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週刊誌スクープ大賞

落日の国民民主党「汚物まみれ」の比例4候補と消えた玉木代表の美人妻

落日の国民民主党「汚物まみれ」の比例4候補と消えた玉木代表の美人妻の画像1
玉木雄一郎(写真:GettyImages)

今週の注目記事・1「玉木代表美人妻が消えた」(『週刊文春』5/29日号)「『汚物まみれの四人衆』国民民主党を酷評“名物カメラマン”の真意」(『週刊新潮』5/29日号)
同・2「眞子さん(33)『極秘出産』秋篠宮妃紀子さま(58)慟哭の分娩室」(『女性セブン』6/5・12日号)「眞子さん第一子出産で浮上する9月『成年式』での里帰り」(『週刊ポスト』6/6・13日号)「眞子さんがついに出産 圭さんの『育休』計画」(『週刊現代』6/9日号)
同・3「スクープ撮! 伊藤健太郎(27)新恋人は3歳下の女優兼アーティスト」(『FRIDAY』6/6・13日号)
同・4「反撃中居正広の二枚舌 フジ調査では『自分が過ちを犯したのは……』」(『週刊文春』5/29日号)
同・5「募集停止『京都ノートルダム女子大』だけじゃない 危ない名門女子大学リスト」(『週刊文春』5/29日号)
同・6「ナベツネなき読売新聞『女系天皇』提言の波紋」(『週刊新潮』5/29日号)
同・7「才能は超一流でも意識は三流…右肩痛『佐々木朗希』に厳しい視線」(『週刊新潮』5/29日号)
同・8「独占インタビュー 小泉進次郎『自民党がカン違いしていること』」(『週刊現代』6/9日号)
同・9「ネット配信『ダウンタウンチャンネル』で松本人志と吉本の勝算」(『週刊新潮』5/29日号)
同・10「西内まりや電撃引退の裏に強欲姉1・5億円ロマンス詐欺」(『週刊文春』5/29日号)

指原新恋人の意外な経歴

 今週のスクープは、本来なら女性セブンの「小室眞子さん出産」であろう。だが、これだけの話題を、新潮をはじめとしてどこも後追いしないのはなぜなのか? ポストと現代は小さく扱っているが、内容はセブンを出ていない。

 これについては後で詳しく触れよう。

 まず最初は、それなりの人気があった西内まりやが「電撃引退」した謎を追った文春の記事からいこう。

 彼女は福岡市出身。まりやは、文春によれば、《12歳のときにスカウトされると、ティーン誌「ニコラ」「Seventeen」のモデルとして少女たちのカリスマに。2014年に歌手デビューし、その年のレコ大最優秀新人賞を獲得すると、2015年には「10代の女子がなりたい顔ランキング」1位となった。女優としても、月9主演の座を射止めるなど、活躍を続けていた。

 順調だった芸能生活が一変したのは2018年のこと。スカウト時から所属する大手事務所「ライジングプロダクション」と契約を終了。直前には、当時の事務所社長の春日隆氏をビンタする騒動が報じられていた。

「有力事務所から独立したことで、テレビ、映画の仕事は一切無くなり、芸能界で干される状態となりました。それでも、その後は知名度とスタイルの良さを生かして海外ブランドのイベントに出演するなど、モデル要素の強い仕事にシフトしていました。2021年には業界のしがらみが少ないNetflixの『全裸監督2』にも出演しています」(スポーツ紙記者)》

 彼女に芸能界引退を決断させたものはいったい何だったのか? 文春によれば彼女の姉に深刻な問題があったようだ。

 まりやの姉は西内ひろ(36)。彼女も中学時代から九州で芸能活動を始め、2009年のトリンプイメージガールや、2014年のミス・ユニバース・ジャパン準グランプリなどを経て、2018年にはアパレル販売などを行う会社を立ち上げ、経営者としての顔を持っている。

