すべての夢は叶う」 　そんなロマンティックな言葉を残したのが、ディズニー社の創業者であるウォルト・ディズニーです。アニメーター以上に、経営者として才能をより発揮した彼の言葉に基づき、「夢はき]]></description>
		<content:encoded><![CDATA[

<p>「夢を追い求める勇気があれば、すべての夢は叶う」</p>
<p>　そんなロマンティックな言葉を残したのが、ディズニー社の創業者であるウォルト・ディズニーです。アニメーター以上に、経営者として才能をより発揮した彼の言葉に基づき、「夢はきっと叶う」というメッセージを謳ったハッピーエンドの作品をディズニー社は次々と送り出してきました。</p>
<p>ハリウッドの本気印『ウィキッド』</p>
<p>　3月20日（金）の『金曜ロードショー』で放映される『モンスターズ・ユニバーシティ』（2013年）は、ちょっと異色の劇場アニメです。ピクサー製作＆ディズニー配給の本作のテーマは「人生は思い描いたようには進まない」という現実味のあるものとなっています。</p>
<p>　個性豊かな怪物たちが登場する『モンスターズ・ユニバーシティ』は、なぜディズニーらしかぬテーマの作品になったのかをひも解いてみたいと思います。</p>
大ヒット作『モンスターズ・インク』の前日譚
<p>　モンスターズ社で「怖がらせ屋」として働くマイクとサリーの活躍を描いた『モンスターズ・インク』（2001年）は、世界的に大ヒットした3DCGアニメです。日本でも興収93.7億円を記録しています。そのマイクとサリーの出会いとなった大学時代を『モンスターズ・ユニバーシティ』は描いています。前日譚ですね。こちらも日本では89億円の大ヒット作となっています。</p>
<p>　しかし、『モンスターズ・インク』のピート・ドクター監督から、『モンスターズ・ユニバーシティ』はダン・スキャンロン監督にバトンタッチ。作風も登場キャラクターの性格も、前作とは違うものとなっています。</p>
<p>　続編ではないので、『モンスターズ・インク』を観ていなくても『モンスターズ・ユニバーシティ』の物語を理解することは可能ですが、マイクとサリーが社会人になった『モンスターズ・インク』のオチを知っているのと知らないのとでは、印象が大きく変わることは注意しておきたいポイントです。</p>
校内カーストの最下層とトップとの関係
<p>　ひとつ目のモンスターのマイクは、少年期にモンスターズ社を見学し、「怖がらせ屋」になることを将来の夢とします。勉強に勤しみ、モンスターズ大学の「怖がらせ学部」に入学するマイクでした。</p>
<p>　モンスターズ大学で出会うことになるのが、毛むくじゃらのモンスターのサリバンことサリーです。『モンスターズ・インク』の怖い外見とは裏腹の優しい性格だったサリーとは違い、代々にわたって「怖がらせ屋」を継いでいることを自慢している、うぬぼれキャラとなっています。</p>
<p>　校内カーストで言えば、ガリ勉タイプのマイクと育ちのいいエリート組のサリーは、水と油の関係です。小柄なマイクは「怖がらせ屋」には向いていないというハンデを、学業の優秀さでカバーしようとします。才能豊かなサリーは、勉学に励むマイクを嘲笑するのでした。</p>
<p>　学期末の実技テスト中にふたりはトラブルを起こしてしまい、ハードスクラブル学長から「怖がらせ学部」を共に追い出されてしまいます。マイクは「怖がらせ屋としての才能がない」、サリーは「才能があっても技量が伴っていない」がその理由でした。</p>
失われつつある理想の学園生活
<p>　汚名返上のチャンスは、大学の名物イベント「怖がらせ大会」に出場し、優勝することです。チームで成績を競うため、マイクは学内の落ちこぼれたちが集まった「ウーズマ・カッパ」の一員として参加。サリーもその仲間となります。</p>
<p>　個性豊かな落ちこぼれ集団が結束し、鼻持ちならないエリート集団に勝負を挑むというコメディ映画の定番的な展開となっていきます。大会を経て、マイクとサリーの関係も深まっていくことになります。こうしたバディものの描き方のうまさは、ハリウッド映画ならではの伝統を感じさせます。サリーが「俺は本当は怖がりなんだ」とマイクに打ち明けるシーンにはほろりとさせられます。</p>
<p>　多種多様なモンスターたちが集まる学園ドラマとしての面白さが『モンスターズ・ユニバーシティ』にはあります。最近の都内の大学生は地方出身が少なく、親の所得によってグループ分けが進んでいると聞きますが、校内カーストの壁を越え、マイクとサリーが親友になっていくクライマックスがとても魅力的です。</p>
<p>　ある意味、現代では失われつつある理想の学園生活を描いたのが『モンスターズ・ユニバーシティ』なのかもしれません。</p>
『モンスターズ・インク』で大革命を起こすマイク
<p>　努力家のマイクを主人公にした『モンスターズ・ユニバーシティ』ですが、ダン・スキャンロン監督は本作のテーマは「人生は思いどおりには進まない」だと語っています。どういうことでしょうか？</p>
<p>　その答えは前作『モンスターズ・インク』にあります。『モンスターズ・インク』を最後までご覧になった方なら、ご存知でしょう。</p>
<p>　モンスターズ社で「怖がらせ屋」になったサリーとマイクは、コンビで活躍しています。人間の子どもたちを怖がらせ、悲鳴を上げさせることで、モンスターの世界はエネルギーを得ています。それゆえ「怖がらせ屋」はモンスター界でリスペクトされる職業となっています。</p>
<p>　ところがサリーとマイクは、ある日、好奇心旺盛な人間の女の子・ブーと出会い、悲鳴よりも笑い声のほうが遥かに大きなエネルギーをもたらす事実を発見するのです。</p>
<p>　その結果、モンスター界ではエネルギー革命が起き、マイクは人間の子どもたちを笑わせることで、「怖がらせ屋」以上に大活躍するようになるのです。</p>
思いどおりには進まないという人生の醍醐味
<p>　つまり、売れっ子「怖がらせ屋」のサリーのアシスタントとして働いていたマイクですが、それよりも自分の才能をより生かせる仕事があることに気づくというのが『モンスターズ・インク』のオチだったのです。</p>
<p>　マイクはずっと「怖がらせ屋」に憧れていたことが『モンスターズ・ユニバーシティ』では描かれますが、マイク自身が思い描いていた夢とは異なる現実が『モンスターズ・インク』では待っています。しかし、これこそが人生の醍醐味ではないでしょうか。</p>
<p>　映画監督の中には絵コンテを事前に準備する几帳面タイプもいれば、絵コンテに縛られることを嫌って用意しない自由気ままタイプもいます。マイクの場合は、几帳面タイプから自由奔放タイプへと、経験を重ねることで変わっていった監督だと言えるんじゃないでしょうか。</p>
<p>　大人になったマイクは、その場の状況に応じて自分の人生と夢を演出することになるのです。</p>
挫折体験が深めるマイクとサリーの関係性
<p>　夢はきっと叶う、という言葉はロマンティックで、とても耳障りがいいので、ついついそう信じたくなります。しかし、夢を追い続けて挫折を経験した人のほうが、夢を叶えた人よりもずっと多いというのが現実ではないでしょうか。</p>
<p>　その点、『モンスターズ・ユニバーシティ』で描かれた「人生は思いどおりには進まない」というテーマ性は、すごくリアリティーを感じさせます。</p>
<p>　限りある人生、いろんなことに挑戦して、自分に適した仕事を最終的に見つけることができれば超ラッキーなんじゃないですかね。全力でトライしていく中で、マイクはサリーという生涯にわたる親友とも出会え、また挫折体験がふたりの仲を深めることにもなるわけです。</p>
<p>　夢は必ずしも叶うとは限らない。でも、夢を叶えるために努力した経験は、その人の人格形成の土台になることは間違いないでしょう。人間の世界では、そんな時代のことを「青春」と呼んでいます。</p>
<p>　今夜放送の『モンスターズ・ユニバーシティ』は、挫折と友情をめぐる直球ど真ん中の青春ドラマです。</p>
<p>山田杏奈は「×××先生」と地上波で叫ぶのか</p>
<p>（文＝映画ゾンビ・バブ）</p>]]></content:encoded>
		<pubDate>2026-03-19T15:36:22+09:00</pubDate>
		<category><![CDATA[カルチャー]]></category>
		<media:content url="https://cyzo.jp/wp-content/uploads/2026/03/20260718-cyzoonline-column-monster-pic01.jpg" type="image/jpeg" expression="full" width="1280" height="720"><media:description type="plain"><![CDATA[映画『モンスターズ・ユニバーシティ』［Blu-ray］]]></media:description></media:content>
	</item>
	<item>
		<title>八木奈々、サイゾー降臨！</title>
		<link>https://cyzo.jp/geinou/post_407942/</link>
		<guid>https://cyzo.jp/geinou/post_407942/</guid>
		<description><![CDATA[八木奈々、サイゾーで新たな一面 　ドラマにバラエティにと、このところ活躍の幅を広げまくっているセクシー女優の八木奈々が、雑誌サイゾー2026年5月号の表紙を飾る。 　まるで深紅の中に浮かぶ女神のようなビジュアル。真っ白な]]></description>
		<content:encoded><![CDATA[

八木奈々、サイゾーで新たな一面<br />

<p>　ドラマにバラエティにと、このところ活躍の幅を広げまくっているセクシー女優の八木奈々が、雑誌サイゾー2026年5月号の表紙を飾る。</p>
<p>　まるで深紅の中に浮かぶ女神のようなビジュアル。真っ白な素肌はまさに透き通るようで、まん丸の下弦が目を引く胸と引き締まった腹部のギャップが凄まじい。</p>
<p>　普段とは異なるイメージのヘアスタイルも新鮮で、濃いめのリップもなかなか扇状的だ。</p>
<p>　八木奈々といえば、「10年に1人の純真ピュア美少女」という触れ込みでデビューした逸材。そのイメージは今も色褪せることなく、今なお彼女の代名詞となっている。</p>
<p>　そんな彼女が魅せた新たな一面。サイゾー2026年5月号では、ピラティスで鍛え上げられた美しい肉体を大胆なスタイリングで際立たせながら、蠱惑的で情熱的な色香を放出した。</p>
<p>　雑誌発売は2026年3月31日。これを記念したイベントとして、「お渡し会」と「オンラインサイン会」を5月10日に開催する予定となっている。いずれも特典付きで八木奈々カバーのサイゾーをゲットできるチャンスだ。</p>
<p>　チケット発売は雑誌と同じ3月31日。夜8時にサイゾーのイベントチケット専用サイトで予約開始となるので、ぜひチェックしてほしい。</p>
<p>　販売ページのURLや特典内容など詳しくは、サイゾーのグラビア公式Xアカウント＠cyzo_graphicにて。本アカウントでは、今回の八木奈々サイン入り撮影現場チェキプレゼントも！　春うらら、八木奈々の魅力にどっぷり浸かってほしい！</p>



<p>【サイゾー2026年5月号】<br />
総合雑誌／価格980円／全国書店及びAmazonなどネット書店にて2026年3月31日発売</p>
<p>【八木奈々（やぎ・なな）】<br />
2000年9月3日生まれ、長野県出身。<br />
T157、B82.5W62H95。19年 に『新人AVデビュー19歳八木奈々 新世代スター候補10年に1人の純真ピュア美少女 』でデビュー。Netflixの『全裸監督2』に出演す るなど 、女優としても活動。姉妹サイト「メンズサイゾー」では「エロ川柳」のコーナーを担当していた。X〈@yaginana0903〉Instagram〈@yagi_nana〉<br />
</p>]]></content:encoded>
		<pubDate>2026-03-18T17:56:14+09:00</pubDate>
		<category><![CDATA[芸能]]></category>
		<media:content url="https://cyzo.jp/wp-content/uploads/2026/03/20260318-cyzoonline-geinou-yaginana-eyecatch.jpg" type="image/jpeg" expression="full" width="1280" height="720"><media:description type="plain"><![CDATA[雑誌サイゾー2026年5月号より]]></media:description></media:content>
	</item>
	<item>
		<title>WBC敗退の衝撃から松本洋平文科相W不倫まで――元木昌彦が読む“崩れる神話”</title>
		<link>https://cyzo.jp/culture/post_407834/</link>
		<guid>https://cyzo.jp/culture/post_407834/</guid>
		<description><![CDATA[＜今週の注目記事＞ 第1位「松本洋平文科相　議員会館W不倫と『高市大っ嫌い』音声」（「週刊文春」3月19日号） 第2位「小学館が握り潰した“強制口淫”事件」（「週刊文春」3月19日号） 第3位「外交・防衛はド素人で『高市]]></description>
		<content:encoded><![CDATA[

<p>＜今週の注目記事＞<br />
第1位「松本洋平文科相　議員会館W不倫と『高市大っ嫌い』音声」（「週刊文春」3月19日号）<br />
第2位「小学館が握り潰した“強制口淫”事件」（「週刊文春」3月19日号）<br />
第3位「外交・防衛はド素人で『高市首相』の焦燥感」（「週刊新潮」3月19日号）<br />
第4位「林芳正総務相の秘書がインサイダー取引で逮捕されていた！」（「週刊文春」3月19日号）<br />
第5位「高市総理『サナエトークン』謎の起業家と『公選法違反疑惑』全真相」（「週刊現代」3月30日号）<br />
第6位「ラガーシャツの男　性的暴行で逮捕されたNHK『ディレクター（50）』の評判」（「週刊新潮」3月19日号）<br />
第7位「非道なモラハラ夫（67）に泣かされる元宝塚トップ『和央ようか』」（「週刊新潮」3月19日号）<br />
第8位「独裁『山本太郎』の大罪」（「週刊新潮」3月19日号）<br />
第9位「トム・クルーズの栄誉の裏に見る米アカデミーと映画産業の行方」（「サンデー毎日」3月22日号）<br />
第10位「侍ジャパン“爆笑”ベンチ裏」（「週刊文春」3月19日号）</p>
<p>　早速いこう。</p>
<p>　今となっては虚しい記事である。悪くてもアメリカとの決勝戦で接戦の末、惜しくも負けても、そこまでは行くに違いないと思われていた侍ジャパンが、準々決勝でまさかの敗退。</p>
<p>　大谷翔平以下、声もない。WBCを通じて大谷翔平の後ろを打ったが無安打に終わった近藤健介外野手（福岡ソフトバンクホークス）が、宿敵日本を破り湧きにわくベネズエラ選手たちをジッと見つめる後姿が印象的だった。</p>
<p>　予兆はあった。グループCの相手は台湾、韓国、オーストラリア、チェコと、楽な相手だったにもかかわらず、先に点を取られたり、最後に追いつかれそうになったりと、楽な勝ち方ではなかった。</p>
<p>　大谷が打てば打つほど、岡本和真や村上宗隆、佐藤輝明たち準大砲は委縮し、大振りして自滅していった。</p>
<p>　侍ジャパンのいいところは、大谷のような超大砲もいるが、それにつなぐ選手たちが持ち味を生かし、塁に出てかき回す機動力だったはずだ。</p>
<p>　だが大谷につられてみな大振りし、自分のバッティングに徹していたのはショートの源田壮亮くらいのものだった。</p>
<p>　初戦で大活躍した大谷に球界関係者はこう呟いていたと、文春が報じていた。</p>
<p>「ある意味、彼は不安要素の1つだ」</p>
<p>　スポーツ紙記者がこう話している。</p>
<p>「前回大会の日本ラウンドでは3番大谷、4番村上宗隆の固定だったが大谷の後は相当なプレッシャーが掛かり、村上は不振に陥った。大谷が打てば場内は大歓声、凡打なら大きなため息、その後で打席に立つのは『本当に嫌だった』と嘆いていた。今回は大谷の後に天才打者の近藤健介が入ったが、豪州戦まで無安打と精彩を欠いている」</p>
<p>　精彩を欠いているなどというものではなかった。</p>
<p>　近藤は首位打者、ホームラン王、打点王などを獲得している好打者である。</p>
<p>　前回のWBCでは全試合に先発出場し、2番打者として7試合で打率.346、1本塁打、5打点、出塁率も5割と活躍して優勝に貢献した。</p>
<p>　だが前回は大谷が初めて出場したWBCだったが、今回は正真正銘の「大谷の大谷による大谷のためのWBC」だった。</p>
<p>　侍ジャパンを代表する好打者が13打数ノーヒット。いかに大谷の後を打つことが難しいかを痛感したことだろう。</p>
<p>　井端弘和監督は、近藤を不振にもかかわらず使い続けた。采配ミスである。</p>
<p>　メジャーリーグ研究家の友成那智がこう話している。</p>
<p>「今大会はチーム編成の段階から井端弘和監督に意向を伝えるなど事実上のキャプテンとして牽引しています。プレイだけでなくファンへの感謝、野球人気の復活にも役立ちたいという思いがあるのでしょう」</p>
<p>　ベンチでもリーダーシップを見せた。</p>
<p>「豪州戦では悪送球で先制点を許した若月健矢捕手の背中をさすり励ましていた。韓国戦では同点弾を放った後、大騒ぎするベンチに向かって『落ち着け』のジェスチャーを見せた。自分のプレイだけでなく、チーム全体を見渡せている」（侍ジャパン関係者）</p>
<p>　さらに、メジャーリーグからのプレッシャーが井端監督へのしかかった。</p>
<p>「前回と遜色ないメンバーで優勝候補として十分に戦える。しかし、起用方法については各所属球団から細かな注文がある。投手の球数や登板回数はもちろん、野手も『招集する以上は起用して選手のプライドを維持せよ』と。実際、野手組は全員スタメン上位から名を連ねる。様々なしがらみがあり、井端監督も『自分で決められるのは二遊間と下位打線だけ』とボヤいていた」（球界関係者）</p>
<p>　ベネズエラ側が日本戦の前、「大谷翔平は4回敬遠する」と発言したのもあながち、大谷への尊敬の念からではなく、大谷さえ打たせなければ勝てると踏んだからだ。</p>
<p>　大谷の超ワンマンチームは、大谷が打たなければ勝てない宿命を負っていた。ベネズエラ戦で先頭打者ホームランは打ったが、最終回、最後のバッターも大谷で、凡フライに終わった。</p>
<p>　今回のWBCでの侍ジャパンの戦いを象徴するようなエンディングだった。</p>
<p>　大谷翔平にとっては最後のWBCになるかもしれない。大谷にとっても日本の野球ファンにとっても、大枚を投じて独占中継したNetflixにとっても残念なWBCが終わった。</p>
<p>　ところで、アカデミー賞の作品賞が『ワン・バトル・アフター・アナザー』に決まった。</p>
<p>　配給は ワーナー・ブラザース・ピクチャーズである。やはり16部門の史上最多のノミネートされた『罪人たち』もやはりワーナーであった。</p>
<p>　昨年、ワーナーの買収に乗り出して話題を集めたのがNetflixだった。結局、トランプ大統領が口を出したといわれるが、Netflixはワーナーの買収を断念した。</p>
<p>　サンデー毎日で映画評論家の前田有一が、今回のアカデミー賞で「名誉賞」を授与されたトム・クルーズと作品賞の“因果関係”について書いている。</p>
