CYZO ONLINE > 芸能の記事一覧 > 浜辺美波「お泊り愛」報道も清純派イメージに影響なしか

浜辺美波、永瀬廉と「お泊り愛」報道でファン衝撃も…識者が「沈静化する」と予測する理由

浜辺美波、永瀬廉と「お泊り愛」報道でファン衝撃も…識者が「沈静化する」と予測する理由の画像1
浜辺美波(写真:Getty Imagesより)

 King & Princeの永瀬廉と女優の浜辺美波の「お泊りデート」が発売中の「女性セブン」(小学館)で報じられた。浜辺には「ジャニオタ疑惑」まで噴出しており、清純派女優のイメージが崩壊してしまうのではないかと危惧されている。若手トップ女優の一人に数えられる彼女の今後はどうなるのか。業界事情に詳しい芸能記者が解説する。

綾瀬はるか、終活ドラマ『ひとりでしにたい』好調の裏に好感度と共感性

清純イメージ崩壊の危機?

 記事によると、7月上旬に2人は都内の鉄板焼き店でディナーを済ませた後、永瀬の自宅マンションへ行き、その夜はマンションから出てくることはなかったという。スキャンダルを警戒してか少し距離を取って歩いているものの、バッチリと写真も撮られてしまっており、親密な仲である可能性はかなり高そうだ。

 同誌の取材に対して、浜辺の事務所は「お答えすることはございません」とコメント。永瀬の事務所からの回答はなかったといい、交際を事実上認めたとの見方が強い。

 通常なら永瀬のファンが大騒ぎとなるはずだが、美男美女のお似合いカップルであるためか、意外にもあまり大きな批判はない。週刊誌報道の以前に「匂わせ」のようなものがなかったのも、ファンにとっては好印象だったようだ。

 もちろん、永瀬のファンからは「アイドルとして軽率すぎる」「付き合ってもいいけど撮られちゃダメ」といった厳しい声もあるが、人気が急落するような気配はない。

 一方、業界内で大きなダメージが懸念されているのが浜辺だ。浜辺は女優としてはもちろん、圧倒的な清潔感でCMでも引っ張りだこだが、その人気は「筋金入りの清純派」であることに大きく由来している。ここまでハッキリとしたスキャンダル報道であれば、人気や仕事のオファーへの影響も危惧される。

 また一部メディアは、浜辺が過去に「Sexy Zone」(現timelesz)のコンサートをお忍びで訪問していたことから「ジャニオタ」疑惑を報道。これも浜辺のイメージに大きな影響が出かねない。

24時間テレビで共演の可能性も…

 しかし、業界事情に詳しい芸能記者は浜辺への影響をこう見る。

「これまで浜辺のスキャンダルといえば、2021年に音楽ユニット『まるとりゅうが』のRyugaとの“合鍵交際”をスクープされたことがあるが、所属事務所の東宝芸能が完全否定したことですぐに収束した。それからはノースキャンダルで、浮いた話は一切なかった。

 浜辺は裏表のない性格で、いつも笑顔を絶やさず、共演者やスタッフへの気遣いも忘れないので現場ウケが非常にいい。その一方、プライベートでは人見知りで、友だちが少ないことを公言している。永瀬もテレビでは人当たりの良い明るいイメージだが、実はシャイな性格というのはファンにとって周知の事実。誰もが認める美男美女で似た者同士、なおかつ双方ともチャラついた印象がないため、King & Princeファンも手放しに祝福とはいかないまでも、現時点では静観ムードを感じる」

 このまま騒ぎが収束すればいいが、大きな問題がある。8月30日~31日に放送される恒例の大型チャリティー番組『24時間テレビ』(日本テレビ系)のチャリティーパートナーに、浜辺とKing & Princeが起用されているのだ。もし当日の生放送で浜辺と永瀬が同じ画面に映れば、騒ぎが再び拡大する可能性がある。

 だが前出の記者はこのように指摘する。

「『24時間テレビ』で浜辺と永瀬の共演があるかもしれないと騒がれているが、他にもチャリティーパートナーは何人もいるし、おそらく番組側が配慮して同じコーナーに出演させないようにするのでは。永瀬はバリアフリーの花火大会、浜辺は能登復興支援と、それぞれメインの企画が違うので顔合わせを避けることは十分にできる。フィナーレなど出演者が勢ぞろいするような場面では同じステージに立つ可能性があるが、それも立ち位置を離すなどの配慮があるのでは。

 浜辺は来年2月公開予定の映画『ほどなく、お別れです』でSnow Manの目黒蓮とW主演するため、浜辺の所属先の東宝芸能も永瀬が所属するSTARTO ENTERTAINMENTもコトを荒立てずに収束させたいはず。また、来年のNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』で浜辺は大河初出演を果たすが、彼女はストイックに役作りをすることで知られるため、今年後半からは同作の撮影に全力投球するだろう。よっぽど浜辺と永瀬が目立った行動をしない限りは、このまま仕事に影響することもなく、沈静化していくはずだ」

浜辺美波が業界で評価される理由

 どうやら、現時点では浜辺にとっても大きな痛手にはならない見込みのようだ。しばらくは仕事に邁進することになりそうだが、前出の記者は女優としての彼女をこう評価する。

「浜辺といえば、2015年の中学3年生のときに人気アニメを実写化したフジテレビ系ドラマ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』でヒロイン・めんま(本間芽衣子)役に抜擢され、実写化に賛否はあったものの、原作ファンだった彼女はハツラツさと儚さを兼ね備えたキャラクターを好演。2016年には人気コミック原作のTBS系ドラマ『咲-Saki-』で主人公の宮永咲を演じて注目を浴び、翌年に北村匠海とW主演した映画『君の膵臓をたべたい』で人気と評価を決定づけた。

 キラキラ系映画の『センセイ君主』(2018)でモテない女子高生をキュートに演じたかと思えば、劇場版も制作される人気シリーズとなったTBS系ドラマ『賭ケグルイ』では、原作コミックのファンもうなるほどの再現度で主人公・蛇喰夢子の妖艶さと狂気を表現。その後もコンスタントにドラマや映画の主演・ヒロインを務めた。

 アニメ・コミック原作の作品での演技に定評があるが、良い意味でも悪い意味でも『上手くて癖のない女優』という印象。逆に言えば、どんな役柄でも入り込めるオールマイティな女優で、制作側としては重宝する存在だ。特撮作品でもその癖のなさが生かされ、世界的にも評価された『ゴジラ-1.0』(2023)では、主演の神木隆之介の大仰な演技に対し、浜辺の安定感のある芝居が絶妙なコントラストになった。ヒロインの緑川ルリ子を演じた『シン・仮面ライダー』(2023)は庵野秀明監督たっての希望による出演で、『ゴジラ-1.0』も山崎貴監督によるキャスティング。大物監督から指名を受けるのは、特撮作品でも自然と世界観に入り込める、何色にでも染まれる癖のなさが評価されているからだろう」

 よほど世間の反感を買うようなことが起きない限り、スキャンダル報道の影響は限定的で済みそうな気配。今後も浜辺は若手トップ女優の一人として、躍進を続けていくことができそうだ。

(文=佐藤勇馬)

映画『ドールハウス』が心をえぐる怖さ 青春映画の名手が放った、リアルと地続きの「新しい恐怖体験」

「なぜ今?」上戸彩が写真集を出す理由…節目の25周年に見せた決意

佐藤勇馬

1978年生まれ。新潟県出身。SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。著書に『ケータイ廃人』『新潟あるある』がある。

X:@rollingcradle

最終更新:2025/07/23 09:00