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JO1・鶴房汐恩の処遇、「吉本は関係なし」? 高比良くるまが「突っ走った」オンラインカジノ芸人活動自粛の裏側

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『iHeartRadio Music Awards 2025』レッドカーペット・イベントに登場したJO1。後列左端が鶴房汐恩(Getty Imagesより)

 オンラインカジノ問題で芸能活動を自粛していた吉本興業(以下、吉本)所属の芸人たちが、6月8日に活動再開を発表した。5月31日には11人組ボーイズグループ・JO1のメンバーである鶴房汐恩も過去にオンラインカジノを利用していたことが明らかとなり「10日間の活動自粛」と公表していたため、ファンの間では予定通りの活動再開に期待の声が上がっている状況だ。

吉本興業の芸人6名がオンラインカジノ賭博で書類送検、活動自粛へ

 2月27日、吉本は公式サイトにて「このたびは、弊社所属の複数のタレントがオンラインカジノを利用し違法な賭博行為をしたとして、捜査当局の事情聴取を受けるなどしており、関係者の皆様には多大なご迷惑をおかけしていること、また、ファンの皆様に大変ご心配をおかけしていること、心からお詫び申し上げます」(原文ママ、以下同)と謝罪。同社はタレントに対して複数回にわたるヒアリングを実施するなど事実関係を調査中だといい、捜査にも全面協力していると報告した。

 また、「最終的な処分等は、捜査の結果等を踏まえることになりますが、事実関係が確定し、様々な判断が決するまでは、関係各所及び本人とも協議の上、順次、芸能活動を自粛させていただいております」と現状を伝えていた。

 その後、吉本の芸人6人が書類送検されたことが判明。4月3日配信の「朝日新聞」ウェブ版の記事によると、警視庁が単純賭博容疑で書類送検したのは、お笑いコンビ・ダイタクの吉本大、9番街レトロ・なかむら★しゅん、プリズンクイズチャンネル・竜大と最強の庄田、ダンビラムーチョ・大原優一、ネイチャーバーガー・笹本はやてだ。

 なお、吉本芸人では令和ロマン・高比良くるま、とろサーモン・久保田かずのぶも警視庁の聴取を受けたことを認めていたが、「捜査関係者によると、2人とも今回の書類送検には含まれていない」とのことだった。

 そして、5月22日に吉本は公式サイトで「所属タレント6名が本日、賭博罪で略式起訴」されたと報告。オンラインカジノの利用が判明したタレントは「厳重注意処分」とし、「今後二度とオンラインカジノを含む違法行為に及ばない旨の誓約書の提出」を受けたという。その上で、「芸能活動を自粛しておりましたタレントにつきましては、順次、芸能活動を再開させていただくことにいたしました」と記していた。

オンラインカジノ賭博の吉本芸人、続々と活動再開を発表

 6月8日、ダンビラムーチョ・大原は自身のX(旧Twitter)に「2/27から活動を自粛しておりましたが、この度活動を再開させていただくことになりました。この度は様々な方々に多大なご迷惑をおかけして誠に申し訳ありません。とてつもなく反省をしております」などとポスト。

 同日、9番街レトロ・なかむら★しゅんもXに「これから活動を再開させて頂きますが、皆様の信頼を取り戻せるようお笑いの道一筋に邁進していきたいと思います」と謝罪文をアップした。さらに、プリズンクイズチャンネルの2人もそれぞれXで復帰を報告し、コンビのYouTubeチャンネルを更新。同動画(8日配信)をもって活動再開すると宣言した。

 さらに、東京・渋谷にある吉本の常設劇場・渋谷よしもと漫才劇場の公式Xは9日にダイタクの最新情報を投稿。「出演者追加」として、12、15、30日の公演に「ダイタクの出演が決定致しました」と記しているため、コンビで劇場復帰を果たすようだ。6人のうちネイチャーバーガー・笹本は自身のSNSを更新しておらず、具体的な活動再開時期などは不明となっている(9日午後6時時点)。

 その一方で、吉本は4月28日に令和ロマン・高比良について「双方合意の上、2025年4月28日付をもってマネジメント契約を終了」したと報告。コンビは継続し、相方の松井ケムリは引き続き、同社所属のままタレント活動をしていくと発表した。

オンラインカジノ問題と大阪IRカジノ

JO1・鶴房汐恩の処遇めぐり疑問の声も「吉本は関係なし」? 

