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中居正広「芸能活動継続」を宣言するも民放各局は“ポスト中居”探しへ…候補として名前があがる“元アイドル”

中居正広「芸能活動継続」を宣言するも民放各局はポスト中居探しへ…候補として名前があがるまさかのアイドルの画像1
中居正広(写真:サイゾー)

 女性トラブルが報じられている中居正広が1月9日、騒動に対するコメントを発表した。〈トラブルがあったことは事実です〉〈双方の代理人を通じて示談が成立し、解決していることも事実です〉と認めたうえで、〈示談が成立したことにより、今後の芸能活動についても 支障なく続けられることになりました〉と、芸能活動の継続を宣言した。

「女性セブン」(小学館)が第一報を出し、その後「週刊文春」(文藝春秋)などの報道によれば、中居と女性の間で性的行為に関するトラブルが生じ、中居は女性に対して9000万円の解決金を支払ったとのこと。また、報道ではフジテレビ社員が中居と女性を交えた会食をセッティングしたが、直前で中居と女性の2人きりになり、その後トラブルが生じたとされているが、これに対しフジテレビは「当該社員は一切関与していない」と“知らぬ存ぜぬ”のスタンスをとっている。

 一連の報道を受け、民放各局は中居が出演するテレビ番組への対応に追われることになった。日本テレビは1月7日放送の『ザ!世界仰天ニュース 新春4時間スペシャル』について、MCの中居が出演しているシーンを全カットして放送。1月10日に放送予定だったTBS系『中居正広の金曜日のスマイルたちへ 新春SP』は、映画『花束みたいな恋をした』に差し替えられた。また、フジテレビは『だれかtoなかい』の放送を1月12日から当面休止すると発表。1月13日放送予定だったTBS系『THE MC3』も番組表から消えた。さらに、テレビ朝日系『中居正広の土曜日な会』の1月11日放送分とニッポン放送のラジオ番組『中居正広ON & ON AIR』の1月11日放送分も休止となった。

 レギュラー番組が軒並み放送休止、あるいは出演部分カットとなっている中居正広。にもかかわらず、〈今後の芸能活動についても 支障なく続けられることになりました〉とのコメントについて、違和感を覚える関係者はいまだに多い。

「示談が成立しているとはいえ、中居さん本人がトラブルの存在を認めていますし、示談金があまりにも高額な9000万円ということからも相当深刻なトラブルだったと見ることができる。スポンサーからすると看過できるはずもありません。

 中居さん本人は活動を“支障なく続けられる”とコメントしていますが、テレビ局が中居さんをこれまで通りに起用するのはさすがに無理があるだろう。故ジャニー喜多川氏の性加害問題に関する“メディアの反省”は何だったのかということにもなりますし、中居さんを起用することでテレビ局の人権意識が問われることにもなる。少なくとも現在の中居さんに対し、これまで通りにオファーするのは厳しいでしょう」(テレビ局関係者)

「ポスト中居」は誰なのか

 人気芸人がMCを務めるバラエティー番組が多いなか、アイドル出身で多くの冠番組を持つ中居は稀有な存在ではある。中居が地上波テレビから消えていくとするなら、民放各局は「ポスト中居」探しに動き出す可能性は高い。

 エンタメウォッチャーの大塚ナギサ氏は、「まずは中居さんの番組が続くのかどうかが局内での議論にはなる」と言う。

「島田紳助さんがいなくなったあと、『行列のできる相談所』が続いたように、別の人を立てるなら、ほかのレギュラー出演者がMC的役割を果たすというパターンはあるでしょう。たとえば『金スマ』であれば、ほぼレギュラーとして出演している陣内智則さんや藤本美貴さん、『中居正広の土曜日な会』であれば劇団ひとりさんといった感じです。藤本さんはズバッとした物言いが人気で、次のアイドル出身MCとして期待の声も高いんですよね。

 とはいえ、番組名に中居さんの名前が入っているものは、たとえ番組名を多少変えても中居さんの存在がにおうことに変わりはなく、存続が厳しいのではという見方も強いのが現実です」

 現在ある中居の冠番組を抜きにしても、何らかの番組の“MC”枠は空くことになる。

「現在の地上波テレビは予算も少なく、スポンサーを重視しなければならない状況もあるので、保守的に視聴率を確保せざるを得ない側面があるのはたしかです。結局“ポスト中居”を起用するなら、実績のあるタレントとして東野幸治さん、ヒロミさん、有吉弘行さん、若林正恭さんなどが、少しずつ仕事を増やすという流れは大いに有り得るでしょう」(大塚氏)

 果たして中居は本当に支障なく芸能活動を続けることができるのだろうか。それとも“ポスト中居”にその席を受け渡すのか──。いずれにしろ、2025年の地上波バラエティー界が波乱含みとなるのは間違いない。

(取材・文=サイゾーオンライン編集部)

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最終更新:2025/01/15 22:00