上戸彩に続き深田恭子も! 芸能界のアラフォー人気俳優たちが写真集をリリースするワケ

俳優・上戸彩が15年ぶりの写真集『Midday Reverie(ミッドデイ・リヴァリー)』(宝島社)を7月10日に発売することが話題となっている。
同書は写真家・川島小鳥が撮影を手掛け、台湾を舞台に俳優デビュー25周年を迎えて、私生活では3児のママでもある上戸の幻想的な台湾の夜市を楽しむ姿やビーチでのあどけないピュアな表情、自然の中にたたずむ美しいカット、透明感あふれる寝起き姿など多彩な魅力を堪能できる作品になっている。
スポーツ紙の芸能担当記者は語る。
「上戸さんは今年9月で40歳になりますが、ドラマやCMなどでは年齢を感じさせない若々しいヴィジュアルやフレッシュさで男女を問わず人気です。さすがに肌の露出などは控えめでしょうけど、今回の写真集に関しても昔からの男性ファンだけでなく、同世代を中心に多くの女性からも注目を集めていますよね」
芸能界アラフォー俳優の写真集といえば、くしくも上戸と同級生の後藤真希が昨年11月にリリースした写真集『flos』(講談社)が世間の話題をさらった。
「後藤さんといえば、21年に発売した写真集『ramus』(同)でも大胆な露出が耳目を集めました。デビュー25周年を記念してリリースされた『flos』では前作を超える脱ぎっぷりが大きな反響を呼び、今年6月の時点で重版10刷を達成するほどの好セールを記録しています」(前出のスポーツ紙の芸能担当記者)
そうした中、今月上旬には深田恭子が8月6日に5年ぶりの写真集をリリースすることを発表。
ここに来てアラフォー俳優たちによる写真集が活況を呈しているのだ。
その背景について芸能ジャーナリストの平田昇二氏はこう語る。
「19年に田中みな実さん(当時33歳)が発売した『Sincerely yours…』は異例の売上部数を記録しましたが、“美のカリスマ”と言われる田中さんはもちろん、年齢を重ねても美貌や抜群のプロポーションを維持している女性芸能人に対しては、世代の近い多くの同性が美容の観点などから強い関心を示しています。そうした芸能人による写真集については女性ユーザーも多く、実際に田中さんの『Sincerely yours…』に関しては男性よりも、女性の購買者の方が多いといった話も耳にします」
被写体である女性芸能人にとっても、写真集をリリースすることは新たなファン、とくに美容や健康、ファッションなどに関心の強い女性からの支持を高める大きなチャンスにもなり、単純な写真集の売上による実入り以外にもメリットは大きいという。
「美容や健康、ファッションなどに関心の強い女性は日頃から化粧品や衣服などにも気を配っていることから、男性などと比べると総じて消費習慣があると言われています。そうした女性たちを味方につけることができれば、結果的に“モノが動くタレント”としてCM業界や大手クライアントなどからも重宝されますからね」(前出の平田氏)
加えて、版元である出版社にとっても写真集は大きなビジネスチャンスとか。
「出版不況が叫ばれて久しい昨今ですが、写真集に関しては単価は高いので当たれば大きな収益が期待できます。それに近年はコスト面で有益性の高い電子書籍やデジタル写真集もだいぶ普及していますし、一時期に比べると会社として力を入れるべきジャンルの一つとして見直されているんです」(中堅出版社の編集者)
今後も芸能界のアラフォー俳優たちによる写真集バトルは激化の一途を辿りそうだ。
(取材・文=サイゾーオンライン編集部)