CYZO ONLINE > 芸能の記事一覧 > 広末涼子が活動を本格化

広末涼子が活動を本格化、バラエティー番組での私生活暴露でオファー増加も“ロールモデルは矢田亜希子”か

広末涼子が活動を本格化、バラエティー番組での私生活暴露でオファー増加もロールモデルは矢田亜希子かの画像1
広末涼子(写真:Getty Imagesより)

 不倫騒動と離婚を経て、メディア露出が激減していた広末涼子。2024年2月に26年所属していた芸能事務所フラームを退社してからは徐々に活動を再開し、3月28日放送のフジテレビ系『ザ・共通テン!』では、約2年ぶりとなる地上波全国放送に復帰、いよいよ活動が本格化し始めている。

高知でローカルタレント化の真相

 2023年5月、シェフの鳥羽周作氏との不倫が「週刊文春」(文藝春秋)で報じられた広末。当時夫だったキャンドル・ジュン氏が記者会見を開き、広末の私生活の様子や謝罪を拒否する鳥羽氏について暴露したこともあり、大きな騒動となった。その後、広末は所属していたフラームから無期限謹慎処分となるも、同年7月にキャンドル・ジュン氏との離婚が成立。さらに2024年2月にフラームを退社すると、個人事務所R.Hを立ち上げ、社長に就任した。

 独立後の広末は、2024年9月に韓国のアーティスト・Night Tempoのアルバム『Neo Standard』にゲストボーカルで参加。同年12月には東京のライブハウス、コットンクラブで25年ぶりのライブを開催したほか、YouTubeチャンネル「Short Hope」のインタビュー動画全5本に登場するなど、徐々に活動を広げてきた。さらに2025年2月には、BS12の『空き家問題 2025 ~進む人口減少と空き家対策の最前線~』と地元高知のテレビ高知で放送された街ブラ番組『広末涼子の高知でやりたい10のこと』にも出演するなど、情報番組、バラエティー番組の分野にも進出。そして、『ザ・共通テン!』でついに地上波全国放送に復帰となったのだ。

『ザ・共通テン!』では、3児の母である広末の日常に密着。スーパーやデパ地下で買い物をしたり、かつてのママ友たちとの集まりに参加したりするなど、これまであまり見せることのなった私生活を公開、さらにスタジオではMCのヒロミやホラン千秋とともに、軽快なトークも繰り広げた。今回の番組出演について、エンタメウォッチャーの大塚ナギサ氏はこう話す。

「ネット上では不倫騒動に対するアレルギー反応もまだあり、賛否両論といった感じではありますが、知られざる広末さんの私生活が見られたのは貴重でしたね。庶民的なスーパーで買物をしている一方で、デパ地下で高級食材を選ぶなど、“普通の人の一面”と“芸能人らしい一面”が混在していたのが興味深かったです。こういったタレントの密着では、とにかく庶民的な一面ばかりをフィーチャーすることが多いのですが、必ずしもそうではなく多少セレブっぽさのようなものも見せていました。だからこそ余計にリアルに感じられ、嘘偽りない姿を見せたということで、好感度も上がったはず。同様の番組出演オファーは増えそうです」

 現在、個人事務所の社長として、自身のマネジメント業務をこなし、仕事のオファーも自らが受けているという広末。『ザ・共通テン!』では、不慣れな社長業務に苦戦していることも吐露していた。

「私がいちばん気になったのは、広末さんが自分のブランディングについて悩んでいると話していたことです。事務所に所属していれば、事務所サイドで戦略的なブランディングを行い、それに合った仕事を選んで受けるわけですが、現状の広末さんはかなりバラエティー寄りな仕事が多く、俳優としてのブランディングはそこまで意識していないようにも見えます。今後、地上波バラエティーで広末さんが活躍する展開もありそうです」(大塚氏)

 元々は俳優として活躍していたが、トラブルなどでメディア露出が激減した後、バラエティーの世界で返り咲くケースは、過去にもある。大塚氏は「矢田亜希子さんが、広末さんのロールモデルとなるかもしれませんね」と話す。

 矢田亜希子といえば、若手俳優として人気絶頂だった2005年に押尾学と結婚。当時押尾は、スキャンダルが多い俳優だったということもあり、結婚によって矢田の好感度が下がり、仕事が激減した。さらに、2009年には押尾が保護責任者遺棄致死罪と麻薬取締法違反で逮捕され、後に有罪となり実刑を受けることとなる。矢田本人の不祥事ではなく、事件発覚後すぐに離婚をしたものの、イメージダウンは免れない状況となった。

 押尾逮捕後の矢田は、俳優としては連続ドラマのゲスト出演や2時間ドラマへの出演が増えていく。結婚直前までは連続ドラマの主演を張るトップ俳優だったことを考えると、仕事の方向性が変わってしまったのはたしか。さらに2018年くらいからはバラエティー番組への出演が増加。現在もTBS系『ラヴィット!』の水曜レギュラーを務め、朝の生放送でビリビリイスに座る機会も多い。

「矢田さんの俳優としてのキャリアは、結婚と元夫の逮捕によって想定していた未来とは少々異なる方向に進んでいましたが、バラエティーでの才能が開花したことで、本人の好感度も上がりましたし、逆に俳優としての仕事も増えつつある印象です。また、子育てをしながら仕事をするとなると、長期間の拘束が必要な俳優仕事よりも、決まった時間に収録や生放送があるバラエティーのほうが都合がいい部分もある。矢田さんの現在のスタイルは、仕事と私生活を両立させるという意味ではベストでしょう。

 広末さんも子育てをしながら仕事をしているわけで、ある程度プライベートな時間を確保する必要がある。また広末さんは、意外と若い頃からバラエティー経験も豊富でトークも淀みない。離婚を経てからはぶっちゃけトークもできるし、特別な人生経験があるということでご意見番的な立ち位置もできそう。今後、バラエティー番組で大暴れする広末さんに期待したいところです」(大塚氏)

 今後、矢田亜希子のようにビリビリイスに座って悶絶する広末を観ることができるのだろうか。

広末涼子、地上波全国放送復帰のウラ

(取材・文=サイゾーオンライン編集部)

サイゾーオンライン編集部 

芸能・政治・社会・カルチャーなど、さまざまな情報を独自の切り口で発信するニュースサイト。

X:@cyzo

サイゾーオンライン編集部 
最終更新:2025/04/06 14:00