敗訴のてんちむ、人気占い師の「波乱万丈人生はあと15年続く」鑑定で見せた焦燥
チャンネル登録者数168万人超えの人気ユーチューバー・てんちむが抱える法廷闘争が注目を集めている。
昨年12月16日、東京地裁は豊胸手術を隠してプロデュースしたナイトブラの販売を巡り、てんちむに約3億8000万円の損害賠償を命じる判決を下したのだ。
てんちむ本人が昨年7月に配信した動画によると自ら返金対応するため、ナイトブラのメーカーに総額2億2000万円を送金。
しかし、それが実際に返金にあてられたか分からないとして、21年にメーカーを相手取り、使途開示を求めて東京地裁に提訴した。
すると、メーカーから豊胸手術を隠した説明義務違反があったとして5億円の支払いを止めて反訴されたという。
法廷バトルは約3年に及び、今回の判決でてんちむはメーカーに対する3億8457万4504円の損害賠償命令を言い渡され、判決を不服として控訴したが……。
芸能ジャーナリストの竹下光氏はこう語る。
「てんちむさんは当初、『私が意図していたナイトブラとは異なる効力を謳う広告、その点は相手方にも責任はあるのでは』や『“私、豊胸してないです”って言ったこともないし、そもそも豊胸の確認もされてないんですよ』と不満を吐露。自己破産という選択肢があることにも触れつつ、『いったんは最後まで戦おうという感じ』と話していました。すでに弁護士などから数億円の賠償命令見込みであることを聞いていたようですし、敗色濃厚の中で、今回の判決はある程度想定内のものだったのではないでしょうか。“いったんは最後まで戦おう”という意志を曲げずに控訴という形をとりましたが、今後どこかで落としどころを見つけて和解する可能性もありそうです」
今年1月11日までに更新した自身のYouTube動画では、「控訴しました。一旦3億8000万円を目指して荒稼ぎしていきます!」と力強く語ったてんちむだが……。
「控訴審で勝利する見通しが立っているわけでもない。自己破産も現実味を帯びている中、チャンネル名を『スーパーてんかちゃん敗訴』、自身のXのアカウント名を『圧倒的敗訴』に変更していたことからショックがうかがえます」(スポーツ紙の芸能担当記者)
その後、YouTubeやSNSでも目立った動きはない中、てんちむに“異変”が見られたのはあるYouTubeチャンネルでのことだったという。
YouTube事情に精通するITライターはこう明かす。
「正月またぎでまったく話題になっていませんでしたが、1月3日に更新された人気占い師・細木かおりのYouTube動画にひっそりと出演していたんです。同チャンネルの動画ではてんちむの人生年表が作成され、これまでの歩みが紹介された後に細木が占うという構成でした。しかし、その年表には大炎上した『ナイトブラ問題』についての記述が一切なく、てんちむも冒頭から笑顔がなく、声のトーンも低い。何を言われても否定から入るので、細木も言葉を選んだりしてやりづらそうにしていました。鑑定によれば、てんちむは26歳から『宿命大殺界』に入っているといい、45歳までは“波乱万丈”が続くそう。これにはてんちむも『あと15年くらい続くってことですか?』と絶句していました」(前出のITライター)
動画のコメント欄にも、「こんなにイライラしてるてんちむちゃん初めて見たかも」「当たり障りのない事ばっかり」などといったコメントが飛び交い、視聴者もてんちむの精神的ストレスを感じ取っていたようだ。
「てんちむの敗訴を受けて、実業家の堀江貴文氏は『一審判決後、仮処分で動産執行される可能性があるため注意が必要です』と助言していましたが、最終的な決着にはまだ時間を要しますし、ピりついた日々がずっと続くことになる。控訴審の結果次第では賠償額が減額される可能性もあるとはいえ、それまで彼女のメンタルがもつのか心配になります」(女性誌記者)
細木氏によれば、「宿命大殺界」は、「人によっては振り返れば良い20年だったなというパターンもある」とのこと。
“死んだ目”で頷いていたてんちむに、その言葉は気休め程度には響いたのだろうか。
(取材・文=サイゾーオンライン編集部)