中居正広の女性トラブルでクローズアップされる「東野幸治の呪い」と専門家が語るテレビ番組の“都市伝説”
中居正広が元テレビ局勤務の女性とのトラブルの解決金として9000万円を支払ったと報じられた騒動は、年が明けても沈静化の気配はまったく見られない。
連日にわたって中居が出演する番組が放送見合わせや差し替え、さらにはテレビ局が中居サイドに聞き取り調査を行うことが発表されており“活動休止待ったなし”の状況だ。
中居がMCの一人を務める『THE MC3』(TBS系)は昨年10月にスタートしたばかりだが、視聴率不振に加えて今回のトラブルにより早くも終了危機がささやかれている。
そんな中、ネット上で注目を集めているのが、同番組で中居とともにMCの一人を担当している東野幸治にまつわる「呪い」だという。
ベテランの放送作家は明かす。
「『東野の呪い』とは、東野が出演している番組の共演者や関係者にトラブルが発生する現象を指します。この奇妙な連鎖は、元々は日本テレビの長寿番組『行列のできる法律相談所』の出演者たちが次々に不祥事で降板したことから注目されるようになりました。11年には島田紳助が反社会的組織との関係で芸能界を引退、19年には雨上がり決死隊の宮迫博之が闇営業問題で降板、20年にはアンジャッシュの渡部建が多目的トイレなどでの不倫報道で降板、24年にはフワちゃんが不適切投稿で降板……といった具合です。これにより『行列の呪い』がささやかれるようになり、その流れでネット上では番組の出演者である東野とフットボールアワーの後藤輝基のどちらが“元凶”なのかの議論が巻き起こりました」
19年に、後藤と『しゃべくり007』(日テレ系)で共演していたチュートリアルの徳井義実が東京国税局に申告漏れを指摘される不祥事を起こして謹慎。
これをキッカケに東野は「呪いは後藤だった」と主張していたが……。
「しかし、ここ数年の間には東野が関わる番組でもトラブルが多発しており、『呪い』の矛先が再び東野に向けられています。23年には『東野・岡村の旅猿 プライベートでごめんなさい…』(日テレ系)で共演していた『ナインティナイン』の岡村隆史がアキレス腱を断裂。昨年にはMCを務める『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』(フジテレビ系)で『タイムマシーン3号』の山本浩司が肋骨を骨折。『ワイドナショー』では『ダウンタウン』の松本人志が性加害疑惑によりテレビから消えて、番組自体も3月いっぱいで終了。そこに今回の中居のトラブルが加わったことで“東野>後藤説”が強まっているというわけです」(前出の放送作家)
実際、ネット上でも「中居くんも東野さんの呪いに巻き込まれたのかな」などといった声が飛び交っている。
こうした“都市伝説”めいた事象について、芸能ジャーナリストの竹下光氏はこう語る。
「つい最近も昨年12月30日に酒に酔って自宅マンションの隣室に無断で侵入したとして警察沙汰となった吉沢亮さんの騒動を受けて、過去に出演していた16年放送の深夜ドラマ『武道館』(フジテレビ系)や大手メーカーの小型ワゴン車のCMに関する“呪い”の存在が取り沙汰されています。どちらも、吉沢さん以外の出演者も不幸に見舞われていることからこうした噂が流れているわけですが、芸能界には昔からこの類いの番組やCMに関する話は多い。中には迷信とは簡単に片付けられず、業界関係者の間で重く受け取られているものもありますが、その背景にはやはり芸能界が一般社会以上に“運”によるところが大きい業界というのはあるでしょう」
もっとも、毒舌や飄々としたキャラクターでトラブルを逆手にとり笑いに変えてきた東野だけに、きっと自身に関する「呪い」もネタに昇華し、今後もさらなる活躍を見せてくれることだろう。
(取材・文=サイゾーオンライン編集部)