元フジ・加藤綾子アナ 夫が“救世主”と呼ばれるなか、古巣との微妙な距離感

日本ゴルフツアー機構(JGTO)が7月15日、ゴルフの国内男子ツアーの「フジサンケイクラシック」(9月4日開幕)を「ロピア・フジサンケイクラシック」として開催することを発表して話題となっている。
同大会を巡っては、産経新聞やサンケイスポーツ、文化放送、ニッポン放送、BSフジと並んで大会主催者に名を連ねているフジテレビに元タレントの中居正広氏の女性トラブルに端を発した問題が発生したこともあり、開催が危ぶまれていた。
実際、4月下旬に開催予定だった国内女子ツアー「フジサンケイレディスクラシック」は中止となったが、今回、スーパーマーケット大手の株式会社ロピアが特別協賛という形で救いの手を差し伸べたことで、男子ツアーは通算53回目の開催を迎えることになった。
同社の高木勇輔社長といえば、元フジテレビのエースアナで現在はフリーの加藤綾子アナの夫だとしても知られており、そうした背景もあって今回の動きは注目を集めているが芸能ジャーナリストの竹下光氏はこう語る。
「2代目社長として知られる高木氏は、社長就任当時は500億円ほどだった同社の年商を8年間で2000億円近くにまで飛躍させるなど敏腕経営者として知られています。独身時代にはTBSの出水麻衣アナとの熱愛を写真誌に報じられたこともありました。その後、21年6月に加藤アナと結婚し、23年12月に第1子が誕生しています。ロピアなどを子会社とする持株会社の株式会社OICグループは今年4月から株式会社ゲオとともにフジ系で放送されている『サザエさん』の新スポンサーにもなっており、窮地のフジを救うのは今回で2度目となりますね」
フジにとって同社の高木社長はまさに救世主と言ってもいい存在だが、他方、その妻である加藤アナは出産後、“古巣”とは距離を置いている印象だ。
「加藤アナは16年4月のフリー転身後も古巣からは功労者として扱われ、19年4月スタートの同局系夕方のニュース番組『Live News it!』のメインキャスターを務めるなど良い関係を築いていました。しかし、22年10月からの家族との時間を大切にしたいとの理由での活動休止を経て今年4月にテレビ復帰したものの、MCとして復帰の舞台に選んだのはテレビ東京系のバラエティー番組『ナゼそこ?+』でした。以降もフジの番組には出演していません」
かつてはエースアナとしてフジの顔とも言える存在感を放ち、退社後も良好な関係を築いていた加藤アナだが、今や夫の方が古巣とは近しい間柄とも言える状況。その背景にはフジを取り巻く状況が影響を及ぼしているようだ。
芸能事務所関係者は明かす。
「昨今世間を騒がせているフジの問題に関しては、かつての一部の局上層部や局員による女性局アナの扱いに関してもいろいろと取り沙汰されており思うところもあるのでしょう。所属事務所も同局からのオファーにはかなり慎重になっているようですし。最近も、7月6日に同局が放送した検証番組『検証 フジテレビ問題~反省と再生・改革~』の中で、元同局専務の大多亮氏が『女性アナウンサーは上質なキャバ嬢』や『ホステスで売れるアナウンサーが良いアナウンサー』といった発言を過去にしていたことが話題になりました。そうした中、17年に当時フジに在籍していた加藤さんが『クジパン』にゲスト出演した際、入社時の面接試験で『セクシーポーズをしてください』と面接官から求められて戸惑ったと明かしていることなども一部で掘り起こされたりもしていますからね。これが事実なら“セクハラ面接”の被害者ではあるわけですが、いずれにせよ今のフジと関わってもあまり良いことはなさそうですよね」
加藤アナが古巣の番組に復帰する日は果たして来るのだろうか。
(取材・文=サイゾーオンライン編集部)