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北山宏光、「こんなんなると思わなかった」「変に発言もできない」――旧ジャニーズ性加害問題と退所後の“本音”

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北山宏光(写真:サイゾーウーマン)
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 元Kis-My-Ft2の北山宏光が、9月21日放送のラジオ番組『爆笑問題の日曜サンデー』(TBSラジオ、以下『日曜サンデー』)にゲスト出演。旧ジャニーズ事務所(現STARTO ENTERTAINMENT)が性加害問題で揺れていた時の胸中や、自身の退所について言及する一幕があった。

元Kis-My-Ft2・北山宏光、旧ジャニーズ退所時に爆笑問題へ送ったメッセージの内容とは?

 2002年に旧ジャニーズに入所し、11年8月にKis-My-Ft2のメンバーとしてデビューを果たした北山。長らくグループのフロントで活動してきたが、23年6月7日には同年8月31日をもってグループを脱退し、事務所を退所すると発表。多くのファンを驚かせた。そして9月17日、滝沢秀明氏が代表取締役社長を務めるアーティスト会社・TOBEへの移籍を表明し、同年11月17日、1stデジタルシングル「乱心-RANSHIN-」でソロデビューした。

 そんな北山は音楽活動だけでなく、俳優業などマルチに活躍中。今回の『日曜サンデー』は11月7日から東京・明治座で開幕する主演舞台『醉いどれ天使』の宣伝を兼ねての登場となった。一時期、北山は爆笑問題がMCを務めるバラエティ『世界の日本人妻は見た!』(TBS系、13年4月~17年9月放送)にレギュラー出演しており、太田光とは今年1月24日放送のラジオ『カープレミア presents 北山宏光のPremium Parking Area』(TBSラジオ)でも共演。気心の知れた仲だからこそ、序盤から賑やかなやり取りを繰り広げた。

「北山のプロフィールを紹介する流れになると、爆笑問題は芸能界入りのきっかけに驚がくしていました。北山はサッカー推薦で堀越高等学校に入学したのですが、それまで同校に芸能コース(トレイトコース)があるとは知らなかったとか。当時、同校には山下智久、上戸彩らが在学しており、山下ファンの友人の妹に『ジャニーズ入ればいいじゃん』と言われ、事務所に履歴書を送ることになったそうです」(芸能ライター・阿部ベア氏)

 そして、サッカー部の練習がたまたまお休みのタイミングがあり、偶然にもその日に事務所のオーディションがあったことが縁で芸能界の道へ。番組ではグループ時代を経て、23年9月17日からTOBEで個人活動をスタートさせたという経緯を振り返った。

 太田が「でもそこからグループ、まあいろいろ事務所もあって変わって、たった1人になるわけじゃん。すっごい不安じゃない?」と直球質問を投げかけたところ、北山は「やっぱ不安でしたし、辞めるっていうことに対しても、人にやっぱ迷惑かけることでもあったりとかしたので。だから、1年間くらいかけて、もう一個ずつ、一個ずつ丁寧に……っていうことをやっていったりとかした」と回顧。

 田中裕二は北山から退所時に連絡をもらったそうで、「本当、いろいろ考えて決断しました。いろいろ大変だと思いますけども、今後ともよろしくお願いします」など、「ものすごい真面目な感じ」のメッセージが送られてきたとか。

北山宏光、旧ジャニーズの性加害問題めぐり複雑な胸の内明かす

 すると、ここで太田が「まさかさ、そんな目になかなか遭わないからね、普段ね。芸能界の歴史的にもなかなかないことだから」と旧ジャニーズの問題を想起させるような話題を切り出し、北山も「こんなんなると思わなかったですし」と吐露。

 太田は「これ経験してるのはでかいよな。これはやっぱりすごい、なんて言うのかな。ここの瞬間をその当事者として、いて。で、乗り切ってっていうのは財産だよね。一つのね」と持論を続け、北山も「今となってはですね」と本音を漏らした。

