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2024年に“消えた”人たち

松本人志、ジャンポケ斎藤、中丸雄一、フワちゃん、スピワ小沢…復帰が一番早いのは?

松本人志、ジャンポケ斎藤、中丸雄一、フワちゃん、スピワ小沢…復帰が一番早いのは?の画像1
フワちゃん(写真:サイゾー)

 2024年の芸能界を語る上で避けて通れないのが、ダウンタウン松本人志の活動休止。お笑い界の頂点に立つ男がテレビから姿を消し、いまだに復帰が叶わぬ状況は、芸能人のスキャンダルの恐ろしさを改めて世に知らしめたが、ほかにもスピードワゴン小沢一敬、KAT-TUN中丸雄一、フワちゃん、ジャングルポケット斉藤慎二などが2024年中に芸能活動自粛に追い込まれた。ただ、松本に関しては来春にも独自のプラットフォームで活動を再開するとインタビューで答えている。

 さて、やらかした内容は各人各様だが、誰が一番早く地上波に復帰できるのか? まずはこの人から。

「ジャンポケ斉藤は、もう復帰の可能性はゼロです。ロケバスで女性に性的暴行をした疑いをかけられるのは前代未聞ですし、警視庁が厳重処分を付して書類送検したことも判明。吉本が即契約解除したのも当然です。

 斉藤は学生時代のイジメ経験を番組や講演会で語り、啓発運動にも携わっていましたが、『人を傷つけている人がいたらやめてほしい』『イジメられた経験は一生忘れない』と訴えた人間がこれですから、まさに“どの口が言う”。トイレ不倫のアンジャッシュ渡部建でさえ千葉テレビ、フジテレビの番組に出演したものの、本格的には地上波復帰できないのに、斉藤が復帰できるわけありません」(週刊誌記者)

 事情は異なるが、復帰に時間が掛かりそうなのはフワちゃんとスピワゴ小沢だ。

「フワちゃんはトラブル相手のやす子が許しているとはいえ、もともとアンチが多かったので、テレビに出ると“何であんなヤツを戻したんだ”とネットが荒れるのは確実。本人のみならず、復帰の機会を与えたMCや番組まで炎上するのは目に見えています。そこまで無理して出す価値があるタレントなのかどうか……。復帰後も元のキャラで行くのは厳しいですし、かといって大人しくなれば存在意義が無い。制作側としては“使いようがない”というのが正直なところです。

 一方、小沢は状況が複雑です。彼のやらかしの内容は軽く、活動休止する必要があったかさえ謎ですが、テレビマンが絶対に避けたいのは、小沢の復帰に批判の声が上がり、松本の復帰が遅れること。芸人仲間はみな小沢に同情的ですが、テレビ局側の人間に言わせれば、小沢は“絶対にいないと困る芸人”ではない。松本に強い逆風が吹く中、小沢の復帰はすべて松本次第です」(民放バラエティ番組制作関係者)

 注目度が最も高い松本人志はどうなのか?

「ずっとファイティングポーズを崩さなかった松本ですが、11月に週刊誌への提訴を取り下げ、復帰への道筋は整いました。しかし思いのほか世間の反発は強く、各テレビ局が“どうぞどうぞ”と、復帰一発目の出演を譲り合っているのが現状。吉本に近いメディアが、復帰を匂わせる観測気球の記事を掲載して世論を探っていますが、反応はいかにも鈍い。松本がいなくても番組が回ることが分かってしまったことも、復帰が遅れている一因でしょう」(フリーの芸能記者)

 そうなると、一番復帰が早いのは“消去法”で中丸雄一ということか。

「中丸は好感度の高さから『朝だ!生です旅サラダ』(テレビ朝日系)『シューイチ』(日本テレビ系)など、週末のファミリー向け番組を担当。それがまさかの新婚での密会騒動で活動自粛に追い込まれましたが、もともとトボけたキャラの持ち主ですから、イジられるのを覚悟で自虐ネタOKなら、トークバラエティで復帰の芽はあるでしょう。彼のスキャンダルは所詮夫婦の問題ですし。ただ、もう二度と昔のポジションに戻れるはずはない。自分が撒いた種とはいえ、“汚れキャラ”を受け入れられるかが復帰のポイントでしょう」(前出・民放バラエティ制作関係者)

 いずれにせよ茨の道は確定的な5人。来年のテレビ界の焦点となる松本の復帰について、エンタメウォッチャーの大塚ナギサ氏はこう語る。

「テレビ局側からは記者会見を開いて何らかの形で釈明してほしいという声も出ていますが、松本さんの弁護士は、会見は開かないと明言していて、膠着状態です。来年4月から開催される大阪・関西万博のアンバサダーとしての活動再開も難しく、もし万博の開会式などに相方の浜田雅功さんが1人で出席している様子が大きく報じられれば、“松本不在”の状況がより強く印象付けられる。そうすると会見での説明を求める声が、さらに高まってくる可能性もあると思います。ただ、ここにきてインタビューに答えはしたものの、本格的な活動再開は難しいのでは。

 仮に復帰するとしても、スポンサーからの反発も大きく、地上波テレビは簡単ではない。独自のプラットフォームでと語っていましたが、ネット配信番組での復帰が現実路線でしょう。たとえば『ドキュメンタル』など松本さんのコンテンツを配信しているAmazonプライム・ビデオであれば、ハードルは低いと思います。そこでダウンタウン2人のトーク番組を配信し、浜田さんがいる場で松本さんが騒動について釈明するような展開があれば、難しい状況を打開し、いままで通りの活動に戻る道筋が見えてくるかもしれない。偉くなりすぎた松本さんの間違いを指摘できるのは、もはや浜田さんしかいですからね。浜田さんが動くことが、松本さん復活へのカギでしょう」

 2025年は“笑ってはいけない”ような状況は終わるか。

(取材・文=木村之男)

木村之男

芸能記者、TVウォッチャー。1972年10月15日生まれ、東京都出身。大学時代にライターとして活動し始め、出版社~編集プロダクションを経てフリーに。芸能・カルチャー・テレビ・広告業界などに精通する。趣味はテレビに映った場所を探し出して、そこに行くこと。

最終更新:2024/12/26 12:00