よゐこ・濱口優にパワハラ報道、ファンや関係者が見抜いていた片鱗と相方・有野晋哉への影響
2024年いっぱいをもって、デビュー以来34年間所属した松竹芸能を退所したお笑いコンビ・よゐこの濱口優について、マネジャーに対するパワハラ疑惑が浮上した。
1月17日発売の「女性セブン」(小学館)によると、気分屋で怒りっぽい部分がある濱口は、テレビ収録中にスタッフの前でマネジャーを罵倒したり、不機嫌になってマネジャーを無視したりといったパワハラ行動があったという。そんな濱口の言動によって、担当マネジャーが次々と離脱。最終的に濱口にマネジャーがつけられない状況になった結果、「事務所にいる意味がない」となり、退所することになったと報じている。また、そんな濱口の態度を注意した相方の有野晋哉にも矛先が向き、本番中に有野を無視することもあったという。
フジテレビ系バラエティー番組『とぶくすり』のレギュラーとなったことで、ブレイクしたよゐこ。同番組の後継番組『めちゃ×2イケてるッ!』での濱口は、抜き打ちテストで数々の珍回答を披露したほか、さまざまなドッキリにかけられた。テレビ朝日系『いきなり!黄金伝説』の「1ヶ月1万円節約生活」や「離島で0円生活」といった企画では、過酷なサバイバル生活を繰り広げ、自ら海に潜りモリで魚を獲った際の「獲ったどー!」という決まり文句も人気となった。
そんな濱口は2018年にタレントの南明奈と結婚しているが、それ以前には小倉優子や倉科カナとの関係が噂されるなど、モテ男としても知られている。
過去のバラエティー番組の企画から、「おバカ」「ピュア」「ワイルド」、そして「モテ男」というイメージが強かった濱口。だからこそ、今回のパワハラ報道に対する衝撃も大きく、SNSでは〈イメージと違う意外な記事〉〈パワハラってホント? 好感度高かったのに…〉などといった声も散見される。
濱口の今後の立場は…
タレントのスキャンダルは、普段のイメージとのギャップ度合いの大きさによって、ダメージが変わってくると言われている。エンタメウォッチャーの大塚ナギサ氏はこう話す。
「いかにもパワハラをしそうなタレントのパワハラが発覚してもそこまで叩かれないですし、いかにも不倫しそうなタレントが不倫をしても、そこまで大ごとにはなりにくい。
しかし、パブリックイメージと懸け離れたスキャンダルが出ると、その落差から致命傷になってしまうケースも多いんです。あれだけ好感度が高かったベッキーさんが一発の不倫報道でメディアから姿を消したのは、典型的なケース。佐々木希さんとおしどり夫婦だと思われていたアンジャッシュの渡部建さんが、不倫報道で多くのレギュラー番組を失ったのも同様です。
また、好感度が高ければ高いほど、そのぶん密かなアンチが多いということもあります。だからこそ、いいイメージを持たれているタレントにスキャンダルが出てしまうと、潜在的な反感が表に出てきやすいわけです」
今回のパワハラ報道は、濱口のイメージからは大きなギャップがあったと言えるはず。だからこそ、今後の濱口の立場が危うくなっていく可能性も高いというわけだ。
YouTubeのコメント欄にあらわれていた「異変」
しかし、濱口の気分屋の片鱗を見抜いていたファンも少なくないという。お笑い事務所関係者はこう話す。
「お笑いコンビが不仲なのは珍しくないのですが、よゐこについては少々深刻なレベルだと言われていました。それが如実に出ることが多かったのが、現在は活動休止となっているYouTubeのよゐこチャンネルでの生配信ですね。かなり険悪な空気だったこともたくさんあって、3~4年前くらいは特に酷かったですよ。濱口さんが有野さんの問いかけをずっと無視するようなことも多く、コメント欄も心配の声であふれていました」
たとえば、2人の不仲がピークだった時期である2021年8月5日に配信された、『オリンピックで話題のピクトグラムを手作りパンで再現!!』というタイトルの動画では、確かに冷え切った関係が伝わってくる。アーカイブ動画のコメント欄を見てみると、〈有野さんに対して、冷たいのは何故?〉、〈濱口さんもスタッフとしゃべり過ぎですね。最近、有野さんは、ほぼ独り言…〉、〈最近正直有野さん置いてきぼりの濱口チャンネルになっています〉など、濱口が有野に冷たい態度を取っていることへの違和感を訴える投稿が多いのだ。
「世間的には濱口さんにパワハラのイメージがないものの、予感していた人はそれなりにいたということでしょう。コンビは解散しないということですが、濱口さんが退所してしまった以上、これまで通りとはいかないのでは」(前出・お笑い事務所関係者)
一方で有野については、穏やかな芸能活動を続けられそうだとの見方もある。
「有野さんは、『ゲームセンターCX』(フジテレビCS放送)人気によって、30代・40代の男性を中心に濃いファンをたくさん抱えています。もともとシニカルな言動も多く、必ずしも好感度が高いタイプでもないので、そのぶんアンチはそんなに多くない。何か騒動があっても、イメージダウンになる可能性が少ないタイプの芸人なんですよね。そういう意味では、濱口さんの騒動はどこ吹く風で、マイペースな活動をキープできるのではないでしょうか」(大塚氏)
濱口個人としては松竹芸能を退所したが、よゐこコンビとしては変わらず松竹芸能の所属で活動を続けていくというが……。
(取材・文=サイゾーオンライン編集部)