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週刊誌スクープ大賞

森友事件で名を上げた元NHK記者、スクープ連発の裏で未亡人と“禁断”の関係に

森友事件で名を上げた元NHK記者、スクープ連発の裏で未亡人と“禁断”の関係にの画像1
イメージ画像(写真:Getty Imagesより)

今週の注目記事・1「森友事件週刊文春で追及『元NHK記者』と『赤木夫人』の禁断愛」(『週刊新潮』7/17日号)
同・2「参政党神谷宗幣(47)日本のトランプか?」(『週刊文春』7/17日号)「参政党『神谷宗幣代表』の危うい実像」(『週刊新潮』7/17日号)
同・3「児童ポルノ愛好者の闇SNSに潜入!」(『FLASH』7/17日号)
同・4「北海道『中国村』計画書を入手した!」(『週刊文春』7/17日号)
同・5「宮内庁が『女帝』論文を改変させていた」(『週刊文春』7/17日号)
同・6「X子が明かす絶望 中居は『全く反省していない』」(『週刊文春』7/17日号)
同・7「引きこもり 警備員バイト 王谷晶 祖父に捧ぐダガー賞」(『週刊文春』7/17日号)
同・8「送別会にメッセージ NHK『和久田アナ』に囁かれる産休明け起用法」(『週刊新潮』7/17日号)
同・9「元参院議員河井あんりの『天国と地獄』」(『サンデー毎日』7/22日号)

参院選「自公あわせて46議席」の衝撃

 参院選の投開票は来週の7月20日、日曜日。家でテレビを見ている限りはそう盛り上がっているとは思えないが、昨年の衆院選とは違って、国民民主党ではなく参政党という新興政党が注目を集めているようだ。

 今週の文春も新潮も巻頭でこの政党を取り上げている。「日本ファースト」がスローガンらしいが、さして目新しいものではないと思うが、若い世代には“新鮮”に映るのだろうか。

 後でこのことについ詳しく触れるとする。

 最初は、もうほとんどの人が忘れてしまっているだろうが、河井あんり(51)は2019年に参院選広島選挙区で立候補、当選した。選挙中に安倍晋三首相(当時)からだとウワサされているが1億5000万円という多額のカネが彼女の選挙区支部に振り込まれた。

 その豊富なカネを使って当選した。だが、広島県内の地方議員や首長ら94人に投票や票の取りまとめを依頼し、計約2,570万円の報酬を渡したとして、夫の克行と共に東京地検特捜部により逮捕されたのである。

 結局、夫婦は有罪になり、あんりは議員辞職、夫は実刑になった。

 それから6年が経ち、あんりは『天国と地獄』(幻冬舎)という本を上梓した。

 当時から一時は20キロ太ったという彼女が、サンデー毎日のインタビューを受けている。

「──お金を配っていたことについて克行氏を泣きながら責めたら、『仕方ないじゃないか! これが自民党の選挙なんだよ!』と言い返された場面があります。

河井 主人がお金を配っていたことを、本当に知りませんでした。逮捕されたあとに知って、衝撃でした。

 いわゆる名望家政党は、宗教団体や労働組合が組織的に選挙をやってくれるわけではなく、いろいろな方の力を借りながら、自分たちで選挙のための組織を作らないといけない。それに対する引け目や申し訳なさを、お金を渡すことで解消するのだと思います。

――『政治とカネ』の問題はいつの時代もなくなりません。なぜですか。

河井 政治とお金の問題が取り沙汰される度に、何が問題なのかを考えます。政治の世界ではお金によって、意志を伝える文化があるように思います。有権者の方のほとんどは、選挙で投票する以外の方法で政治に関わることはありません。政治の内側にいる人間がお金で人の意思を買っていることに、有権者は傷ついたと思います」

 なかなかの美形だから、ワイドショーがコメンテーターに誘うのではないか。今、政治を語るコメンテーターは、政治で失敗した連中が多くいる。

 自分の失敗は棚に上げ、「今の政治家は……」などと平気な顔でコメントする。あんりもそれを目指して、本を出したのではないか。

 それとも、“喪明け”にまた選挙に出るつもりか。

 お次は、NHKのというより、全テレビ局の女子アナの“女王”である和久田麻由子アナ(36)が、2度目の育休を終えて現場に復帰が近いと、新潮が報じている。

 6月中旬に、定例の人事異動に伴って、NHKニュースの主役『ニュース7』の幹部やスタッフたちの送別会が行われている最中に、和久田がメッセージを届けたというのである。