<p>　実はこの記事は先週号に掲載されていたのだが、アカデミー賞授賞式のタイミングがピッタリなので、今号に掲載させていただいた。</p>
<p>　それによれば、コロナ禍が世界中で猛威を振るったため、アメリカだけではなく、世界中の映画館の多くが閉館に追い込まれ、2019年に約425億ドルを記録していた映画館興行収入は、翌2020年には約122億ドルにまで激減してしまった。</p>
<p>　そんな焼け野原に一人立ったのがトム・クルーズだったというのだ。トムが主演の『トップガン　マーヴェリック』は『タイタニック』を超え、史上第5位。興行収入は約14億9000万ドルまで積みあがった。</p>
<p>　失われそうになっていた「映画館に行く」という習慣を、この映画が呼び戻したのだ。</p>
<p>　私も観に行ったが、この映画は音響のいい大型画面で観なければ楽しさは半減する。</p>
<p>　そうした功績を称えての名誉賞受賞のようだが、いま一つは、Netflixによるワーナー買収阻止につながるというのである。</p>
<p>　映画館業界はもとより、『アバター』のジェームズ・キャメロン監督やスティーブン・スピルバーグ監督なども、「配信作品は（テレビ番組の賞である）エミー賞に行くべきだ」と不快感を持っていて、それが証拠に、Netflixの作品はアカデミー賞作品賞とは無縁であった。</p>
<p>　アカデミー賞作品賞だけは「選好投票（優先順位付投票制）」という方式で、候補作10本に投票するのだが、「アンチ票が多い作品は絶対勝てない」（前田）というのである。</p>
<p>　そして今年はワーナー配給作品の2作がノミネートされ、『ワン・バトル・アフター・アナザー』が受賞したのである。</p>
<p>　前田がいうには、ディズニーやパラマウント、Netflixでさえも赤字で苦しんでいるという。</p>
<p>　Netflixは「今後は加入者数ではなく利益を重視する」方針転換を余儀なくされていて、それにより、脚本家たちの収入が減少してきているという。</p>
<p>　そうした不満もあって、ワーナー援護射撃という背景があり、それが反映されたのが今年の作品賞だというのである。</p>
<p>　私は2本とも見たが、どちらも残念ながら作品賞に相応しい作品だとは思えなかったが……。</p>
<p>　さて、代表の山本太郎が病気治療のため離脱した「れいわ新選組」は、衆院選で見事に惨敗した。</p>
<p>　全員落選だったが、自民党が大勝したために比例の候補がいなくなり、おこぼれで山本譲司がバッジをつけるという屈辱的なものだった。</p>
<p>　だが、これまで“独裁的”な支配を続けてきた山本がいなくなり、当然のことながら、山本への批判が巻き起こり、秘書給与を「詐取」していたという疑惑まで噴出してきたと、新潮が報じている。</p>
<p>　もしこれが事実なら、山本の責任は重く、病状が回復しても代表復帰は難しいのではないだろうか。</p>
<p>　試しに、AIにこの記事のポイントと、これから出てくる問題点についてまとめてもらうと、こう回答してきた。</p>
<p>結論（まず最重要ポイント）</p>
<p>週刊新潮は「れいわ新選組が公設秘書給与を組織的に“詐取”していた」と報じていますが、現時点では“疑惑段階”であり、事実として確定したものではありません。</p>
<p>党側は全面否定し、双方の主張が真っ向から対立しています。</p>
<p>週刊新潮（デイリー新潮）が報じた内容：何が問題なのか？</p>
<p>■ 1. 「公設秘書枠の上納」疑惑<br />
れいわ新選組の国会議員が当選すると、山本太郎代表や党幹部から「公設秘書枠を党に差し出すよう求められる」 と元議員・元秘書が証言。<br />
実際には議員事務所で働かない党職員が、公設秘書として登録されていたケースがあるとされる。</p>
<p>■ 2. 「勤務実態がない秘書に給与が支払われていた」<br />
公設秘書として登録された人物が、議員事務所ではなく党本部で党務に専従していたと証言されている。<br />
これは「名義貸し」に該当し、過去には詐欺罪で立件された例（辻元清美事件など）と類似。</p>
<p>■ 3. 「党務協力金」という“キックバック”の存在<br />
秘書枠を差し出した議員には、政党交付金から月額30〜35万円を上乗せして支払う仕組みがあったと報じられる。</p>
<p>LINEのやり取りが証拠として提示されたとされる。</p>
<p>■ 4. 新潮側の主張の核心<br />
これらが事実なら、国から支払われる秘書給与（公金）を党が組織的に目的外使用していた＝“詐取”という構図になる。<br />
では、れいわ新選組の反論：どう主張しているのか？<br />
れいわは公式声明で 全面否定 しています。</p>
<p>主な反論は以下の通り：</p>
<p>■ 1. 「秘書枠の上納はない」<br />
党が秘書枠を強制的に差し出させた事実はない。</p>
<p>■ 2. 「勤務実態はある」<br />
秘書として登録された党職員にも、議員事務所の業務があったと主張。</p>
<p>■ 3. 「党務協力金は正当な支出」<br />
キックバックではなく、党務を担う議員への正当な補助金だと説明。</p>
<p>■ 4. 「新潮の報道は印象操作」<br />
党幹部は「れいわ潰しの印象操作」と強く反発。<br />
では、これは“事実”なのか？（現時点での評価）</p>
<p>■ 1. 現時点では「疑惑」段階であり、事実認定はされていない。新潮の報道は複数の元議員・元秘書の証言に基づく。</p>
<p>しかし、第三者機関の調査や捜査はまだ始まっていない。れいわ側は全面否定しており、証言の信憑性は今後の焦点。</p>
<p>■ 2. 刑事事件に発展する可能性はある<br />
過去の類似事件（辻元清美、広瀬めぐみ）は「名義貸し」で詐欺罪が成立。今回も、勤務実態の有無、組織的関与の有無、LINEなどの証拠の信憑性が捜査のポイントになると専門家は指摘。</p>
<p>■ 3. 政治的影響はすでに大きい<br />
「弱者救済」を掲げる政党での公金不正疑惑はイメージに大きな打撃。永田町では「党の存続に関わる」との見方も出ている。</p>
<p>　なるほどと感心する。私では短時間で、こう簡潔にはまとめられない。</p>
<p>　山本前代表は、共産党と同じように、自民党を真っ向から批判する小気味いい弁舌が魅力だった。いくら遊説に費用がかかろうが、こうした形でカネを党に集めていたのであれば、その魅力は半減する。</p>
<p>　ここは病身でも這い出てきて、会見を開き、弁舌さわやかに否定してもらいたいものだとは思うのだが……。</p>
<p>　ところで、和央（わお）ようか（58）という女優は、宝塚歌劇団宙組の創設メンバーで、2000年から6年間トップに君臨していたという。</p>
<p>　彼女の夫はブロードウェイで4年も上演された『ジキル＆ハイド』など、数々のミュージカル作品の作曲家として知られるフランク・ワイルドホーン（67）だそうだ。</p>
<p>　現在はハワイに住んでいて、夫婦仲は一時は円満だったようだが、昨年末から夫の態度が豹変したという。</p>
<p>　和央はディナーショーをやる前に転倒してケガをしたため、車いす生活を余儀なくされ、ホノルルに帰ったそうだ。</p>
<p>　ところが、迎えに来たフランクが、車の中で「出て行ってくれ」と言い放ったというのである。</p>
<p>　青天の霹靂だった和央は、「私には出ていく先がない」というと、「お前はアメリカで何ができる？」と、重ねて彼女を否定するようなことをいったそうだ。</p>
<p>　今年の2月、3月に公演があったため日本に来ていると、「帰ってくるな」という電話をかけてきて、和央は精神的にまいって突発性難聴になってしまったという。</p>
<p>　その上、公演の合間にハワイへ戻った和央に対して、フランクは「2，3日留守をする」といい残して家を出て行ってしまったそうだ。</p>
<p>　何のことはない、新しい女ができて、2人でリゾートマンションでいちゃついていたというのである。</p>
<p>　悲しいだろうが別れるしかない。和央は涙ながらにこういったという。</p>
<p>「本来の自分を取り戻せるように、しっかりといまの生活にけじめをつけて……もう一度自分の人生をやり直すために、がんばっていきたいと思います」</p>
<p>　2人が幸せだった頃の写真が2葉載っている。9歳上でも、まだ新しい恋を求めているとは、いやはやお盛んなことだ。</p>
<p>　お次も新潮から。</p>
<p>　NHKの報道局スポーツ情報番組のチーフディレクター中元健介（50）が不同意性交容疑で逮捕された。</p>
<p>　新潮によれば、1月4日、日曜日の午後、東京・渋谷の円山町の路上で、面識のない20代の女性に声をかけ、雑居ビル内に連れ込み、性的暴行を加えたというのである。</p>
<p>　その犯行に及ぶためにあたりを事前調査をしていて、犯行に及ぶ際、「俺、危ないモノを持っているから」と脅したというから、質が悪い。</p>
<p>　どんな仕事をしていたのか？　</p>
<p>　2000年にNHKに入局。長らくスポーツ畑を歩み、今年のミラノ・コルティナ冬季五輪の関連業務もしていたという。</p>
<p>　だが社内の評価は、「何もしない」人間ということらしい。NHK関係者はこう話している。</p>
<p>「口癖は“自分はこんなに仕事をしている”でした。いかに大変な仕事をしているかのアピールばかりで、ソフト老害と言う職員も多かったんです。あとは、常にラガーシャツを着ていたので、“いつもラガーシャツで必ず襟を立てている人”と、奇妙なレッテルが貼られていました」</p>
<p>　悪目立ちだけで、仕事には身を入れず、白昼、暴行をする女性を物色するNHKマン。しかし、度胸だけはあるようだ。</p>
<p>　円山町はNHKに近い。そんなところでウロウロしていれば、他のNHK局員に見つかる確率も高いからだ。この度胸を仕事に使えばよかったのに……。</p>
<p>　ところで、サナエトークン問題というのが浮上してきている。首相の名前をつけた仮想通貨で、高市首相の公設第一秘書で、高市事務所の所長・木下剛志が絡んでいるといわれている。</p>
<p>　サナエトークンは、人気格闘技イベント『Breaking Down（ブレイキングダウン）』を手がける実業家・溝口勇児らが中心となり、政治系YouTubeチャンネル『NoBorder（ノーボーダー）』内で公式トークンとして発行された。</p>
<p>　しかし、3月2日の取引開始後、高市首相がXにこう投稿したのだ。</p>
<p>「私は全く存じ上げませんし、私の事務所側も、当該トークンがどのようなものなのかについて知らされておりません」</p>
<p>　これで、サナエトークンの価格は急落した。</p>
<p>　だが、溝口は、首相側との意思疎通はできていたといっているようだ。どちらが嘘をついているのか？</p>
<p>　だが、週刊現代で、河野嘉誠のレポートを読む限りは、高市側が知らなかったというのは「無理筋」だと思う。</p>
<p>　河野が高市側に質問状を送ると、木下剛志が1000字にも及ぶ返事を書いてきたという。そこでこういっている。</p>
<p>《NoBorder 社より、「Japan is back」という勝手連での高市早苗応援団企画をしたいという相談は昨年末より受けておりました。</p>
<p>「Japan is back」でのご支援はNoBorder社側の責任範囲の中で行うことについては問題ないとの見解を、「Japan is back」の関係メンバーにお伝えしていました。</p>
<p>「自民党×民間プロジェクト (NoBorder)による、新しい日本の政治参加モデル｣のご提案書というのを頂き、総選挙後に拝見しました。この｢ご提案書」の中には「ビーナス号（※筆者注：総理が代表を務める奈良県第二選挙区支部が運営するキャラバンカー）の活動と民間のテクノロジーの共創」やブロードリスニングで収集した「国民の声 （政策提言） 贈呈式」といった説明が書かれていますが、｢SANAE TOKEN」という用語は出てきていません。</p>
<p>　総選挙後の本年2月25日、NoBorder 社関係者との「Japan is back プロジェクト」 に関するグループLINE 内で「SANAE TOKEN」について話が出ましたが、それは国民の政治の声を集めるブロードリスニングにおけるアプリ内のインセンティブポイントとの説明であり、それが仮想通貨であるとの説明は一切ありませんでした。》</p>
<p>　だが、時の首相にひと言もいわずにサナエの名のついた仮想通貨を発売するなど、できるはずはない。</p>
<p>　木下が繰り返した「仮想通貨事業だと知らなかった」という主張はにわかに信じがたいと河野はいう。本当にノーボーダー側からの｢コミュニティ内のインセンティブポイント｣という曖昧な説明で納得してしまっていたのだろうか？　サナエトークンを紹介するホームページ上には仮想通貨であることが明記されてもいたと、河野はいうのである。</p>
<p>　さらに、河野の取材では、高市首相の事務所費問題まで浮上してきている。どう見ても、高市首相が全く知らないところで事が運ばれていたとは思えない。</p>
<p>　野党はきっちり追及すべき重要事案であるはずだ。</p>
<p>　次は文春から。</p>
<p>　高市政権で総務相に任命された林芳正には、昨年、文春が報じた2024年の衆院選での運動員買収疑惑がある。</p>
<p>　この件は買収などの公職選挙法違反による刑事告発がされているが、その林にまたスキャンダルが発生したようだ。</p>
<p>　林の秘書がインサイダー取引で逮捕されていたというのである。</p>
<p>　事件のあらましを文春から引用する。</p>
<p>「二月二日、東京地検特捜部は、モーター製造大手『ニデック』（旧日本電産）のTOB（株式公開買付）を巡って、三田証券の取締役投資銀行本部長だった仲本司、金融ブローカーの松木悠宣らを金融商品取引法違反容疑で逮捕したと発表した。ニデックは二○二四年十二月に、工作機器大手の『牧野フライス製作所』にTOBを実施すると公表している。これは、買われる企業の賛同なくTOBを提案する“同意なき買収”だったが、そのインサイダー情報を得た仲本が、松木らと共謀。TOB公表前に牧野フライス株、計三十二万九千百株を約二十三億四千九百八十万円で買い付けた。一般的にTOBが公表されると買収対象の株価は上がるとされるが、牧野フライス株も例外ではなかった。五千円から七千円台だった株価が、一万円超に急伸。松木らはそのタイミングで売り抜け、億単位の利益を得たとされる。三田証券は、ニデックのTOBの代理人業務を請け負っており、仲本はその業務を担う投資銀行部門のトップだった」</p>
<p>　三田証券は、TOBの代理人業務で業界6位の受託件数を誇り、敵対的TOB案件も多数手掛けて事業規模を拡大してきたという。</p>
<p>　証券取引等監視委員会による調査が始まり、東京地検特捜部とのタッグで、立件に至ったという。</p>
<p>　逮捕者は7人に及んだが、起訴されたのは5人だった。</p>
<p>　特捜部が最後に起訴したのが、松木の知人、伊東一輝だったが、彼には「林芳正の私設秘書」という顔があったのである。</p>
<p>　地検関係者がこう話している。</p>
<p>「逮捕、起訴時の肩書きは、会社役員とされていますが、伊東は林事務所から国会の通行証も与えられた歴とした秘書でした。少なくとも約3年は永田町の会館事務所で、林氏の地元、山口県の支援者などから陳情を受ける秘書業務を担っていた。金融ブローカーの松木とは、伊東の親族の紹介で知り合い、関係を深めていった」</p>
<p>　伊東を知る関係者によれば、</p>
<p>「林氏は、ニデックのTOB公表の前後、岸田内閣と石破内閣で官房長官を務めていましたが、伊東は当時、林氏の秘書であると吹聴し、『官房機密費も引っ張れる』と豪語していた。俄かには信じられない話でしたが、彼は福岡を拠点に、関東でも介護ビジネスを展開している企業グループの御曹司。父親は相当な資産家で、政治力もあるので、そういう繋がりもあるのかと思いました」</p>
<p>　伊東の父親というのは、福岡にある「社会福祉法人創生会」の前理事長の伊東鐘賛（しょうせつ）という人物で、有料老人ホームを運営して、快進撃しているという。</p>
<p>　その裏では、政治力も発揮していたといわれているそうだ。</p>
<p>　伊東は前理事長の次男で、創生グループの複数社で役員をやっているが、会社に来ることはなく、林の秘書をやっていたという。</p>
<p>　林の事務所は、文春に対して、こう回答している。</p>
<p>「ご質問の人物は昨年末に事務所を退職しており、私設秘書として主に車両の運転をし、政治資金または公務に係る業務は担当しておりません」</p>
<p>　当局の捜査が始まったことを知った林が、慌ててクビにしたのではないのか？　という疑惑は残る。</p>
<p>　毎回、同じ結論になるが、林総務相には、運動員買収の件と今回の件の「説明責任」を果たす義務があるはずである。</p>
<p>　さて高市首相である。</p>
<p>　狂気のトランプのイラン攻撃で、訪米する高市首相がトランプからどんな無理難題を押し付けられるか、不安は尽きない。</p>
<p>　早くもトランプは、ホルムズ海峡が“事実上封鎖状態”になっているため、各国に艦艇派遣を要請したと記者団に説明している。</p>
<p>　要請した国は 「7カ国程度」 と明言。当然ながら日本にも要請は来ているはずだ。</p>
<p>　さらにトランプは「中国の石油の大半はホルムズ海峡を通る。中国も護衛に参加すべきだ」と発言し、中国の出方を窺っている。</p>
<p>　また、邦人救出のための政府の手配が遅いという声が出ている。</p>
<p>　新潮によれば、中東全域に戦火が拡大し、空域が制限されている中、邦人退避支援は容易ではないという。在留邦人はイランだけで約200人、中東全域では約9000人に達し、帰国希望者は相当数に上るとみられているというのだ。</p>
<p>　しかし、高市首相が迅速に動いたという形跡はない。新潮のように、外交・防衛のド素人で済まされることではない。</p>
<p>　英国などは6日朝から、政府のチャーター機を飛ばしているのに、その日にようやく政府は、チャーター機を派遣すると発表した。</p>
<p>　高市首相は外交や防衛の要職に就いたことがない。だが、新潮は、それだけではないという。</p>
<p>「例えば、4日の新聞の『首相動静』欄を見ると、</p>
<p>〈午前11時55分、公邸発。同56分、官邸着。午後5時59分、官邸発。同6時、公邸着〉</p>
<p>　と、あるだけなのだ。</p>
<p>「だいたい、官邸の執務室の奥に設えてある部屋にこもっているといいます。この有事にあって、わずか3行しかない首相動静は異様ですね」（政治部デスク）」（新潮）</p>
<p>　現在、官邸内で首相と直接、会話できる側近は木原稔官房長官（56）や飯田祐二首相秘書官（62）ら数えるほどしかいないという。しかも、その彼らも邦人保護の進め方について、首相に諫言を呈した形跡はないそうだ。</p>
<p>「攻撃から数日たっても官邸内の空気はのんびりしたもので、政府一丸となって邦人保護に当たろうという気運は盛り上がっていなかった。基本的には外務省にお任せという雰囲気だったのです」（前出の政治部デスク）</p>
<p>　このようなド素人のトップと、唯々諾々と付き従う連中だけで、この石油危機を乗り切れるわけはない。</p>
<p>　明海大学の小谷哲男教授がこういう。</p>
<p>「日米首脳会談では、ホルムズ海峡の安定確保を目的として、自衛隊の出動を求められる可能性があります。ただし、米国の軍事作戦が自衛権に基づくものか不明なため、基本的には集団的自衛権の成立が考えにくい状況です。とはいえ、補給支援などの形で自衛隊の関与を依頼される可能性は否定できません。いずれにしても、非常に難しい会談になるはずです」</p>
<p>　こんな厳しい時期に、ド素人のトップが居座るなんて、この国はツキにも見放されたようだ。</p>
<p>　ところで、産經新聞（3/16 12:04）がこう報じている。</p>
