上戸彩、15年ぶり写真集『Midday Reverie』に厳しい声も本人はしてやったり?

今年女優デビュー25年を迎える女優・上戸彩が15年ぶりとなる写真集『Midday Reverie(ミッドデイ・リヴァリー)』(宝島社刊)を7月10日にリリースして話題となっている。
同書は写真家の川島小鳥氏が撮影を手掛けて台湾で撮影が行われ、上戸が幻想的な夜市を楽しむ姿やビーチでのあどけないピュアな表情、自然の中に佇む美しいカット、透明感あふれる寝起き姿などが収められている。
同月13日に都内で発売記念イベントを行った上戸は、「あまり“デビューして何年”という数字は気にならないタイプ」としながらも、「こういう節目に写真集を出せるのはもしかしたら最後かもしれないし、今の自分にこういうお声掛けを頂いたということで、冒険に乗ってみようという気持ちで出させていただきました」とニッコリ。
台湾ロケは映画『テルマエ・ロマエ』の撮影で訪れて以来だったそうで、現地ではフルーツ店でかき氷を食べたり、台湾マッサージを楽しんだりしたという。
また、写真集の出来栄えを問われると「100点」としつつも、「ナイスバディーになりたかった」とポツリ。
さらに、「そんな時間を与えられるわけでもなく……。もっとシュッと割って、キュッとなって、背中とかもキレイになりたかったんですけど……」とし、「ただただ普段のボディーで出させていただきました」と話して会場の笑いを誘った。
そんな同写真集は7月18日発表の「オリコン週間BOOKランキング」の「写真集」部門で1位を獲得するなど反響を呼んでいるが、その一方で大手インターネット通販サイトのレビュー欄では同日時点で厳しい意見も見受けられて、5点満点の評価でも2点台半ばとなっている。
スポーツ紙の芸能担当記者は語る。
「先日の発売記念イベントで上戸さんは今回の写真集の握手会でファンクラブを閉めた時以来、久々にファンの方と直接交流ができた喜びや20年来のファンという方が来てくれたことに感謝していました。ただ、今作では水着姿や肌を見せているようなセクシーなカットは少なく、そのことが男性ユーザーを中心に不興を買っているようで評価の低さに繋がっているのでしょう」
近年では田中みな実や後藤真希ら上戸と同じ芸能界のアラフォー美女たちの写真集が話題を振りまいているが、田中が19年に発刊した『Sincerely yours…』しかり、後藤が21年にリリースした『ramus』や24年に発売した『flos』しかり、大胆な露出も話題になっただけに今回の上戸の写真集に不満を抱いている向きも少なくないのだろう。
だが、芸能ジャーナリストの竹下光氏はこう話す。
「元々、上戸さんは独身時代から健康的なイメージで売っていましたし、15年前に発刊した写真集『North East West』も露出は控えめでした。それに今回の写真集に関してはターゲットとして同性ファンをかなり意識しているものと思われます。3児のママになっても若い頃と変わらぬ美貌や若々しさ、フレッシュさをキープしている上戸さんに対しては近年、美容意識の高い女性たちが高い関心を示していますし。田中みな実さんの写真集は購買者の半分以上が女性という話もあるように、今や女性芸能人の写真集の中には美容雑誌や女性誌で展開されるグラビア企画なんかと同様の意図をもって制作されるものも多いですからね」
実際、先述の発売記念イベントでの「(ナイスボディーになるための)時間もなく……」といった発言も、自身と同じように家事や育児に励み、多忙な日々を過ごしている同世代のママたちを意識しているきらいもあるが、上戸がいう“普通のボディー”に興味をひかれる人も確かに多そうである。
(取材・文=サイゾーオンライン編集部)