 2024年3月に番組を去ってから1年4カ月。このメッセージが「復帰へのサイン」ではないかといわれているようだ。

 背景には、現会長の稲葉延雄に初期のがんが見つかり、ポスト稲葉には、久しぶりにNHKプロパーがなるのではないかといわれているそうだ。

 それに来年、建設費657億円をかけた新情報棟が稼働する。新会長になった人間は、何か目玉を打ち出したいと思うはず。

 というわけで、エース登板が期待されているというのである。古巣の『ニュース7』か『ニュース9』。視聴率が低迷する『NHKスペシャル』という声もあるようだ。

 中でも、朝の主婦向けの『あさイチ』は、ママさんアナの和久田が出れば、他局、中でもテレ朝の『モーニングショー』にとっては打撃になること間違いない。

 私も和久田ファンである。早く彼女の顔を拝みたいものである。

 ところで、残念ながら、英国最高峰のミステリー文学賞・ダガー賞翻訳部門を受賞した王谷晶(おうたにあきら・44)という作家の本を読んだことがない。

 日本人初の快挙だそうだ。文春がインタビューしている。

 1981年、東京都生まれ。書店を経営する両親のもと、本に囲まれ「物語に浸って」育ち、19歳からライターとして活動を始めたという。

 受賞後、両親には「自分の子どもがこんなことになるとは」と驚かれたと笑う王谷。だが、作家として本格デビューする30歳頃までは紆余曲折の人生だったという。ゲームのシナリオやライトノベルを執筆する傍ら、警備員やコールセンター、工場勤務などで日銭を稼いでいたそうだ。

「自分が苦しかった時期に、そこで出会った人や起こった物事というのは、いまも忘れられません」と話す。

 警備のバイトで誘導をミスして怒鳴られた時、間に入って一緒に謝ってくれたおじさんが、帰り道に「あなたね、ここがどん底だから。これより下はないから、安心しなさい」といってくれたそうだ。

 バイト生活と前後して20代には鬱を患って多くの時間を実家に引きこもって過ごしたという。

「屋根裏部屋でインターネットとビデオを見ながら、ひたすらお酒を飲んで酩酊していました。結構な年数だったはずですが、記憶がほとんどない。人生からスコッと抜けてしまったような不思議な感覚です」

 まさに、実人生がハードボイルドだったんだ。

 受賞作の『ババヤガの夜』(河出書房新社)は、暴力団会長の娘・尚子を護衛することになった主人公・依子が裏社会の男たちに暴力で対峙する“シスターフッド・バイオレンス”小説だそうだ。

 シスターフッドというのは女性同士の連帯という意だそうだ。

「私の目から見ると、世界全体は、カオスというか、はっきりしない色合いをしています。その中で、暴力と不幸だけはくっきり鮮やかだと感じてきました。世界のぼんやりした部分と鮮やかな部分を、同時に書いていきたいのだと思います」

 自らを「バイオレンス作家」と定義する。この本の読み所は2人の「逃亡劇」にあるという。

「物理的には闘いの話ではあるのですが、どちらかといえば“立ち向かう”よりは“逃げる”方がメイン。『逃げることは負け、弱さだ』という価値観を否定したい気持があるんです。人生の中で逃げるという戦略を取ることは決して恥ではない。人間、生き延びた者勝ちだと思っています」

 これは読まざるを得ないだろうな。

 お次は、やや食傷気味になってきた中居正広と被害者のX子との「場外乱闘」だ。

 文春でX子がいっているように「中居は全く反省してない」とは思うが、ここまで来たら、中居とX子、X子は覆面でいいから、文春かどこかで「対決」したらどうか。

 中居も代理人弁護士にゴチャゴチャいわせていないで、堂々と出てきて、自分の主張をX子に向けてぶちまけてみたらいい。

 今週号は、7月6日のフジテレビの検証番組について、日枝と、中居にX子を「上納した」元編成幹部Aが登場しなかったのは、やる気がなかった、見せかけだけの検証番組だったと批判する。

 新しい情報は、

「そんなA氏には目下、仰天プランが進行中という。

『ニューヨークにある子会社フジサンケイ・コミュニケーションズ・インターナショナルに準備が整い次第出向し、“国外脱出”する予定なのです。A氏は現在米国の就労ビザを申請中です』(フジ関係者)」(文春)

 ほとぼりが冷めるまで、海外に逃がそうというのか?

