咲村良子プロレス挑戦記23 マリーゴールドは今日も行く

咲村良子連載コラム第23回
「ヴィランの花道 ~咲き乱れ 散りゆくままに~」
東京から九州へ!
マリーゴールドは代々木第二体育館での1周年興行を終え、すぐ熊本、福岡での興行へ。
私も昔ながらのプロレスラー移動であるマイクロバスにて移動中――。
ほとんどの選手が飛行機移動ですが、私は新人らしくバスに乗り込みました。
大変は大変ですが、案外と私は車移動が苦手でなかったり。
寝違えることだけは注意して狭い席をごろごろと過ごします。ゆっくり時間もあるので、この原稿もつらつらと書いて行けたらと思います。
ということで、1周年興行を終えたマリーゴールドの歴史を振り返ってみようかなと。
マリーゴールドはロッシー小川が2024年4月15日旗揚げを発表した。
当初の所属選手は元スターダムの林下詩美さん、ジュリアさん、MIRAIさん、桜井麻衣さん、ビクトリア弓月さん、高橋奈七永さん、石川奈青さん。
Actwres girl’Zから元アドバイザーの風香さん、元所属選手の青野未来さん、翔月なつみさん、松井珠紗さん、天麗皇希さん、後藤智香さん、CHIAKIさん。
13人の選手からスタートした。
そして、5月1日に私、咲村良子のほか南小桃、南ゆうき、橘渚が練習生として発表される。
5月20日に旗揚げ興行として「Marigold Fields Forever」を後楽園ホールで開催! 観客1500人超の満員御礼。
7月13日は両国国技館大会を開催。
「イヨ・スカイvs林下詩美」のカードが実現。
そしてジュリアさんの渡米。
マリーゴールドの中心だったジュリアさんが旅立った。マリーゴールドにとってこれはとても大きな出来事だったと思う。
そんな中、このころの私は人生で一番運動しまくって毎日へとへと。セコンドも不慣れで今と変わらず何かと怒られて、一番てんやわんやしてました。
今も大して変わらない毎日。
そうこうしてる間に1周年。
あっという間のこと。
高橋奈七永さんの引退が発表されて、岩谷麻優さんの加入が発表されて、マリーゴールド1周年の代々木第二体育館まではほんとに一瞬にすぎた。
今の自分はプロレスに迷っているからか、団体の大きなイベントもなんのその、自分のことで頭がいっぱい。
プロレスに出会っての2年目は壁を感じている。
どう向き合ってどう乗り越えていけるのか。
頑張れ咲村。
(文=咲村良子)
咲村良子マリーゴールド戦記XXIII
この連載も早くも23回目となった。
毎週書き上げてくれる咲村良子には感謝しかない。今回は私の都合もあって更新が一日ずれてしまったことをお詫びしたい。
毎週原稿を書くというのは本業の作家やライターでも難しいもの。
特にウェブ媒体となると、こうして配信日を容易に変えられるとあって、モチベーションを維持するのが大変だったりする。
それでも愚直に書き上げてくれる咲村良子は、やはり根がまじめというか責任感が強くて意識が高いのだと思う。
しかし、そういった感情は時に気負いとなって壁になることも。
今回の原稿で彼女は「壁を感じている」と書いているが、それはこの連載も同じなのかもしれない。
走り続ける咲村良子にも少しは休息が必要か。それともまだがむしゃらに走り続けるのか。