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“レベル40”で妊娠を発表の中川翔子 一大ジャンル“ママタレ”勢力を塗り替えるか

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中川翔子(写真:サイゾー)

 歌手でタレントの中川翔子が自身の誕生日である5月5日に第1子の妊娠を発表して話題だ。

辻希美&藤本美貴、圧倒的に強い理由

 公式ファンクラブサイトでは「レベル40(=40歳)にして、とても大きな転機だなと思っています」と大好きなRPGにちなんだおなじみの表現で喜びを綴っている。

 中川は23年4月に同年代の一般男性との結婚を発表していたが、民放テレビ局の情報番組スタッフは話す。

「『スポーツニッポン』は関係者の証言として中川翔子の妊娠は双子であると報道。彼女は、仕事を調整しながら妊活に取り組んできたとのことで、高齢出産かつ双子出産となれば大きな注目を集めるのは間違いない。『とにかく今は第一優先“いのちだいじに”で行きたい』と語った彼女ですが、数年後には家庭と仕事とのバランスを大切にしながらママタレントとして新たなステージへ向かうのではないでしょうか」

 さりとて、もっか芸能界のママタレ枠は飽和状態にある。

 SNSやYouTubeなどで強い発信力を持つ辻希美や藤本美貴、仲里依紗、杏、工藤静香、ファッションを前面に押し出した長谷川京子、榮倉奈々、蛯原友里、佐々木希、料理を売りにするギャル曽根や小倉優子、美容系のMEGUMIや優木まおみ、長谷川理恵、トークを武器にする横澤夏子、野々村友紀子のように細分化されているのが実状だ。

 芸能ジャーナリストの竹下光氏はこう語る。

「俳優やお笑い芸人、モデルがコメンテーターをしたり、アナウンサーが役者としてドラマで活躍したりと芸能人のマルチタレント化が進む中、あらゆる職種の芸能人が参入できるママタレントは芸能界における一大ジャンルと化しています。かつては芸能人が私生活を売りものにすることに対して否定的な意見もありましたが、今は逆にそうすることで好感度や親近感を高めたり、ファンの応援する熱量を増幅させる効果もあったりと芸能活動におけるプラスの部分も大きい。とくに家事や育児に励んでいる様子などリアリティーのある日常を発信するママタレに関しては、ファンから共感を得られやすい存在という点においても特筆すべきものがあり、売れっ子ママタレになればその人気や影響力は俳優やアーティスト、アイドルに勝るとも劣らないものがありますね」

 そんな中、セルフプロデュース力に長けている中川が新たにママタレとして参戦した場合、どのようなポジションを築いていくのか?

 女性誌記者はこう予測する。

「中川さんは2022年公開の『映画しまじろう しまじろうと キラキラおうこくの おうじさま』で初めて母親役を演じて“エア子育て”を体験したと語っています。当時のインタビューでは『いつか子どもに読ませるために、図鑑や漫画の愛蔵版もものすごい量を準備しています。将来子どもに読ませたいと思ったものは電子書籍にしようかな、愛蔵版にしようかなとか考えながら買ったりして(笑)』と想像を膨らませていました。長年ブログやSNSで独自の世界観を発信し続けてきたことから、ママタレとしての発信に関しても高い拡散力を持つことは間違いないでしょう。また彼女自身、不登校を経験していることから、教育観や子どもとの関わり方でも一石を投じる存在になり得そうです」

 また、“最大の特長”を活かせば新たなポジションを確立する可能性もあると指摘するのはテレビ局関係者だ。

「中川さんはアニメやゲーム、マンガといったサブカルチャーに造詣が深く、発信力も兼ね備えていることから自身の妊娠や子育てをマンガやイラストで描写し、SNSで公開するなどこれまでのママタレの枠組みを超えるアプローチをしてきそうですよね。芸能界初の“オタク系ママタレ”が誕生するかもしれません。いずれにせよ、各メディアで引っ張りだこになるでしょうね」

 ママタレ戦国時代ともいわれる現在において、求められているのは単なる「ママ」ではなく、「ママとしてのストーリーテリングスキル」。

 SNS、書籍、YouTube、グッズ、イベントなど、あらゆる媒体に対応できる中川が、その高い順応力を発揮すればママタレ勢力図の中でも大きな存在感を放つことになりそうだ。

「ママキャラ不要」

(取材・文=サイゾーオンライン編集部)

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最終更新:2025/05/24 18:00