郷ひろみ、内田有紀、三浦翔平…バーニングプロダクション新体制発足で注目が集まる所属タレントの去就

今年1月に“芸能界のドン”こと周防郁雄氏が体調不良のために社長を退任することが明らかになっていた大手芸能事務所バーニングプロダクションだが、すでに新体制が発足していたことが一部で報じられて話題となっている。
3月14日にニュースサイト「デイリー新潮」が伝えたところによると、新社長には郁雄氏の息子の周防彰悟氏が就任したが、副社長には今年1月に彰悟氏が5度目の結婚を果たした21歳年下のDJの女性が就いたという。
元々、他の大手芸能事務所の会長と幹部がバーニングプロダクションの取締役に就任し、彰悟氏をバックアップすると報じられていたが新副社長はまさかの人選となった。
これまで彰悟氏は関連会社の社長を務めながら多数の女性アーティストをプロデュースしていた。同サイトの記事によると新副社長も元々は彰悟氏がプロデュースしていたというが、別の大手芸能事務所のマネージャーは語る。
「事務所のスタッフとして勤務した経験がまったくない自身の妻を副社長の座に起用した公私混同ぶりに、他の芸能界の重鎮たちもすっかり呆れ返っています。我々は外部の人間なので直接的な影響はありませんが、社員や所属タレントの胸の内が気になるところです」
同サイトによると、すでに、郁雄氏が重用していた社員が1人退社。
同サイトが彰悟氏にタレントたちの反応について聞いたところ、「所属タレントの皆様には今年に入って順次面談しており、新体制について報告させていただいております。まだ(編註:妻の)A子から直接挨拶をさせていただいていませんが、これから進めていく予定です」と状況を説明しているという。
そんな中、注目されるのは現在、同社の公式サイトに掲載されている所属タレント12人のうち何人が今後事務所に残るかということだ。
「小泉今日子さんは18年1月いっぱいで退社しましたが、いずれは郁雄氏が退陣することを見越しての退社だったという話です。12人のうち郷ひろみさん、内田有紀さん、稲森いずみさんは個人事務所、ウエンツ瑛二さんと小池徹平さんは“育ての親”ともいえる元バーニング社員が社長を務める別の芸能事務所に移籍することになるでしょう。
おそらく、今後、社員も続々と退社して、残されたタレントたちのマネジメントもままならない状況になるのではないでしょうか。ベテランの加藤雅也さん、長山洋子さん、藤あや子さんも個人事務所でやっていけるでしょうし、三浦翔平さんは妻の桐谷美玲さんと夫婦で活動することになりそうです。いずれにせよ残るのは2、3人くらいでは……」(前出の芸能事務所マネージャー)
もっとも、芸能ジャーナリストの竹下光氏はこう話す。
「同社に関しては長年在籍している所属タレントの中には会社に対して愛着や恩義を感じている人もいるでしょう。また、売り出し中の若手タレントやSNS、YouTubeなどを積極的に活用し、インフルエンサー的な活動に精力を注いでいるようなタイプのタレントであれば、独立という選択肢も出てくるかもしれませんが、長きにわたって芸能界の第一線で活躍し、すでにそれなりのキャリアや実績を築いている歌手や俳優がほとんどですからね。それに芸能界の重鎮であるケイダッシュグループの川村龍夫会長が取締役に入るなど全面的にサポートするようですし、一気の大量離脱ということにはならなさそうな気もしますけどね」
かつては“バーニング帝国”と呼ばれるほどの威光を放っていた同社の行く末が今後も芸能界内外で注目を集めそうである。
(取材・文=サイゾーオンライン編集部)