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咲村良子プロレス挑戦記24

咲村良子プロレス挑戦記24「迷い、求め、葛藤のスランプ」

咲村良子プロレス挑戦記24 スランプの画像1
マットの上でもがく咲村良子(写真:事務所提供)

咲村良子連載コラム第24回
「ヴィランの花道 ~咲き乱れ 散りゆくままに~」

咲村良子『ヴィランの花道』アーカイブ

 正直に言ってスランプ中です。

 プロレスデビューから半年を超えたくらいですが、今の私は迷ってます。

 もう2ヶ月くらいになるかな。

 うまくいかないことが山積して立ち往生な状態。

 試合はもっと頑張りたいし、もっとうまくやりたい。練習ももっと頑張りたいのに、もっとうまくなりたいのに。

 体力的に問題なかった普通の練習で途中で続けられなかったり、今まで出来てたことが思うようにいかなかったり。

 自分にそういうときもあるよっていう気持ちともう全部だめだって悲しくなる気持ちと葛藤しながら。

 とりあえず練習には行って、とりあえずやって。

 精神的なものなのはわかってるけど、だからこそコントロールできない日々にもどかしく思ってます。

 一部のファンの人はそんな私を察してくれて心配してくれてるみたい。

 隠しきれないことも申し訳ない。

 なのでここに正直に書いてみました。

 こうやって正直にみんなに話すのは初めてですが、長年表にでているとそういう時もたまにあるんです。

 自分の中のいろんな気持ちや、自分の理想、自分の置かれてる状況、周りからの期待、そういうものの狭間で迷ってしまったり、余計にうまくできなくなったり。

 最近は一番悪い状態からは少し回復してきたところです。

 そんな中、アイドルのお仕事でみなみの生誕ライブをやりました。そのとき、元メンバーのののちゃんが来て終わりに一緒にご飯食べたんですけど、彼女に言われたことでちょっと自分を取り戻しました。

 

「りょーこさんがギラギラしてない!」

「私のりょーこさんはもっと強ぇ女だ!」

 

 そう言われて、「確かに!」って思ったんですよね(笑)。

 やっぱり私には集団行動して、何かに合わせるべきではないんだよなって。改めて思いました(笑)。

 もっと我を通す覚悟の方を優先してないとやってけない自分がおります。厄介ですかな(笑)。

 休むことも周りからはすすめられることもあったけど、一旦、元気になるまではこのまま頑張ってやっていこうと思います。

 元気じゃなくみえたら何か迷ってるんだな、頑張ってるとこなんだなって思ってください。

 咲村、走れるとこまで走ります。

(文=咲村良子)

咲村良子マリーゴールド戦記XXIV

 目下、スランプ中だという咲村良子。

 その影響もあってか、遅々として本連載の筆が進まないときもあるらしい。

 スランプは誰にでもある。

 それをどう解消するかは人それぞれだが、これまでの経験から言わせてもらうと、スランプ中でもがむしゃらにやり続けた人は強い。

 今回の原稿で咲村良子も「走れるとこまで走ります」と宣言してくれた。

 これを読んで少し安心した。

 なんでもいいからやり続けることが肝要。頭と体を動かしていれば、必ず好転する。そこからは好循環だ。

 咲村良子にはまだまだ走り続けてほしい。

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咲村良子プロレス挑戦記『ヴィランの花道』アーカイブ

咲村良子

1995年10月20日、大阪府生まれ。イメージDVD人気抜群のグラビアアイドル10年戦士。現在、アイドルユニット・CLIPCLIPのメンバーとしても活動しつつ会社経営もこなし、さらには女子プロレス団体「マリーゴールド」の選手としてデビューを控えるなどマルチな才能を持つ。

<最新情報>
第13弾となるグラビアイメージDVD「しなやかなからだ」(竹書房/撮影:早川達也)が2025年1月24日にリリース予定。ラジオアミューズメントパーク「咲村良子のグラトーク2」も好評放送中。サイゾーオンラインでは、女子プロレス挑戦記を語る連載「ヴィランの花道」を連載開始。

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最終更新:2025/06/14 13:00