 A氏がひろと親密になったのは2021年8月のことだった。

《「数年前に経営者やタレントが参加したパーティーで顔見知りになっていたようですが、Aさんのホームパーティーで再会して、ひろさんはAさんに対して、日本人でこんな完璧で素敵な男性はいないと言い寄ったようです。その後、Aさんとひろさんが2人で食事に行くなどしたところ、意気投合し、ほどなく2人は男女の関係に。
 当初ひろさんは、『結婚を考えている恋人がいるから真剣交際は難しい。ただ、私は仕事もしたいし、お金もたくさん稼ぎたい。好奇心旺盛でもあるので、刺激的な遊びや海外旅行にも行き、一緒に沢山遊びたいです』と話してAさんを積極的に誘っていたようです」(A氏の親しい友人)
 A氏はひろの周囲の人間から、その恋人が俳優の池内博之(48)と知った。映画「ゴールデンカムイ」など、多くの作品に出演するベテラン俳優だ。
「ひろさんはAさんに対し、池内さんとの関係は解消し、友人関係になったと説明しました。その言葉を信じたAさんが交際を申し込むと、ひろさんもそれを受け入れました」(同前)》

 Aは妻と死別していたという。

《ひろから「仕事がうまくいかない」と聞いたA氏は彼女の生活を支援するため、交際を始めた2021年9月からA氏の会社とひろの会社「Earth Hiros」との間で、業務委託契約を結ぶことを提案した。
「業務の実態はなく、生活を支えるための契約で、月額150万円という破格の額でした。さらに、代官山に住みたいというひろさんの願いを聞いて130平米のマンションを紹介。その家賃80万円分を充当するかたちで翌2022年1月から、業務委託料は230万円に引き上げられました」(同前)》

 2人で世界を旅してまわっていたようだが、A氏がローマのカルティエで婚約を前提にと伝えて300万円以上する腕時計を贈ったとき、彼女は、「経営者の方は女遊びが多いですが、浮気は許さないですよ」といったという。

 しかし、ひろとの共通の知人からAに連絡が入り、「ひろさんが××(地名)で池内と同棲をしており、婚約もしている様です。地域の人達の間では仲睦まじいカップルであると噂になっています」という話を聞いたというのだ。

 ついにAは彼女と別れると決心した。3年に及ぶ交際で、Aがひろに渡した金額は、業務委託料、エルメスやアルマーニといったブランド品のプレゼントなど、約1億5000万円にのぼるという。

 Aは妹のまりやに連絡を取った。Aに頼んで見せてもらった2人の写真やLINEの数々で、まりやは“本当の関係”に気付いたという。その上、まりやの母親も彼女の金を使い込んでいたことがわかったという。

 家族に絶望したまりやは、今年2月、重大な決断に踏み切った。

「家族に絶縁宣言をし、実際に母と姉の戸籍から、自分の籍を抜いたんです。憧れだった姉の人間性の変化や、母との依存関係に悩み、自分の人生を生きたいと考えた末の決断でした」(西内をよく知る人物)

 さらにA氏のロマンス詐欺への訴えに関連して、ひろと池内との関係を証言する陳述書の作成に協力したという。

 そして彼女は芸能界を引退することを決意し、発表したのだ。文春の記者に「シフトチェンジ」と語っていたまりや。その引退宣言にはこうも書かれていた。

〈しっかりと心を休ませ気持ちを新たにして、新しい人生を歩きたい〉

 これまでも、芸能界には、身内に金を使われた、持ち逃げされたという話は掃いて捨てるほどあった。西内のケースもその一つだが、彼女が受けた心の傷は深く、より深刻なようである。

 さて、あの松本人志(61)が吉本興業と組んで、YouTubeチャンネルを持つという話は以前からあった。それが動き出したようだが、そのスケールはヘタなテレビ顔負けの豪華絢爛なものになるというのである。

 今夏にもスタートする予定らしいが、新潮によれば、「吉本興業は制作資金の調達を目的としたファンドを設立し、企業などから数十億円に上る出資を見込んでいる」というのだ。

 さらに、テレビで松本と仕事をしてきた優秀な裏方もスタッフとして参加するようだ。さるテレビ局の幹部は、「彼がやりたいのは、コンプラを気にしない笑いのはず。彼がプロデュースしたアマゾンプライムの『ドキュメンタル』は、密室で芸人たちが過激な下ネタなどで笑わせあうコンプラ無視の企画で大ヒットし、20か国以上の国々で配信されている。これが自信につながっているのでしょう」

 新潮によれば、順調なら月に1億円は稼げるというが、汚れきっちまった松本人志というイメージが、場所を移したとしても、元に戻るとは、私には思えないのだが。

 ところで、コメの異常な高騰で、庶民の口に入らないという怨嗟の声が起こり、そこにアホな農水相の放言で、石破政権は危機的状況になってしまった。

 石破は、コメの値段を下げなくては参議院選は戦えないと、急遽、小泉進次郎を農相に据えた。

 これを次の総裁選のジャンピングボードにしたい小泉は、いきなり「米は2000円台にする」と豪語した。

 コメはJAを中核に農家と政治家を巻き込んだ利権の巣窟である。口舌の徒、小泉進次郎は本当にコメを安くすることができるのか?

