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錦織圭「ユニクロ不倫」の代償とお相手モデル女性の奔放ぶり

――上告断念(判決確定)をどう評価?

「当然の結果だと思う。100時間近く捜査員に取材し、捜査がどれだけ杜撰だったかわかっている。控訴審判決では触れられていないが、都合の悪い温度実験のデータの削除や虚偽の聴取報告書の作成もあったので、極めて妥当な判断だ。逆に上告したら、日本の捜査当局には正義はないということになっただろう」

――なぜ捜査を途中で止めることができなかったのか? ノルマ圧力があったか?

「公安部自体に事件検挙の実績を上げていないという空気があった。極左や共産党など捜査対象勢力・組織の弱体化で仕事が減っていた。にもかかわらず約1500人の陣容を維持しなければならない。

 これからは外事とか国際テロとかスパイとか不正輸出に対象をシフトしていかないといけないという共通認識があり、その中で不正輸出が大事だということになった。事件を挙げなければ何か言われる。そういうプレッシャーは間違いなくあった」

 違法捜査に上が気付かなかったのは、本来チェックすべき外事1課長が捜査経験に乏しかったからだという。

 捜査側は、あの手この手で、あたかも大川原化工機側が不正を認めたかのような調書をつくっていたというのである。

――事件摘発と安倍晋三政権の経済安保重視との関連は?

「当時の政権の意向と合致していたのは間違いない。引くに引けなくなったという理由もそういうところにあったのではないか」

――最後にメディア側の問題だ。この冤罪事件、毎日新聞のあなたの署名入り記事とNHK特集以外は捜査当局を告発する報道が弱かった印象だ。権力監視の構えが問われているのでは?

「この事件は稀に見る警察不祥事だと思う。現職の警官3人が、法廷で捜査が間違っていたなどと言うことは後にも先にもない。1人ならまだしも3人の現職警官が首を賭けて証言した。

 にもかかわらず、僕が関係者を取材した際に他社の影を見たのはNHKだけだった。NHKもメインは警視庁記者クラブの記者ではなく、ドキュメンタリー番組を作るディレクターだった。何のために警視庁クラブがあるのか、そんな気がしたのは事実だ。

 ちょっと、近すぎるというか、健全な批判ができていない。警視庁の不祥事の抜き合いなんか見たこともない」

 記者クラブを解体してしまえば、各紙が競ってスクープを追うことになる。今回も、わずかな問題意識を持った記者やディレクターが、記者クラブに囚われずに動き、報じたから、これだけの大きな騒動になった。

 それにしても、今回の捏造事件は、公安警察ばかりではなく、警察組織のお粗末さと薄気味悪さを感じさせるのに十分だった。

 権力監視を忘れてしまったメディアは、「後ろの山に捨てましょう」。

 お次は浅田真央ちゃん(34)の権力欲は凄いという文春の記事。

 浅田は同じフィギュアスケーターの村上佳菜子(30)とは仲が良かったはずだったが、それが仲違いしたというのだ。

 二人の仲の良さは、スポーツ紙記者がいうように、

「高校も同じ中京大中京高校で、村上は真央からお下がりの制服をもらったと話しています。2人が現役を引退した2017年には、一緒に宮古島に旅行に行っています。村上はバラエティ番組でかき氷への異常な愛情をアピールしていますが、彼女によれば、真央も村上をきっかけにその魅力にはまり、2人はかき氷専用SNSを使って情報交換をしていたそうです」

 文春によれば、発端は2022年春のことで、その年の9月から翌年まで行われた真央が座長を務めるアイスショー「BEYOND」を巡ってのことだったというのである。

 当初、村上もそのショーにキャスティングされていたという。だが、そのショーを巡って他の出演するスケーターたちから、練習に対しての報酬が出ないことや、公演先での宿泊代をいったん出演者が立て替えるなどの不満が出ていたそうだ。

