Number_i、ロケ先の店がSNSの投稿内容めぐり謝罪もファンから「申し訳ない」の声が上がるワケ


6月17日に発売となったNumber_iのコンサート映像作品『TOBE LIVE at ARIAKE ARENA 2024 No.O -ring-』。初回生産限定盤のDisc 2には「『No.O -ring-』おつかれさま企画 Number_iの沖縄旅行」と題した沖縄ロケの映像が収録されているが、その際にメンバーが訪れた店のSNSの投稿が話題になっている。
Number_i、ロケ先の店が「スタッフとお客様とのやり取り」について謝罪
当初は3月31日に発売を予定していた同作品。初回生産限定盤の特典映像として山梨県・富士急ハイランドでのロケ映像が入るはずだったが、2月28日に同地のジェットコースターを点検中に従業員が死亡した事故を受けて、Number_iが所属するTOBEサイドは3月12日に発売延期を発表した。
その後、新たなリリース日が6月17日に決定し、初回生産限定盤の特典映像が「『No.O -ring-』おつかれさま企画 Number_iの沖縄旅行」に変更されたことが明らかに。その中で平野紫耀、岸優太、神宮寺勇太の3人が琉球ガラス作りを体験する場面があったという。
発売から約1週間後の6月23日、彼らが訪問したとされる沖縄の「耐熱琉球ガラス工房燈人-TOMOSHIBITO-」はインスタグラムとX(旧Twitter)にテキスト画像をアップ。「今回、あるXの投稿に関して当工房スタッフとお客様とのやり取りで皆様にご心配とご迷惑をおかけしましたことを心よりお詫び申し上げます」(原文ママ、以下同)と謝罪した。
同工房は、沖縄の伝統工芸である琉球ガラスの製造とグラス体験のサービスを安心・安全のもと広げていくべく運営しているといい、「今回、HPのお問い合わせにてご指摘いただいた点でも当工房では『毎回、アルコール消毒を行なっており、気になる方には工程の変更とキャップの使用』を行っております」と説明。
その上で、「今後さらにお客様の立場でより良いサービスが提供できるようスタッフとも今回の内容を共有し指導、運営に努めてまいります」「最後に改めまして深くお詫び申し上げるとともに、皆様のご理解のほど賜りますようお願い申し上げます」と発信していた。
Number_iファン、店側に「申し訳ない」と同情&注意喚起も
この投稿に対し、Number_iファン(通称:iLYs)からは「お店側が謝る必要はないのに……」と、工房側に同情の声などが寄せられている状況だ。前述のポストでは、具体的にどんな問題があったのかは伏せていたものの、これは「一部ファンが工房スタッフとのやり取りをSNSに書き込んだことが発端」になっているという。芸能ライター・阿部ベア氏が解説する。
「初回生産限定盤の特典映像を見たiLYsの中には、すでに沖縄ロケの“聖地巡礼”をしている人たちもいるようなんです。すると、グラス作り体験をしたとあるファンが、工房スタッフと会話する中で聞いたNumber_iの撮影に関する裏話をXにポストしていました(22日付の投稿)。iLYsに向け、彼らがガラスを作った時に使用した吹き棒を貸す……などの話を聞いたという書き込みも。ファンの間にこの情報が瞬く間に広まると、工房側の対応を疑問視する声がわずかに上がっていました」
iLYsから問い合わせなどが来たのか、結果的に工房サイドは23日にインスタグラムとXで「あるXの投稿に関して」と題するコメントを発表したのだった。
さらに、24日朝には「本日もご予約がいっぱいで当日受付のご案内が難しいです!」と報告しつつ、「最後に、スタッフへの琉球ガラスに関する質問以外はご遠慮ください。ご協力宜しくお願い申し上げます」と呼びかけていた。
「23、24日の投稿ともに、文章中には『Number_i』の名前こそ書いていませんが、『TOBE LIVE at ARIAKE ARENA 2024 No.O -ring-』の発売直後とあって、iLYsが関係していることは明白でしょう。工房サイドは波風を立てないようにと、Number_iやファンに配慮しながら声明を出したようです」(前出・阿部氏)
一連のポストを目にしたiLYsたちは「工房側に迷惑をかけていたのなら、申し訳ない気持ちでいっぱい」「琉球ガラス工房の謝罪文を見て、気持ちがどんよりした」などとショックを受けているほか、「推し活でロケ地に行った方は、浮かれてもお店に迷惑をかけるような投稿はしないでほしい。どこもロケを引き受けてくれなくなっちゃう……」「Number_iに迷惑かけるのは本当にやめてほしい」と注意喚起している。
Number_iのロケ地“聖地巡礼”でファン殺到……SNSにも報告複数
なお、元King&PrinceメンバーからなるNumber_iは大人気の3人組とあって、ロケ先にファンが殺到するという事例は少なくないという。
「2枚目のCDシングル『GOD_i』(5月19日発売)の歌詞ブックレットなどには、中華料理店で撮影されたカットが使われています。『GOD_i』初回生産限定盤AのBlu-rayには『GOD_i CD Jacket / Booklet Behind The Scenes』として、中華料理店での撮影のメイキング映像や、平野らが食事する様子が収められていました。この撮影地は特定されており、連日のようにファンが“聖地巡礼”をしているそうなんです。SNSには『Number_iが撮影で訪れた中華料理店に行ってきた』といった報告が複数上がっています。レポートを見る限り、行列になっている時間帯もあるようですが、良識あるNumber_iファンは“お店に迷惑をかけてはいけない”と、長居をせずに料理を味わい、速やかに退店することを心がけている人もいました。自分たちの言動によってNumber_iにマイナスイメージがついてしまう可能性を懸念しているのでしょう」(同)
Number_iや撮影に協力してくれた人々のためにも、ファンは節度を守って応援していくべきだろう。
(取材・文=サイゾーウーマン編集部)