 また、太田が「当時はそうは思えないだろうけども」と北山の気持ちに寄り添えば、本人が「あと、変に発言もできないし……」と本音を漏らす場面も。番組アシスタントのTBSアナウンサー・山本恵里伽は「(発言を)切り取られますしね、またね。どうしてもね、どうとられるかわからないから」と理解を示した。

 さらに、北山は「その全然、僕は前からいろいろと準備というか、皆さんにお話しながらっていうのがあったんで。その後にいろんなことが起こったから。『お前、知ってたのか』みたいな(ことを言われたが)知らない! 俺はその前からだから!」と、複雑な胸の内を主張していたのだった。

「“芸能界の闇”とされてきた旧ジャニーズ創業者・ジャニー喜多川氏(19年に死去)の性加害疑惑が大騒動に発展したのは、元ジュニア・岡本カウアンの告発(22年11月)や、23年3月にBBC(英国放送協会)がドキュメンタリー『J-POPの捕食者 秘められたスキャンダル(原題:Predator:The Secret Scandal of J-Pop)』を放送したことがきっかけでしょう。旧ジャニーズは同9月7日に記者会見を開き、藤島ジュリー景子社長(当時)が『ジャニー喜多川に性加害はあったと認識しております』とコメント。以降、同社は社名を変更(SMILE-UP.)して解体へと進み、タレントのマネジメント業務を引き継ぐ新会社・STARTOが24年4月に本格始動しました」(前出・同)

 一方、北山は前述の通り、23年6月7日にグループ及び事務所を離れると発表し、8月31日付で脱退・退所。TOBEへの移籍が明らかになったのは9月17日で、旧ジャニーズが最初の会見を行った時はすでに事務所を去っている。

 ラジオの中で、太田は「ここの瞬間をその当事者として、いて。で、乗り切って」などと解説していたものの、本人は「(退所前の準備は)1年間くらいかけて」と話していただけに、事務所の問題を理由に退所を決断したわけではないようだ。

北山宏光の“本音”トークに「聞けてうれしい」「よく耐えた」とさまざまな声

「なお、ジャニーズの副社長を務めていた滝沢氏は22年10月31日付で事務所を退社。翌年3月21日にTwitter(現X)の音声サービス・スペース機能で配信を行い、アーティストをプロデュースする新会社を作ったと報告したんです。同7月2日に元V6メンバーの三宅健(5月2日付でジャニーズを退所)が合流して以降は元King&Prince・平野紫耀と神宮寺勇太(後に岸優太も合流し、Number_iを結成)、元ジュニア内ユニット・IMPACTorsのメンバー7人(現IMP.)、元ジュニア・大東立樹が続々と移籍。そして、北山も9月17日にTOBEにて芸能活動を再開すると宣言しました」(前出・同)

 北山はソロ転向後、「ファンの方も、すごい熱量というか」「そういうのは伝わってくる」と、ファンの応援のありがたみを実感している様子。太田が「むしろやりがい感じる?」と尋ねると、「“今これやっとかないと、できなかったな”っていうことはありますね」「勝負するには、今しかなかったのかなー」としみじみつぶやいていたのだった。

 番組内でデリケートな話題に触れたため、今回の放送を受けてSNS上のファンは「北山くんから『発言できない』って言葉は、初めて聞いた」と驚いていたほか、「今だから話せるあの時の気持ち……聞けてうれしい」「『お前、知ってたのか』と言われて、“知らない! その前に辞めるって決めてた”ってなる北山くんの心境、お察しする。あまりにもひどい。よく黙って耐えたね……」「変にタイミングが重なったせいで臆測で叩かれたけど、TOBEに移った人たちは新しい場所で挑戦をしたかったんだと思う」など、さまざまな感想が上がっていた。

 9月27~28日に千葉県・LaLa arena TOKYO-BAYでソロツアーの最終公演『HIROMITSU KITAYAMA LIVE TOUR 2025「波紋-HAMON-」』を開催する北山。40歳となった今の北山だからこそ見せられるパフォーマンスで、会場のファンを魅了してほしいものだ。

STARTO現役タレントが滝沢氏にラブコール

サイゾーウーマン編集部

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最終更新:2025/09/23 19:00