TOKIO国分太一のコンプライアンス上の問題行為が明かされないワケ

国分太一が無期限活動休止を発表して話題となっている。
事の発端は日本テレビが6月20日、国分について過去にコンプライアンス上の問題行為が複数あったことを確認したとして、出演番組『ザ!鉄腕!DASH!!』の降板決定を発表。
同日午後には同局の福田博之社長が会見を行うも、「プライバシー保護の観点からお伝えできない。刑事告訴はそういった事案ではないので考えていない」としてその詳細については明言を避けた。
さらに、同日にはSTARTO ENTERTAINMENTが公式サイトでエージェント契約する国分の無期限活動休止を発表。
そして、同月25日に国分が所属するTOKIOが解散を発表するに至った。
今月27日には元TOKIOのメンバーだった松岡昌宏が報道陣の取材に応じて各メディアがその模様を報じたが、いまだ国分本人は公の場に姿を現すことはなく、雲隠れ状態となっている。
スポーツ紙の芸能担当記者は語る。
「各メディアとも国分さんに接触すべく連日取材に動いており、『週刊新潮』(新潮社)は実父に直撃取材をした様子を報じていますが、国分さんの姿や肉声はどこのメディアもキャッチしていません。都内の自宅前にはガードマンも配置されていることからたぶん自宅にこもっているのではないでしょうか」
結果的に国分がどんなコンプライアンス上の問題行為をしたのか明らかにはなっていないわけだが、一部では番組の男性スタッフへのパワハラ行為や女性スタッフへのセクハラ行為などが取り沙汰されている。
「男性スタッフへのパワハラ行為に関しては暴力を振るったとされている一方、“被害者”とはすでに示談が成立しており、国分さんは1000万円近くを払ったなんて噂も流れています。他方、女性スタッフに対するセクハラ行為については国分さんがLINEを介して猥褻な画像や動画を見せるように要求したり、送りつけたりしていたともっぱらです」(同スポーツ紙記者)
とはいえ、こうした噂もあくまで憶測の域を出ていないというのが実状だ。
現時点において国分によるコンプライアンス上の問題行為に関する数少ない情報としては、同局の福田社長による“刑事告訴するような事案ではない”というものだけだが、同局の番組スタッフは明かす。
「ウチの局上層部が国分さんのコンプライアンス上の問題行為を認知したのは、局内に設置されている、ハラスメントや人権侵害などがあった場合に通報する窓口に女性の番組関係者から匿名でセクハラ行為についての通報があったのがキッカケのようです。実際、どこの週刊誌や女性誌も後追い報道ばかりで、ウチからの発表があるまでは今回の件はあずかり知らぬところだったのでしょう。その後、社内調査が行われて『これは大事だぞ!』となったわけです」
社長自ら緊急で会見を開いたあたり、同局が今回の件をかなり深刻に受け止めていることがうかがい知れるが、それでは何故その詳細を明らかにしないのだろうか?
芸能ジャーナリストの竹下光氏はこう話す。
「すでに国分さんからセクハラの被害に遭った女性スタッフというのが同局の番組関係者ではないかということはインターネット、SNS上の書き込みや一部報道で取り沙汰されています。とはいえ、特定の番組に携わる女性スタッフとなればその数はかなり限られますし、調べればある程度特定されてしまう可能性もある。被害者のプライバシー保護の観点からも、日テレとしては詳細を明らかにすることはできないのでしょう。もっとも、ここに来て同局は今回の問題に基づく一連の対応等についての評価や意見を得るとともに今後のガバナンス強化等に繋げるべく、外部有識者で構成されたガバナンス評価委員会(仮称)を設置することを表明しました。その報告内容いかんによっては問題が詳らかになるかもしれません」
当事者の国分が沈黙を守る中、コンプライアンス上の問題行為の全貌が明かされる日は来るのだろうか。
(取材・文=サイゾーオンライン編集部)