平手友梨奈、奇抜ド派手路線は「大成功」? 「イニミニマイニモ」がソロデビュー後初の1位に


『CDTVライブ!ライブ!』(TBS系)で披露したパフォーマンスが賛否を呼んだ元欅坂46でアーティストの平手友梨奈。そんな中、新曲のミュージックビデオは順調に再生数を伸ばしており、「方向転換は成功」と見る向きもあるようだ。
平手友梨奈、『CDTV』新曲披露に賛否
2024年8月に韓国の大手プロダクション「HYBE」系列のレーベル「NAECO(ネイコ)」との専属契約が終了し、翌月からAdoらが所属する芸能事務所「クラウドナイン」のアーティストとなった平手。今月19日には移籍後3曲目となる配信シングル「イニミニマイニモ」をリリースし、YouTubeでミュージックビデオも公開された。
なお、同楽曲は「強気で大胆、自由奔放なハーレイ・クインを彷彿とさせるリリックに、アッパーで思わず体が揺れるトラックが鳴り響くダンスアンセム」だという。
さらに、3月24日放送の『CDTVライブ!ライブ!』(TBS系)に出演した平手は「イニミニマイニモ」を披露。ミュージックビデオでは青いヘアを披露しているが、同番組では金髪に白いフワフワドレスというド派手なスタイリングで登場し、ほぼカメラを見ないままパフォーマンスを行った。
イメチェンともいえる平手のスタイリングやサウンド、パフォーマンスに対し、ネット上では「本当に圧倒的な存在感。これほどの表現ができるのは平手友梨奈さんだけしかいない。やっぱり大スターです」「第2のAdoみたいでかっこいい! 前より好きかも」といった賛辞が寄せられる一方、「平手さんの魅力はゴテゴテに着飾らないほうが引き出される気がする」といった意見も。
さらに、衣装や髪型に既視感を覚えた視聴者も少なくなかったようで、「なんか古く感じる」「きゃりーぱみゅぱみゅの二番煎じっていうか、何かそれっぽい偽物感」といった厳しい意見も散見された。
「イニミニマイニモ」、ソロデビュー後初の1位獲得
とはいえ、同楽曲のミュージックビデオは公開から約1週間で240万回再生を突破し、その後も勢いよく増加。コメント欄の上位には絶賛する書き込みが並んでおり、好評のように見える。
加えて、3月17日~3月19日のダウンロード・ソング売上レポートを集計した「Billboard JAPANチャート」では、“平手友梨奈”としてソロデビュー後初となる首位を獲得。こうした数字を見ると、路線変更は成功ともいえそうだ。
平手の新曲が物議を醸した背景について、芸能ジャーナリストの竹下光氏が話す。
「平手さんは欅坂46を離れた後、ドラマ『ドラゴン桜』(TBS系)の第2シリーズや『六本木クラス』(テレビ朝日系)、『うちの弁護士は手がかかる』(フジテレビ系)、映画『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』(21)などに出演。自身が作曲にも参加した『ダンスの理由』をデジタルシングルとしてリリースし、ソロアーティストとしてデビューしました。
当時、女優、ソロアーティストとしてさらなる活躍が期待されましたが、NAECOとの専属契約が2年半ほどで終了。同時期には遅刻癖などが一部メディアで報じられて、『わがまま』や『問題児』といったイメージが広がってしまいました。そうした中、今回の新曲に関しては、欅坂46時代にセンターを務めた楽曲とは一線を画すようなコンセプトということもあり、アイドル時代から平手さんを応援するファンの中には違和感を覚える人もいるでしょうし、一部の人たちからは迷走しているようにも見えてしまうのかもしれません」
平手友梨奈は「過去を超える存在でいたい」?
実際、グループ卒業後の平手は、事務所の移籍が続いた影響などもあり、本人が目指す方向がわかりにくい印象もある。前出の竹下氏が語る。
「近年は遅刻癖なども一部で報じられましたが、もともと平手さんは欅坂46時代からプロ意識が高いことで知られ、それゆえにカリスマ的な支持を集めました。現状に甘んじることなく、常により高いステージを目指している印象で、試行錯誤の結果、時にそうした姿が迷走しているように一部から見られたり、周囲と軋轢を生んだりすることもあるのでしょう。
具体的な目標に関してはわかりませんが、これまでのインタビューなどの発言からもクリエイター、表現者として常に自分が納得できる最良の作品を作りたい、過去を超える存在でいたいというような思いはあるのではないでしょうか」
SNS上で「聞けば聞くほどハマる」と話題の「イニミニマイニモ」。奇抜なド派手路線で落ち着くのか、今後に注目したい。