永野芽郁の不倫&二股騒動だけじゃない!? 阿部寛主演『キャスター』の意外な影響力

俳優・阿部寛主演のTBS日曜劇場のドラマ『キャスター』が6月15日の放送で最終回を迎えた。
オリジナル作品の同ドラマは民放テレビ局のJBNを舞台にした社会派エンターテインメント。
阿部が演じる進藤壮一は公共放送の社会部記者として経験を積み、視聴率低迷にあえぐJBNの報道番組『ニュースゲート』のメインキャスターに就任。
それまでの生ぬるい報道体制を見直そうと奮闘し、周囲を巻き込んでいく。
平均世帯視聴率は初回で14.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)を記録。
これが第9話までにおける最高視聴率となっており、第2話以降は緩やかに下降線をたどる一方、第7話までは2桁台をキープしていた。
その後、第8話は9.5%、第9話は9.9%と2桁台を割るものの、最終回は12.0%、4月期の民放キー局の連続ドラマではトップを独走した。
阿部扮する進藤とその周囲のスタッフたちが毎回スクープを追うのが見どころの同ドラマだが、何と言っても“ある意味”で注目を集めたのが、4月末に「週刊文春」(文藝春秋)が報じたヒロイン役の永野芽郁と田中圭との不倫疑惑報道だろう。
芸能ジャーナリストの竹下光氏はこう振り返る。
「永野さんは田中さんとの不倫疑惑と同時に、同ドラマにスタッフ役で出演していたキム・ムジュンさんとの熱愛も報じられました。『文春』の報道を受けて永野さんと田中さんの所属事務所は男女関係を否定。その後に“第2弾”として『文春』が報じたLINEのやり取りに関しても、それぞれの所属事務所が本人に確認し、LINEでこのやり取りはしていないと発表しました。また、永野さん、ムジュンさんの所属事務所は2人の交際についても否定しています。現時点で『文春』が伝えた永野さんの不倫交際や二股交際が事実であるのかは定かではありませんが、他方、一連の報道後にムジュンさんの『キャスター』での出番が減ったことは視聴者を中心に物議を醸しました」
さらに、ムジュンが5月24日に自身のインスタグラムに韓国語で「嘘をつかないで もう半分終わった ムジュン、お誕生日おめでとう」と投稿すると、「嘘をつかないで」というその内容に注目が集まった。
「ムジュンの『嘘をつかないで』という投稿がどういう意味なのかハッキリとは分かりませんが、一部では『永野に向けたものではないか』といった憶測も飛び交いました。その永野は5月中旬に行われたドラマの打ち上げで、自虐ネタを交えてスピーチしたというから鋼のメンタルの持ち主です。ちなみに永野との不倫を否定した田中も今のところ仕事に大きな影響はなさそうで、結果的にムジュンが貧乏くじを引かされた格好です」(スポーツ紙の芸能担当記者)
そんな周囲の雑音をよそに主演を演じ切った阿部だが、じつは今年に入ってキャスター役との縁が深まっている。
2月7日には主演映画『ショウタイムセブン』が公開されたが、同作で阿部が演じたのが民放テレビ局のアナウンサーの折本眞之輔役。
大事故の隠蔽に加担したことで、国民的ニュース番組『ショウタイム7』のメインキャスターに就任するも収賄疑惑で3カ月前に番組を降ろされ、現在はラジオ番組『トピック・トピック』のパーソナリティーを務めているという役どころだ。
作中では、いつものようにリスナーにその日のテーマについて聞いていたところ、そのリスナーは火力電力所の爆破を予告。
そして、爆破事件が起こりストーリーが展開していくが……映画関係者は明かす。
「予告犯との交渉役になった折本は『ショウタイム7』のキャスターに復帰。生放送の番組で緊迫感のあるやりとりを展開し、最後はスタジオで対峙します。同作は、韓国でヒットした映画の『テロ、ライブ』(2013年)が原作で『キャスター』のような“さすがにこれはないだろうといったツッコミどころはなく、終始、緊迫感のある物語が展開していきます。阿部さんの演技にもかなりのリアリティーがありました」
だが、意外にも興行成績の方はそれほど芳しいものではなかったという。
「製作に出資したのがテレビ東京だったということもあり、十分な番宣が行われず、そうこうしている内に『キャスター』の放送に向けての番宣がスタートしたこともあってすっかり影が薄くなってしまいました。公開初週の『国内映画ランキング』(興行通信社調べ)では初登場5位に入ったものの、2週目以降はトップ10圏外に。最終的な興行収入は5億円程度に終わってしまいました」
見応えのある映画だっただけに、もう少し上映時期がズレていたら阿部の熱演ぶりが話題となりもう少しヒットしていた可能性も高そうだが、今年の上半期はいろんな意味で『キャスター』が大きな存在感を放つことになったようである。
(取材・文=サイゾーオンライン編集部)