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中日ドラゴンズ・立浪和義元監督、禁断の「令和の米騒動」ネタ解禁は講演会オファーへの布石か

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元中日ドラゴンズ監督・立浪和義(写真:Getty Imagesより)

 立浪和義中日前監督が12月27日に公開された球団親会社、中日新聞社が運営するYouTubeチャンネル『マツケンマルシェ』に登場。禁断の「令和の米騒動」について言及した。

 あくまで番組は俳優・松平健が料理を披露するという内容だったが、この回ではゲストの立浪和義前監督がリクエストした豚バラのしゃぶしゃぶを振る舞いながらエピソードを聞き出すという構成になった。

「令和の米騒動」とは2023年8月に夕刊紙が立浪前監督の指示により、選手が試合前に食事をとる場所から炊飯器を撤去し、白米が食べられなくなったというもの。この報道を受けて、野球界のみならず一般のXユーザーからも反応があり、後に当時の立浪監督への大バッシングにつながった。

「同年のオフには『プロ野球ニュース』(CSフジテレビONE)で共演していたタレントの稲村亜美が、山梨ローカルのラジオ番組で“直撃取材”した旨を報告。解釈の違いはあれど、概ね事実を認めたとか。だが一方で『誰が漏らしたのか』と情報をリークした関係者を躍起になって探し回っていることも明らかに。特に『文春オンライン』に掲載された、“米提供をしない”と書かれた貼り紙の写真が流出したことを問題視、最終的に球団内では複数の選手、球団職員が関与していると疑惑の目を向けていました」(球団OB)

 米騒動が報じられた当初、今シーズンから巨人に移籍するライデル・マルティネスの猛クレームによって、投手だけ白米を食べられることとなったが、これにより、さらに野手のテンションが下がっていった。報道を目にして怒り心頭だった立浪前監督は講演会などで「YouTubeチャンネルには出ない」と口にしていたものの、球団親会社の番組に出演したのだが……その狙いは一体何だったのだろうか。

「立浪前監督はオフになって、講演会などを手がける地元イベンター企業とエージェント契約を結んでいます。3年連続最下位でユニフォームを脱いだだけに、今シーズン以降は当面の間、テレビやラジオの解説業は行わない予定だとか。そのため、講演会やトークショーで収入を得なければならない。ただ、前シーズンの成績が良ければ選手の秘話を語ることもできるが、それもない中で唯一、聴取者の関心を引くのが令和の米騒動ネタ。クライアントに向けて“ネタ解禁”というプロモーションをしたかったのでしょう」(同前)

 野球では隙のないミスタードラゴンズにとっても、新たなエピソードの引き出しが増えたと思えばオイシイ出来事だったのかもしれないが、選手やファンの胸中は……。

(取材・文=CYZO sports)

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最終更新:2025/01/08 22:00