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“噂の女”神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第767回】

中居正広と国分太一、問題の共通点と相違点――日テレがフジの二の舞になる可能性も?

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

中居正広と国分太一、問題の共通点と相違点――日テレがフジの二の舞になる可能性も?の画像1
独立会見での中居正広(写真:サイゾー)

 またしても心配だ。SNSなどで話題になっている歌手・華原朋美の激やせ情報、Xの写真で激やせが話題となっているから。これまで痩せたり太ったりが私生活スキャンダルと連動するように話題になってきた華原。近年も結婚出産をめぐり、夫のDV疑惑や“親友”高嶋ちさ子騒動もあったが、今回も何かあるのか? 心配だ。

今週の女性週刊誌、注目記事ベスト3

第768回(10/30〜11/4発売号より)
1位「目撃撮 中居正広 国分太一と連携『人権を取り戻す!』」(「女性セブン」11月13・20日合併号)
2位「永野芽郁『おそろいパンツで』“元パートナー”とライブ参戦」(「女性セブン」11月13・20日合併号)
3位「米倉涼子 それでも帰らない恋人と迫る『巨額違約金』」(「女性セブン」11月13・20日合併号)
※「女性自身」「週刊女性」は合併号休み

国分太一の人権救済申し立てで日本テレビが危ういワケ

 こちらも心配だ。合併号を乱発する女性週刊誌だ。部数減で経費削減がその陰にあるからね。ということで今週は「女性セブン」のランキング!

 コンプライアンス違反で芸能活動を休止している国分太一が日本弁護士連合会に人権救済を申し立てた一件について、「セブン」が中居正広と関連付けた特集を組んでいる。今回の国分の行動に触発された中居が同じく人権救済を申し立て、国分と連携するかもしれないというのだ。

 確かに同じく旧ジャニーズだし、知り合いだし、性暴力、セクハラ、パワハラ、コンプライアンスと類似は多々あるから2人を結びつけたくなる気持ちはわかる。しかし国分と中居は、その性質が違うと思う。

 今回人権救済を訴えた国分の申立書や、それを報じるマスコミ報道をベースにすれば、国分のコンプライアンス違反を断じ、番組降板を即決した日本テレビの危うさがある。国分サイドによれば、国分は日テレから別の理由で呼び出され、コンプラ担当と弁護士から突然事情聴取された。しかもコンプライアンス違反について、どんな行為や言動がコンプライアンス違反なのか、具体的説明は一切なく、かなり誘導的なものだったという。いくつか身に覚えのあった国分は混乱しながらもそれを肯定したため、その場で番組降板を言い渡された。

 そして大きなポイントがここだ。“被害関係者の特定につながるような言動はNG”と言われ、対外的に説明することも封じられたことだ。国分は会見を開き、説明責任を果たした上で謝罪をしたいと考えていたというが、それが封じられてしまったのだ。広い意味で言論弾圧とも言える。

 しかも日テレの説明によれば、国分の行為は刑事責任を問えるようなものではないらしい。さらに今回、人権救済を訴えてその経緯を説明する会見を開いた国分の弁護士だが、会見前には日テレサイド(代理人弁護士)から“恫喝的”な会見中止の要請があったという。そして日テレは国分の対応に不快感を表し、現時点で対話に応じないとの姿勢を崩していない。

中居正広のケースが国分の一件と違う点

 一方、中居ケースはどうだったかというと、性加害という犯罪行為にあたる可能性が高い行為であり、当初フジテレビは中居と共犯的にその事実を矮小化し隠蔽しようとした。そして中居は、ことが発覚するや説明責任を放棄する形で早々に芸能界を引退してしまった。

 こう列挙すると、2人ともテレビ局という巨大組織に“切り捨てられた”のは同じだが、その構造は随分とちがう。そして今回の日テレがもっとも恐れたのは中居・フジ問題の二の舞いであり、その恐怖のあまりに対応が拙速すぎるものとなってしまったのではないか。

テレビ局の無責任、メディアの問題

 そして浮かび上がってくるのがテレビ局の無責任、無反省ぶりだ。ジャニー喜多川氏の性加害問題に端を発し、その後の松本人志、中居正広の問題でもスルーしたり責任転嫁したり、反省しているとは到底思えない。

 また芸能事務所とのズブズブの関係にしてもしかり。今年9月には公正取引委員会がタレントと芸能事務所との契約内容を適正化するための指針を発表したが、そこに大きく関わるメデイアの問題は放置されたままだ。その上、これらの問題に関してメディアもきちんと説明し、改善しようとはしない。

 そして国分の状況に関して「セブン」はこう解説している。

「時間はかかりそうですが、潮目が変わる可能性は充分ある」(テレビ局関係者のコメント)

 今後の日テレの対応次第では、本当にフジの二の舞いになる可能性は充分ある――。

永野芽郁、新しい恋(!?)報道

  田中圭との不倫騒動で、すっかり肉食系と認知された永野芽郁。過去の男(坂口健太郎とか)の問題も蒸し返されたりしたが、今回もやってくれました!

 「女性セブン」によると、代々木体育館で行われた平井大のライブに現れた永野だが、隣には元マネジャーのA氏が。A氏はももいろクローバーZ・百田夏菜子の実弟(つまり堂本剛の義弟)で、永野のマネジャーでもあったが、しかし不倫騒動の責任を取って今年6月事務所を退社した人物だという。2人はライブ後も一緒にディナーをふざけあいながら取っていたらしい。記事によると、2人は“旧知の盟友”という間柄と紹介されているが――。

 信じがたい。記事に描かれている2人の服装を見るだけでも、どうしてもそうは思えない。永野はプラダのデニムパンツにセリーヌのカチューシャ、A氏は永野とおそろいのデニムパンツにセリーヌのトレーナー。おそろいのおしゃれコーデ。なぜ「セブン」が2人を恋人でないかのように断定したかは不明だが、永野の新しい恋、よいではないか!

 もう“清純派”なんて古臭い。そんな既成のイメージなんてクソ食らえ! 振り切って、ますます素敵な女優さんになってほしい。そんな永野の熱愛記事だった。

米倉涼子の心配な状況

 こちらもかなり心配な状況だ。麻薬取締部から自宅の家宅捜索を行われたと報じられた米倉涼子だが、来年2月に配信が予定されていた『エンジェルフライト THE MOVIE』の公開が危機に陥っているという。

 米倉サイドから公開を延期または中止したいとの申し出があったらしい。確かに、普通に考えても今は身動きができる状況にはないだろう。恋人と半同棲の自宅に薬物疑惑で家宅捜索が入り、どちらが使っていたのか所有者なのか、それとも双方なのかなどわからず、しかし恋人は祖国・アルゼンチンに帰ってしまったまま。

 捜査当局も動きが取れないとの報道もあるが、一方の米倉も身動きが取れない。そんな膠着状況が続き、今後の展開では違約金の問題も――。

 心配だ。早くケリがついで表舞台に姿を表してほしい。日本が誇る名女優の一人なのだから。心配だ。

神林広恵

伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」(噂の真相)の元デスク。著書に『噂の女』(幻冬舎)、共著に”『日本を脅かす! 原発の深い闇』、『木嶋佳苗
法廷証言』(共に宝島SUGOI文庫)などがある。

神林広恵
最終更新:2025/11/05 09:30
盛者必衰、日テレも?
しぃちゃん