不倫騒動の永野芽郁“失脚”不可避で跡目争い勃発…空いた枠に入るネクストブレイク女優は

永野芽郁の不倫疑惑が、じわじわと波紋を広げている――。
4月24日発売の「週刊文春」(文藝春秋)で報じられた田中圭との不倫は双方が交際の事実を否定したものの、手つなぎ写真やベッタリくっつく2ショットには「何もなかった」と考える人のほうが少数派。さらに5月8日発売の同誌では、生々しいLINEのやり取りが掲載されている。
これまで酒絡みのトラブルを何度もやらかしてきた前科がある田中に関しては“想定内”かもしれないが、清純派で売ってきた永野のダメージは深刻だ。
「永野は子役出身で、これまでスキャンダルとは無縁。2018年には朝ドラのヒロインにも選ばれ、それ以外の作品やCMもピュアなイメージのものばかりで、“男の匂い”がしない女優でした。ところが報じられた内容は、妻子ある先輩俳優と一晩過ごしただけでなく、数日前には別の俳優も自宅に招き入れており、記事には『二股不倫』という扇情的な見出しが躍りました。
この件はテレビでほとんど報じられず、とにかく“なかったこと”にする戦術のようですが、それが却って騒動を長引かせている印象は否めません。テレビがスルーすることで、ネットには『忖度だ』『別の芸能人の時は大騒ぎなのに』といった声が渦巻き、ラジオ番組(『永野芽郁のオールナイトニッポンX』)の謝罪コメントについても、『用意された文を読んだだけ』『誤解で乗り切るつもり』と、永野に厳しい声が多い。5月中旬には大泉洋と共演した映画『かくかくしかじか』が公開されますが、テレビの番宣は難しく、関係者は頭を抱えています」(芸能誌記者)
永野はCM出演本数ランキングでTOP10に入る、正真正銘の人気女優。しかし今回の騒動により「アイシティ」からは姿を消すなど、今後露出が相当に減ることは確実だ。そして、枠が空けばそれを狙う人が現れるのが芸能界の掟。永野のポジション争いは着実に始まっている。広告関係者は言う。
「永野芽郁と同年代で同ランクの女優というと、浜辺美波、今田美桜、広瀬すず、橋本環奈など。川口春奈や芦田愛菜もお鉢が回ってくるかもしれません。清純派のイメージを求めるなら、芳根京子、福原遥、小芝風花、上白石萌音あたりの名前が浮かびます。ただ、どの女優も“超”がつく売れっ子で、すでにCMをたっぷり抱えていますから、新鮮味には乏しい。
次の世代のネクストブレイクだとすると、出口夏希、吉川愛、畑芽育、原菜乃華、福本莉子、最近グイグイ押されている當真あみらが有力候補。すでにキャリアも実績もある高橋ひかるや生見愛瑠にもチャンスはあります」
ドラマ枠のポジション争い、次なる“永野枠”は
一方でピュアさを最大限に武器にしたCMではなく、女優としての空いた席には誰が座るのか。ドラマ評論家の吉田潮氏は、まず今回の永野のスキャンダルについて、「何してんだよ、という気持ち」とため息をつく。
「ピュア、清純、という女優は『あまちゃん』ののん(当時は能年玲奈)が鮮烈すぎて、永野芽郁は“劣化版のん”とさんざん言われてきたんですよね。そうした辛酸をなめて、やっと永野芽郁という名前で民放ドラマの主演を張れるようになってきたのに……。去年は月9『君が心をくれたから』で主演を好演しました。ただし、国民的知名度で“代表作はこれ”というレベルにはまだいっておらず、まさにこれから大きな花が咲きそうな女優だったのに、脇が甘いとしかいいようがありません」(吉田氏)
女優としての永野の魅力について吉田氏は、「芯がある独特の雰囲気」だという。では、そうした雰囲気を備える女優は永野以外に誰がいるのか。
「永野芽郁はパッと目を引く圧倒的な華がある陽キャではないけど、くせがなく、透明感がありながらも自分で考える力があるというキャラクターがハマります。似たタイプでいうと、鳴海唯、原菜乃華、伊原六花、畑芽育あたりでしょうか。そのなかでも鳴海唯はNHK朝ドラ『なつぞら』(2019)、NHK大河『どうする家康』(2023)など、着実に足固めをしている印象です。イメージとしてものんや永野芽郁にどことなく似ている。所属事務所はフラームで、実力派の女優を多数抱えているところですから、今後期待しているところです」(同)
イメージを大切にするスポンサーが必要な地上波ドラマはさておき、映画や配信系ならスキャンダルを起こした俳優を起用するのもよくある話。プライベートでは大型バイクを乗り回すことで知られる永野だが、これまでの“清純派”からワイルド系に鞍替えして出直しか。
(取材・文=木村之男)