 X子は清水賢治社長と会い、清水は直立不動で彼女に頭を下げたという。

 X子の言葉を引用しておく。

「清水社長とお会いして、会社の改革案などもお聞きして、やっと謝罪を受け入れられました。この事件のせいで20代の大事な2年間がめちゃくちゃになり、本当に悔しいし、謝られても何か私の人生が戻ってくるわけではありません。でも、これでやっと1歩進めるのかなと思っています」

 そして、検証番組を視聴したX子は、前を見据えてこういったという。

「私は、私の人生を誰にも邪魔されずに歩んでいきたい。本当にそれだけです」

 性加害はなかったと主張する中居は、次に、どんな手を打ってくるのか? それともやりようがなく、このままフェードアウトしていくのだろうか。

 さて、あなた方は年の初めに行われている「講書始の儀」というのをご存じだろうか。

 文春によれば、「講書始は、明治2年、明治天皇が学問奨励のため始めた『御講釈始』が起源。現在は、人文科学、社会科学、自然科学の3分野で功績をあげた3人の識者が毎年招かれ、1人およそ15分間、これまでの研究内容を皇族方にご進講している」

 皇室記者が「今年の講師は、服装史学を研究する武田佐知子氏(大阪大名誉教授)、国際経済学の矢野誠氏(京都大名誉教授)、免疫学の谷口維紹氏(東京大名誉教授)。トップバッターが、古代からの日本の衣服と社会の関係を研究する武田先生でした」と話す。

 武田大阪大学名誉教授は、1995年、考古学で顕著な功績を残した研究者に与えられる濱田青陵賞を女性研究者として初めて受賞している。サントリー学芸賞、紫綬褒章も授与された、日本の服装史の大家である。

「講義では奈良時代の天皇礼服が男女同形だったことが、当時複数の女性天皇が現れる“基層”にあったと指摘。両陛下も時折笑顔を見せながら、熱心にお聴きになっていた」(皇室記者)

 ところがこの発表の裏で、ある異変が起きていたと、事情を知る関係者が打ち明けている。

 原稿にはもともと、古代だけでなく明治時代以降の皇室について衣服から読み解く記述があったという。しかし、これをすべて削除するよう、文科省と宮内庁側が武田教授に求めていたというのである。

 武田教授は「その部分の記述がないと論の趣旨が曖昧になる」と反発したが、結局このようになったという。

〈以後近・現代に至る経緯については、残念ながら時間の関係で説明を割愛させていただきます〉

 これでは折衷案というより、その部分は削除されたというのに等しいではないか。

「やはり納得がいかなかったのでしょう、講書始の後に招かれた講演で、武田先生は消去した部分を復活させた原稿を使い、本来話すはずだった論旨を説明していました」(出席者)

 文春は、その講義資料を手に入れたという。「まず冒頭、1889(明治22)年の憲法発布記念式典に臨んだ後の明治天皇と美子皇后が、馬車に乗り観兵式に向かったことを挙げ、このように記す」(文春)

〈この時初めて、軍服とローブデコルテ姿の、洋装の天皇夫妻が、ペアで国民の前に姿をあらわしたのですが、この日は同時に、女帝の即位を廃除する(旧)皇室典範が制定された日でもありました。また戦後、民主主義に基づく日本国憲法が制定された時、同時に制定された皇室典範も、女帝を認めない規定になっています。とすれば女帝を廃除する規定は、新憲法の理念とは別枠で成立したことが明らかなのです〉

 そして、古代から近現代までの天皇制の変遷を、衣服の観点からこう読み解いたという。

〈古代には性差の無かった天皇の衣服に、性差が持ち込まれ、これが女帝の出現を許さない現行の皇位継承法の規定に繋がっていったことをあとづけ、(略)近代化の証として急務だった、ヨーロッパの家父長的啓蒙専制君主に天皇を擬すこと、明治天皇の御真影と、ヨーロッパ的なマッチョな家父長のイメージへの変質が、天皇とペアを組む女性、すなわち皇后の公的場面への登場を必要ならしめたのではなかったでしょうか?〉

