Hey!Say!JUMP、アルバム初週20万枚で前作超え! 元メンバー・中島裕翔が漏らした“本音”とは?


Hey!Say!JUMP(以下、JUMP)のニューアルバム『S say』が、12月8日付の「オリコン週間アルバムランキング」で初登場1位を獲得。2007年のCDデビュー当時からの中心メンバーだった中島裕翔の脱退後、初のアルバムリリースとなったが、その売り上げはファンも驚くほどの好セールスだったようだ。
Hey!Say!JUMP、7人体制初のアルバムが初週20万枚超え!
今年8月28日、STARTO ENTERTAINMENTは公式サイトにて、中島の脱退を発表。「Hey! Say! JUMPは今年11月でデビュー18周年を迎えますが、20周年に向けての活動の協議を重ねていく中、中島より自立して個人での活動をしていきたい旨の申し出がございました。その思いを、全員が尊重するという結論に至りましたので、弊社としましても、その意向を尊重することといたしました」(原文ママ、以下同)と経緯を記した。
本人は「まずは俳優活動に専念する」とのことで、10月に個人ファンクラブの開設を予定していると告知。事前の報道や脱退を示唆する動きなどはなく突然の報告となった上に、「本日をもって卒業」という衝撃の展開に、多くのファンが悲しみに包まれた。
その後、中島は10月4日に都内で1st写真集『Hue I am』(集英社、8月6日発売)の発売記念イベントを開催。抽選で当選したラッキーなファンと対面し、久しぶりに公の場に姿を見せていた。
一方、7人体制となったJUMPは、8月31日に音楽イベント『a-nation 2025』に出演。中島が離れた後もグループとしての勢いは衰えることなく、ニューアルバム『S say』を引っ提げ、12月13日から年をまたぎ1月12日まで4大ドームツアー『Hey! Say! JUMP DOME TOUR 2025-2026 S say』を行う予定だ。
7人となって初のアルバム『S say』は、初回限定盤1・2(CD+DVDまたはBlu-ray)、通常盤(CDのみ)でリリース。発売初日に16万6441枚を売り上げ、11月25日付の「オリコンデイリー アルバムランキング」で首位に輝いた。昨年11月発売の『H+』は初日12万3731枚、初週16万257枚だったため、『S say』は1日目だけで前作の初週売り上げをも上回る結果となった。
その後、11月26日付の同ランキングでは『S say』が2位に転落(1万3619枚)。前日2位だったボーイズグループ・ONE N’ ONLYの『AMAZONIA』(JUMPと同日発売)が1万3838枚を記録して1位を奪取したものの、以降は再び『S say』が1位に返り咲き、20万1051枚を記録して、12月8日付の「オリコン週間アルバムランキング」で初登場1位に輝いた。
Hey! Say! JUMP、最新アルバムが好セールスのワケ
こうした結果を受けて、SNS上のJUMPファンは「初週20万枚突破おめでとうございます」「JUMPファン、みんな頑張った」「勝手に売り上げが減ってるんじゃないかなと予想してたから本当にびっくり! もっとJUMPの良さが広まってほしい」「新規ファンが増えた効果かな?」と喜んでいる。
「一部のファンは中島の脱退により、売り上げが激減してしまうのではないか……と、心配していたのでしょう。結成当初はグループのセンターポジションを務め、山田涼介とともに“JUMPの顔”とも言える存在でした。端正な顔立ちでスタイルが良く、歌やダンス技術も申し分なし。人気も高いメンバーでしたから、中島が抜けたことで、相当数いるであろう彼のファンがCDを買わなくなる可能性もあるわけです。JUMPの今後の活動のためにも売り上げが下がらないよう、ファンはアルバムを複数枚購入して、応援しているのでは。また、今回は特典が充実していたことも売り上げが伸びた一因と考えられます」(芸能ライター・阿部ベア氏)
例えば発売前の10月8日、JUMPサイドは、CDショップ・オンラインショップで『S say』を購入した人に、先着で購入特典を1つプレゼントすると告知。初回限定盤1は「Hey! Say! JUMPのぷっくりごほうびシール!~2025AW Collection~」、初回限定盤2が「帰ってきためじるしチャーム!(ぷぅのむっちり詰め合わせver.)」、通常盤は「Hey! Say! JUMPセルフィートレーディングカード~Special Starter Set~」というラインアップだ。
なお、トレーディングカードのデザインは3種展開で、3絵柄1枚ずつの計3枚、硬質カードケースが1枚付くそうだ。「Series1」なら山田、八乙女光、薮宏太の各セルフィートレーディングカードで、特典絵柄は対象店舗ごとに異なっていた。
さらには、アルバムリリース記念の「スペシャルウィンターキャンペーン」も実施。S賞はメンバーソロ仕様で展開する「特製S sayパーカー」(各絵柄150着、総計1,050名)で、A賞が「特製グループアクリルスタンド」(3,000名)、Y賞は「あなたのスマホを『S say』化計画!特製SSSセット」(6,000名)と、ファン垂涎のグッズが用意されている。
パーカーとアクリルスタンドは初回限定盤1か2のいずれか1つと、通常盤に封入されているユーザーコードの計2つで一口分、「特製SSSセット」のみ通常盤のユーザーコード1つで応募可能となっている。キャンペーンの応募期間は11月25日午前11時~30日午後11時59分までとあって、景品狙いのファンは発売直後にアルバムをゲットするしかない。特典効果もあり、初日で16万台という好スタートを切れたのだろう。
元Hey!Say!JUMP・中島裕翔が雑誌で語った“本音”
こうして、それぞれ再出発を果たした中島とJUMP。中島は写真集の発売記念イベントでも脱退に関する詳細は語っていなかったといい、JUMPのメンバーも同様に具体的な話し合いの内容などは公表していない。
そんな中、中島は8年間レギュラーモデルを務めたファッション雑誌「MEN’S NON-NO」(集英社)を卒業。11月8日に発売された25年12月号の通常版で表紙を飾っているほか、10ページにわたる卒業企画には彼のインタビューも掲載されている。
「今後、個人で俳優業を行っていく中島は『より自由な発想で今まで未経験だった分野にも挑戦してみたい』と意気込みを述べています。また、プライベートでは『心の自由度だったり、心の健康みたいなものは意識するようになった』と本音を吐露。これまでは『何でもできる人』と思われることに対して、『必要以上に応えなきゃ』というプレッシャーを感じていたようなのですが、これからは人に『頼りたい』とも語っていました」(前出・同)
インタビューを読んだファンからは「裕翔くんが『心の健康』を意識するようになったと話していて、ホッとした」「裕翔くんが楽しく、心の健康を意識して活動してくれたらうれしい。これからも応援する」と、温かいコメントが上がっている。
これから先のJUMP、中島の飛躍に期待したい。