 現代は小泉にインタビューしている。話は多岐にわたるが、ここはコメに絞って見ていくことにしよう。

「アメリカのトランプ大統領はSNSなどを駆使して直接自分の声で語り、党のモデルチェンジにも成功しました。共和党はいつの間にか労働者のための政党になりましたよね。これを見習うべきです。
 安倍政権以来、本来は労働組合がやるべき賃上げを政府・自民党がやってきた歴史を考えても、自民党は『働く人のための自民党』という旗を掲げるべきだと思います。
 連合を支持母体としている国民民主や立憲が労働者のための党なのではなく、働く人のために実際に賃上げの歯車を回し続け、物価高に負けないインフレ対応型経済を実現するのが自民党という政党なんだと訴えないといけない。
 さらに直近で一番わかりやすい例が、農業政策だと思います。これだけコメの価格が上昇しているのに、生産者団体や農協などの既得権益に気を遣って、消費者目線を軽視し、備蓄米の放出などの対策を小出しにした。その結果、いつまで経っても価格が下がらない」

 ――大胆な政策によってコメの値段が下がりすぎるのを恐れている、と。

「正確に言うと、コメの値段が下がることによる農業団体の反発を恐れたんです。
 まさに『BtoB』モデルから脱皮できていないツケなんです。
 消費税はたしかに『BtoC』政策としては強烈な宣伝効果を持っています。ただ、物価高対策として時間がかかりすぎるのと、社会保障改革をセットで語らないといけない。
 しかしコメ政策について石破さんは農水大臣当時から減反に反対し、農業改革でコメの増産を訴えてきた自民党農水族の非主流派なんです。だから今こそ、自分の想いを直接語り、消費者目線の農業改革を大胆に打ち出すべきです」

 このインタビューは、農水大臣になる前に行われたに違いない。そのため、自分ならこうやるという言葉がない。

 だが小泉進次郎は、6月にはコメ5キロを2000円台にすると豪語したのだ。これができなければ、小泉進次郎はやはり「口先だけの政治家」という定評が定着する。彼の正念場であることは間違いない。

 お次は新潮から。

 私も予想していたが、ドジャースの佐々木朗希が開幕から2カ月足らずで「負傷者リスト入り」してしまった。

 右肩痛を隠したまま2回登板していたが、デイブ・ロバーツ監督は「ロウキには、率直に伝えることの大切さを学んでほしいと思う」と厳しい言葉で佐々木のプロとしての未熟さを批判した。

 その兆候は昨季にあった。売り物の160キロ超えが出なくなっていたのだ。

 それを見抜けず、佐々木を獲ったドジャースも間抜けだが、開幕から痛みはあったに違いない。

『投げない怪物 佐々木朗希と高校野球の新時代』をものにしたノンフィクション・ライターの柳川悠二はこういう。

「原因は佐々木選手が日本にいた頃、箱の中の宝石のように大事に扱われ過ぎたことでしょう。ロッテは率先してコンディションを管理し、メディアへの取材対応も制限していた。結果、彼は自らのコンディションを首脳陣に言語化したり、意志を示したりする訓練が足りないまま渡米してしまいました。いまだに独り立ちができていないと思います」

 佐々木は、マイナーで2、3年鍛えられてから、一軍に復帰したほうがいい。早すぎた一軍登板は、彼の体を蝕み、心まで弱くしてしまったのかもしれない。

 このままでは“幻の名ピッチャー”で終わってしまう。

 次は新潮が報じている、読売が社説と特別面を使って大々的に打ち出した女系・女性天皇容認論が大きな波紋を呼んでいるという特集。

 しかし、これは唐突にやられたのではないという。

「読売は昨年5月19日の社説で『皇族数の確保は喫緊の課題だ』と説き、結婚した女性皇族の配偶者や子は皇族にしないとする自民党の主張に、『一般国民とした場合、皇室の政治的中立性や品位を保てるのだろうか』と疑問を呈しています。また現在、同じく安定的な皇位継承に向けた与野党協議で話し合われている、旧宮家の男系男子を皇族の養子として皇室に復帰させる案についても、『戦後長い間、一般国民として過ごしてきた人を皇族とし、さらにその子に皇位継承資格を与えることが“国民の総意”に沿うと言えるのか』と記している。これらは、そのまま今回の提言で踏襲されています」(全国紙デスク)