<p>《自民党の石破茂前首相は15日のフジテレビ番組で、高市早苗首相が19日に予定する日米首脳会談を巡って「まずは米国のイラン攻撃は合法ですか、ということから始めないと話が前に行かない」と指摘し、米側に国際法上の正当性を確認すべきだとした。首相は国際法違反の判断には言及していないが、石破氏は「日本として『まだ分からない』みたいなことを言っていても仕方がない」と訴えた。</p>
<p>「米国の行ったことが国際法的に合法か、先制的であるにしろ自衛権の行使であるかをきちんと確認することだ。そうしないと何のための会談か分からない」と重ねて語った。</p>
<p>　イランが事実上封鎖しているエネルギー輸送の要衝ホルムズ海峡に関して、石破氏は「一日も早く海峡の安全を、確保することに尽きる」と強調。同海峡に関して、トランプ氏は通過商船の護衛のため、日本を含めて中国、韓国、英仏の「戦艦派遣」を希望している。</p>
<p>　石破氏は、「米国を支援するとしたら何故なのか。日本が活動するなら根拠法令は何か。これは価値観の問題ではなく、論理の話だ」と述べ、「政府の中で十分行っていることだと思う」と語った。</p>
<p>　ホルムズ海峡外でタンカーなどを護衛する他国の艦船に対する燃料の補給などは「『重要影響事態』と認定し、補給活動を行うことは法的にも能力的にも可能だ」と語った。イランが海峡に敷設したと報じられる機雷の除去については「武力の行使になる。そこはかなり慎重に考えないとまずい」と述べた。》</p>
<p>　石破という人は、首相としての実績はほぼゼロだったが、野に下ると、途端に鋭い批判をするようになる。</p>
<p>　これなどは、野党がきっちり問うべきことだが、石破の批判は的を射て的確である。</p>
<p>　高市首相が訪米して、トランプ大統領にヘラヘラ笑うだけで、ホルムズ海峡のタンカー護衛に自衛隊を出動させるなど約束すれば、重大な憲法違反になる。</p>
<p>　そんなことはいくら高市でもやらないとは思うが、心配である。</p>
<p>　ところで、小学館「マンガワン」問題がまだ片付かないのに、今度は、同社の週刊ポストの編集者が性加害事件を起こしていたと、文春が報じている。</p>
<p>「7年前のことでした。私は、あの嫌な夜の出来事をずっと引きずり続けています。今こそ、お話ししなくてはと思います」</p>
<p>　と、A子が語り始めたという。</p>
<p>「私は、業務委託元からヘアメイクとして派遣されたロケ先で、『週刊ポスト』の編集者の男に、強制的に口淫をさせられました」</p>
<p>　衝撃の告白である。</p>
<p>　事件は2018年12月、山梨県で1泊を伴う「週刊ポスト」のグラビア撮影で起きたという。現場を仕切ったのが小学館社員で編集部のグラビア担当X。</p>
<p>「初日の撮影を終えた夜、スタッフは河口湖畔のホテルに泊まりました。自室で就寝準備をしていると、X氏から『私の部屋でみんなで飲みませんか』と誘われた。1度別のスタッフに誘われて断っていて、何度も断るとロケの雰囲気を壊すかもと感じ、仕方なく参加することにしました」</p>
<p>　A子が到着すると他は既に酔いが回っていたそうだ。</p>
<p>　酒が強くないA子は、すすめられた酒で酔っ払い、トイレで嘔吐してしまったという。</p>
<p>　Xに引き連れられ、自分の部屋に戻ってベッドに寝かせられた。</p>
<p>「ベッド脇にはX氏が立っていた。X氏は『しようよ』『綺麗だ』などの言葉を吐くと、突然、自らのズボンと下着を下ろしたという。</p>
<p>『目が回って意識が朦朧とするうちに、無理やり、口の中に入れられました。本当に気持ちが悪くて、嫌でした。「もっと』『（下半身に）入れたい』と言われ、私が「本当にやめてください」と何度も拒絶すると、ようやくX氏は去った』」（文春）</p>
<p>　翌日、A子は「モデルさんや現場に迷惑をかけられない」と、普段通りの業務に徹して日程を終えたという。</p>
<p>　しかし、悪夢はこの夜で終わらなかった。XからLINEで「会いたい」「食事したい」と何度も連絡が来るようになったという。約1年間断り続ける中で、卑猥なメッセージも届いたそうだ。</p>
<p>「最初はX氏の機嫌を害さないようにすべきなのかとも思った。周囲の仕事上の人間関係にも影響しそうで。でも連絡の繰り返しに耐えられず、業務委託元の社長に打ち明けました」（A子）</p>
<p>　その社長が弁護士を通して事情を尋ねる文書をXに送ったが、返答はなかったという。</p>
<p>「意を決して、警察に被害届を出すことにしました」（同）</p>
<p>　2020年2月に被害届は受理され、酩酊に乗じた準強制性交等容疑の事件として捜査が進んだという。</p>
<p>「ホテルでマネキンを使った実況見分もしました。警察の配慮はありましたが、現地で何度も事細かく説明すると、嫌な思い出が否応なしに甦る。気が重くなってきて、『生きている意味ってなんだろう』と考えることもありました」（同）</p>
<p>　一方で示談を探る動きも始まったという。小学館は会社として交渉に乗り出し、当時の編集総務の責任者が実務を担ったという。</p>
<p>「私はもう小学館やX氏とは関わりたくなかった。行いを認める謝罪と、繰り返させない社員教育が条件なら、和解でもいいと思った。お金を要求するのはいやらしい気がして、私はX氏や小学館から一切の金銭を受け取っていません」（同）</p>
<p>　和解の合意書が2021年1月15日付でX、A子、A子の業務委託元の社長、小学館取締役（ポスト・セブン局担当）の4人の名前で結ばれたそうだ。X氏の謝罪文付き。</p>
<p>　合意書本文には、小学館側がXらの〈社員教育を一層充実させることを誓約する〉条項もあったという。</p>
<p>　Xは不起訴処分になった。</p>
<p>　しかし、その後のXは担当が変わっただけで、相変わらず取引先の女性を誘い出し、要求に応じなければ仕事を回さないといったことを続けていたというのである。</p>
<p>　その上、社長賞を受賞するなど、エース社員となっていったそうだが、昨秋、小学館を退社したという。</p>
<p>　A子はこういっている。</p>
<p>「教育するどころかX氏に権限を与え続けた小学館は、合意書の趣旨を破っているとしか思えない。ショックでした。そこに『マンガワン』の問題が飛び込んできて、性加害の軽視は小学館の体質なのかなと思ったんです。どうして私だけ苦しみ続けて、黙っていなくてはいけないのでしょうか」</p>
<p>　小学館側は文春に対してこうコメントしたという。</p>
<p>「もし弊社社員に法令等の違反があった場合には、調査を行い会社として適切な処置をしています」</p>
<p>　「マンガワン」事件といい、今回のポスト編集者の件といい、学年誌やドラえもんを出してきた出版社とは思えない対応である。</p>
<p>　今週の第1位は、高市首相の側近ともいえる大臣が、W不倫を繰り返し、さらに「高市大っ嫌い」といっていたと報じた文春に捧げる。</p>
<p>　その人間は松本洋平文科相（52）だという。</p>
<p>　松本は東京生まれで、慶應義塾大学を卒業後、三和銀行（現・三菱UFJ銀行）を経て、2005年に政界入りを果たした。</p>
<p>「東京十九区（小平市・国分寺市・国立市）が地盤。片山さつき財務相や上野賢一郎厚労相などと同じ、いわゆる『小泉チルドレン』の一人です。党内では旧二階派に所属し、同じ派閥だった小林鷹之政調会長が二十四年に初めて総裁選に出馬した際には、推薦人代表も務めました。選挙では毎回、中道の末松義規前衆院議員と接戦を繰り広げてきましたが、今年の衆院選では高市旋風もあり、危なげなく七回目の当選を果たしました」（政治部記者）</p>
<p>　2014年に元パソナ社員だった女性と結婚。二児の父親だそうだ。</p>
<p>　理念は「当たり前の政治を取り戻す」ということらしいが、毒にも薬にもならない平凡としかいいようのないものだ。</p>
<p>　だが、その当たり前を武器に順調に出世街道を歩き、高市政権では文科相として初入閣を果たしたというのである。</p>
<p>　しかし、青少年の健全育成などを掲げる文科相に相応しくない既婚者の女性とW不倫をしていたというのだから、初の女性首相の高市早苗は、この男を許しはしないだろう。</p>
<p>　2人は松本が初当選した2005年に合コンで知り合い、お互い独身だったので一緒に温泉に行くなど交際していたという。</p>
<p>　その後、別々に結婚したが、コロナ禍の2020年、松本が経産副大臣兼内閣府副大臣を務めていた時期、</p>
<p>「コロナで知り合いの安否を気遣う中で、再び連絡をとり合うようになったそうです。この年は、4月に緊急事態宣言が発令されて外出自粛が呼びかけられた。そんな環境での不安や孤独感も、2人の気持ちを燃え上がらせたのでしょう」（A子をよく知る知人）</p>
<p>　しばらくLINEでやり取りを続けていた2人が実際に再会を果たしたのは、同じ年の5月24日。1回目の緊急事態宣言が解除される前日のことだったという。</p>
<p>「新大久保駅近くのレンタル会議室で、こっそりと逢ったそうです。買い込んだお酒を飲みながら近況について話し合ううちに、自然と男女の関係になったようです」（同前）</p>
<p>　そこから松本センセイは一気呵成に不倫街道をまっしぐら。</p>
<p>　高円寺や阿佐ヶ谷のラブホで1，2時間の短い逢瀬を重ねてきたそうだ。</p>
<p>「1度タガが外れると松本氏は頻繁に求めてきた一方で、『毎晩自慰をしてから寝るから、性行為をすると眠くなる』と話し、行為が終わるとすぐに寝てしまうことが多かったそうです。毎回、寸暇を惜しんで体を求められることについて、A子は『性欲の捌け口にされているみたい……』と悩みつつも『やっぱり好きだし、いい人だから』と言って逢瀬を重ねていた」（同前）</p>
<p>　この頃、松本に第二子が生まれていた。良きパパを演じる傍ら、A子とも会っていたという。</p>
<p>　文春によれば、コロナ禍で緊急事態宣言が出されていた間も、10回密会していたそうだ。</p>
<p>　松本にとってA子は本音を明かせる数少ない相手だったようだ。よく家庭の愚痴を話していたという。</p>
<p>　安倍晋三が首相を退陣した後の総裁選の混乱を収拾したり、小泉進次郎に先輩として忠告したとLINEで自画自賛することもあったようだ。</p>
<p>　また、A子を議員会館に誘って不倫デートも何度かしていたという。</p>
<p>　さらに松本センセイは、A子の前で不謹慎な発言をしたそうで、その時の音声を文春は入手したというのである。</p>
<p>「日付は二一年九月十二日。菅首相（当時）が支持率低迷を受けて、自民党総裁選に出馬しないことを表明した直後である。</p>
<p>　この四日前、高市氏は総裁選に初めて挑戦することを表明していた。A子さんは松本氏に『そろそろ女性とかいいかもね』と語りかけた。これに対し、松本氏はこう吐き捨てたのだ。</p>
<p>『高市か。高市さん、大っ嫌いなんだよ』</p>
<p>　高市氏は一八年に女性初の議院運営委員長に就任。同委の理事だった松本氏は、この時の経験をこうぶちまけた。</p>
<p>『上にはペコペコするし、自分にプラスになると思うと、役に立ちそうな人にはあれだけれども、下にはめちゃくちゃ厳しいというか。俺も「あんたみたいな人間が何言ってるんだよ」みたいな感じで言われたから』</p>
<p>　そして、松本氏の高市評は、こう締め括られた。</p>
<p>『最低だった、人として』」（文春）</p>
<p>　この音声は文春電子版で公開されている。えらいこっちゃ。</p>
<p>　文春は、会員制バーで侍ジャパンの強化試合を見た後、家路に着こうとしていた松本に声をかけた。松本は立ち止まって話を聞く素振りを見せたそうだ。</p>
<p>　しかし、「A子さんとどのようなご関係？」と尋ねただけで、態度が一変したという。</p>
<p>――会議室やラブホテルで会ったことはない？</p>
<p>「文書でお願いします、文書でお願いします、文書でお願いします」</p>
<p>――きちんとお話ししたい。</p>
<p>「あの、そういったことはないんでね」</p>
<p>――でも、議員会館に呼んだこともありますよね。</p>
<p>「ないですね」</p>
<p>　文春が直撃した後、松本は官邸に報告し、一気に噂が広まったという。</p>
<p>　だが、松本センセイは高市首相を批判する音声が録音されていたことを知らなかったのだろうか？</p>
<p>　官邸関係者は、「松本氏は不倫相手の女性の口止め工作に自信を見せていました」と語っている。</p>
<p>　すぐに連絡して、絶対話すなといったのだろう。</p>
<p>　だが、文春がＡ子に「松本氏との関係について伺いたい」と話しかけると、「彼はなんといっていますか？」と聞いてきたという。</p>
<p>　文春が松本の回答や口止め工作について話すと、彼女は戸惑いながら、こう答えたそうだ。</p>
<p>「実は文春さんの取材があったことは、彼から事前に知らされていました。政治家が事実を隠蔽するのは、有権者に対して不誠実ではないでしょうか」</p>
<p>　そうして、意を決したように重い口を開いたという。</p>
<p>――緊急事態宣言中、ラブホテルや貸し会議室で不貞行為に及んでいた？</p>
<p>「はい、事実です」</p>
<p>――議員会館デートも？</p>
<p>「間違いありません」</p>
<p>　彼女は約1時間くらい取材に応じ、最後にこういったそうだ。</p>
<p>「奥さまには大変申し訳ないことをしたと思っております。償いをする覚悟は、すでにできております。奥さまに対して慰謝料をお支払いできないかと、彼に相談を差し上げているところです」</p>
<p>　松本センセイより潔い、はるかに政治家の資質がある女性と見た。</p>
<p>　さて、高市首相は彼をどう“処罰”するつもりなのだろう。<br />
（文中敬称略）<br />
（文＝元木昌彦）<br />
</p>]]></content:encoded>
		<pubDate>2026-03-18T12:39:58+09:00</pubDate>
		<category><![CDATA[カルチャー]]></category>
		<media:content url="https://cyzo.jp/wp-content/uploads/2026/03/20260318-cyzoonline-column-wbc-eyecatch.jpg" type="image/jpeg" expression="full" width="1280" height="720"><media:description type="plain"><![CDATA[2026 World Baseball Classic WBC（写真：Getty Imagesより）]]></media:description></media:content>
	</item>
	<item>
		<title>ザセカ32組み合わせ、粗品の配信が新記録、レインボーと第7世代……【週刊お笑い雑話】</title>
		<link>https://cyzo.jp/geinou/post_407650/</link>
		<guid>https://cyzo.jp/geinou/post_407650/</guid>
		<description><![CDATA[今週あったお笑い界隈の話題をピックアップ！　ライター・新越谷ノリヲと担当編集Sが勝手にしゃべります。お聞き流しのほどを～。 ザセカ32組み合わせ 編集S　みんな大好き『THE SECOND』のベスト32トーナメント組み合]]></description>
		<content:encoded><![CDATA[

<p>今週あったお笑い界隈の話題をピックアップ！　ライター・新越谷ノリヲと担当編集Sが勝手にしゃべります。お聞き流しのほどを～。</p>
ザセカ32組み合わせ
<p>編集S　みんな大好き『THE SECOND』のベスト32トーナメント組み合わせが決まりました。</p>
<p>新越谷　決まりましたね。</p>
<p>編集S　さっそくですが、気になる組み合わせは？</p>
<p>新越谷　それはもうスーマラvs金属でしょう。どっちも絶対負けたくないだろうという。何かこう、漫才対決とは別の副次的な空気がすごそう。</p>
<p>編集S　副次的な空気って。</p>
<p>新越谷　だって金属はぜったい武智のことよく思ってないでしょう。</p>
<p>編集S　それはそうかもしれない。というか、武智のことをよく思ってる芸人はいるのかという。分析ばっかして。</p>
<p>新越谷　と言いつつ、分析しながらここに残ってくるんですから、やっぱ強いですよね。セルスパとスマイルもバチバチ感ある。どっちも関西じゃわりと知らない人がいないレベルだし。</p>
<p>編集S　確かに。スマイルは4年連続エントリーして初の32ですね。</p>
<p>新越谷　それにスマイルって昔はけっこう後輩に圧かけてたって話あるじゃないですか？</p>
<p>編集S　あるんですか？</p>
<p>新越谷　ないんですか？</p>
<p>編集S　知らないですけど、だとすると世代的にセルスパなんてドンピシャでしょうね。ドンピシャ圧。</p>
<p>新越谷　三拍子vsマシンガンズもたまらないですねえ。</p>
<p>編集S　東京仲良しおじさん対決。</p>
<p>新越谷　ずっと真面目に漫才に取り組んできた三拍子と、うつつを抜かし続けてきたマシンガンズ。なのにマシンガンズが先に日の目を見てしまった。</p>
<p>編集S　そうですよねえ、滝沢がイケオジだなんて。</p>
<p>新越谷　カナメと黒帯の去年のM-1敗者復活からのダイレクトリマッチもいいですね。ハインリッヒと吉田たちも味わいがある。</p>
<p>編集S　じゃ現時点での優勝予想しておきます？</p>
<p>新越谷　んー、今年こそ金属ですかねー期待込みで。</p>
粗品の配信が新記録
<p>編集S　粗品の配信が新記録だそうです。例の「粗品VS漫才劇場」3000円の配信が3万7,000枚だって。</p>
<p>新越谷　すごい数字ですねえ。3000円が3万7,000だと1,000万以上？</p>
<p>編集S　1億以上です。</p>
<p>新越谷　ギャッ。</p>
<p>編集S　1億以上ですよ、ホントに。</p>
<p>新越谷　これ、どういう意味なんだろうと思いますよ。</p>
<p>編集S　どういう意味とは？</p>
<p>新越谷　だって、発端は神保町マンゲキのスタッフが粗品へのアンチコメントにハートつけてたことだったわけでしょう。</p>
<p>編集S　そうですね、それに粗品が嚙みついて、掘ってみたらいろんな芸人のアンチにハートつけてた。</p>
<p>新越谷　その“被害者”になった芸人を集めてオールナイトライブやって1億円。ナニコレ普通に吉本のマッチポンプじゃないですか。</p>
<p>編集S　形としてはそうですね、まんまとマッチポンプです。</p>
<p>新越谷　1本のマッチが1億円の金をじゃぶじゃぶ生んだ。まさに火付け役というわけだ。</p>
<p>編集S　別にうまくないですし。</p>
<p>新越谷　それにしても、粗品は今回「金を集める」って言ってましたね。「使い道も考えてる」と。もう一波乱ありそうです。</p>
<p>編集S　2,400万馬券のときみたいに寄付するんですかね。</p>
<p>新越谷　今回は個人のお金じゃないですからね。ゲストも呼んでるし、そう勝手なことはできないと思う。</p>
<p>編集S　どうするんでしょう。</p>
<p>新越谷　わかんないけど、劇場でも作るんじゃない？</p>
<p>編集S　劇場！　ありえそう。</p>
<p>新越谷　300人クラスとして、200坪くらい。ちょっと都心を外して坪単価2.5として、家賃500万、取得に半年分かかるとして3,000万、居抜きなら内装も1,000万かからないだろうし、つじつま合うんですよね。「VSマンゲキ」という文脈にも合うし、何しろ東京吉本は芸人が増え続けてどんどん出演枠がなくなっていく。来年からも次々に上京してくる。あら、考えてみたらマジで劇場作りそう。</p>
