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中居正広問題、フジテレビ「10時間超会見」でも晴れぬ疑惑 “ドン”日枝久氏は何を思う?

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中居正広(写真:サイゾー)

今週の注目記事・第1位「フジ港浩一社長はX子さんに謝罪しなかった」(『週刊文春』1/30日号)「『中居正広』問題で表面化した『フジテレビの病巣』元女性社員が告発する『セクハラ』『パワハラ』『不正経理』『異様な社風』」(『週刊新潮』1/30日号)「フジテレビX子さんが告白『港浩一社長の誕生会に強制参加させられました』」(『週刊ポスト』2/7日号)

同・第2位「スクープ!『STARTO』福田淳社長 二回り年下美女と「路上連続キス」(『FRIDAY』2/7日号)

同・第3位「DeNA2億円エース東克樹 超人気AV嬢と自主トレ不倫」(『週刊文春』1/30日号)

同・第4位「橋本環奈“パワハラの流儀”」(『週刊文春』1/30日号)

同・第5位「自死元兵庫県議竹内英明氏を追い詰めた立花孝志とSNSのデマ地獄」(『週刊文春』1/30日号)

同・第6位「それでもやっぱり気になる人のための厳選『トランプ特別銘柄10』」(『週刊現代』2/1・8日号)

同・第7位「早くも始まった悠仁さまの“一軒家”探し」(『週刊新潮』1/30日号)

同・第8位「ドジャース入団佐々木朗希『球速』が落ちている!」(『週刊ポスト』2/7日号)

同・第9位「『夕刊フジ』56年の歴史に幕」(『サンデー毎日』2/2日号)

 今週は中居正広事件以外にも話題が多い。早速いこう。

 最初は、サンデー毎日の1月31日で56年の歴史を閉じる“オレンジ色のニクい奴”夕刊フジについて。

 私はタイトルを見て、「フジテレビ56年の歴史に幕」と読んでしまった。フジテレビの歴史はもっと長いが、中居正広“事件”がきっかけでさらなるフジの恥部が明らかになると、総務省が電波停止という判断を下すかもしれない。

 万が一、そうなればフジテレビの歴史も終わる。まあ、そのためにフジテレビは総務省の人間を天下りさせている(文春によれば3人もいるという)から、そうはならないだろうが。

 私が講談社に入ったのは1970年だが、夕刊フジはその1年前の2月に産経新聞から創刊された夕刊紙である。

 東京スポーツの創刊が1960年だそうだから、フジはそれから9年後に創刊され、日刊ゲンダイが1975年に創刊されている。

 夕刊フジのタブロイド版というのは当時ユニークで、話題になったことを覚えている。

 夕刊フジのモットーは「人間を描く」「タブーに縛られない」だそうだが、これは週刊誌の基本と似ている。産経新聞が発行していることで、論調が保守的ではないかといわれたが、私は昔読んでいてそれほど強く感じたことはない。

 日刊ゲンダイが毎日、一面を使って時の総理大臣の悪口を大声でいっていることの比較から、フジが保守的に見えてしまっていたということはあるのだろうが。

 70年代から90年代の頃は、電車の中でフジやゲンダイを読んでいる人が沢山いたが、今は残念ながらあまり見かけない。

 大きな理由の一つは、以前は大きな駅になるとホームごとにキオスクがあり、電車の乗り降りの際、パッと買うことができた。しかし、今は駅のホームにほとんど売店はなく、「Newdays」も駅の外が多い。

 それに値段の問題がある。100円まではそれこそ飛ぶように売れた。だが、110円、120円となるにつれ、売れ行きが急減していった。同じようなことは週刊誌にもいえる。私が編集長の頃は280円時代だった。290円、300円までは売れたが、310円、320円となるにつれて売れなくなっていった。

 それに、ネットの普及が大きい。以前、大リーガーになった野茂英雄やイチローの時はよく売れたという。時差があるので、結果を早く手に入れるのは夕刊紙からだったのだ。

 今は、結果だけならネットですぐに分かる。売れなくなるわけだ。

 日刊ゲンダイもそうらしいが、売れるのは土曜日だという。それは競馬があるからだ。昔は、競馬専門紙が売れたが、値段が上がったため、夕刊紙で間に合わせるのだ。

 夕刊紙の競馬専門紙化。それしか生き残る道はないようだ。

 夕刊フジの休刊は、昭和という時代が完全に終わってしまったことを実感させる。さようなら!

