Number_i、新曲DL数が前作より微減……収録アルバムの“購入特典”には「欲しい」「下品」と賛否両論も


平野紫耀、岸優太、神宮寺勇太の3人からなるグループ・Number_iが、8月11日に新曲「未確認領域」をデジタルリリースした。同日付の「オリコンデイリーデジタルシングル(単曲)ランキング」では初登場1位を獲得し、初日に2万1902ダウンロード(以下、DL)を記録。今年1月27日配信の「GOD_i」の初日記録には及ばなかったものの、ミュージックビデオ(以下、MV)の再生回数は順調に伸びているという。
Number_i、新曲は初日2.2万DLと前作から微減も……MVの再生回数は好調
今作は、9月22日にリリースする2ndフルアルバム『No.Ⅱ』(TOBE OFFICIAL STOREにて販売)からの先行配信楽曲。8月11日午前0時に各音楽配信サービスにてDLがスタートし、初日から堂々のトップに君臨した。
元King&Prince(以下、キンプリ)メンバーの3人で23年10月に結成されたNumber_iは、24年1月1日に1stデジタルシングル「GOAT」で全世界配信デビューを果たし、初日に3万1433DL、初週は6万5891DLを記録(オリコン調べ、以下同)。同日、Number_iの公式YouTubeチャンネルにアップされたMVは、公開からわずか3日で1000万再生を突破するなど、大きな話題に。キンプリ時代の“王道アイドル路線”とは異なり、ラップがメインのヒップホップに舵を切った点も、世間を驚かせた。
「同年3月6日には、CDシングル『GOAT』を発売し、同時にカップリング5曲も配信スタート。そして同年4月12日に同作収録の『Blow Your Cover』を別ヴァージョンも収録し2ndデジタルシングルとしてリリースしました。DL数は初日が不明で、週間は4955DLと、約1カ月前にカップリングナンバーとして配信が始まっていたこともあって新規のDL数は伸びなかったんです。また、5月27日発売のミニアルバム『No.O -ring-』のリード曲『BON』(同日配信)は初日1万7377DL、1stフルアルバム『No.Ⅰ』(9月23日発売)のリード曲で、8月19日に先行配信された『INZM』の初日は1万7085DLという結果でした。そして、今年1月27日に配信されたデジタルシングル『GOD_i』は初日に2万5122DLをマーク。新曲『未確認領域』の初日は2万1902DLでしたから、『GOD_i』に比べるとやや勢いは落ちています」(芸能ライター・阿部ベア氏)
ただ、MVのほうは好ペースで再生されている。8月11日午前0時公開の「Number_i – 未確認領域 (U.M.A.) [Official Music Video]」の再生回数は、13日午後6時時点で900万台を記録していた。そして13日午後2時、Number_iの公式SNSは「『未確認領域』が日米iTunesミュージックビデオ総合ランキング1位をいただきました」(原文ママ)と、ポスト。日本だけではなく、アメリカでも高い注目を集めているようだ。
Number_i、アルバムの“購入特典”めぐり「欲しい」「下品」と賛否両論のワケ
一方、Number_iは11日午後6時台から公式TikTokアカウントで「未確認領域」リリース記念のライブ配信を実施。その中で、2ndフルアルバム『No.Ⅱ』の3形態(初回生産限定盤A/B・通常盤)をまとめて購入すると付いてくる特典の詳細を発表した。
それは、同曲のMVにも登場する「のどちんこ」のキャラクターをモチーフとしたキーホルダーだったが、現物を手にした平野は「質感もこだわったりしてね、色とかも結構、入念に……」と話しており、打ち合わせを重ねて完成したアイテムのようだ。
神宮寺が「これね、もう僕たちは“のどちんこくん”と呼んでます。勝手に」と言うと、平野は「名前とかないです」とも発言。裏面にNumber_iのロゴが入っているといい、「ぜひ、かわいらしいキーホルダーなので」(平野)「つけてほしいですね」(岸)とファンに呼びかけ、サンプルを視聴者にお披露目していた。
「このキーホルダーに対し、コメント欄では『かわいい』『めっちゃ欲しい』と喜ぶ声が上がっていたものの、ネット上では『のどちんこの特典とかいらない』とネガティブな意見や、『正直かわいいとは思えないし、Number_iの物じゃないならいらないけど、特典がこれなのはめっちゃおもしろい』『のどちんこくんのキーホルダーとか独特すぎる』などと、さまざまな感想も上がっています。“愚痴アカ”(愚痴をつぶやくアカウント)の一部SNSユーザーなどは『3形態まとめ買いを予約して、蓋を開けてみたら特典のキーホルダーがのどちんこくんって……さすがにこれは苦行すぎない?』『思春期の女の子がこれ付ける? どんな人たちが手に取るのかを考えてほしい』『下品というか、下ネタを連想させるので名前を変えたほうがいいと思う』と否定的な反応を示していました」(同・前)
なお、デリケートなワードが含まれているためか、TikTokのコメント欄に「のどちんこくん」と書こうとしたところ、「コミュニティガイドラインに準拠していることをご確認ください」といった注意書きが表示された人もいたとか。Number_iは幅広い世代に愛されているアーティストだからこそ、賛否両論が噴出するのは仕方がないことなのかもしれない。
「TikTokライブ終了後、Number_iは音声配信アプリ『Stationhead』内の配信にも参加し、アルバム『No.Ⅱ』の収録楽曲などについて解説していました。しかし、リスナーが殺到したのか、Stationhead側の別の問題が原因なのかは不明ですが、3人が配信に入ってきたタイミングでアプリを開けなくなったiLYs(Number_iのファン)が続出。事態を知ったメンバーは“アーカイブが残る”と説明していたものの、リアルタイムで彼らのトークを聞くことができず、がっかりしている人が多かったんです。それだけ、iLYsも『未確認領域』のリリースを受けて熱が高まっているところなのでしょう」(前出・同)
1月配信の「GOD_i」の初週記録は6万9668DL。「未確認領域」は、この数字を超えられるだろうか?