Kis-My-Ft2、サンドウィッチマンとコラボ楽曲配信も「デイリーランキング」トップ20圏外で振るわず
Kis-My-Ft2（以下、キスマイ）とお笑いコンビ・サンドウィッチマンがコラボレーションした楽曲「お疲れ様です！feat.サンドウィッチマン」が、4月21日よりストリーミング＆ダウンロード（以下、DL）版で先行配信を開始。しかし、初速は振るわなかったようだ。
Kis-My-Ft2、サンドウィッチマンとのコラボ曲が「オリコンデイリーランキング」トップ20圏外に
2017年10月から放送を開始したバラエティ番組『10万円でできるかな』（テレビ朝日系）で共演中のキスマイとサンドウィッチマン。23日にYouTubeで公開された動画「Kis-My-Ft2 /『お疲れ様です！feat.サンドウィッチマン』Music Video」の概要欄によると、今回の楽曲は「かねてより親交のあるサンドウィッチマンをゲストボーカルに迎え、ちょっとした失敗や憂鬱な気持ちも明るく吹き飛ばす、思わずクスッと笑えるようなポップソング」（原文ママ）に仕上がっているという。サンドウィッチマンはMVにも出演しており、キスマイメンバーと一緒にダンスを披露する場面もあった。
なお、同曲は5月21日に発売となるキスマイのニューアルバム『MAGFACT』の収録曲。長らく「好感度高い芸人」と言われ、テレビやラジオで数々のレギュラー番組を持つサンドウィッチマンとタッグを組んだ曲だけに、数字面で良い成績を残すと思われたが……。
オリコンのサイトに掲載されている4月21日付の「オリコンデイリーデジタルシングル（単曲）ランキング」を見てみると、同曲はトップ20位圏外に。1位はKing Gnuの「TWILIGHT!!!」で1887DL（同18日配信）、2位はRADWIMPS「賜物」で911DL（同18日配信）、そして3位がMrs. GREEN APPLEの「クスシキ」（同5日配信）で874DLのため、少なくとも配信初日のDL数はこれを大きく下回っていたのだろう。なお22、23日付のランキングでも公表されている20位までに「お疲れ様です！feat.サンドウィッチマン」（以下、「お疲れ様です！」）は入っていなかった。
Kis-My-Ft2、サンドウィッチマンとのコラボ曲はDL数振るわずも……MVの初速は好ペース
そんなキスマイだが、実は14日にもニューアルバムから「Glory days」という楽曲を先行配信している。ロックバンド・MAN WITH A MISSIONのKamikaze Boyから提供を受けたもので、「お疲れ様です！」とは雰囲気の異なる爽やかなロックナンバーだ。
「『Glory days』は4月14日付の『オリコンデイリーデジタルシングル（単曲）ランキング』で7位に初登場し、同28日付の『オリコン週間デジタルシングル（単曲）ランキング』だと25位にランクイン。初週1,518DLという結果でした。1位のKing Gnu『TWILIGHT!!!』は1万5,579DLも稼いでいましたから、キスマイは到底、上位に食い込めるDL数ではなかったのでしょう。ただ、14日午後8時にキスマイ公式YouTubeにて公開されたMVの再生数は好調で、約10日後の25日午前8時時点で581万台を突破。コメント欄を見る限り、MAN WITH A MISSIONのファンもMV再生に貢献しているようです」（芸能ライター・阿部ベア氏）
なお、23日午後8時半にアップされた前述の「お疲れ様です！」のMVは、2日足らずの25日午前8時時点で再生数は113万台をマーク。楽曲のDL数は不調とみられるが、MVの初速は好ペースといえるだろう。このままの勢いを保つことができれば、「Glory days」超えも狙えるかもしれない。
ファンからは「番組テーマソングに起用」「サンドウィッチマンと『Mステ』出演」を望む声
とはいえ前出の阿部氏は「世間的に楽曲が浸透しているとは思えませんし、キスマイファン以外はさほど盛り上がっていない印象」（前出・同）と指摘する。
「現在、キスマイメンバーが全員で出ているテレビのレギュラーは『10万円でできるかな』のみですし、月曜午後8時台というゴールデンタイムのレギュラーはグループにとって貴重でしょう。今回のコラボ曲もその番組が縁で生まれたわけですから、ネット上のキスマイファンからは『番組のテーマソングに起用してほしい』といった要望も見受けられます。また、同番組はテレ朝で放送されていることもあり、キスマイとサンドウィッチマンで同局の音楽番組『ミュージックステーション』への出演を願う人も。耳に残る曲なので『歌番組で多くの人の目に触れたら、バズると思う』という声も上がっていました」
前作のアルバム『Synopsis』（24年5月発売）の初週売り上げは12.6万枚（オリコン調べ）だったが、5月21日にリリースされる最新アルバム『MAGFACT』は、どれだけ売り上げを伸ばせるのだろうか？
（取材・文=サイゾーウーマン編集部）