 そこで、真央と親しい村上に、出演者たちが伝えてくれと頼んだのではないか。また、年長の男性スケーターの無良崇人も運営側の不手際を真央に伝えたという。

 すると真央は、「改善に努める」といったそうだが、その直後、真央はショーの練習を中断し、ショーを開催しないといい出したというのである。

「出演者には〈私が作り上げてきたものを全て否定され、頑張る気力がなくなりました〉と綴られた手紙が送られてきました。その後、運営スタッフと真央さんが出演者を集めて1人ずつ話し合いを持つ機会が設けられたのです。その場には村上さんと無良さんは呼ばれませんでした」(公演の関係者)

 文春はその場で真央が話した音声を入手していた。そこで真央は、村上から、コロナの影響でスケジュールが出ないため、学生のスケーターが困っていて、「みんな人生が変わってしまう」といわれたことに対して、

「『みんながこのショーを辞めたってなったら、どうなるんだろうね』と言って笑ってたのを私はすごく覚えてるんですけども、来週から会見があって、これだけのものを作ってきたにもかかわらず、そういう風に言えるのは、あまりにも『BEYOND』を軽く考え過ぎているという風に思いました」

 そして、『言っていいことと悪いことがあるんだろうなと思って』と述べ、こう続けた。

「そういう発言を私にしてきたことに対して、私は傷ついたし、決断するまでは悩んだけど、なんで私がこんな気持ちにならなきゃいけないのかなと。もうスケート滑らなくていいかなと思ったし、これだけみんなで作り上げてきたものも、ムリだなと思ってしまいました」

 そして、2人を名指しして、

「信用してここまで頑張ってきた仲間から、そういう風なことを言われて、信用が無くなってしまったのが全てです」

 といい、中止を発表したというのである。

 だが、「BEYOND」はその後開催にこぎつけたそうだが、村上と無良は外されたという。

 公演関係者は、「村上さんは事実上降板させられたことに、とてもショックを受けて、『このショーに出られないのなら、2度と滑らない』ということまで口にしていたそうです」と話している。

 真央がいま所属している事務所は「お答えできません」という回答だったというが、真央の当時の事務所は文春に対して、こう回答したという。

「当時の浅田真央のマネジメント会社として把握しているのは、本人から2人との信頼関係が崩れたので、座長としてこのメンバーではショーができないということでしたので、運営側と話し合い、一旦メンバーを解散して2人が参加しない形でショーメンバーを再結成したということです」

 女同士の友情が消えるのは結婚だけではないようだ。

 ところで、先週、話題の映画『国宝』を観てきた。私は歌舞伎はまったくわからないが、この映画は、歌舞伎というものの素晴らしさと奥深さを、私に教えてくれた。

 作家の吉田修一が3年間、自ら黒衣を纏い、楽屋に入って書き上げたものを、映画『フラガール』などを撮った李双日が監督。

 人気俳優の吉沢亮と横浜流星が渾身の演技で女形を演じている。

 吉沢と横浜は1年半、歌舞伎の所作を学び女形という難しい役に挑んだという。私には彼らの動きや目線など、いいか悪いかわからないが、歌舞伎の入門編として見ても十分楽しめるものになっている。

 寺島しのぶがいい。彼女自身、男だったら今ごろ歌舞伎の世界で大成功しただろうが、女に生まれたためそれが果たせなかった。その寺島の怨念が乗り移ったような表情が素晴らしい。

「100年に一本の芸道映画」とオフィシャルサイトにあるが、それが大げさに思えないほどの出来栄えである。今年の賞はこの映画が独占するだろう。

 さて、歌舞伎役者にもいろいろある。新潮が報じているDV夫の中村児太郎(31)というのは、これを読む限りロクな奴ではないと思わざるを得ない。

 中村の祖父は人間国宝の七代目中村芝翫。父親は九代目中村福助(64)。名門「成駒屋」の若手として、歌舞伎ファンには知られた役者だという。

 2013年に父親の跡目、十代目中村福助の襲名が発表されたが、父親が病気のため、保留になっているそうだ。

 歌舞伎は家柄がすべてを決める。映画『国宝』は、歌舞伎とは無縁の長崎のヤクザの家に生まれ、父親が殺されたため、歌舞伎界に入ってきた吉沢亮が、苦労に苦労を重ねて歌舞伎界の第一人者になる話だが、歌舞伎の世界では「血」がすべての上にある。

