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中居正広、田中圭、永野芽郁、国分太一…頻発する芸能スキャンダルと重鎮たちの高齢化で芸能界の勢力図は変わるのか

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中居正広、永野芽郁、田中圭、国分太一(写真:Getty Imagesより)
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 2025年も早や半分が過ぎたが芸能人たちのスキャンダルが世間の耳目を集めている。

バーニング新体制と所属タレントの去就

 フジテレビも巻き込んだ騒動でかつての国民的アイドルグループのメンバーである中居正広氏が芸能界を電撃引退した。

 さらに、当代きっての好感度女優としてドラマや映画のみならずCMでの活躍も目立った永野芽郁に俳優・田中圭との不倫疑惑&二股交際疑惑が浮上。

 そして人気グループ・TOKIOの国分太一が、コンプライアンス上の問題行為が複数発覚したことを受けて無期限活動休止を発表したが、芸能ジャーナリストの竹下光氏は語る。

「国分さんに関してはレギュラー番組の男性スタッフへの暴力やパワハラ、女性スタッフに対してわいせつ画像や動画を要求したといった噂も業界内では流れています。国分さんといえば2014年から6年連続で日本モニターによる『タレント番組出演本数ランキング』で1位を獲得し、今年もテレビやラジオで6本ものレギュラーを抱えていましたが、その背景には高い好感度がありました。仮に取り沙汰されている噂が事実ならばタレントイメージとのギャップは大きく、その衝撃度は永野さんやかつて不倫騒動を起こしたベッキーさん、“多目的トイレ不倫”のアンジャッシュ・渡部建さんに匹敵するものになるでしょう」

 国分の騒動の今後の展開も何とも気になるところだが、そうした中で大手芸能事務所のベテランマネージャーはこう話す。

「パワハラやセクハラは断じて許されることではありませんが、率直な思いとして今回の国分さんの騒動については時代の流れを感じますよね。というのも、かつての“ジャニーズ帝国”が健在なら、果たして日本テレビが週刊誌や女性誌なんかにスクープされたわけでもないのに率先して社長自ら会見を開き、国分さんの番組降板を発表したんだろうか、と。もちろん、世間のマスコミ不信を増長したフジの騒動の影響もあるんでしょうけどね」

 旧ジャニーズ事務所といえば、テレビや雑誌などマスコミに対して大きな影響力を持ち、かつては不祥事を起こして逮捕された所属タレントを「容疑者」ではなく「メンバー」とメディアに報道させるほどの権勢を誇っていた。

 そのことを鑑みればこうした率直な思いを抱くのも不思議なことではないが、今年で7年目を迎えた令和に入ってからというもの、昭和から長年続いている芸能界の勢力図にもかなり大きな変化が見て取れるという。

「旧ジャニーズ事務所の“崩壊”しかり、“芸能界のドン”と呼ばれる田辺エージェンシーの田邊昭知会長やバーニングプロダクションの周防郁雄前社長とも高齢ですからね。とくに周防さんに関しては昨年10月に体調を崩して同年12月に代表権を息子の彰悟さんに譲りましたからね。いまだに多くの人気タレントを抱える大手事務所はいくつもありますが、“政治力”も含めて昭和の頃からいまだ変わらず芸能界で大きな存在感を放っている老舗といえば吉本興業くらいじゃないですかね」(前出の芸能事務所のマネージャー)

 そのバーニングプロダクションでは彰悟氏が代表取締役に就任したほか、郁雄氏の高校の同級生で盟友でもあるケイダッシュグループの川村龍夫会長、それに同グループの幹部のT氏が取締役に就任するなど経営の刷新も見られるが、民放キー局の局員は声を潜めて明かす。

「現在、バーニングプロダクションの所属タレントの関連イベントではケイダッシュから駆り出されたスタッフが現場を仕切っている状況です。もっとも、元々は芸能界の“政治”にはあまり興味のなった彰悟氏ですが、周囲の勧めもあってか最近はスポーツ紙の“B担”記者やテレビ局のスタッフなどと食事会を開いたり、メディアとも積極的に交流を図ってはいるようですけどね」

 そうした中、こんな気になる情報も……。

「実際のところ、川村会長だけでなくT氏が取締役に入ったことに関しては、これまでバーニングプロダクションと密接な関係にあったいわゆる“バーニング系”の他の芸能事務所の人間も警戒心を強めているようです。T氏は郁雄前社長が健在だった頃から信頼を置かれ、その仕事を積極的に手伝い、業界内では“本籍はケイダッシュ、現住所はバーニング”などと言われていたほど。郁雄前社長との関係やそのキャリア、実績などを加味すれば、今回取締役に入ったことを公然とは批判できないでしょうけど、なにせその剛腕ぶりは業界内で有名ですからね。郁雄前社長だからこそ、上手くコントロールできていた部分もあり、いつその牙が“身内”に向かないか戦々恐々としているそうです」(同局の局員)

 かつて芸能界に大きな影響力を誇示していた同事務所だが、経営刷新後の動向に今後も業界内外から注目が集まりそうである。

「9000万円もらっていない」被害者告白

(取材・文=サイゾーオンライン編集部)

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最終更新:2025/07/13 20:00