<p>編集S　ソシゲキですね。ヤバいですね。</p>
レインボーと第7世代
<p>編集S　かまいたちの『余談』は第7世代芸人。ぺこぱ、四千頭身、レインボーと。</p>
<p>新越谷　レインボーが最初、第7世代だったのにすぐ外されたという話をしてましたね。そういえばそうだったと。</p>
<p>編集S　レインボー、2019年春だとキングオブコントもまだ準々決勝行ってないですね、その年が初だ。18年の元旦がおもしろ荘優勝。</p>
<p>新越谷　ずいぶん昔な気がしますね。レインボー、完全に売れましたもんね。でも、7年たって全然見なくなったなーって感じのコンビがいないのもすごいですよね。ぺこぱとか四千もなんだかんだ立ち位置見つけてる感じがするし。一方で、第7仕事全部断ってたというカミナリもちゃんと売れてるし、粗品は劇場作るし。</p>
<p>編集S　それはわからないじゃないですか。</p>
<p>新越谷　あ、フワちゃん……。</p>
<p>編集S　あっ……。</p>
<p>（文＝新越谷ノリヲ）</p>]]></content:encoded>
		<pubDate>2026-03-16T11:39:23+09:00</pubDate>
		<category><![CDATA[芸能]]></category>
		<media:content url="https://cyzo.jp/wp-content/uploads/2025/01/20250109-cyzoonline-column-ocha-pic01.jpg" type="image/jpeg" expression="full" width="1280" height="720"><media:description type="plain"><![CDATA[写真：イメージ]]></media:description></media:content>
	</item>
	<item>
		<title>『豊臣兄弟！』キジを所望した竹中半兵衛と上洛を目指す織田信長にみる戦国時代の身分と出自</title>
		<link>https://cyzo.jp/geinou/post_407491/</link>
		<guid>https://cyzo.jp/geinou/post_407491/</guid>
		<description><![CDATA[　前回（第9回）の『豊臣兄弟！』も面白かったですね。秀長（仲野太賀さん）の姉の「とも」（宮澤エマさん）の夫・弥助（上川周作さん）が同行していながら直（白石聖さん）の命を守ることができなかったのですが、秀長は「責めても直が]]></description>
		<content:encoded><![CDATA[

<p>　前回（第9回）の『豊臣兄弟！』も面白かったですね。秀長（仲野太賀さん）の姉の「とも」（宮澤エマさん）の夫・弥助（上川周作さん）が同行していながら直（白石聖さん）の命を守ることができなかったのですが、秀長は「責めても直が戻ってくることはない」と弥助を非難せず、「兄者」こと秀吉（池松壮亮さん）が課してくる「無理難題」に奔走し、それで深い悲しみを紛らわせていました。</p>
<p>“軍師”竹中半兵衛という人物</p>
<p>　そんな中、先日から仲間になった蜂須賀正勝（高橋努さん）と3人で山中に蟄居している竹中半兵衛（菅田将暉さん）の調略に取り組む秀長の姿が描かれましたが、「この先を探ってまいれ！」などと秀吉からいわれると、なんの疑いも見せずに走っていく秀長の背中をカメラが映していたのが印象的でした。このワンコ扱い……。『豊臣兄弟！』は、「地獄」の日常を秀長の「けなげさ」で薄め、ポジティブに見せている「ヒューマンドラマ」だということです。</p>
<p>　そうやって訪ねた竹中半兵衛宅は、戸を開けるなり屋内から矢が自動で飛び出すギミックつきで、本人もヒトクセあり、翻弄される秀長一行だったのですが、とくに面白かったのは、キジをめぐる一幕でした。</p>
<p>　竹中から「（次に会うときは）手土産にキジを所望いたしまする」「このあたりの猟師はみなキジを狩りますから」といわれたので、素直にキジを仕留めた豊臣兄弟たちでしたが、それは罠だったのです。</p>
<p>　竹中にしてみれば「本当に仕えるに足りる人間かどうか、タスクを与えて判断していた」のでしょうし、その後の場面のセリフどおり「本当に強い人とは戦ってみたい」という部分もあったのでしょうが、無邪気にキジを狙っていたせいで、斎藤家の侍たちから「このへんの猟師はキジなど穫らぬ！」「食うてもうまくないのじゃ！」とかいう理由で取り囲まれてしまっていました。『ゴールデンカムイ』（集英社）で見るような熊（？）の毛皮だったのも過剰変装だったでしょうか。</p>
<p>　しかしこのあたり、読者はいかがご覧になりましたか？</p>
<p>　筆者の周囲でも「猟師はキジを狩らないの？」という疑問が出ていました。これについては、「大河ドラマ」では表立って取り上げにくい「階級」の話になってくるので、「味が悪いからわざわざ狩らない」とまとめる必要があったのでは……と筆者は踏んでいます。</p>
<p>　訂正しておくと、キジの肉はとても美味です。しかしキジの肉は熟成させ、下ごしらえもして、長時間煮込むなど調理に手間がかかり、その上でようやく美味しくなる素材です。</p>
<p>　この当時、火を起こすために必要な薪や炭は高価でしたし、「食べたらすぐにまた仕事」の平民である猟師はそこまで一回の食事にコストをかけていられないはず。ゆえに「キジ肉は平民の猟師が好む素材でなかった」といえるかもしれません。</p>
<p>　歴史の中で長い間、キジは上流階級の食べ物でした。当時の日本でも上流の武士たちが好んで行った鷹狩の獲物としてキジが捕れれば大喜びですし、大名同士の贈答品にもキジは選ばれました。また、ドラマとほぼ同時代といえるヨーロッパの静物画にもキジ（肉）はブドウ、ワインなどと並び、贅沢な食材の代表例として頻出します。ですから決して「まずくて食べない」のではなく、「美味しく食べるには知識、時間、手間がかかる食べ物で、平民向き食材ではなかった」と覚えておくとよいと思います。</p>
<p>　ドラマの半兵衛の観察眼からすれば、豊臣兄弟そして蜂須賀たちの風体から「こいつらは侍になってはいるけど、出自は低い」というのはバレバレで、とくに豊臣兄弟のほうは「（上流階級がスポーツとして行う）狩猟などはほとんどしたこともない百姓あがりであり、キジに対する知識もない」と見抜かれていたので、わざと「窮地に陥るようなことをされた」気もします。</p>
<p>　その後の抜け道のくだりは完全にフィクションですが、非常に面白く拝見しました。「ほんとに一人で掘れるもんなのか？」とは思いましたけど、脚本家の八津弘幸先生は「おおー」と思わせるのに長けていらっしゃいます。</p>
<p>　それにしても竹中半兵衛の肌の色、本当に白いですね。『豊臣兄弟！』は女性キャラも基本的に現代ではボディビルかフィジークの女性選手なみに黒く、イエベ・ブルベとかへったくれもない感じなので余計に目立ちました。</p>
<p>　次回予告で出ていた要潤さん演じる明智光秀の肌の色も白く、印象的でした。おそらくこのあたりでも「身分」や「ステイタス」を表象しているのでしょう。</p>
尾張と美濃の2国を手に入れ「天下布武」に
<p>　次回のあらすじは次のとおり。</p>
<p>「信長はついに美濃を攻略、半兵衛は藤吉郎の家臣となる。そんな中、足利義昭の使いとして明智光秀が信長を訪ねてくる。さきの将軍を亡き者にした三好一族を討ち、上洛して義昭を将軍に擁立してほしいというのだ。申し出を承諾した信長は、上洛の妨げとなる浅井長政に妹の市を嫁がせ、和平を結ぶことに。市は嫁ぐ前に、あることを小一郎に頼む」。</p>
<p>　史実では織田信長（ドラマでは小栗旬さん、そして秀吉たち）と、因縁の仲となる明智光秀の接点が生まれた時期は明確ではありません。しかし、前回のドラマで描かれた斎藤龍興（濱田龍臣さん）が稲葉山城から逃亡したことにより信長の美濃攻略が成功したのが永禄10年（1567年）8月。</p>
<p>　そして、尾張と美濃の2国を手に入れた信長が「天下布武」の印を使うようになったというのも史実どおりです。</p>
<p>　まぁ、2国しか手に入れてないのに「天下布武」ってヤンキーばりの誇大妄想じゃない？……って思う人もいるかもしれませんが、実は「信長の野望」は以前からかなりのもので、「美濃攻略」が成る約2年前の永禄8年（1565年）12月の時点で、すでに信長は次の将軍こと「室町公方」の候補者・足利義昭（尾上右近さん）を奉じた上洛計画に乗り気になっていました。しかもこれは噂ではなく、信長による細川藤孝（のちの細川幽斎）への手紙が残されているので確実な話です。</p>
<p>　次回のあらすじにもありましたが、当時の室町幕府の内実はグチャグチャで「さきの将軍を亡き者にした三好一族を討ち、上洛して義昭を将軍に擁立してほしい」という部分についても、その将軍候補者・義昭ですら報復攻撃を自前の兵力で行うことができないので、他人を頼るしかないという現実があったのです。</p>
<p>また、「亡き者」にされた「さきの将軍」とは13代・足利義輝で、信長とともに上洛を遂げて将軍となった15代・義昭の間に、京都に入ったこともないまま病気で死んでしまった14代・義栄という幻の将軍がいました。この人は、13代・義輝を殺した張本人である三好一族に担がれた「お神輿」の将軍にすぎません。それで逆賊のお誘いにホイホイと乗ってしまったという事実も、足利将軍家の権威がだいぶ失墜していたことの証明となるでしょうね。</p>
<p>　足利義昭ももともとは将軍候補外の者として、寺で仏道修行中の僧侶でしたが、義輝急死の知らせを受け、クジビキ（！）した結果、見事当選したにすぎない人物でした。ゆえに刀の扱いはおろか、武士としてなんの教育も受けていない有り様です。</p>
<p>　得意なのは情報収集と文書での交流・指示という「スーパーインドア系」の義昭は、もともと室町幕府の有力守護大名だった越前の朝倉家を頼っていたものの、彼らが義昭の将軍擁立には積極的に動いてくれないのが不満で、風の噂で織田信長という「新星」が尾張にいると目をつけていたわけです。この時くらいから、明智光秀は零落の義昭のもとで働いていたようですね。</p>
<p>　だから、信長の上洛計画も永禄8年（1565年）くらいに一度頓挫したけど、美濃攻略成功をきっかけにまた動かしてほしい……という義昭の意思を、永禄10年末～永禄11年（1568年）にかけて織田家中にまで運んできた使者の一人が、明智光秀だったのです。</p>
<p>　史実ではメインの使者は明智ではなく、信長とやり取りをしていた記録も残る細川藤孝ではと想像されますが、ドラマでは細川の初登場はまだのようですね。</p>
<p>　さて明智光秀という男が、本当に「白い肌の知的なイケメン」であったかには、諸説あるかと思います。明智を主人公とした『麒麟がくる』（20年）のレビューでは、筆者も「清和源氏土岐流」の名族出身という、江戸時代以降の明智家（具体的には明智から改名し、尾張藩士となっていた宮城家）の主張する「肩書」で彼を語っていましたが、実際の系譜はかなり不透明なのです。</p>
<p>　今後、信長は義昭とともに上洛し、信長の家臣たちも京都での活動が増えるわけですが、その時、朝廷の公家たちに成り上がり者だとバカにされないためでしょうか、天正3年（1575年）には明智光秀を、惟任光秀に改姓させ、明智も死ぬまで惟任光秀を自称しているのですね。本当に名族出身なら嫌がるはずです。また、現代に伝わる系図の大半で、明智光秀の父親の名前が異なっているのも重要です。</p>
<p>　以上から、「本当は明智が名族出身とはいいにくい」という根拠になるかと思われます。おそらく豊臣兄弟と大差ない出自――よくて土豪レベルの生まれだが、そこから人当たりのよさと真面目さで成り上がり、生粋の上流階級と渡り合えるだけの教養を身につけた苦労人だったのが明智だったのではないか、と筆者は推測する次第です。顔は整っていたと思いますが……。</p>
<p>　さて、今回はこのあたりで。実は明智光秀という「謎の男」についてお話するつもりだったのですが、背景の末期の足利幕府のご説明のほうが長くなってしまいました。明智については来週以降にまた触れていこうと思います！<br />
</p>
<p>盗賊の親分・蜂須賀正勝の子孫</p>
<p>（文＝堀江宏樹）</p>



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]]></content:encoded>
		<pubDate>2026-03-13T17:00:00+09:00</pubDate>
		<category><![CDATA[芸能]]></category>
		<media:content url="https://cyzo.jp/wp-content/uploads/2026/01/20260102-cyzoonline-column-toyotomi-pic01.jpg" type="image/jpeg" expression="full" width="1280" height="720"><media:description type="plain"><![CDATA[『豊臣兄弟！』の主演・仲野太賀（左）と池松壮亮（写真：Getty Imagesより）]]></media:description></media:content>
	</item>
	<item>
		<title>【祝・準々決勝進出】圧倒的な打力で勝ち切る侍ジャパンはどこがスゴいのか？ 2026年WBC東京プール4戦総括</title>
		<link>https://cyzo.jp/culture/post_407429/</link>
		<guid>https://cyzo.jp/culture/post_407429/</guid>
		<description><![CDATA[　東京ドームを舞台に行われた2026年WBCで、侍ジャパンは4連勝という結果だけでなく、勝ち方の多様さを示す内容で準々決勝進出を決めた。 　初戦の台湾戦は打線が爆発しての大勝、韓国戦は互いのプライドがぶつかる打撃戦、そし]]></description>
		<content:encoded><![CDATA[

<p>　東京ドームを舞台に行われた2026年WBCで、侍ジャパンは4連勝という結果だけでなく、勝ち方の多様さを示す内容で準々決勝進出を決めた。</p>
<p>　初戦の台湾戦は打線が爆発しての大勝、韓国戦は互いのプライドがぶつかる打撃戦、そしてオーストラリア戦とチェコ戦は終盤にここ一番の打力と継投で競り勝つ接戦。</p>
<p>　試合ごとに異なる展開を制したことは、日本代表が単なる強打のチームではなく、状況に応じて試合を動かせる総合力を備えていることを示している。</p>
<p>　一方で、優勝を見据えたときには、投手起用の序列、上位打線の改善、細部のディフェンス力など、さらなる完成度を求められる課題も浮かび上がった。</p>
<p>　東京プール4試合を振り返りながら、侍ジャパンの強さと現在地を整理していく。</p>
<p>常勝軍団を築いたマネジメントと哲学</p>
圧勝・打撃戦・接戦――侍ジャパンが示した“打ち勝つ力”
<p>　2026年3月9日時点で、日本はWBC東京プールで台湾（チャイニーズ・タイペイ）戦を13-0、韓国戦を8-6、オーストラリア戦を4-3で制し、3連勝でプールC首位と準々決勝進出を決めた。さらに最終戦のチェコ戦も快勝だった。</p>
<p>　しかも内容は、初戦の圧勝、2戦目の打ち合い、3戦目と4戦目の終盤まで接戦となった勝利と、侍ジャパンの強さが一つの勝ち方に依存していないことをはっきり示した。</p>
<p>　緊張感が高まる初陣となった台湾戦は、連覇を狙うチームにとってこれ以上ないスタートだった。大谷翔平が初回先頭で二塁打を放って流れをつくると、2回には満塁本塁打で主導権を一気に奪取。日本はこの回に10得点を挙げ、大谷の同回5打点とあわせてWBC史に残る猛攻となった。</p>
<p>　3回にも加点し、投げては山本由伸が2回2／3を無安打、藤平尚真が満塁のピンチを断ち切るなど継投も安定。13-0の7回コールドという結果以上に、打線の破壊力と投手陣の層の厚さを同時に見せつけた一戦だった。</p>
<p>　ライバル韓国戦は一転して、序盤から感情と技術がぶつかる日韓戦らしい打撃戦となった。日本は菊池雄星が誤算の立ち上がりで初回に3点を先行されたが、その裏に鈴木誠也の2ランですぐに追い上げ、3回には大谷、鈴木、吉田正尚といったメジャーリーガーの一発攻勢で逆転。</p>
<p>　だが、5-3からすぐ5-5に追いつかれたように、試合は最後まで流れが定まらなかった。それでも7回、種市篤暉の三者連続空振り三振で空気を引き戻すと、その裏に押し出し四球と吉田の2点適時打で勝負を決めた。</p>
<p>　この試合で際立ったのは長打力だけではない。終盤に四球を選び切る打席の強さと、救援陣が流れを断ち切る対応力が、日本の総合力を物語っていた。</p>
<p>　オーストラリア戦は、ここまでの2試合とは逆に、日本が我慢を強いられる展開だった。オーストラリアの投手リレーの前に6回まで無得点。6回表には送球ミス絡みで先制も許した。</p>
<p>　しかし、先発の菅野智之が4回無失点でベテランらしい投球を見せ、一時はリードを許しながらも1点を追う7回に吉田が逆転2ラン。8回には佐藤輝明の適時二塁打と鈴木の押し出し四球で突き放し、9回に2本のソロ本塁打を浴びながらも4-3で逃げ切った。</p>
<p>　天皇、皇后両陛下と愛子さまが観戦する“天覧試合”で競り勝ったことも特別だったが、それ以上に大きかったのは、日本が大量点だけでなく、接戦を終盤の一打と継投で拾えることを証明した点にある。</p>
<p>　そして4戦目のチェコ戦は、9-0というスコアほど単純な試合ではなかった。日本は7回まで無得点で、チェコ先発オンドジェイ・サトリアの緩急自在の投球に手を焼いた。それでも投手陣は髙橋宏斗が4回2／3無失点、宮城、金丸夢斗、北山がつないで被安打2、14奪三振の完封リレー。</p>
<p>　均衡を破ったのは8回で、若月の二塁打と相手失策で先制すると、周東佑京の3ラン、さらに村上の満塁本塁打で一気に9点を奪った。打線が苦しんだ現実と、ひとたび隙を見せた相手を一気に飲み込む破壊力の両方が出た試合だった。</p>
<p>　総括すれば、東京プール4試合で最も評価できるのは勝ち方の幅だ。台湾戦では初戦の爆発力、韓国戦では主軸の長打力と終盤の勝負強さ、オーストラリア戦では接戦処理、チェコ戦では我慢比べの末の終盤集中打が光った。1次ラウンドでここまで異なる展開をすべて勝ち切れたのは、連覇を目指すチームとして大きな収穫だ。</p>
投手陣は厚いが「本当に計算できる枚数」は絞られる
<p>　ただし、課題が消えたわけではない。まず投手陣は、東京プール4試合の公式ボックススコアを合算すると14投手を起用し、34イニングで9失点と全体成績は優秀だ。</p>
<p>　その中で内容まで含めて強く評価できるのは、台湾戦で2回2／3を無安打に抑えた山本由伸、オーストラリア戦で4回無失点の菅野智之、さらに韓国戦とオーストラリア戦で計2回を無安打5奪三振と圧倒した種市篤暉あたりが中心になりそうだ。少ないイニングながら、台湾戦で満塁の火消しを決めた藤平尚真も短い勝負なら使いたい。</p>
<p>　また、隅田知一郎や宮城大弥、髙橋、金丸、北山なども、数字と内容を合わせて見る限り計算できる。伊藤大海は同戦で一発を浴びて2失点したが、国際大会の実績や一発以外の内容を考えると起用は考えられる。広く見ても先発は2枚、全体で8〜9枚前後というのが実態に近い。これは層が薄いという意味ではなく、まだ“絶対的な序列”が固まり切っていない。</p>
<p>　逆に不安材料もある。韓国戦では先発のメジャー組で期待されていた菊池雄星が初回に3失点。ソフトバンクを日本一に導いた松本裕樹が1失点と満塁のピンチを招き、オーストラリア戦では前回大会を経験している大勢が9回に2本のソロ本塁打を許した。</p>
