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松本人志、大阪万博で「テレビ復帰」あるか? 中居正広の動きが今後を左右

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松本人志(写真:サイゾー)

 ダウンタウンの松本人志が、アンバサダーを務める2025年大阪・関西万博(開催期間:4月13日~10月13日)の開会式に出席することでテレビ復帰を果たしそうだと報じられた。一方、中居正広が女性トラブルの影響でテレビから消えそうな状況となり、松本のテレビ復帰がより厳しくなったとの見方もある。万博が開幕する4月に松本はテレビ復帰するのか、その可能性について豊富な取材経験と業界知識を持つ芸能ライターが解説する。

 松本のテレビ復帰の可能性については、12日付の「FLASH」(光文社)WEB版が報道。記事では「松本さんの “テレビ復帰” は、大阪万博の開会式の4月12日が確実視されています」との関係者コメントを掲載している。

 松本は週刊誌との裁判に専念するためとして芸能活動を休止していたが、万博のアンバサダーは降りなかった。松本がアンバサダーとして万博の開会式に出席すれば、各テレビ局で放送されることになり、それをきっかけに「テレビ復帰」しそうだというのだ。

 記事には「4月からの番組を仕込んでいる最中」といった証言もあるが、松本は昨年12月にインタビュー記事で、復帰の場は「ダウンタウンチャンネル(仮)」になると宣言。スポンサーの関係などでテレビ復帰が厳しいことを自ら示唆し、独自プラットフォームでネット配信番組を制作するという復活プランを明かした。

大阪万博でテレビ復帰の可能性は

 当面は配信番組が主戦場になるかと思われたが、先述した「万博開会式でテレビ復帰」となれば大きく話は変わってくる。大阪を拠点に活動する芸能ライターの田辺ユウキ氏は、その可能性についてこう語る。

「万博開会式でテレビ復帰する可能性は、個人的にはゼロに近いと思います。松本さんの性加害疑惑は依然として真相が分かっていません。さらに、松本さんと中居正広さんが同じ飲み会に参加していたという報道も重なり、状況としては変わらず厳しい目が注がれています。そんな中、海外からさまざまな国・地域が出展し、国内外からたくさんの人が集まる大阪万博の開会式で復帰するとなると、国内だけでなく国際的にも辛らつな意見が挙がることは必至です。

 たしかに大阪で暮らす身としても、大阪万博は現状、プロモーション不足が否めません。進行状況も遅れている印象があります。しかし、だからといって騒動の渦中にある松本さんを引っ張り出してくるような『賭け』は非現実的。それにもし、松本さんが大阪万博に姿を見せたら、そのインパクトが強すぎて、イベントの話題は吹っ飛んでしまいます。

 大阪市にとって今回の万博は、長い年月と費用をかけた大勝負。そこに『松本人志』という情報を加えると、すべての進行が変わってしまう。さすがにそれはあり得ないだろうと感じます。なにより松本さんも吉本興業も、オファーがあっても引き受けないでしょう。そこまで空気が読めないとは思えません」

 松本自身が「ダウンタウンチャンネル(仮)で復帰する」とぶち上げたのに、万博の開会式をきっかけに「しれっとテレビ復帰」という流れになれば、彼の美学にも反しそうだ。

中居の騒動が今後を左右する?

 ただ、松本は先述のインタビューで「テレビへの決別だとか、反テレビだとか、そういうものではない」と強調し、地上波復帰への色気は隠さなかった。「いずれはテレビに」という気持ちはありそうだが、今月11日に「文春オンライン」(文藝春秋)が「中居正広が松本人志『恐怖のスイートルーム』飲み会に参加していた!」などと報じたことで松本の騒動が再びクローズアップされることになった。

 中居は「地上波追放」になりかねず、引退危機までささやかれている。そうなってくると、松本のテレビ復帰も難しくなりそうだ。この状況について、田辺氏はこう解説する。

「松本さん自身は、中居さんの件はそこまで気にしていないのではないでしょうか。『このタイミングで復帰したい』『このタイミングでテレビ復帰できたら』という想定自体は、松本さん自身、ぶれることはない気がします。

 ただ『テレビ復帰』が遠い場所にあることは変わりがありません。中居さんの飲み会同席報道がすべて事実だとして、中居さんがそのことも含めて芸能活動休止、もしくは芸能界引退を決断した場合、松本さんもさすがに『テレビ復帰』とは言っていられない。そう考えるとある意味、中居さんの立ち回りが松本さんの状況を左右する部分も出てくることになります」

 中居の騒動でテレビ復帰がさらに遠のき、このまま松本が地上波から完全撤退する可能性もあるようだ。

「あくまで私の意見ですが、この状況から『テレビ復帰が遠のく』となれば、松本さんの年齢的にもブランク的にも、事実上のテレビ引退だと思います。松本さんが今回の中居さんに関する報道をどのように受け止めたのかは分かりませんが、テレビへの執着がそこまでないのであれば、こういった報道が重なることで、松本さんのテレビ復帰への意欲が薄らいでいく気がします。すでにもう、松本さんの中では、『ダウンタウンチャンネル(仮)』に専念、もしくは劇場に再び立つという判断を下している可能性もあるのではないでしょうか」

(文=佐藤勇馬)


協力=田辺ユウキ
大阪を拠点に芸能ライターとして活動。映画、アイドル、テレビ、お笑いなど地上から地下まで幅広く考察。

佐藤勇馬

1978年生まれ。新潟県出身。SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。著書に『ケータイ廃人』『新潟あるある』がある。

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最終更新:2025/01/17 11:05