 女帝、皇室典範といったキーワードが、文科省や宮内庁を刺激したのだろう。

 当日は愛子さんも出席していたというのだ。

「つつがなく儀式を終えたい宮内庁がヒヤッとする気持ちも分かる。ですが、例えば過去の講書始では哲学者の故・上山春平氏が、象徴天皇制について天皇陛下(現・上皇)を前に論評したことすらあります。当時、宮内庁は進講内容に“関与しない”と貫いた。皇室についての論評に、皇室が幅広く接する機会をもち、それを行政がさまたげない。そんな鷹揚な態度が、従来はあったはずなのです」(宮内庁関係者)

 皇室典範改正に関する有識者会議にも参加する慶應義塾大名誉教授・笠原英彦はこう話す。

「こと皇室典範の問題については、省庁は官邸を向いて仕事をします。役所には役所の事情があったのでしょう。ただ、学問の自由、研究発表の自由は憲法第23条にも保障される根本的なこと。忖度でおろそかにしてよいものではない」

 愛子天皇待望論が広がる中、宮内庁が政治家や保守派たちの批判を恐れ、忖度するなどあってはならないことである。

 愛子さんはこの記事を読んで、何を思うのだろう。

 ところで、Yahoo!ニュースにこんな記事があった。東洋経済オンライン(7/14(月) 5:32配信)「『日本はもういいかな…』年収3億円の親日家が語る、中国≪超富裕層≫が訪日を“卒業”したワケ」がそれである。

 インバウンドの中でも中国人の観光客の占める数は圧倒的に多い。だが、その中国人観光旅行者に変化が見えるというのである。

 筆者の劉瀟瀟中国若者富裕層ビジネスコンサルティング代表は、「2014年からインバウンドの研究をはじめ、現在週2回のペースで訪日経験者にインタビューをしているが、その中でわかったことがある。それは日本が求めている高収入・高教養・高消費である理想の観光客は日本から離れていっているという現実だ」というのである。

 中でも中国人旅行者は、「経済の低迷もあり、コロナ後に初めて来日する彼らは以前の『高付加価値旅行者』に比べると、買い物意欲も予算も低めで、財布のひもは固い」という。

 日本にたびたび来ていた年収3億円という中国人女性は、「奈良で会ったときに、筆者は率直に『なぜ日本に来なくなったの?  あんなにファンだったのに』と聞いた。すると『日本が変わらず好きだけど、もういいかな』と彼女は素直に答えてくれた」というのである。

 中国国内でも魅力的な観光地があり、そこへ行く人たちが増えてきているという。それに、

「今までは、年5回以上来日し、日本の各地で楽しんできたが、2024年に5年ぶりに日本に来たらいろいろと変わっていたと語る。

『高級ホテルやラグジュアリーブランドの店員さんは業務対応で手一杯でがっかりだし、ミスをしても平気な顔をされて不愉快』

『寺院観光をしても、お土産はどこに行っても同じもので買うものがなくなっている』

『レストランはますます予約しづらくなったけど、見た目重視のところがほとんどで味は普通になったというか、わざわざ行かなくてもいいなと思った』」

 これって、われわれ日本人と同じではないか。国内旅行をしようと思っても、京都や奈良、有名観光地は中国人を含めた観光客でいっぱい。土産など買うものがない。レストランは何十人待ちで、うまくないうえにバカ高い。今の大阪万博もしかりである。

 日本の中からも、「これ以上インバウンドを増やすな」という声が上がってきている。京都などはその最たるものである。

 断っておくが、これは外国人差別ではない。野放図にインバウンドを増やせばいいと囃し立てる政治家たちへの不満である。

 ということで、文春の中国人が我が物顔で日本の土地を侵食しているという批判キャンペーンの第3弾。

 北海道の南西部に位置する俱知安町が、中国マネーによって野放図に侵食されているというのである。文春によれば、

「問題となったエリアは、同町の巽地区。付近は山麓の樹海だ。その一画で、別荘とみられる二階建ての『住宅』二棟と、周辺道路の工事が人知れず進んでいた。町政関係者が言う。
『一ヘクタールを超える森林伐採には、事前に林地開発許可が必要です。しかし、事業者側は許可を受けずに無断で切り進んだ。行政の立ち入り調査で、実際には規制を大幅に上回る約三・九ヘクタール(三万九千平米)の森林が伐採されていたことが判明しました』」

元木昌彦

編集者。「週刊現代」「FRIDAY」の編集長を歴任した"伝説の編集者"。

元木昌彦
最終更新:2025/07/15 18:00