<p>　もちろん短期決戦では1試合の出来で全評価は決まらない。ただ、アメリカやドミニカ共和国、ベネズエラ、イタリア、カナダ、プエルトリコといった長打力を持つ打線と当たった時、立ち上がりの入り方と終盤の一発回避には、もう一段の精度が必要だろう。</p>
<p>　打線も強力だが、依然として大谷、吉田、鈴木への依存は小さくない。4試合の公式ボックススコアを合算すると、大谷翔平、吉田正尚、鈴木誠也の3人で36打点中17打点、37安打中14安打を占めている。大谷は9打数5安打6打点、吉田は12打数6安打6打点、鈴木は9打数3安打5打点。中心の3人が別格なのは心強いが、見方を変えれば得点生産がこの3人にかなり集中しているとも言える。</p>
<p>　源田が7打数4安打4打点、周東が4打数2安打3打点、若月が7打数3安打、佐藤が6打数2安打と他の選手の働きもある。一方で村上はチェコ戦の満塁弾で15打数3安打5打点まで戻したが、近藤健介は無安打、岡本和真は2安打1打点、牧秀悟は2安打1打点、森下翔太は1安打。より強い相手と当たった時に中軸3人以外の得点力がどこまで続くかは、なお見極めが必要で、全体としては“主役3人頼み”の色が残っている。</p>
<p>　この課題は単に下位打線が弱いという話ではない。むしろ気になるのは、2番から6番までのつながりだ。</p>
<p>　韓国戦は本塁打で押し切れたが、オーストラリア戦では12四球を得ながら5安打しか打てず、吉田の一発が出るまで無得点が続いた。相手投手のレベルがさらに上がった時、一発で決め切る力や、チャンスの場面で内野ゴロでも得点するなど、泥臭くランナーを返せるかどうかは重要になる。</p>
<p>　優勝を狙うなら、前回大会で打撃面で貢献した近藤、岡本、村上のうち少なくとも2人が上向き、さらに佐藤をうまく使いこなせないと、打線全体の圧力はもう一段上がらない。</p>
<p>　ここで期待されるのが周東だが、台湾、韓国、オーストラリアの3試合では途中出場だった。しかも3試合とも代走や終盤の守備固めから中堅に入る形で使われ、韓国戦では終盤の中堅守備でも勝利を助けた。チェコ戦で初めて「7番・中堅」で先発すると、4打数2安打3打点で、8回には3ラン本塁打を放っている。</p>
<p>　韓国戦とオーストラリア戦では代走で出場して2盗塁も決めた。この起用法から考えると、首脳陣は周東をまず「終盤で試合を動かすカード」として高く評価してきたと見るのが自然だ。機動力と守備範囲はすでに実戦で効いており、特に接戦終盤では価値が大きい。したがって現時点の私見は、「無条件の固定スタメンではないが、準々決勝以降に先発昇格は十分ある」というものだ。</p>
<p>　ポイントは、その場合に誰を外すかだ。大谷がDHに入る限り、周東を先発で使うには基本的に近藤、鈴木、吉田の誰かを外す必要がある。一方で近藤は無安打と苦しんでいる。打線の厚みより守備力、機動力、球際の強さを優先するなら、周東を中堅、鈴木を右翼へ回し、近藤をいったんベンチスタートにする案はかなり現実的だ。しかし周東をスタメンで起用する場合、切り札として使えなくなるデメリットもある。</p>
球際を含めたディフェンス力の精度には改善余地がある
<p>　守備面は数字だけなら4試合で2失策。韓国戦は無失策で、9回には周東がフェンス際で打球をもぎ取る好守も見せた。一方で台湾戦では失策と2四球が重なって満塁のピンチを招き、オーストラリア戦では若月健矢の送球が逸れて先制点を失った。</p>
<p>　つまり守備力そのものが低いわけではなく、むしろ一発で試合を救える身体能力は高い。韓国戦とチェコ戦は無失策で終えたものの、国際大会の接戦は一つの送球、一歩目の反応、球際の強さで勝敗が左右される。守備力は十分高いが、「安定してミスを消せる守り」まで仕上がったかといえば、まだ上積みの余地はある。</p>
<p>　東京五輪で参加国最少クラスの失策数を記録し、2023年WBCでも2失策にとどめたことを振り返れば、出場国屈指のディフェンス力を見せていたチームだけに、球場が変わるこのタイミングでのテコ入れは必要だ。</p>
<p>　それでも、チェコ戦までを含めた東京プールの総括は明るい。侍ジャパンは、強いだけでなく、試合ごとに異なる問題に対応しながら勝てるチームであることを示した。だからこそ今後の焦点は、主軸以外の打線の底上げ、終盤を任せる投手の整理、球際を含めた守備の精度に絞られる。ここがもう一段整えば、東京で見せた4連勝は単なる好スタートではなく、連覇へ向けた本格的な土台だったと言える。</p>
<p>　侍ジャパンは強さを見せた一方で、“完成されたチーム”というより、“優勝できる力を持ちながら、さらに上積みが必要なチーム”だ。投手陣は質が高いが、運用や継投策の優先度をもう少し明確にしたい。打線は主軸3人が突出しているだけに、その前後を打つ打者の復調が欲しい。守備は好プレーも出ているが、球際と送球の精密さをもう一段上げたい。</p>
<p>　この点が整えば、東京プールで見せた強さは本物の完成形へと近づいていく。<br />
</p>
<p>イチローと松坂大輔が作った礎</p>
<p>（文＝ゴジキ）</p>
<p></p>]]></content:encoded>
		<pubDate>2026-03-12T19:33:09+09:00</pubDate>
		<category><![CDATA[カルチャー]]></category>
		<media:content url="https://cyzo.jp/wp-content/uploads/2026/03/20260312-cyzoonline-column-wbc-pic01.jpg" type="image/jpeg" expression="full" width="1280" height="720"><media:description type="plain"><![CDATA[抹茶たてる！　抹茶たてる！　抹茶たてるぞ！（写真：Getty Imagesより）]]></media:description></media:content>
	</item>
	<item>
		<title>日本アカデミー賞も『国宝』の独壇場か？ 対抗馬は佐藤二朗、北川景子＆森田望智</title>
		<link>https://cyzo.jp/culture/post_407388/</link>
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		<description><![CDATA[　三谷幸喜がテレビ中継のためのおちゃらけ要員として出席していた頃に比べれば、日本アカデミー賞もずいぶんまともになってきた。『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』（2007年）で最優秀主演女優賞を受賞した樹木希林が「]]></description>
		<content:encoded><![CDATA[

<p>　三谷幸喜がテレビ中継のためのおちゃらけ要員として出席していた頃に比べれば、日本アカデミー賞もずいぶんまともになってきた。『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』（2007年）で最優秀主演女優賞を受賞した樹木希林が「他の作品が賞を獲ると思ってた」「組織票？」などと苦言を呈した甲斐があったように思う。</p>
<p>“蒸発者”たち、残された家族それぞれの心情</p>
<p>　はっきりと「変わったな」と感じさせたのは昨年の最優秀賞作品賞の発表だった。インディーズ映画『侍タイムスリッパー』（2024年）が読み上げられ、安田淳一監督が主演の山口馬木也と抱き合いながら男泣きする姿を日本テレビのカメラは映し出した。日本アカデミー賞史上、最大のサプライズかつ感動的なシーンだった。</p>
<p>　映画会社や芸能事務所の力関係に左右されずに、いちばん面白い映画に賞を贈ることを日本アカデミー賞が表明した瞬間だったと思いたい。</p>
<p>　第49回日本アカデミー賞の授賞式が3月13日（金）夜9時より、日本テレビ系で録画中継される。司会は元日テレの羽鳥慎一アナと『あんのこと。』（2024年）で昨年の最優秀主演女優賞を受賞した河合優実が務める。</p>
<p>　興収200億円を超えた『国宝』はすでにブルーリボン賞作品賞や「キネマ旬報」ベスト・テン1位など国内の主だった映画賞を席巻。日本アカデミー賞では13部門に選ばれ、各部門の最優秀賞も総なめしそうな勢いだ。『国宝』の映画賞独占を止めるのは、どの作品か。また『国宝』が謳う「日本映画の歴史に刻まれる、美しく熱い、圧倒的な傑作」という表現が妥当なのかを考察したい。</p>
最優秀助演男優賞を競う佐藤二朗と田中泯
<p>　監督賞の李相日、主演男優賞の吉沢亮、助演男優賞の横浜流星、渡辺謙、田中泯、助演女優賞の高畑充希、寺島しのぶ、森七菜、脚本賞の奥寺佐渡子……。そうそうたる顔ぶれが日本アカデミー賞に選ばれている。3月15日（日本時間で3月16日）に発表される米国アカデミー賞はメーキャップ＆ヘアスタイリング賞のみのノミネートとなったが、日本アカデミー賞の話題は『国宝』が最高賞を独占するかどうかになりそうだ。</p>
<p>　今年の日本アカデミー賞でいちばん注目されるのは助演男優部門だろう。現在81歳となる田中泯は『国宝』で女形俳優を演じ、圧倒的な存在感を示した。後述するが、田中泯の怪物的存在がなければ映画『国宝』は成立しなかった。</p>
<p>　対抗馬となるのは『爆弾』の佐藤二朗だ。取調室が主舞台となり、重要参考人である佐藤二朗の顔がスクリーンにずっと映し出されたわけだが、中年のオッサンである佐藤二朗の表情を追うだけで137分間を最後まで飽きさせなかった。佐藤二朗のバイプレイヤー人生の集大成的な作品だと言える。</p>
<p>　佐藤二朗が受賞してもおかしくない最優秀助演男優賞だが、歌舞伎界の闇をひとりで表現してみせた田中泯がやはり有力だろう。舞踏家として身体表現を磨き続けてきた田中泯だからこそ、寝床で片手を挙げたシーンには神がかり的なものを感じさせた。</p>
<p>　助演女優部門は、梨園育ちならではのリアリティーを『国宝』に与えた寺島しのぶが最有力。『国宝』が唯一絡まない主演女優部門は、梨園育ちの松たか子（『ファーストキス 1ST KISS』）か。フランス映画『パリタクシー』（2022年）を山田洋次監督がリメイクした『TOKYOタクシー』の倍賞千恵子も、長年の映画界への貢献から票を集めるかもしれない。『ナイトフラワー』からは北川景子が主演女優賞、森田望智が助演女優賞＆新人賞に選ばれており、社会性の強い『ナイトフラワー』組が受賞してもおかしくない。</p>
オリジナル脚本作を撮り続ける内田英治監督
<p>　脚本部門も順当なら、上下2巻ある原作小説の美味しいところをうまくまとめた奥寺佐渡子氏で確定だろう。『サマーウォーズ』（2009年）など劇場アニメの印象が強い奥寺氏だが、彼女が最高賞を獲れば『八日目の蝉』（2011年）以来の2度目となる。だが今回の脚本賞では、完全なるオリジナル脚本を書いたのは『ナイトフラワー』の内田英治監督だけという点は考慮したい。</p>
<p>　興行的には不発だった『ナイトフラワー』だが、シングルマザーである北川景子が育児のためにドラッグの売人になるというハードな社会派ドラマとして見応えがあった。格闘家を演じた森田望智の熱演も目を惹いた。内田監督はもう一本、オリジナル映画『逆火』を2025年に公開しており、現在の映画界はやたらと「実話」を謳った企画が多い胡散臭さに疑問を呈していた。</p>
<p>　内田監督は『ミッドナイトスワン』（2020年）が日本アカデミー賞最優秀作品賞と最優秀男優賞を受賞しているが、草なぎ剛演じるトランスジェンダーの主人公が悲劇的な結末を迎えることを非難する声もあった。一部の批判を受け止めつつも、内田監督が社会の底辺で懸命にもがく人たちを主人公にしたオリジナル作品を手掛け続けていることは評価したい。興収面で報われなかった秀作を顕彰するのが映画賞の本来の役割のはずだ。</p>
戦争の残酷さを伝える『ペリリュー』
<p>　近年の日本アカデミー賞で激戦区となっているのが、アニメ賞だ。今年は『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』『名探偵コナン 隻眼の残像』『チェンソーマン レゼ篇』と興収100億円を突破した話題作3本に、太平洋戦争末期に起きた知られざる悲劇を題材にした『ペリリュー 楽園のゲルニカ』、100m走に費やすわずか10秒の世界に人生を賭けた男たちの物語『ひゃくえむ。』が並ぶ。</p>
<p>　メガヒット作の3本はシリーズものということもあり、最優秀アニメ賞を競うのは『ペリリュー』と『ひゃくえむ。』と思われる。『ペリリュー』は戦争の恐ろしさをリアリティーたっぷりに描いて高く評価されているが、外伝も含めて全15巻ある原作コミックを劇場アニメ版は超えることができたかというところが難点に感じる。</p>
<p>　コミック原作なのは『ひゃくえむ。』も同じだが、それでもなお岩井澤健治監督の情念があふれた作品となった。メッセージ性の高さから『ペリリュー』が優位だと思われるが、アニメーションとしての完成度では『ひゃくえむ。』を推したい。</p>
『国宝』に感じた物足りなさ
<p>　最優秀作品賞と最優秀監督賞を考える上で、『国宝』は本当に「圧倒的傑作」なのかという問題を深掘りしてみたい。普段は映画に関心を持たない層まで映画館に足を運ばせた『国宝』の功績は確かに大きなものがある。吉沢亮と横浜流星という当代を代表するイケメン俳優を起用し、「二人藤娘」「二人道成寺」などの華やかな舞台で175分間ある上映時間をあっという間に感じさせた李監督の手腕はお見事だった。</p>
<p>　だが、内容に物足りなさを感じた人も少なくないのではないだろうか。</p>
<p>　公開当初に『さらば、わが愛 覇王別姫』（1993年）の日本版と評する声があったが、中国の京劇、日本の歌舞伎とそれぞれ古典芸能の世界を描いていることでしか共通はしていない。チェン・カイコー監督の『さらば我が愛』が不朽の名作となり得ているのは、京劇の役者たちが日中戦争や文化大革命という社会の変動に翻弄される姿をありありと描いているからだ。</p>
<p>　一方、李監督の『国宝』は高度経済成長期から物語は始まるが、日本社会の変遷を描き出すことはできていない。</p>
スルーされてしまった歌舞伎界の闇
<p>　もうひとつ感じたのは、『国宝』は歌舞伎界の闇には触れることができなかったという点だ。吉沢亮演じる主人公は梨園とは血縁関係のない「部屋子」として修行を積み、実子を差し置いて名跡を襲名し、やがて「人間国宝」にまで上り詰める。立女形となる主人公は五代目坂東玉三郎がモデルのひとりとなっているのは間違いないだろう。</p>
<p>　2012年に人間国宝に選ばれた坂東玉三郎だが、2001年に当時19歳だった弟子からセクハラで訴えられた過去がある。2023年に四代目市川猿之助が起こした事件も、セクハラ＆パワハラに関する週刊誌記事がきっかけだった。そうした梨園のタブーを、『国宝』はスルーしている。これまで李監督は『悪人』(2010年）、『怒り』（2016年）、『流浪の月』（2022年）と社会のダークサイドにメスを入れてきたが、『国宝』は歌舞伎界の表向きの面しか描いていないように思う。</p>
<p>　吉沢亮と横浜流星との男の友情というわかりやすい形に、映画は物語をまとめ上げたゆえに大ヒットすることになった。繰り返すが、歌舞伎界の闇部分は田中泯ひとりに背負わせている。</p>
<p>　原作者の吉田修一氏は、小説『国宝』を執筆するために黒衣として舞台裏や楽屋を体験するなど歌舞伎の世界を間近に取材したことが知られているが、吉田氏も歌舞伎の世界と親しくなり過ぎたのではないだろうか。非常にナイーヴな問題ゆえに扱うのは容易ではないが、歌舞伎界の闇は多くの人が気になっている部分だろう。</p>
<p>　芸能の世界は、現実社会の生々しい縮図でもある。戦後80年以上経っても、芸人としての「格」や家柄、血縁関係が重視される。興行主やタニマチの思惑も絡み、スキャンダルを起こしても忖度が働き、選ばれし者が時代を動かしていく。</p>
<p>　主人公が歌舞伎界の闇に足を踏み入れる部分まで描き切れば、『国宝』は歌舞伎界のみならず日本という社会の特異性にも言及することができたのではないか。映画史に残る傑作にも、間違いなくなっていたはずだ。</p>
不発に終わった『宝島』と電通時代の終焉
<p>　作品賞、監督賞、主演男優賞で『国宝』の対抗馬と目されるのが、大友啓史監督＆妻夫木聡主演作『宝島』だ。『国宝』を上回る上映時間191分の超大作として話題を集めたが、興収結果は『国宝』と大きく明暗を分けている。</p>
<p>　戦後の沖縄史を描くという『宝島』のテーマ性は魅力的だったが、こちらも上下2巻ある原作小説をダイジェスト化した感は否めなかった。歴史の暗部をより掘り下げられる配信ドラマシリーズのほうが適していたように思う。</p>
<p>　電通が『宝島』の製作幹事社だったわけだが、不祥事まみれだった東京五輪に続き、電通の力技がもう通用する時代ではなくなったことを感じさせる。電通の仕切りで始まった日本アカデミー賞で、『宝島』はどう評価されるだろうか？</p>
<p>　最後に米国のアカデミー賞の話題を。2026年のアカデミー賞から、投票権を持つアカデミー会員たちはノミネート作品をすべて観た上で投票することが義務づけられた。それまではノミネート作品を観ずに投票していた会員たちが相当数いたわけだ。これには驚いた。</p>
<p>　さて、21000円の年会費と引き換えに映画館はフリーパスとなっている日本アカデミー賞の会員たちは、今回の審査対象作をすべて観ているのだろうか。日本アカデミー賞はこれからも変わり続けるのか、それとも本場のアカデミー賞のように低迷していくことになるのか。こちらも気になるところである。</p>
<p>国家による戦争犯罪</p>
<p>（文＝長野辰次）</p>]]></content:encoded>
		<pubDate>2026-03-12T17:29:43+09:00</pubDate>
		<category><![CDATA[カルチャー]]></category>
		<media:content url="https://cyzo.jp/wp-content/uploads/2025/03/20250311-cyzoonline-news-japanacademy-pic01.jpg" type="image/jpeg" expression="full" width="1280" height="720"><media:description type="plain"><![CDATA[（写真：Getty Imagesより）]]></media:description></media:content>
	</item>
	<item>
		<title>Snow Man宮舘涼太と日本テレビの黒田みゆアナの熱愛報道と女性局アナの扱いの変化</title>
		<link>https://cyzo.jp/geinou/post_407267/</link>
		<guid>https://cyzo.jp/geinou/post_407267/</guid>
		<description><![CDATA[　STARTO ENTERTAINMENT所属の人気グループSnow Manの宮舘涼太と日本テレビの黒田みゆアナウンサーの“お泊り愛”を2月26日発売の「女性セブン」（小学館）が報じた。 それぞれの道を歩き出したTOKI]]></description>
		<content:encoded><![CDATA[

<p>　STARTO ENTERTAINMENT所属の人気グループSnow Manの宮舘涼太と日本テレビの黒田みゆアナウンサーの“お泊り愛”を2月26日発売の「女性セブン」（小学館）が報じた。</p>
<p>それぞれの道を歩き出したTOKIO</p>
<p>　記事によると、2人は東京・港区の会員制のバーで出会い、昨年頃から関係を深めたという。今年に入ってから黒田アナが宮舘の自宅に何度も通うようになっており、同誌は黒田アナが宮舘の自宅を訪れて泊まった後に職場へ出勤する様子もキャッチしている。</p>