 さて、ロッテから大リーグのドジャースへ移籍した佐々木朗希(23)だが、ヨイショの好きなこの国のスポーツメディアは、早くも山本由伸と大谷翔平との日本人3人がローテーションの柱になるなどと浮かれている。

 だが、考えてみた方がいい。佐々木は入団以来規定投球数に達したことはないのだ。昨年、ようやく二けた勝利をあげたが、休み休みだった。

 高校時代から甘やかして育てられたツケが出てきていることは間違いない。ましてや大リーグには160キロを投げるピッチャーはいくらでもいる。速い球だけで打ち取れるわけはないのだ。

 その上、ポストによれば、このところ球速が落ちてきているというのだ。

 2023年に日本人最速となる165キロを投げたが、昨シーズンは最速162キロにとどまり、ストレートの平均球速も前年の159キロから155・9キロにまで落ちてきているというのだ。

 佐々木の代理人のジョエル・ウルフは、佐々木の獲得を目指すメジャーの球団に、「佐々木の球速が低下した原因を分析し、二度と起こらないようにするプランを立ててほしい」と「宿題」を出していたというのだ。

 よくそんな条件の付いた佐々木をメジャーリーグが獲得しようとしたと思うが、それは、率直にいえば「安い買い物」だからだ。

 もし、佐々木が1軍に上がってこられなくても、メジャー、特にドジャースなどは痛くもかゆくもないのだろう。

 それに佐々木は球種が少ない。ツーシームとフォークだけで打ち取れるほどメジャーの打者は甘くない。

 佐々木は焦らず、今季は大谷翔平に学んで体を鍛え、球速を取り戻し、新しい球種を覚えることに費やすべきだろう。まだ若いのだから。

 ところで秋篠宮悠仁さんの話題である。

 新潮は、筑波大に入学する悠仁さんのつくば市での一軒家探しが始まっていると報じている。

 悠仁さんにはキャンパスライフを楽しみながら、勉学に交遊に勤しんでほしいと思うが、何しろ、秋篠宮邸から筑波大までは距離にして70キロもあるという。

 専用車で通うとしても往復約3時間はかかるそうだから、現実問題としても、クルマ通学は難しいだろう。

 筑波大の永田恭介学長も、「寮で暮らしていただきたい」と異例ともいえる希望を述べている。

 しかし、様々な学生がいる寮暮らしは難しいだろう。新潮によれば、つくば市内に住む大地主の一人が、

「合格発表があった後、以前から面識のあった筑波大学の関係者から“天久保あたりで良い一戸建て物件はありませんか?”と相談を受けました。悠仁さまの入学に関する会話をしていた中での打診だったので“悠仁さまのための家探しだ”とすぐに理解しました」

 天久保というのはつくば市内の筑波大に隣接している地域で、学生が住むアパートなどが多いという。

 だがここは、アパートを建てれば筑波大などの若い入居者ですぐに埋まってしまうそうだ。

 かといって、マンションでは、そこに住んでいる住人全員の身元調査が必要になるが、そんなことをすれば必ず住民の間から不平不満が出てくるに違いない。

 紀子さんは、可愛い長男には家から通ってほしいという意向らしいが、秋篠宮は本人の希望を優先するという。

元木昌彦

編集者。「週刊現代」「FRIDAY」の編集長を歴任した"伝説の編集者"。

元木昌彦
最終更新:2025/01/28 18:00