 そういう意味では、中村の前途は洋々なのだが、この男、妻に壮絶な暴力をふるっていたというのである。

「夫は自宅の廊下で妻に馬乗りになり、顔を殴り続ける。顔はみるみる血だらけになり、このままでは死んでしまうと恐怖を覚える妻に向かって、夫は言った。『お前は黙ってればいいんだよ』」(デイリー新潮06月18日)

 この描写だけで震えがくる。

「事件の後、私は適応障害で心療内科に通院せざるを得なくなりました。こうしたダメージへの慰謝料も支払ってほしい。ところが……」

 そう語るのは、児太郎の妻・梢(仮名)である。2021年1月に児太郎と結婚するも、度重なる暴力に苦しんでいたという。

 しかも、二人の意向で、結婚していたことは公表されないままだったという。彼女が夜の仕事をしていたことも「印象が良くないのでは」と、児太郎は気にしていたそうだ。身勝手というしかない。

 決定的な事件が起きたのは、入籍から数カ月後のことだったという。

「タクシーの車内で口論になり、梢さんは児太郎に髪の毛をつかまれた。タクシーを降りると、児太郎に倒され、地面に顔を押し付けられたという。

 その後、目撃者の通報を受けて駆け付けてきた警察官に付き添われ、二人は家路に就いた。だが、それで事は終わらなかった。

『家の中に入って私が“離婚したい”と言うと、腕を首にたたきつけられて……』(同)

 児太郎は梢さんの髪をふたたびつかむと、馬乗りになり、そのまま彼女の顔を殴り続けたという。当時の彼女の写真を見せてもらうと、目の周りなど顔中が異常に腫れ上がっていた」

 この記事のタイトルの横に、目線はしてあるが彼女の異常に腫れ上がった顔が載っている。これは尋常の暴力ではない。

 血だらけになった妻の姿を見て中村は冷静になったのか、暴行をやめたが、救急車を呼ぶことは許されず、彼女は実家に避難することとなったそうだ。

「医師から下された診断は、顔面骨骨折、頸椎捻挫、打撲傷など。事件からおよそひと月後、児太郎は父・福助と共に謝罪したという。

『福助さんは泣きながら“申し訳ない”と謝りましたし、児太郎君も土下座をしていました』(梢さん)

 二度と暴力は振るわない、振るった場合は梢さんに1000万円を支払う――そう誓約書を交わしたが、梢さんへの暴行暴言はやまず、結果、別居に至ることとなった」(同)

 彼女は弁護士を通じて金銭面での問題解決に向けて、児太郎側とやり取りしているという。

 最初の暴力の後、児太郎はお詫びの印に、彼女の家族のために家を買う約束をしたが、家の名義は児太郎で、しかもローンだったそうである。

 その他にも生活費や外食費などを振り込むことになっているようだが、まだ500万円ほどが振り込まれていないというのだ。

 もはや、夫婦の体をなしていないのだから、離婚は必至なのだろう。

 新潮は児太郎本人を電話で直撃している。だが、

「結婚、していないですよ。あっ、こういう場合“事務所を通して”って言うんでしたっけ。こういうの初めてで。今、舞台や稽古があって疲れてて、すぐにかけ直しますから。ああ、びっくりした」

 といって、一方的に電話を切ったという。

 せっかく、歌舞伎界を舞台にした映画が大ヒットしているというのに、残念な話である。
今週最後の読み物は、文春砲がさく裂した、テニス界の貴公子・錦織圭(35)の不倫話である。

 錦織は男子テニス界の頂点にあと少しというところまでいった、日本テニス界を背負って立つ男である。

 だが、本音は「僕の選手生命はもう尽きる。もう一、二年で引退するんだ」そうで、そう打ち明けたのは長年の付き合いの末に結婚した妻ではなく、不倫関係を続けているユニクロのモデルの女性だったという。

 確かに、「加齢も重なり、腰や足首なども故障が相次いでいます。今年1月には香港でATP(男子プロテニス協会)ツアー準優勝と久々に気を吐きましたが、春は欠場続きです。5月下旬からの全仏オープンも腰痛のため出場を見送りました」(運動部記者)。現在の世界ランキングは66位。