<p>　同誌の取材に対して双方とも交際については明言しておらず、宮舘の所属するSTARTO ENTERTAINMENTは「友人の一人です」と回答している。</p>
<p>　今を時めく人気グループのメンバーと朝の情報番組『DayDay.』のMCを務めるなど同局の若手エースアナとの交際報道は世間の耳目を集めているが、芸能事務所のマネジャーは語る。</p>
<p>「昭和や平成の頃は局アナと大手芸能事務所所属の人気タレントとの交際はタブー視されたものでした。まして相手が女性ファンを数多く抱える旧ジャニーズ事務所の男性アイドルとなればなおさらのこと。仮に交際していたとしても熱愛報道については表向き否定するのが相場だった。それに、出会いが港区の会員制のバーというあたりも今どきの観がありますよね。もっとも、日テレに関しては23年に結婚した水卜麻美アナと中村倫也さんのケースもありますし、局上層部としても黒田アナの私生活を尊重し、2人の交際の行方を静かに見守るしかないでしょう」</p>
<p>　かつて女性局アナの交際相手といえば、プロ野球選手をはじめとした人気アスリートやIT起業家、会社経営者などが多かったが、黒田アナや水卜アナに限らず近年は男性芸能人も増えている。</p>
<p>　17年にはフジテレビの松村未央アナが陣内智則と、18年には同局の山﨑夕貴アナがおばたのお兄さんと結婚。24年には笹崎里菜アナが日テレ在籍時から交際を続けていた元「KAT-TUN」の中丸雄一とゴールインを果たしている。</p>
<p>　他にもすでに破局してはいるものの、フジの竹俣紅アナや鈴木唯アナも人気芸人や俳優との交際が取り沙汰されたこともあった。</p>
<p>「確かに今はタブーという感覚自体が乏しいですよね。芸能事務所も昔ほど所属タレントのプライベートの管理には注力していませんし。テレビ局に関しても“コンプライアンス時代”とあって、女性アナに限らず組織や上司が局員の私生活に口を出しにくい状況にはあります。それが大手取引先の“商品”に手を出す形であっても止めろとは言えないでしょう」(バラエティー番組を手掛ける放送作家)</p>
<p>　加えて、こうした流れは最近世間を騒がせたあの騒動によりさらに加速しているとか。</p>
<p>「とくに女性局アナに関しては、芸能界を引退した中居正広氏と女性との深刻なトラブルに端を発したフジテレビの騒動以降、どこの局においても局内での扱いがセンシティブになっています。以前なら営業の社員が大手スポンサーの接待のための会食に顔を出してくれるように頼んだり、スポーツ番組のプロデューサーやディレクターが人気選手のインタビュー取材を円滑に進めるため、インタビュアーや取材撮影後の食事会への同席をお願いしたりというのは日常茶飯事でした。しかし、最近は女性局アナに対してそうした依頼もしづらくなっていると聞きます」(同放送作家)</p>
<p>　もちろん、本人が乗り気ではないのに無理やり駆り出すのは論外だが、中にはそうした依頼を前向きに捉えて率先して参加する女性局アナもいたそうで、結果的にはオファーする側、される側のどちらにとってもフジの騒動は暗い影を落としているという。</p>
<p>　民放キー局の局員もこう話す。</p>
<p>「昔はキャリアアップや人脈作り、婚活なども兼ねてそうした場に積極的に参加する女性局アナも少なくはなかったです。実際、仕事での出会いをキッカケに交際に発展し、プロ野球選手と結ばれるようなアナウンサーも多かったですからね。ただ、今は仮に女性局アナ本人が歓迎しても、そもそも周りがその手の話を持っていきにくい雰囲気は局内にありますよ」</p>
<p>　そうした中、テレビ業界では女性局アナという存在自体の有り様にも注目が集まっているという。</p>
<p>「そもそも、男女問わず局アナを一人前に育てるには相当の時間と労力、投資が必要です。水卜アナやテレ朝の弘中綾香アナのようにブレークや結婚後も社員としてそのまま局に留まる選択をする人もいますが、他方、ようやく花開いたかと思えば若くしてフリーに転身したり、寿退社したりする女性アナウンサーもいまだに多いですから。こうした背景もあり、最近はキー局を中心にすでにタレント経験のある即戦力タイプを採用したり、テレビ東京なんかは中途採用を導入したりもしています」</p>
<p>　前出の局員はこう前置きしたうえで、さらに続ける。</p>
<p>「正直な話、フジほどではないにしろ、どこの局も女性局アナに対しては先に触れたような業務についても多かれ少なかれ期待する空気感はありましたし、自社で社員として抱えるコスパの良いタレント的な側面もありました。実際、バラエティー番組や情報番組なんかでは人気タレント顔負けの存在感を放っている女性局アナもいますし。ただ、そうしたテレビ局にとってメリットのある部分が希薄化していく反面、デメリットやリスクばかりが増していく中、昨今のテレビ不況の影響もあって『もはや自社で局アナを社員として採用し、時間やコストをかけて育成するよりもフリーアナと契約したり、アナウンサー事務所などと業務提携する方がいいのでは？』といった考えが業界内でも広がりつつあります。もちろん、女性局アナのみならず、男性局アナもしかりですが」<br />
　<br />
　テレビ業界における「局アナ」という存在自体が一つの岐路に立たされているのかもしれない。</p>
<p>芸能人の政治的発言が増えている背景</p>
<p>（取材・文＝三杉武）</p>]]></content:encoded>
		<pubDate>2026-03-11T17:06:43+09:00</pubDate>
		<category><![CDATA[芸能]]></category>
		<media:content url="https://cyzo.jp/wp-content/uploads/2025/08/20250815-cyzoonline-column-nihontv.jpg" type="image/jpeg" expression="full" width="1280" height="735"><media:description type="plain"><![CDATA[日本テレビ本社（写真：photo ACより）]]></media:description></media:content>
	</item>
	<item>
		<title>大谷翔平ファミリーの動向、女性週刊誌が踏み込んだ“タブー”とは？</title>
		<link>https://cyzo.jp/cyzowoman/post_407160/</link>
		<guid>https://cyzo.jp/cyzowoman/post_407160/</guid>
		<description><![CDATA[下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る！ 　先日福岡に行ったら、地元関係者から「4月は嵐とドリカムのコンサートでホテ]]></description>
		<content:encoded><![CDATA[<p>下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る！</p>
<p></p>
<p>　先日福岡に行ったら、地元関係者から「4月は嵐とドリカムのコンサートでホテル料金、爆上がりだから今月でよかったね」と言われた。同時期、マイル修行僧が沖縄の離島に殺到し島民が飛行機を予約できない事態との報道が。普通に旅をしたり生活したりが困難になる。双方似ている!?</p>
今週の女性週刊誌、注目記事ベスト3
<p>第783回（3／5〜3／10発売号より）<br />
1位「大谷翔平　真美子夫人　祖父母に『娘を一目！』自宅での初抱擁」（「女性セブン」3月19日号）<br />
同「真美子さん『愛娘の初節句は両家勢揃いで』」（「女性自身」3月24・31日合併号）<br />
同「大谷翔平の妻　真美子さん居残り練習男がソッコーで帰宅するように。癒しの“おうちタイム”充実の最強カップル」（「週刊女性」3月24・31日合併号）<br />
2位「嵐大野智『引退はない！』退所後の華麗なる転身」（「女性セブン」3月19日号）<br />
同「嵐卒コン完走後打ち上げ計画『5人で宮古島大野ランドへ』」（「女性自身」3月24・31日合併号）<br />
同「大野智『退所』に秘めた『引退』の本音」（「週刊女性」3月24・31日合併号）<br />
3位「今井美樹　8年ぶり『大はしゃぎ』に元親友・山下久美子の戦慄」（「女性セブン」3月19日号）</p>
大谷翔平ファミリーの動向を伝える女性週刊誌3誌の内容
<p>　冬季五輪に続きWBCが日本で開幕、マスコミは侍ジャパンの快進撃とともに超スター大谷翔平について連日伝えている。まさに過熱報道という言葉がぴったりだが、もちろん女性週刊誌も大ハッスル！　3誌ともにクローズアップしたのが真美子夫人と長女の動向だった。それも当然だ。なにしろ今回大谷は、真美子夫人と昨年4月に誕生した長女、そして愛犬デコピンを連れての帰国だったから。真美子夫人は出産後初、そして長女にとっても初来日！　</p>
<p>　まずは「女性セブン」。大谷は都内に自宅マンションを所有しているが、そこに真美子さんは祖父母を招待して長女（祖父母にとっってはひ孫）を初披露&amp;抱擁してもらったことを伝えている。高齢の祖父母は、これまで大谷夫妻の本拠地ロスに行くことは難しく、ビデオ通話をしてきたようだが、今回念願の対面となったわけだ。</p>
<p>　そして「女性自身」はさらに詳細だ。家族全員が帰国したのは長女の初節句を日本で迎えるためで、家族親族が集まりお祝いパーティが開かれたという。</p>
<p>「ひな人形を飾り、ちらし寿司やお吸い物、菱餅やあられなどひな祭り定番のメニューでお祝いしたといいます」</p>
<p>　そして「週刊女性」は2人の馴れ初めから遡り、真美子夫人の人柄を紹介、試合終了後も居残って練習していた独身時代の大谷だったが、現在はソッコーで自宅に帰り真美子夫人の手料理を食べていることを紹介している。</p>
<p>　このようにフィーバー気味の女性週刊誌だが、しかし一方で連日試合や侍ジャパンについて取り上げているテレビやスポーツ紙は、なぜかこうした大谷夫妻のプライベートには触れていない。その理由は明快だ。大谷本人が家族の露出をよしとしていないからで、その禁を破ると出入り禁止になる危険性が高いからだ。</p>
<p>　実際、2年ほど前に大谷のロスの豪邸周辺を取材した日本テレビとフジテレビが、大谷の逆鱗に触れて出入り禁止となったことは大きな話題となった。テレビやスポーツ紙にとってはドル箱の今回のWBC、そして帰国した大谷の存在だ。機嫌を損ねて取材できないなんてことになれば、それこそ大失態だからね。</p>
<p>　つまり大谷の家族親族を取り上げることは、大手マスコミにとって“タブー”となっているということだ。そんな情けない大手マスコミを尻目に、果敢にもタブーにチャレンジする女性週刊誌は素晴らしい！（というか、そもそも女性週刊誌は野球関連取材とはあまり関係ないから、出禁に恐怖する必要もないという身も蓋もない理由もあるけど）</p>
<p>　大谷ファミリーの動向は、ぜひ女性週刊誌でご覧ください！　笑。</p>
嵐・大野智、事務所退所後の動向は？
<p>　そしてもうひとつ、女性週刊誌が3誌ともに取り上げたのが嵐の大野智の動向だ。 先日大野はラストツアー終了後、STARTO ENTERTAINMENTの退所を発表したからね。各誌とも、いろんな意味で大野に勝手に期待していた。</p>
<p>　まずは「女性セブン」。退所は引退ではなく、次のステージに向かう第一歩と高らかに宣言した。しかしそれは、これまでの嵐としてのアイドル芸能活動ではなく、“芸術家”“表現者”として表に出るというもの。さらに宮古島リゾート事業の拡大、沖縄や都内の不動産投資など、実業家としての活動であり、ファンが期待しているような“嵐”活動ではない。</p>
<p>　次は「女性自身」。大野が事務所退所に際し、“引退”という言葉を使わなかったことに、こう期待している。</p>
<p>「ラストツアーで自分の気持ちがどう変わるかわからないという思いがあるからでしょう」<br />
「実際にステージに立ったときにどんな心境になるのか。大野さんにもわからないはずです」</p>
<p>　かなり強引で勝手な期待論（笑）。とはいえ「自身」も「セブン」と同様、大野が宮古島リゾートの拡大を計画していること、宮古島の生活が中心になると解説し、ラストツアー後には嵐メンバーを宮古島に招待し、打ち上げを行う計画があると報じている。</p>
<p>　最後は「週刊女性」だが、「週女」は唯一シビアだ。今回の事務所退所発表は事実上の芸能界引退であり、芸能界に戻ることはないとした。さらにイベントやYouTubeなどでの活動もなく、公の活動はないと指摘している。</p>
<p>　そして“引退”という言葉を使わなかったのは、ラストツアーに向け自分ばかりが注目されないような配慮で、さらに一人でも欠けたら嵐はなくなるとことから、 “嵐は永遠”との意味合いで“引退”という言葉を使わなかったとも。</p>
<p>　3誌のうち「週女」が一番しっくりきた。</p>
今井美樹が怖すぎるワケ
<p>　以前から思っていた。この人は、かなり図々しい。今井美樹がニューアルバムをリリースした。タイトルは『smile』。世間はざわつく。なぜなら山下久美子が1997年にリリースしたアルバム『SMILE』と同じタイトルだから。</p>
<p>　山下といえば、今井の元親友で布袋寅泰の前妻だ。97年布袋と山下は離婚したが、その原因は布袋と今井の不倫だった（その後、布袋と今井は結婚）。離婚後、山下は『ある愛の詩』という自伝本を出版したが、その3年後、今井は『愛の詩』というシングルを発表した。</p>
<p>　さらに今井は不倫の最中だったはずの96年に、まるで自分たちの不倫を賛美するような布袋作詞・作曲・プロデュースの「PRIDE」をリリース、大ヒットとなった。だから今回も、と当然思う。</p>
<p>　すごいな、今井。不倫が致命的となる昨今の芸能界だが、90年代は違ったんだな。改めて、そのことに驚く。</p>
<p>　しかも現在、今井の「PIECE OF MY WISH」が花王のCMソングとして頻繁に流れてくる。なんだか意味深なフレーズとともに。出演する吉高由里子の言葉も意味深だ。今井美樹、怖すぎる。</p>]]></content:encoded>
		<pubDate>2026-03-10T16:38:08+09:00</pubDate>
		<category><![CDATA[サイゾーウーマン]]></category>
		<media:content url="https://cyzo.jp/wp-content/uploads/2025/11/20251127-cyzoonline-column-otanishohei-pic01.jpg" type="image/jpeg" expression="full" width="1280" height="720"></media:content>
	</item>
	<item>
		<title>小学館「マンガワン」事件、元横綱照ノ富士「弟子殴打」騒動、テスラ自爆営業…週刊誌が暴く“組織の病”</title>
		<link>https://cyzo.jp/culture/post_407068/</link>
		<guid>https://cyzo.jp/culture/post_407068/</guid>
		<description><![CDATA[＜今週の注目記事＞ 1「マンガワン事件　被害女性が全告白『私は性加害漫画家山本章一と小学館を許せない』」（「週刊文春」3月12日号） 2「弟子を酒瓶で殴った元横綱『照ノ富士』は“銭ゲバ”だった」（「週刊新潮」3月12日号]]></description>
		<content:encoded><![CDATA[

<p>＜今週の注目記事＞<br />
1「マンガワン事件　被害女性が全告白『私は性加害漫画家山本章一と小学館を許せない』」（「週刊文春」3月12日号）<br />
2「弟子を酒瓶で殴った元横綱『照ノ富士』は“銭ゲバ”だった」（「週刊新潮」3月12日号）<br />
3「スクープ！　彬子さまが宮様スキー式典を緊急回避」（「週刊文春」3月12日号）<br />
4「中国はイランを見捨てた？　イランの『同盟国』だったはずの中国が、不気味なまでに静かな理由」（「ニューズウィーク日本版」ネット版・3月5日（木）16時25分）<br />
5「イラン攻撃開始　NHK『テヘラン支局長』拘束で両親の不安な胸中」（「週刊新潮」3月12日号）<br />
6「ヤンキー高市首相と鉄の女サッチャー驚きの類似点」（「週刊新潮」3月12日号）<br />
7「コカインで逮捕　超人気プロデューサーの頭突きと悪癖」（「週刊文春」3月12日号）<br />
8「教員の手当をピンハネ　内部告発された名門氷上高女子バレー部監督（59）の巨額裏金」（「週刊新潮」3月12日号）<br />
9「凄絶DVを報じられた歌舞伎役者『中村児太郎』の復帰にノーという人」（「週刊新潮」3月12日号）<br />
10「現役社員が連続告発　テスラで自爆営業が横行していた」（「週刊文春」3月12日号）<br />
11「ドン小西が一刀両断！　高市ガールズ＆新人代議士をファッションチェック」（「FLASH」3月17日号）</p>
<p>　東日本大震災から15年が経つ。</p>
<p>　2011年3月11日、私は中国・北京にいた。来る前に買ったiPadで東北地方に地震という第一報を知った。</p>
<p>　その1時間後、地震がマグニチュード8以上の「巨大地震」であることを知ることになった。</p>
<p>　最終的にはマグニチュードは9.0で、1995年の阪神・淡路大震災と比べると約千倍のエネルギーを持つ巨大地震だった。</p>
<p>　ホテルの部屋で、巨大な津波が何もかも飲み込む映像をテレビで見ながら、メールで家族の安否を確認したことを、昨日のように覚えている。</p>
<p>　大地震で起こった津波が原発を破壊し、放射能の死の灰がまき散らされ、東北だけではなく、関東地方にまで降り注いだ。</p>
<p>　あれほどの原発事故を経験しておきながら、この国は原発の再稼働を進め、新しい原発もつくると自民党政府はほざいている。</p>
<p>　バカなと思う。人間というのは、否、政治家というのは「痴呆症」の集まりではないのか。</p>
<p>　いつもいうが、日本の戦後は広島、長崎の原爆の傷跡が癒えないまま始まった。</p>
<p>　日本人は「過ちは二度と繰り返しません」と誓ったはずだった。</p>
<p>　それが、読売新聞の社主であった正力松太郎がアメリカの意向を丸呑みして、「原子力の平和利用」などという嘘っぱちの美辞麗句を紙面やテレビで流布し、原発を次々につくっていったのである。</p>
<p>　“原子力の父”などといわれる正力という男は「CIAの手先」だった。</p>
<p>　読売新聞というのは、こういう「負の歴史」を抱えていることを忘れてはなるまい。</p>
<p>　震災から15年が経過した今も、福島県の復興未だ道半ばである。いったん県を離れた人たちの帰還率に関するデータは示されていない。政府は発表できないのであろう。</p>
<p>　毎日新聞は少し前にこう報じた。</p>
<p>《北海道太平洋沖で17世紀にマグニチュード（M）9級の超巨大地震があった千島海溝沿いで、同じくらいの規模の地震を起こしうるエネルギーが岩盤に蓄積している可能性があるという研究成果を東北大などのチームが発表しました。チームは「超巨大地震とそれに伴う津波の再来が切迫している可能性がある」としています。》</p>
<p>　“地震大国”であるこの国に原発はいらない。私はそう考える。</p>
<p>　さて、今週の最初はFLASHから。</p>
<p>　ファッションデザイナーのドン小西は、「僕は昔から『ファッションを見ればその人の内面が見えてくる』と言ってきました。TPOをわきまえたファッションができていない国会議員に、発信力は期待できません」といってきたという。</p>
