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King & Prince永瀬廉、正念場の最新ドラマで避けられない山田涼介、平野紫耀との演技力比較

人気グループKing & Princeの永瀬廉が来年1月7日スタートのフジテレビ系連続ドラマ『御曹司に恋はムズすぎる』で主演を務めることが発表された。
King & Prince・永瀬廉(写真:サイゾー)

 人気グループKing & Princeの永瀬廉が来年1月7日スタートのフジテレビ系連続ドラマ『御曹司に恋はムズすぎる』で主演を務めることが発表された。

【フジテレビ】人気凋落の証

 作中で永瀬が演じるのは、自由奔放でナルシシストの大手アパレルメーカー御曹司で、元乃木坂46の山下美月扮する倹約家の“庶民女子”と職場で出会い、次第に惹かれていくというストーリー。

 永瀬は、今年4月期の連ドラ『東京タワー』(テレビ朝日系)で20歳以上離れた人妻と不倫する青年を演じてファンをドギマギさせたが、自身初となるラブコメディへの挑戦に注目が集まりそうだ。その一方で不安材料もなくはないようで……。

「2021年に映画『弱虫ペダル』で日本アカデミー賞の新人俳優賞を受賞した永瀬ですがこれまでの出演ドラマを振り返ると、『新・信長公記』(日本テレビ系)や『夕暮れに、手をつなぐ』(TBS系)、『厨房のありす』(日テレ系)と、いずれも世帯平均視聴率は4~6%台止まりと視聴率だけで見ると結果を残せていません。

 ここ最近で数字が良かったのは福山雅治主演の『ラストマン‐全盲の捜査官‐』(TBS系)くらいですが、同作での永瀬は存在感が薄すぎて視聴者の記憶に残っていないくらい。演技についても『表情が硬い』や『感情の表現が単調』といった厳しい指摘が一部の視聴者から寄せられています」(テレビ誌ライター)

『御曹司に恋はムズすぎる』は、永瀬にとってそのポテンシャルを示す転機になるのか、あるいは評価を下げることになるのか、俳優人生の岐路に立つ作品となりそうだが、前出のテレビ誌ライターはさらにこう続ける。

「そもそも御曹司役といえば、昨年4月期のドラマ『王様に捧ぐ薬指』(TBS系)で、事務所の先輩であるHey! Say! JUMPの山田涼介が好演したことが記憶に新しいところです。同作は公式TikTokが『TikTok Creator Awards Japan 2023 Contents&Media』に選出されるなど話題を呼び、山田史上最高のハマリ役だと絶賛されました。

 また、King & Princeの元メンバーで現在は袂を分かった平野紫耀もドラマ『花のち晴れ~花男 Next Season~』(TBS系)で圧倒的な存在感を示し、その後に俳優として大きな飛躍を遂げています。

 華やかなルックスや品のある佇まいは御曹司役に適していると思われる永瀬ですが、見た目だけでなく、内面的な深みをどう表現できるのか。下手な演技をすれば、山田や平野と比較され、視聴者から大ブーイングを食らってしまうかもしれません」

 放送を前にして、今作で演じるその役柄にも注目が集まる永瀬だが、芸能ジャーナリストの竹下光氏はこう語る。

「少女漫画やアニメを題材にしたドラマや映画といった実写化作品が数多く制作されている昨今では、ヴィジュアルに重きをおいた若手俳優がいわゆる“王子様”を彷彿とさせる御曹司役を演じるケースは増えています。

 特に俳優活動も行う旧ジャニーズタレントに関しては、こうした役柄にキャスティングされる機会も多く、結果的に作品がヒットして自身を代表する当たり役となることも多々ありますからね。

 今作は、同じく永瀬さん主演で今年4月期に放送され、評判が良かった『東京タワー』の脚本を手掛けた大北はるかさんによるオリジナルストーリーということですし、“再タッグ”に期待しているファンも多そうです」

 もっとも、一部ではヒロインを務める山下が過去に永瀬がKing & Princeとしてデビュー前に所属していたユニットMr.KINGのファンだったとの情報が出回り、永瀬ファンが不快感を示しているといった“逆風”も吹きはじめているが……。果たして永瀬は卓越した“御曹司演技”で同ドラマをヒットに導くことができるのか。

(取材・文=大山ユースケ)

【月9】異形のミステリー完結

大山ユースケ

ライター。1990年1月18日生まれ。千葉県出身。某大手メディアに勤務中の複業ライター。得意ジャンルはお笑いと酒。

大山ユースケ
最終更新:2024/12/25 11:33