CYZO ONLINE > 芸能ニュース > “寄せ集め感”満載のB&ZAIが“次なるSnow Man

ジュニア再編成で3グループ結成 “寄せ集め感”が否めないB&ZAIこそが“次なるSnow Man”として期待される理由

ジュニア再編成で3グループ結成 寄せ集め感が否めないB&ZAIこそが次なるSnow Manとして期待される理由の画像1
元7 MEN 侍メンバー(写真:サイゾーウーマン)

 STARTO ENTERTAINMENTは2月16日、ジュニア(旧ジャニーズJr.)内のHiHi Jets、美 少年、7 MEN 侍、少年忍者のメンバーをシャッフルし、『ACEes』(エイシーズ)、『KEY TO LIT』(キテレツ)、『B&ZAI』(バンザイ)の3グループを結成することを発表した。HiHi Jetsと美 少年については長らくメジャーデビュー目前と囁かれていたこともあり、大胆なグループ再編成がファンの間に大きな衝撃を与えた。

平和なSnow Man

 新たなグループのメンバーは以下の通りだ。

 ACEesは、美 少年から浮所飛貴、那須雄登、佐藤龍我の3人と、HiHi Jetsの作間龍斗、少年忍者の深田竜生の5人組。

 KEY TO LITは、美 少年の岩崎大昇、HiHi Jetsの井上瑞稀と猪狩蒼弥、7 MEN侍の中村嶺亜と佐々木大光の5人組。

 B&ZAIはHiHi Jetsの橋本涼、7 MEN 侍から矢花黎、今野大輝、菅田琳寧、本高克樹、少年忍者から鈴木悠仁、川崎星輝、稲葉通陽の8人組。

 新たにできた3グループのうちACEesは4月からアリーナツアーの開催が決定しており、ほかの2組についても6月以降のコンサートが予定されている。

 なお美 少年のメンバーだった藤井直樹はグループに所属せず、ソロとしてジュニアに残留。少年忍者は新グループに参加した4人を除いて、17人編成で活動を継続する。なお、今回の再編成によって、HiHi Jets、美 少年、7 MEN 侍の3組は事実上の解散となる。

 HiHi Jetsと美 少年は、すでに単体でのアリーナコンサートも成功させており、各メンバーもバラエティー番組で活躍中。数年前からメジャーデビューが近いのではないかとも囁かれており、Aぇ!group(2024年5月にメジャーデビュー)とともに“3組同時メジャーデビュー発表”もあるのではないかと噂されたこともあった。

 しかし、今年1月に行われたジュニアのコンサートでは、各グループでのパフォーマンスがなかったこともあり、グループが再編成されるのではないかとの予測が浮上。それが現実になった形だが、その背景にあった“思惑”は何か。

「元々のグループを応援していたファンにとっては、相当ショックな出来事です。ただ、この3つの新グループで“3組同時メジャーデビュー”を狙っているのではないかとも言われています。旧グループのまま、メジャーデビューできずに塩漬けにされるよりはマシだと考えることもできるでしょう」(アイドル雑誌ライター)

 ここで気になるのは3グループのメンバー編成の偏りだ。人気が高かった美 少年とHiHi Jetsのメンバーの割合を比べると、ACEesは5人中4人、KEY TO LITは5人中3人、B&ZAIは8人中1人となっている。

「ACEesとKEY TO LITは、ジュニアの中で知名度が高い人気メンバーを集めたように見えます。ただB&ZAIは、言葉を選ばずにいえば“寄せ集め感”が否めない。ACEesが先行してアリーナツアーを開催するという点でも、ACEesが事務所的に推しなのだろうと伝わってくる。正直、B&ZAIに関しては“あまり推されていない”という印象が早くもついてしまっている」(同)

 しかし「そういうグループにこそチャンスがある」という見方を示すのは、エンタメウォッチャーの大塚ナギサ氏だ。

「事務所推しのグループは、しっかりとしたイメージ戦略で売り出そうとするあまり、“下手な仕事をさせられない”ということも往々にしてあります。一方で、“推されているわけではないグループ”は、比較的イメージ戦略も緩めになるので、自然と仕事の自由度も高くなる。

 たとえば、バラエティー番組で体を張るような仕事なら、ACEesよりもB&ZAIのほうが受けやすい事情は否めず、かつバラエティー色の強い仕事で結果を出すと一気に知名度が上がるパターンは珍しくない。B&ZAIがいきなりお茶の間にリーチしていく可能性もあると思います」

 現在STARTO社所属のグループで人気No.1を誇るSnow Manも、そもそもは“推されている”グループではなかった。

「Snow ManがSixTONESと同時デビューした当初は、どちらかといえばSixTONESのほうが人気や知名度が高く、Snow Manは2番手というイメージが強かったもの。しかしSnow Manのメンバーはそれぞれの個性を活かして積極的にバラエティー番組に出演し、今の人気を勝ち取るに至った。B&ZAIも同様のパターンになる可能性はあると思います」(大塚氏)

 おバカキャラでブレイクしたTravis Japanの松田元太のようなケースもある。

「松田さんの明るいキャラクターは、世間一般にはそこまで知られていませんでしたが、トーク番組で九九が言えないことが発覚したことをきっかけに、次々にバラエティー番組へと呼ばれるように。今度の4月期ドラマ『人事の人見(じんじのひとみ)』(フジテレビ系)では、単独初主演を果たすなど、俳優としても勢いに乗っています。

 もし事務所サイドが完全な二枚目路線で売ろうとしていたら、こういった展開はなかったでしょう。まだまだ世間的な知名度が低いメンバーが多いB&ZAIは、むしろ松田さんのようなブレイクを果たすメンバーを生み出すポテンシャルを秘めているとも言えるんです」(大塚氏)

 単純に“メンバーが多い”ということも、大きなメリットになる。

「メンバーが多ければそれだけ多様なキャラクターがグループに内包されることになるので、より幅広いファン層に刺さりやすくなる。Snow Manにしても、筋肉系、インテリ、アニメオタクなどメンバーの個性が際立っていて、それぞれの分野で活躍するなかで、ファンを獲得していった。メンバーが多いということは、それだけで拡散する力が強いんです」(大塚氏)

 果たしてB&ZAIは、次なるSnow Manとなれるのか。物語はまだまだ始まったばかりだ。

ある意味、健全なSnow Man

(取材・文=サイゾーオンライ編集部)

サイゾーオンライン編集部 

芸能・政治・社会・カルチャーなど、さまざまな情報を独自の切り口で発信するニュースサイト。

X:@cyzo

サイゾーオンライン編集部 
最終更新:2025/02/28 12:00