<p>　そこでFLASHは、今回の衆院選で大量当選してきた女性新人議員たちを、小西と女性誌などで活躍するスタイリスト2名でファッションチェックをしている。</p>
<p>　ほかの女性はどうでもいい。高市首相のファッションチェックを小西とスタイリストたちがこういっている。</p>
<p>「まだ余裕がないんだろう。威厳や貫録を見せるため、高級そうな素材の肩パッドが入ったジャケットを着ている。もう少し、女性らしいシルエットのジャケットを着たほうがいい」（小西）</p>
<p>「全体的な素材感が強いので、中に着ている黒い服と合わせるとキツい印象に。たとえばジャケットを、もう少し光沢感のない素材のものにすれば、柔らかい印象になるはず」（スタイリスト）</p>
<p>　写真を見せられないから想像してもらうしかないが、私から見ると上半身は「ナチ親衛隊の革ジャン」のように見えるのだが……。</p>
<p>　お次は、テスラという電気自動車の老舗が、日本で「自爆営業」を日常的にやっていたと文春が報じている。</p>
<p>　自爆営業とは？　AIによると「従業員が自社商品やサービスを自費で購入して会社の売上やノルマを達成する行為を指します」ということらしい。</p>
<p>　テスラの日本法人、「テスラジャパン」では、これが日常的に行われていたと、現役の社員たちが告発しているのである。</p>
<p>　イーロン・マスクがCEO（最高経営責任者）を務めるテスラは、2010年に「テスラモーターズジャパン」として日本に上陸した。だが、日本国内での売上台数は長らく低迷し、年間の世界販売台数が131万台を突破した2022年も、日本での売上はわずか約5000台だったという。</p>
<p>　だが昨年、ついにブレイクスルーを果たしたというのである。</p>
<p>「日本自動車輸入組合の発表によれば、テスラジャパンの二○二五年の国内販売台数は前年比九割増の約一万六百台。同社として初めて一万台を突破した。国内店舗数も二○二四年までの十店舗から、二○二五年末までに二十九店舗と飛躍的に増加しました」（経済誌記者）</p>
<p>　今年中には店舗数を約2倍以上に増やすことを目標に掲げているというテスラジャパンだが、その裏で頻発していたのが社員による“自爆営業”だったというのだ。</p>
<p>「テスラ車の購入を希望する客は、まず『注文料』として一万五千円を支払う必要がある。注文料は購入金額とは別で、後から購入をキャンセルしても注文料の返金は不可というシステムだ。この注文料が支払われた数は『グロスオーダー数』、実際に納車まで至った数は『ネットオーダー数』と称される。このうち、社員の営業評価やインセンティブ報酬を評価する際の主な指標となるのは『グロスオーダー数』。つまり、実際に納車に至らずとも、多くの注文を受ければ評価され、報酬も上がっていく仕組みだ。こうした仕組みから生まれたのが、自爆営業だった」（文春）</p>
<p>　しかも、テスラジャパンの社長が自爆営業を容認していたというのである。</p>
<p>　だが、昨年10月から12月にかけて、自爆営業が頻発する事態が起きたという。原因は、同社で定期的に行われていた「ローンの金利0％」や大幅値下げなどの販促キャンペーンがこの時期には無く、客足がパタリと途絶えたことだったという。</p>
<p>　この頃、週3回行われる店舗責任者向けの朝のミーティングでは、橋本理智社長から次のような趣旨の発言があったという。</p>
<p>「しかるべきタイミングでは自爆を許容する」</p>
<p>　現役社員のAがこう話している。</p>
<p>「10月以降、店舗責任者に『今日、君のカードで1枚（注文料1台分）切れる？』と聞かれ、1万5000円を複数回自爆しました。上司に対して『嫌』とは言えないですよね……」</p>
<p>　自爆件数は昨年10月から12月の3カ月間だけで200件を優に超えたというのである。</p>
<p>　あまりのひどさに、橋本社長は、昨年12月23日に全社員向けのオンラインミーティングで、自爆などの不正が横行していることを認めて謝罪し、2025年下半期のインセンティブ報酬を放棄すると宣言したという。</p>
<p>　だが、今回、文春の取材に応じた社員たちは、自爆した社員への社の対応を問題視している。先の社員Aがこういう。</p>
<p>「社長が謝罪してインセンティブ報酬を放棄しても、私たちには何の影響もありません。それよりも、せめて自爆させられた分を返金してほしい」</p>
<p>　全国の店舗では試乗や見積もりを行った顧客を対象に、QUOカード3000円分などが当たる『テスラスクラッチ』が開催されていたが、これは「当たりなし」だったという。</p>
<p>　こんなデタラメが横行していたことをテスラジャパンはどう考えているのか？　文春が質問状を送付したが、「特段こちらの方で回答することはない」と、答えることはなかったそうだ。</p>
<p>　中国車に押され、イーロン・マスクのテスラにも斜陽の影が忍び寄っているようだ。</p>
<p>　ところで、新潮は中村児太郎（32）という歌舞伎役者が復帰するが、それに「ノー」という人が多いと報じている。</p>
<p>　中村は、祖父に人間国宝の七代目中村芝翫（しかん）、父に九代目中村福助（65）を持つが、妻に凄絶なDVを働いていたことを新潮（2025年6月26日号）が報じていたのである。</p>
<p>　それは凄まじいものだった。</p>
<p>《決定的な事件が起きたのは21年11月。二人で食事をした帰りのタクシーで、</p>
<p>「ささいなことで口論になり、私は日頃の鬱憤を吐き出しました。すると、彼が私の髪の毛をつかんできた。私がタクシーを降りると、彼に倒され、顔を地面に押し付けられました」</p>
<p>　目撃者の通報により、警官が駆け付ける騒ぎに。その警官の付き添いのもと、二人は家路に就いた。</p>
<p>「彼は警官に“こいつは酔っ払っているだけだから、大丈夫”と。家の中に入って私が“離婚したい”と言うと、腕を首にたたきつけられて……」</p>
<p>　児太郎は、その場から逃れようとする梢さんの髪をふたたびつかみ、馬乗りに。凄惨な暴行に及んだのだ。</p>
<p>「私も酔っていましたが、頭の中は冷静になって、“これじゃダメだ。死んじゃう”って。“待って。やめて。こんなことしたら仕事も全部ダメになるよ”って言って。向こうもハッとした様子でした。私が血だらけなので、焦っていたと思います」</p>
<p>　事態が公になることを恐れたのか、児太郎は梢さんが外に出ることを許さず、救急車も呼ばなかった。》</p>
<p>　2人は当然ながら別れ、松竹は児太郎を休演させた。</p>
<p>　だが、別れた妻によると、慰謝料とこれまで立て替えてきた生活費を支払えと要求してきたが、向こうは「払えない」と繰り返すばかりだという。</p>
<p>　その上、児太郎の弁護士は、彼には1億3000万円の借金があるので慰謝料を払えないといっているそうだ。</p>
<p>　妻にいわせると、結婚前は4億の貯金があるといっていたのに、である。</p>
<p>　慰謝料を払えなければ離婚できないため、妻のほうは早く縁を切りたいので、一括で4000万円払えば離婚すると譲歩しているという。</p>
<p>　仕事がなければ慰謝料どころではないのだろう、父の福助を使って松竹側を動かしたようだ。</p>
<p>　今年の7月大歌舞伎で児太郎を復帰させ、福助を襲名させようという動きまであるというのだ。</p>
<p>　しかし、市川團十郎が座頭を務める成田屋の公演で復帰させようという話が広まっているようだが、当の團十郎が「俺は面倒みない」といっているというのである。</p>
<p>　歌舞伎界にはここ何年か、不祥事が連続している。いくら世間からは隔離されている芸の世界でも、人の道を外した役者には厳しい目が必要なこというまでもない。</p>
<p>　お次も新潮から。</p>
<p>　氷上高校というのは兵庫県にあるそうで、女子バレーでは1980年代から90年代にかけて主要な全国大会で優勝をしてきた名門校だという。</p>
<p>　そこを率いる川釣修嗣監督（59）が、教員たちの手当てをピンハネしているというのだ。</p>
<p>　よくある話といってしまってはいけないのだが、どうして名門運動部の監督に金銭がらみの醜聞が続発するのだろう。</p>
<p>　推察するに、学校側が、スポーツで有名になれば学生も名前に釣られて来てくれるだろうという「思惑」があり、どうしても監督に強くいうことができないという背景があるのではないか。</p>
<p>　ここでは、教員たちが泊まり込みで女子バレー部の管理監督をするそうで、その際、宿直手当として1日当たり7400円が払われるという。</p>
<p>　しかし、そのカネを学校側に「寄付」する決まりになっているというのである。</p>
<p>　その集まったカネを川釣監督が自由に使える裏金となってきたそうだ。</p>
<p>　こうした“慣習”は、着任早々の教員にも、校長と監督同席の場でいい渡されるそうだ。この川釣監督にはパワハラの疑惑もあるという。</p>
<p>　そうしたことに対しておかしいと立ち上がった教員たちが、県に公益通報した。だが、氷上高校の校長から、「何をどこまで通報したのか？」と聴取を受けたというのである。</p>
<p>　これが事実なら県と高校による「公益通報潰し」である。</p>
<p>　らちがあかないと、現職の教師有志で25年4月24日に兵庫県警に刑事告訴したという。</p>
<p>　だが、1年以上経っても、この問題は調査されず、放っておかれたままだそうである。</p>
<p>　さすが、公益通報潰しで有名な斎藤元彦県知事のいる兵庫県である。</p>
<p>　この教員たちの反乱。どういう決着を見るのだろう。</p>
<p>　お次は文春から。</p>
<p>　2月22日、愛知県・IGアリーナで行われた7人組アーティストグループ「XG」のワールドツアー公演は大成功だったという。</p>
<p>　XGというのは、</p>
<p>「約5年もの歳月を育成に注ぎ、満を持してデビューシングル『Tippy Toes』を発表。23年リリースの『GRL GVNG』は全米ビルボードチャート「Hot Trending Songs Powered by Twitter」で日本人アーティストとして史上初のウィークリーランキング首位を獲得。さらにXGはデビューから3年で、世界最大規模の音楽フェス『コーチェラ』にトリとして出演を果たし、世界35都市を巡るワールドツアーに40万人を動員。日本や韓国のテレビ番組にも多数出演するほか、マクドナルドや資生堂、コカ・コーラの広告に起用されたり米『Billboard』誌で表紙を飾るなど、グローバルで数々の快挙を成し遂げている今最も旬なアーティストです」（芸能関係者）</p>
<p>　そんな公演の大成功を傍で見守った、彼女らが父のように慕う「XG」プロデューサーのSIMONこと、酒井じゅんほ（39）が、麻薬取締法違反（所持）の疑いで逮捕されたのは翌未明のことだったという。</p>
<p>　酒井が滞在していた愛知県内のホテルで逮捕されたが、室内には酒井のほか男3人がいて、机上にはコカインとみられる粉末が小分けにされた袋のほか、乾燥大麻とみられる植物片もあったという。</p>
<p>　文春によれば、「酒井は二○一七年に『株式会社JAKOPS』を設立。同年に芸能事務所『XGALX』を立ち上げ、オーディションを開催。約一万三千人が参加し、日本と韓国での厳しいトレーニングや選抜を勝ち抜いた7人がXGとして2022年にデビューした」という。</p>
<p>　まさに「世界に通用するアーティスト」を誕生させた酒井。事務所関係者は「その手腕は認めざるを得ない」と話す反面、「徐々に金使いの荒さや素行の悪さ、スタッフに対しての横暴さが目立った」と明かす。パワハラも問題視されていたそうだ。</p>
<p>「XGへの想いが強すぎるが故に酒井は周りに横暴になってしまった部分もあるのではと思います。彼が作詞作曲し、すでにメンバーも収録済みの未発表曲があるといいますが、世には出せないでしょう。エイベックスとしては、XGが今後活動していく事務所などは検討中だと聞いていますが、酒井との契約は終了させるようです」（別の芸能関係者）</p>
<p>　卓越した才能をもちながら、それに驕ったために消えていった人間は、芸能界にはいくらでもいる。酒井という人間もその一人になってしまうのだろうか。</p>
<p>　さて、また高市首相のお話である。新潮がこう報じている。</p>
<p>「国民会議初会合の翌日にあった衆院予算委員会で、野党から今月中旬に行われる日米首脳会談の見通しについて問われた高市氏は、</p>
<p>『私がトランプ大統領と堂々と渡り合えるように働いてくるのが、赤澤大臣の仕事だ』</p>
<p>　と述べた後、閣僚席に座る赤澤亮正経済産業相（65）の方を振り返りながら、こう言い放った。</p>
<p>『“私に恥をかかせるな”と言ったよね。というふうに申し渡しましたので、この間から、彼は一生懸命ラトニックさん（米商務長官）と交渉してくれています』</p>
<p>　あくまで高市氏は、笑みを浮かべて冗談めかした口調ではあったが、SNS上では“目が笑っていない”“パワハラ上司では”などと賛否両論を巻き起こした」</p>
<p>　高市首相らしい、実に恐いエピソードである。</p>
<p>　特に、笑った時の顔が怖い。私は高市首相のことを密かに「そのうち口が裂けるのでは」と思っている。</p>
<p>　彼女は「鉄の女」といわれた英国のサッチャー元首相を尊敬しているという。確かに彼女は、男顔負けの「怖さ」をもった首相ではあったが、「凛」とした雰囲気も纏っていたように記憶している。</p>
<p>　今の高市首相は「怖さ」だけが突出しているように思うのだが。</p>
<p>　新潮で、ロンドン在住のジャーナリスト・木村正人がこういっている。</p>
<p>「よく彼女は“ブレない政治家”とか、“信念を貫いた政治家”と紹介されますが、政治は妥協の産物ですからね。もしサッチャーさんが周囲と妥協せずに独断専行を続けていれば、11年も政権を維持できなかったでしょう」</p>
<p>　だが、そんなサッチャーでも選挙で勝利を重ねるうちに慢心が芽生えたという。</p>
<p>「3回目の選挙後、のちのユーロになる欧州単一通貨の導入が大きな議論になりました。その際、サッチャーさんは周囲の意見は聞かずノーだと言い張った。最後は側近のハウにも造反され孤立無援となり退陣を余儀なくされてしまったのです。それまで順調すぎたがゆえの万能感は、政治指導者にとって本当に危険です。高市さんがサッチャーさんを尊敬するのであれば、最大の教訓は独善に陥らないこと」</p>
<p>　私見だが、高市首相は見場と口調だけサッチャーを真似ているだけで、中身は到底サッチャーには及びもつかない。</p>
<p>　真似っこ人間はしょせん真似だけの偽物。そろそろ化けの皮がはがれつつあると思うのだが。</p>
<p>　さて、昨年1年間で、戦場で殺されたジャーナリストは129人にもなり、過去最多になったといわれる。</p>
<p>　その多くがイスラエルによる攻撃によるといわれている。</p>
<p>　そこに日本人ジャーナリストはいないようだが、元々既存のマスメディアは、自社の記者を危険地域などに派遣しないから、死ぬはずもない。</p>
<p>　だが、今回のトランプ大統領によるイラン攻撃は、事前に情報を掴んでいるところはどこもなかった。</p>
<p>　まだ情報は入ってこないが、何人かのジャーナリストも亡くなったのではないか。</p>
<p>　この戦争が始まる4日前だったが、NHKの川島進之介テヘラン支局長が反政府デモを取材したためであろう、イラン革命防衛隊に拘束されてしまった。</p>
<p>　川島が2月23日から収容されているのは「エビン刑務所」だそうだが、ここは去年6月のイスラエルによる爆撃で狙われたという。刑務所を混乱させて、囚人を解放し、現体制を揺さぶる目的があったといわれているそうだが、今回の爆撃ではどうなったのか？</p>
<p>　川島は新潮によれば、茨城県の私立茗溪学園高等学校を卒業後、筑波大学に進学。NHK入局後は、沖縄放送局を皮切りに、山口、東京などで勤務し、その後インドネシア・ジャカルタに赴任。帰国後は鳥取勤務を経て、昨年9月にはテヘラン支局長に着任していたという。</p>
<p>　NHK関係者がこう話している。</p>
<p>「彼は現地のペルシア語は話せませんが、英語は堪能。40代半ばで、仕事一筋。実は、少なくともイラン攻撃が始まるまで、外務省はイラン当局などを通じて彼の身の安全を確認できていたようです。そのため、政府とNHKは当局を刺激せず、水面下で解放交渉を進めるべく、彼が拘束されたこと自体の公表も控えていたのです。しかしイラン攻撃後、テヘラン市内に安全な場所はない。彼の身が心配です」</p>
<p>　川島の父親はこう新潮に語っている。</p>
<p>「本人は子供の頃から報道に興味があってね。自分の意思で行っていますし、リスクは理解していたでしょう。（NHKからは）本人が拘束されたその日のうちに連絡はいただきました。一日でも早く解放される方法として、何がいいのか。話し合った結果、対応は外務省とNHKに任せています。われわれは素人だから信じるしかありません。自分らが現地に行っても、会えるわけじゃない。いい報告を待つだけ。無事を祈っていただければ幸いです」</p>
<p>　私も無事に解放され、帰国することを祈りたい。</p>
<p>　ところで、今回のトランプとネタニヤフのイラン攻撃は苛烈を極めているようだが、イランの同盟国である中国が沈黙しているのはなぜだろう。</p>
<p>　西側諸国だけではなく、プーチン大統領でさえ批判しているのに、習近平国家主席は沈黙したままである。</p>
<p>　トランプ大統領の恐ろしさに震えてしまったのだろうか。その疑問に、ニューズウィーク日本版が答えてくれている。</p>
<p>＜中国がイラン現体制を支援しないのは、意思の問題か、能力の問題か＞と問う。</p>
<p>《アメリカとイスラエルがイランの指導部と軍事力を壊滅させた。</p>
<p>　それにもかかわらず、中国が目立った対応を取っていないことから、中国は同盟国にとって信頼できる存在なのかという議論が起きている。</p>
<p>　一部の論者は、アメリカがベネズエラの元大統領ニコラス・マドゥロを拘束した際にも同じような議論が起きたと指摘。今回の対応から、中国は世界各地で軍事力を展開できるアメリカには対抗できないこと、また中国が中東・北アフリカ地域でのアメリカの影響力に切り込もうとしてきた試みの限界が明らかになったと主張している。</p>
<p>　中国は、イランの核計画をめぐる交渉が続いていたにもかかわらず実施された攻撃と、最高指導者アリー・ハメネイの暗殺について、アメリカとイスラエルが国際法に違反したと非難している。しかし観測筋は、公的な抗議以上の支援が見られない点を指摘している。</p>
<p>　一部の中国研究者によれば、これは中国の大国としてのイメージと、信頼できるパートナーという評価に長期的な損害を与えたという。元駐中国アメリカ大使のニコラス・バーンズはXに「中国は、ロシアと同様に、権威主義的な同盟国にとって頼りない友人であることを示しているのである」と投稿した。</p>
<p>　本誌は在イラン中国大使館にコメントを求めている。</p>
<p>　しかしこの解釈は、中国共産党の計算をアメリカの視点で見ているにすぎないと、カーネギー国際平和財団の研究担当副会長エバン・A・ファイゲンバウムは批判する。</p>
<p>「西側の戦略家の多くは、中国がアメリカのように振る舞うことを期待しすぎている。そして中国がアメリカのように振る舞わないとき、それを意図的な選択ではなく戦略的失敗と結論づけ、中国が後退を余儀なくされたと解釈するのだ」</p>
<p>　ハメネイやマドゥロを救済することは、中国の中核的な安全保障利益に資さなかっただけとファイゲンバウムは主張する。</p>
<p>　中国がイランに対して用いる「同盟国」という言葉は、安全保障までカバーしている日米同盟の「同盟国」という言葉と比べてはるかに軽い。そもそも、中国は北朝鮮以外のいかなるパートナーに対しても正式な防衛義務を負っていないのだ。》</p>