 オンラインカジノ問題といえば、JO1の所属事務所・LAPONEエンタテインメントは5月31日に公式サイトで鶴房の“10日間の活動自粛”を発表。同社は事実を把握した後、速やかに厳正な処分を行ったそうだが、本人から「深い反省の意を示すとともに、社会人としてのけじめをつけるべく一定期間の活動自粛の申し出」があったという。

 鶴房は「この度は本当に申し訳ございませんでした。大変情け無いことをしたと自分の中でももの凄く反省しております。これからの僕の生き様で必ず信頼を取り戻してみせます」とコメントし、ファンや関係者へお詫びした。

 しかし、ネット上ではこの対応について「自粛期間はもっと長くてもよかったのでは? 芸人なんて事務所を退所する事態にまでなっているのに」「10日間の活動自粛って、ゴールデンウィークと一緒じゃん。芸人との処分に差がありすぎる」「LAPONEエンタテインメントって吉本系列だと聞いたけど、長く謹慎されている吉本芸人との違いは何?」といった疑問の声が出ていた。

 書き込みにもある通り、JO1の所属事務所・LAPONEエンタテインメントは吉本と韓国のCJ ENMの合弁会社だ。芸能ライター・阿部ベア氏は「鶴房の処遇を決めるにあたり、吉本本体は直接的には関係していないものと思われます。彼の活動再開時期と芸人たちの復帰に関連性はまったくないでしょう」と指摘する。

「そもそも、吉本サイドはこの件で芸人たちを“謹慎処分”にはしておらず、芸人はみんな自主的に仕事を休んでいたそうなんです。実際、2月27日付の吉本の発表でも『順次、芸能活動を自粛させていただいております』という表現になっています。これは、令和ロマンが同15日にコンビのYouTubeチャンネルに謝罪動画を出し、19日に高比良が自身のXで活動自粛を発表するなど、突っ走ったことが一因なんだとか」(前出・同)

 なお、令和ロマンは吉本が高比良の契約終了を公にした4月28日に「令和ロマンから皆さまへ。」と題した動画をYouTubeにアップ。退所に関して、高比良はある日、会社側の「偉い方」に呼ばれたと経緯を語った。彼によると、吉本サイドからは2月15日に公開した動画「オンラインカジノ報道について」に対し、「こっちとしては、ちょっとやってほしくなかったというか」「どうしてもな、会社との信頼関係というのは、ちょっとなかなか壊れてしまったかな」と言われたという。「どうやろ? くるまくんがもし望めばやけど、契約解除という……」と切り出されたと説明していたのだ。

 前出の阿部氏によれば、「高比良が活動自粛を宣言した流れを受けて、ほかの芸人たちも“休まなきゃいけない雰囲気”になってしまった」という。結果的に高比良は4月末に再始動。略式起訴された吉本芸人も誓約書の提出などを経て、復帰するタイミングを見計らっていたのかもしれない。

 5月末に活動自粛が明らかになった鶴房もまもなく復帰するとみられ、一部ファンは「自分がやってしまったことは反省して、笑顔で活動再開してほしい。汐恩の復帰を待ってる」「JO1はこれからも11人でいて」と、SNSを通じてエールを送っている。

 オンラインカジノの利用が表面化したタレントたちは、信頼回復に努めていってほしいものだ。

(取材・文=サイゾーウーマン編集部)

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サイゾーウーマン編集部

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最終更新:2025/06/10 09:01