 この当時の社論を一手に握っていたのは渡邉恒雄、通称ナベツネであった。ナベツネの『遺言』といってもいいようだ。

 ある読売の編集局関係者によれば、

「継続中の与野党協議に資するものにするために、結論がまとまる前のタイミングを見据え、急ぐ形で掲載したと聞きました」

 当然、自民党内の保守派には拒否反応が多かったようだ。

「女系天皇などありえない」(小林鷹之前経済安保相)

 だが、今のグズグズの与野党協議では、一番大事なことを議論していないのだ。

 それは、国民の90%近くが「愛子天皇」を受け入れ、待望しているのだ。天皇が国民の総意に基づくのであれば、愛子さんが天皇になることに何の不思議はないはずだ。

 元NHKで安倍晋三番だった岩田明子も、安倍も生前、愛子天皇を受け入れていたといっているではないか。石破茂首相も愛子天皇に傾いているといわれる。

 秋篠宮は、自分は天皇にはならないと公言している。息子の悠仁さんはまだ大学1年生。そう考えれば、現天皇の娘である愛子さんを次の天皇にするのが自然だし、国民も待望しているのである。

 これが朝日新聞に載ったなら、保守派は怒り狂い、女系、女性天皇など歯牙にもかけないだろうが、これが保守的な読売新聞に掲載されたのが、保守派にはショックだったのだろう。

 麻生も額賀も、世論に耳を傾け、早く決断すべきである。

 お次は、女子大学の存続が危ういという文春の特集。

 京都ノートルダム女子大学はもともと京都女子、同志社女子とならんで京都三女子大と称された伝統校である。2026年度からの人文学部開設を発表していたが、4月下旬に26年度からの学生募集停止が発表されたという。

 文春によれば、女子大“閉鎖”の流れは全国に広がっているそうだ。私立女子大学で入学定員割れの大学は24年度で7割を超える。実際に女子大数のピークだった1998年の98校から2023年までの25年で25校も減少している。

 直近でも23年3月には恵泉女学園大学が、同4月には神戸海星女子学院大学が、24年度からの学生募集停止を発表した。

 共学化や統合も進む。25年度から東京家政学院大学、名古屋女子大学などが共学に舵を切る。26年度には学習院女子大学が学習院大学と統合するという。

 文春で、近年の動向について、駿台予備学校で長年入試情報分析を担当し、現在は大学入試アナリストとして活動する石原賢一はこう語る。

「募集を停止した学校法人は、傘下の中高のブランドに影響が出る前に大学を閉じようという判断をしています」

 女子大苦境の背景には、女子学生や保護者の志向の変化がある。『女子学生はどう闘ってきたのか』の著者で教育ジャーナリストの小林哲夫はこう解説する。

「かつては東大や早慶も狙えるレベルの女子がお茶の水や津田塾に進学していました。女子大にはロールモデルになるような優れた先輩がいて、就職にも強かった。それが86年の男女雇用機会均等法施行以降、(共学大に多い)社会科学系の学部に行ってバリバリ働きたいという女子が増えてきた。それと同時に、女子高から女子大という安定した供給ルートが薄れてしまいました」

 我々の時代は、東京女子大学(トンジョ)や日本女子大(ポンジョ)の女子大生が眩しかった。

 戯れ歌に「ポンジョのおね~ちゃんとパチンコやりたいな~」というのがあるが、女子大生は高根の花だった。

 それがいつしか、できる女性は女子大ではなく、早稲田や慶応、上智、青山に入るようになった。同じ試験を受ければ女性のほうができる。そうしていつしか、上智、青山のように、女性のほうが目立つようになっていったのである。

 私が上智大学で教えていたときでさえ、学校側は、「最近は女子大のようになってきています」と嘆いていた。

元木昌彦

編集者。「週刊現代」「FRIDAY」の編集長を歴任した"伝説の編集者"。

元木昌彦
最終更新:2025/05/27 18:00