<p>　中国にとってイランは単なる石油産出国。それ以上ではないのだろう。また、中国がイランに対して支援したくても、その能力がないからだと断じる者もいる。</p>
<p>《独立系ジャーナリストで中国問題の論評者であるテレンス・シェンはXに「大国は支配を求めるのである。問題は、中国がはるかに弱く、同盟国を真に守ったり救出したりする能力を欠いていることである」と書いた。</p>
<p>　また別の論者は、中国人民解放軍は依然として強力ではあるものの、基本的には自国周辺での作戦を想定した軍事力にとどまっていると指摘する。海軍も主に近海で活動する規模であり、米軍のように海外の基地網を使って、この地域で長期間にわたり軍事力を展開できる体制は整っていないという。》</p>
<p>　今年中にトランプ大統領と習近平国家主席は会談するといわれている。習近平は日本のような小国には大柄な態度をとり、様々な嫌がらせをしてくるが、アメリカ、それもトランプ大統領のような相手には、“平然”を装うことしかできないのだろう。</p>
<p>　しょせん、アジアの中の大国でしかなく、トランプ大統領やプーチン大統領とは格が違う。今回のイラン攻撃は、中国という国の弱さも露呈したといわざるを得ないのではないか。</p>
<p>　さて、以前からその確執が噂されている故・三笠宮寛仁親王の妃である信子さん（70）と長女の彬子さん（44）の母と娘だが、3月1日夕刻に札幌市のホテルで開かれた「第97回宮様スキー大会国際競技会」の賜杯授与式でそれが露呈したと文春が報じている。</p>
<p>　授与式には彬子さんも出席するはずで、席も2つ用意されていたそうだ。だが、結局、彬子さんは姿を見せず、信子さんが受賞者たちに授与したそうだ。</p>
<p>　式の関係者も全然知らされずに、式が始まる直前のドタキャンだったそうである。</p>
<p>　宮内庁は「御都合によりお取りやめになりました」と回答したが、三笠宮家関係者は文春に対して、こう打ち明けたという。</p>
<p>「実は、彬子さまはギリギリまで苦慮しておられたのです。ですが、皇族としての筋を通すには、式典を欠席するしか方法がないと判断された」</p>
<p>　母と娘がここまで断絶するには、長い歴史があった。</p>
<p>　夫・寛仁親王は癌闘病の末に薨去され、その後、母の百合子さんが三笠宮家の当主となった。</p>
<p>　一方で信子さんは、夫婦仲が冷え切った寛仁さまのもとを離れ、旧宮内庁長官公邸に一人で住んでいた。</p>
<p>「彬子さまは父の寛仁さまにつき、信子さまとの母娘関係は断絶状態になりました。寛仁さまの薨去後、彬子さまと瑶子さま、信子さまは、三笠宮家に合流。しかし、二四年に百合子さまが薨去されると、三笠宮家の当主はしばらく空席になっていました」（皇室担当記者）</p>
<p>　そして25年9月30日。宮内庁で7年ぶりに皇室経済会議が行われ、</p>
<p>「議題は不在が続く三笠宮家の当主問題でした。その結果、当主は、百合子さまの葬儀の喪主も務められた、彬子さまに正式決定しました。そして別居中の信子さまは、独立して新しく宮家を創設して、その当主となられることが発表されました」（同前）</p>
<p>　これで決着したかに見えたお家騒動だったが、信子さんが創設した「三笠宮寛仁親王妃家」という名称が再び母娘の関係に深刻な亀裂を生んだというのだ。</p>
<p>　そして先の賜杯授与式で、「今大会でご臨席を賜るお二方のうち、ノルディックコンバインド競技の三笠宮杯については、現当主の彬子さまに授与していただくのが自然だろうということになりました。その想定で、宮内庁に草案を提出しました」（札幌市関係者）</p>
<p>　しかし、宮内庁からお伺いを立てられ、信子さんは血相を変えたという。</p>
<p>「三笠宮杯の授与に関しては、絶対に譲りません」</p>
<p>　兄の麻生太郎の名前も出したとか……。</p>
<p>「彬子さまが三笠宮杯の授与者が信子さまとなったことを知らされたのは、札幌入りしてからだったそうです。彬子さまとしては、当主であるご自身が会場にいながら、三笠宮杯を授与しないのでは、道理が合わない。彬子さまは最後まで懊悩されたようですが、やむを得ず授与式欠席を選んだのです」（三笠宮家関係者）</p>
<p>　まっこと、尊いお方たちの考えることは、私のような下々にはわかりもうさん。</p>
<p>　ところで、WBCが始まった。日本は台湾、韓国、日曜日の夜のオーストラリアにも勝って、準々決勝進出を決めた。</p>
<p>　だが、内容はかなりお粗末だというのが、私の見方である。特にオーストラリア戦は、1点リードされ、追いつくのにかなり苦労した。</p>
<p>　オーストラリア側が投手の数が足りず、どう見ても二線クラスの投手がフォアボールを大量供与しているのに一本が出なかった。</p>
<p>　吉田のホームランで逆転し、リードを広げたのに、9回は大勢が2本のホームランを浴び、結局1点差の辛勝だった。</p>
<p>　前回のような勢いがないのは、地味な井端弘和監督のせいなのだろうか。これでは、マイアミで始まる決勝ラウンドでは苦労するだろう。</p>
<p>　日曜日には大相撲春場所が始まった。綱とりに挑む大関安青錦が見事な初戦を飾り、横綱大の里が無様に負けた。</p>
<p>　日本中、いや、ウクライナ中が安青錦に声援を送っている。</p>
<p>　そんな相撲界で、また暴力沙汰が起こった。それも元横綱の照ノ富士の伊勢ヶ濱親方（34）が、弟子の伯乃富士（22）を殴っただけでなく、酒瓶で殴打したといわれるのだから凄まじい。</p>
<p>　せっかくの安青錦人気で沸く大相撲に水を差す形になった。</p>
<p>　新潮によれば、</p>
<p>「伊勢ヶ濱部屋が大阪入りする直前に、後援会関係者も交えた酒席が開かれました。太いタニマチとして知られる人物も女性を伴って参加し、会は途中まで大いに盛り上がった。しかし酔った伯乃富士がその女性に絡むなど失礼な態度を取り、それを見た親方が激怒。殴打したといいます」（事情を知る部屋関係者）</p>
<p>　伯乃富士の顔面は腫れ上がり、目も開けられないほどだったという。</p>
<p>「もともと酒癖が悪いといわれる伯乃富士ですからね。彼にも問題はあるのでしょう。とはいえ、親方の取った行動も叱責などというレベルを完全に超えていた。連れの女性にちょっかいを出され立腹するタニマチを見て、相当慌てた様子だったそうです。よほど大事な相手だったのでしょうね」（同）</p>
<p>　伊勢ヶ濱から相撲協会に連絡があり、大阪から急遽帰京し、事情聴取を受けたという。<br />
<br />
「親方としてあるまじき行為」といわれる伊勢ヶ濱親方の行動の背景について、カネが絡んでいると協会関係者はこう話している。</p>
<p>「伊勢ヶ濱部屋は墨田区にある5階建てマンションに居を構えていますが、両国に新しい部屋を造る計画が進行中です。建設費用20億円を超えるビッグプロジェクトであるにもかかわらず、当初の予定より大幅に遅れ、親方は焦りを募らせていました。そんな中、有力タニマチの離反を招きかねない軽率な振る舞いを弟子がするのを目にし、思わず自制心を失ってしまったのではないか」</p>
<p>　6階建て程度のビルに、親方はサウナや飲食店を入れる計画だというのである。相撲部屋をビジネスにするなど、協会側はとんでもないと、これにクレームをつけたそうだ。</p>
<p>　弟子を改名させたり、タニマチが力士を食事に連れ出そうとすると、「連れ出し代」として年間30万円を請求するそうだ。</p>
<p>　人間万事カネが全て。そんな伊勢ヶ濱親方だから、ビジネスがうまくいかなくなりモヤモヤが溜まって、暴力沙汰になったのではないかと新潮は見ているようだ。</p>
<p>　だが、相撲界最大の部屋を潰すということにはならず、相撲協会は処分発表を先延ばしして、ほとぼりの冷めるのを待つ考えのようだ。</p>
<p>　相撲界と暴力。この古くて新しい大問題を解消できない限り、大相撲人気は必ず陰りがまた来る。これは相撲界だけではなく、スポーツ界全体で考えるべきことであるはずだ。</p>
<p>　今週の最後の記事は、小学館の「マンガワン」事件。まあ「マンガワン」といっても、マンガに興味のない人には何のことかわからないだろう。</p>
<p>　まず「マンガワン」とは？からいこう。小学館がこう説明している。</p>
<p>「『マンガワン』は、小学館が提供するオリジナル漫画配信アプリです。最大の魅力は、毎日新しいエピソードが更新されること。朝の通勤時間や休憩時間に、新しいストーリーを読む楽しさは格別です。しかも、ジャンルも豊富で、恋愛、アクション、コメディ、ファンタジーなど、いろんなジャンルのマンガが揃っています。毎日違う物語に触れることで、日々の活力をもらえること間違いなしです」</p>
<p>　私のマンガ体験は「あしたのジョー」と「巨人の星」で止まっている。もう半世紀もマンガというものに触れていない。</p>
<p>　だが、今回の“事件”を知って、マンガの世界でマンガ家、原作者、編集者の関係は何も変わっていないと思った。</p>
<p>　それはともかく、「マンガワン」事件を文春で見てみよう。こう書きだしている。</p>
<p>「北海道の、とある芸術系高校の女子生徒だったAさんは、美術講師だった男に、高校一年時から繰り返し性的行為を強要されたとして、卒業後、損害賠償を求めて提訴した。二月二十日、札幌地方裁判所は男に一千百万円の支払いを命じる判決を言い渡した」</p>
<p>　この元講師には別の顔があった。山本章一という名で漫画家としても活動していた。Aに性加害を行っていた当時、山本は小学館の漫画アプリ「マンガワン」で『堕天作戦』というダークファンタジーを連載していたというのである。Aを凌辱している間も連載は続いていた。</p>
<p>　Aは、どのようにして山本に取り込まれていったのだろう。</p>
<p>　山本はAが通っていた高校のマンガ・イラストコースのデッサン講師を務めていたという。</p>
<p>「最初は普通に生徒と先生として会話をする関係でした」（A）</p>
<p>　だが山本は、「漫画の話をしてあげる」「業界の裏話を教えてあげる」といいながら接近してきたそうだ。</p>
<p>「『自宅まで送るよ』</p>
<p>　ある日、課題を終えて帰宅しようとするAさんに山本はそう声をかけた。Aさんが車に乗り込むと、いつの間にか自宅とは異なる方向の田舎道へ。人気のない場所に車を止めると、山本は突然Aさんにキスしようとし、無理やり胸を触ってきた。Aさんは驚き、その場ではうまく抵抗することができない。一言、『怖いです』と言ったが、山本は止まらず、長時間、Aさんの胸を触り続けた。</p>
<p>　後日、この日の出来事を『怖かった』と山本に伝えると、山本は『ショックだ』とAさんに言った。Aさんは、先生を不愉快にさせてしまったのでは、と逆に気に病むようになる」（文春）</p>
<p>　山本は彼女から家族の話を聞き出し、彼女を家族から孤立させるよう仕向けたそうだ。彼女が山本とのことを家族に相談させないためだったようだ。</p>
<p>　そして山本の行為はさらにエスカレートしていった。彼女をホテルに連れ込み、性行為を強要し、彼女の裸の写真まで撮ったそうだ。</p>
<p>　その後、月に1、2回程度呼び出されたという。判決文の中には「被告はいわゆるスカトロ行為の性癖がある……」と書かれているそうだ。</p>
<p>　こうした山本の鬼畜の所業はAが卒業するまで続いたという。</p>
<p>　Aは今もPTSDに悩まされ、まともに大学に通うこともできず、突然フラッシュバックの発作が起きるため、バイトも続かないそうである。</p>
<p>　だが、山本から「ある連絡」が来て、彼女は警察に話すことを決意した。</p>
<p>「次の子を見つけた」</p>
<p>　これ以上、被害者を出したくないという思いからだった。2019年8月に警察に訴えたが、事情聴取で詳細に説明しているうちに記憶が蘇り、苦しさのあまり、「たばこが大量に入ったコップの水を飲み、自殺を図った」のだ。</p>
<p>「一命をとりとめたAさんの訴えによって、二十年二月、山本は児童買春・ポルノ禁止法違反（製造）容疑で逮捕された。当時十六歳だったAさんの裸を撮影し保存した行為が違法だとして罰金三十万円の略式命令を受けた。</p>
<p>『本当は強制性交だとして刑事罰を受けさせたかったのですが、時効や証拠の問題があって……』</p>
<p>　この二十年二月の逮捕を受けて、『堕天作戦』は突如休載した」（文春）</p>
<p>　しかし、ここから小学館の“隠蔽工作”が始まったというのである。</p>
<p>　乗り出してきたのは小学館のマンガワンの編集者Xだった。</p>
<p>「X氏は大手ドラッグチェーンの元社長の息子です。16年に当時のマンガワン編集長・石橋和章氏の手引きで小学館にきました。当初はフリー契約でしたが、後に正社員となりました」（小学館関係者）</p>
<p>　“手引きで”といういい方は、石橋とXとの関係に含みを持たせているようだ。</p>
<p>　21年5月、山本とX、AとAの友人とでLINEグループをつくり、示談の話し合いをしていくことになったという。</p>
<p>　Aは山本が逮捕され休載になったことから、マンガワン編集部に連絡して、連載を再開しないよう要請していたという。だが、山本とXは、それを何とか取り下げさせたかったようだ。</p>
<p>　XはLINEでこういっていたという。</p>
<p>〈本件については小学館の法務部も去年の2～3月、山本氏が釈放された際に共有がされております。（中略）連載再開できるかは編集部・法務部・社長室などの判断によって決定になります〉</p>
<p>　編集部やXだけではなく、社内の枢要な各部署で情報共有していたというのだ。</p>
<p>　さらにXは、示談金についても、山本へ原稿料を払っている小学館からすると、おそらく300万円一括は難しい、連載が再開できなかったら山本からの月々の支払いもできなくなってしまうなどといったという。</p>
<p>　さらに、Xと山本側は、示談金150万円、山本の連載再開中止要求を撤回、この件の口外禁止という条件を出してきたというのである。</p>
<p>　Aは、連載を再開する場合は、事実に基づいた説明をしてもらうことを要求した。</p>
<p>　結局、Aは不信感を抱き、示談はしなかった。そして2022年7月に民事訴訟に踏み切り、4年後の今年2月に先の判決が出た。</p>
<p>　しかし、驚くことに民事の判決が出た1週間後に、小学館が「（マンガワン連載中の『常人仮面』の）原作者の一路一氏は、『堕天作戦』の作者である山本章一氏と同一人物です」と発表したというのだ。</p>
<p>　なぜ、小学館は山本のことを公表したのだろう？　ここは謎である。</p>
<p>「『常人仮面』は二二年十二月からマンガワンで連載が始まった。つまり『堕天作戦』の正式な終了からわずか二カ月後に、山本を別の名義で再起用したというのである。さらに巧妙なことに、絵のタッチが一緒だといくら名前を変えても容易に山本だと露見するため、別の漫画家を立て、山本は『原作者』として起用している」（文春）</p>
<p>　Aも全く知らず、これを隠蔽していたことに驚いている。</p>
<p>　だが、小学館がやっていたのはこれだけではなかった。</p>
<p>「実は山本だけではありません。マンガワンの別の作品においても、少女への性加害で逮捕された人間を、別のペンネームにして、密かに起用しているのです」</p>
<p>「別の小学館関係者からもたらされたこの情報をもとに取材を進めると、それはかつて『週刊少年ジャンプ』に連載されていた人気漫画『アクタージュ act-age』の原作を執筆していたマツキタツヤ氏のことだと分かった。今は八ツ波樹というペンネームで、マンガワンにおいて『星霜の心理士』の原作を担当している。</p>
<p>『マツキ氏は二〇年八月、路上で中学生の胸を触ったなどとして強制わいせつ罪で逮捕・起訴され、懲役一年六カ月、執行猶予三年の有罪判決を受けました。かなりの人気だった『アクタージュ』は集英社が当時、即打ち切りとしました』（前出・小学館関係者）</p>
<p>『星霜の心理士』はXの担当ではないそうだ。ということは、小学館では少女に対する性加害の前科があっても、お構いなしにペンネームなどで正体を隠し、起用することが当然のように行われていたということになる。</p>
<p>　今でも小学1年生などの学年誌を出している小学館に、あってはならない重大な不祥事である。</p>
<p>「すでに百人以上の漫画家が『マンガワン』から作品を引き上げるなど、大きな社会問題となっている」（文春）</p>
<p>　小学館は3月2日に声明を出し、「マンガワン編集部における作家・原作者起用のプロセスおよび編集部の人権意識を確認し、問題点を検証、原因を究明し、再発防止に向けた提言を得るために第三者委員会を設置する方針を決定いたしました」とした。だが、小学館に対する批判は日増しに大きくなるばかりである。</p>
<p>　Xや『星霜の心理士』の編集者、編集長の処分は当然だが、小学館としても、このようなことがこれまで繰り返し行われていたことへの「説明責任」を逃れるわけにはいくまい。</p>
<p>　だが、この事件の深層には、私の頃からあった、マンガ家、原作者、編集者の癒着関係がある。それに、私の頃と違うのは、出版社のマンガへの依存度が圧倒的なことである。</p>
<p>　一説にはマンガの売り上げは出版社の7割にもなるという見方もある。マンガ大手の小学館、集英社、講談社にとっては、マンガがコケたら社全体が傾くのである。</p>
<p>　小学館の最大の関心事は、被害者ではなく、マンガ家や原作者が離れないようにするにはどうしたらいいのかということである。</p>
<p>　講談社と小学館・集英社グループは、それぞれの社が抱えている有名マンガ家がいる。その人たちが他へ移らないようにつなぎ留めておくために、私がいた頃は、もはや書かなくなった老大家たちにも金を払っていた。</p>
<p>「巨人の星」や「あしたのジョー」の原作者である梶原一騎や、「子連れ狼」の小池一夫たちが出てきて、原作と絵の分業制が定着し、売れるマンガの原作を書ける作家たちの奪い合いも激化してきた。</p>
<p>　小説本は初版何千部の世界だが、人気のマンガ本は初版50万部、100万部という世界である。今や漫画担当の編集者は廊下の真ん中を歩き、週刊誌や小説誌の編集者は隅を歩く時代。</p>
<p>　銀座で呑めるのはマンガ編集者で、新宿のうら寂しい居酒屋で吞んでいるのが週刊誌編集者だろう。</p>
<p>　そうした出版社の“文化”が、マンガ編集者を慢心させ、マンガ家や原作者を増長させてきた。</p>
<p>　そのため、何をやっても、売れるマンガをつくればいいんだ、社の生き死には俺たちにかかっているという驕りになっていたのではないか。だから、法務部も、社の上司たちも、「あまりやり過ぎるなよ」とはいうだろうが、「やめろ」とはいえなかったのではないか。</p>
<p>　ここで一度、マンガ編集者とマンガ家、原作者との関係を見直す必要があると、私は考える。<br />
（文中一部敬称略）<br />
</p>
<p>（文＝元木昌彦）</p>]]></content:encoded>
		<pubDate>2026-03-10T13:50:18+09:00</pubDate>
		<category><![CDATA[カルチャー]]></category>
		<media:content url="https://cyzo.jp/wp-content/uploads/2026/03/20260310-cyzoonline-column-TESLA-eyecatch.jpg" type="image/jpeg" expression="full" width="1280" height="720"><media:description type="plain"><![CDATA[大阪、日本のTESLAショールーム（写真：Getty Imagesより）]]></media:description></media:content>
	</item>
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