橋本環奈、朝ドラ歴代ワースト視聴率で期待される新ドラマ『天久鷹央の推理カルテ』と “ピリピリ”ムード

女優・橋本環奈が主演を務めて今年3月末まで放送されたNHKの連続テレビ小説『おむすび』は歴代ワーストの平均世帯視聴率13.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と振るわずに最終回を迎えた。
スポーツ紙の芸能担当記者は語る。
「言うまでもなく今の時代、『NHKプラス』どでリアルタイム視聴する人も減っており、単純に視聴率で人気を図るのは難しい。さらに橋本さんは人気はもちろん、演技力の面もベテラン俳優らから高い評価を受けていました。『NHK紅白歌合戦』での司会ぶりも好評だったことからNHKサイドの期待も大きく満を持しての朝ドラ登板となったわけですが、脚本やストーリー面の不評などもあり持ち味が発揮できないまま終わってしまった印象です。“黒歴史”とまでは言いませんが、このまま人気が右肩下がりに、となることはないと思いますが……」
そんな橋本に関しては近年、朝ドラの苦戦以外にも逆風が吹いている。
芸能ジャーナリストの竹下光氏はこう話す。
「橋本さんは昨年10月にマネージャーらに対するパワハラ疑惑を『週刊文春』(文藝春秋)に報じられました。所属事務所は“事実無根”と強く反論したものの、今年1月には『文春オンライン』が再び同様の記事を配信して注目を集めてしまいました。もっとも、パワハラを肯定する気は毛頭ありませんが、橋本さんほどの売れっ子女優になれば仕事は多忙を極めてストレスやプレッシャーも生半可なものではないでしょうし、時に“身内”であるマネージャーやスタッフに強く当たってしまうことがあっても仕方のない部分はあるとは思います。とはいえ、多数のCMに起用されるなど元々好感度の高さでも知られていた存在だけに、こうした報道による影響は少なからずありそうです」
いずれにせよ、デビュー以来順風満帆だった橋本も期待されていた朝ドラがコケたことや周囲の雑音の影響により、ある意味正念場に立たされているのかもしれない。
そうした中、4月22日からは主演ドラマ『天久鷹央の推理カルテ』(テレビ朝日系)がスタートするが、本人もリベンジに燃えているのか番宣にも余念がない様子だ。
「橋本さんは4月1日に行われた同局の新入社員の入社式に予告なしに登場。作中で自身が演じる天久鷹央と同じ白衣の格好で新入社員の首に社員証を直接かけ、主演ドラマのクリアファイルを手渡すなど親交を深めました。また、新入社員の一人が社員証を受け取る前に小声で話し掛けて橋本さんが『えっ!?』と驚きの声をあげる場面も。じつは橋本さんとこの社員は実家が同じマンションでお互いの親を認識し合う間柄だったようです」(前出のスポーツ紙記者)
他方、2度にわたるパワハラ疑惑報道により緊張感ただよう様子も見受けられるという。
「今月上旬にはテレ朝が主催するメディア関係者を集めた内々の会合があったのですが、橋本さんは翌日に早朝からロケが控えていたにもかかわらず、グリーンのドレス姿で参加していました。橋本さんは自ら『よろしくお願いいたします!』と関係者に頭を下げて回っていて今作にかける意気込みが感じられましたね。
ただ、ドラマ撮影中のこぼれ話を聞かれると、一瞬回答を渋る場面も。この日は同局の『特捜9 final season』で主演する井ノ原快彦さんもいて、すかさず橋本さんの良さを引き出そうとフォローに回ったために“空気”が悪くなることはありませんでしたが、橋本さんらしからぬ対応に『やはりパワハラ疑惑報道の影響で相当ピリピリしているんだな』といった声も現場では聞かれました。
真偽はともかくとして関係者しか知り得ない撮影現場の話が週刊誌などの外部に漏れている時点で、本人も気になるでしょうし、かなりセンシティブになっているのでしょう」(同スポーツ紙記者)
女優として正念場を迎えている橋本だが、『天久鷹央の推理カルテ』を成功させてリベンジを果たすことに期待したい。
(取材・文=サイゾーオンライン編集部)