 2020年にモデルだった観月あこ(33)と結婚、アメリカのフロリダに住んでいるそうだ。2人の子どももいる。

 だが、全盛期の「チーム・ケイメンバーは、妻の観月が影響力を持つようになって、次第に離れていったという。
 自分のプレーに自信が持てなくなり、心を許せるスタッフもいない。そんな錦織の心の空白を妻とは別の女性が埋めているようだ。

「実は錦織さんは、別の女性との不倫に溺れています。錦織さんが日本へ帰国した際、2人は、必ずと言っていいほどの頻度で密会を繰り返しています」

 こういうのは錦織をよく知るテニス界関係者。

 その女性とは、モデルの大口あづ記(32)だそうである。

「身長168センチのプロポーション。広告やCMでモデルを数多く務める。雑誌『はなよめ』(百日草)の表紙も飾るなど、清楚なイメージからブライダル系の仕事も多い。また、所属事務所の公式サイトには、錦織の長年のスポンサーでもある『UNIQLO』(ユニクロ)の仕事をしていたことも明記されていた。

『大口さんはスレンダーで高身長、職業はモデルとどこか奥さんと重なるような印象の女性です。学年で言えば奥さんより2つ下にあたります』(錦織をよく知る別の関係者)」

 そんな錦織と彼女との秘密デートを、文春は目撃している。

「6月11日、午後8時半。全仏を欠場し、治療や静養のために日本に一時帰国したはずの錦織の姿は、夜のとばりが下りる中、なぜか東京・港区内にあった。

 ベージュのキャップを目深にかぶり、眼鏡をかけ、マスク姿の錦織が、マンションのエントランスから颯爽と出てきた。近くの公園で不自然に待機している。

 すると、数分の“時差”でおそろいのベージュのキャップを被った大口が、同じマンションから姿を現した。

『ここは大口さんの自宅マンションです。錦織さんが家賃などを金銭的に援助して、最近、引っ越してもらったそうです』(同前)」

 錦織が大口と知り合ったのは2022年の12月だそうだ。遠征先のハワイで、錦織から声をかけ、その日から人目を忍ぶ関係が始まったというのだ。結婚からわずか2年後のことである。

 しかし、二人の関係は時として大惨事になりかねなかったという。彼女が錦織とは別の男性と付き合っていて、その男性が彼女と錦織の不倫関係を知り、錦織に証拠と共に突き付けたという。

「2人のラインのやり取りや親密な写真を手元に持っていたそうです。しかし、圧倒的な財力のある錦織さんは弁護士を用意して交渉した。男性に対して証拠を削除させ、逆に“秘密保持契約”を結ぶよう迫って、口外禁止を約束させたのです」(同前)

 錦織にとって、彼女は欠かせない存在になっているようだが、彼女の生き方は奔放なようで、今年1月にも、別の男性と海外旅行に行っていたそうだ。

 だが錦織のほうも、妻には愛情はないが、子どもは大事だから、「きみと結婚することはできない」といっているそうだ。

 文春は錦織に取材しようと思ったが、できなかった。その後、6月末からのウインブルドンを腰痛のために欠場すると公表した。

 だが、文春が発売されると、錦織はすぐに直筆の署名入りの文書を公表し謝罪したのである。

「このたびは、私の不誠実な行動により、私を応援してくださる皆様、テニスファン、テニス協会、スポンサーをはじめとする関係者の皆様に不快感を与え、ご心配、ご迷惑をおかけしていることを深くお詫びいたします。また、妻や子供、それぞれの両親にも悲しい思いをさせ、傷つけたことについても深く反省しております。これからは、責任ある社会人として選手生命を全うするため、テニス競技に集中し、結果を出すことによって皆様の信頼を取り戻せるように精進いたします」

 大口のほうは、記事が出る直前の6月16日に所属事務所を退所。XやFacebook、Threadsもアカウントごと削除。Instagramは非公開になっているという。(文中一部敬称略)

(文=元木昌彦)

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元木昌彦

編集者。「週刊現代」「FRIDAY」の編集長を歴任した"伝説の編集者"。

元木昌彦
最終更新:2025/06/24 23:43