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深田恭子、完全復活を証明 5年ぶり写真集と久々の連ドラが高評価

深田恭子、活動が本格化の画像1
深田恭子(写真:Getty Imagesより)

 女優の深田恭子が、発売中の「週刊プレイボーイ」(集英社)で表紙&巻頭グラビアを飾った。約5年ぶりとなるグラビア写真集 『AO(アオ)』(同)もリリースされ、変わらぬ美貌とスタイルを披露している。女優としても放送中のTBS系ドラマ『初恋DOGs』に出演し、高評価を得るなど完全復活を印象付けているようだ。

 称賛の声が集まる一方、ネット上では「いつまでもグラビアをやり続けるのはどうなのか」といった意見や、近年は以前よりほっそりした印象になったことから「痩せすぎではないか」といった心配の声もあり、物議を醸しているようだ。識者は現在の彼女をどのように見ているのか。業界事情に詳しい芸能記者が分析する。

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グラビア継続に疑問の声も

 通算22冊目となる新写真集『AO』は、深田が愛してやまないハワイ・ホノルルでロケを敢行。笑顔があふれるビーチでの水着ショットをはじめ、趣味として長く続けているサーフィンや、朝の光に照らされながらのフィットネス、壮大な夕景をバックにした神秘的なシーンなどが盛り込まれ、「今、史上最高に美しい深田恭子の姿を焼きつけた永久保存版」と銘打たれている。

 深田は2021年に適応障害と診断され、一時は芸能活動を休止。復帰後はマイペースで仕事を続けていたが、ファンからは「ほっそりした気がする」「ふっくら体型の印象が強かったので心配」といった声が上がっていた。また、すでに女優としてベテランの域に達しながら、若手時代と同じようにグラビアを継続することにも賛否あるようだ。

気になる写真集の評価とグラビア需要の今後

 このグラビア路線について、業界事情に詳しい芸能記者はこう指摘する。

「これまでも深田はコンスタントに写真集を出していて、ゴールデン帯の連続ドラマで主演を張れるクラスの女優の中では、出し惜しみせずに水着姿を披露する稀有な存在だった。同世代で同じ事務所の綾瀬はるかも定期的にフォトブックや写真集を発売し、水着姿などを披露しているが、30代以降に起用しているカメラマンの多くは作家性が強く、アーティスティックな仕上がり。それに対して、深田は2014年以降に発売した写真集では、カメラマンとして中村和孝氏やアンディ・チャオ氏を起用。二人は作家性もあるが、王道グラビアを得意としている。そのため女性ファンを意識したようなアート系とは異なり、深田の写真集はグラビアファンからの評価が常に高かった。

 2021年に適応障害で活動休止して以降、少しほっそりしてファンを心配させたが、今回の『AO』では健康的なルックスに戻り、肉感的なプロポーションに。SNSに投稿された写真集のメイキング動画では、ハワイの海で大好きなサーフィンに興じる姿が収められているが、写真と違って細かな修正が難しい動画で、ここまで完璧なボディの仕上がりを見せられるのは、努力のたまものだろう。グラビアファンを納得させるに十分な絶品ボディで、年齢を重ねても、これだけの肉体美・健康美をキープしているとなれば、女性にとっても憧れの存在となる。11月に43歳になるが、まだまだ深田のグラビア需要は続くのではないか」

2年ぶり連ドラ出演で……女優業でも高評価

 深田は以前と比べると仕事のペースが緩やかになり、それもファンにとって心配の種であったが、放送中のTBS系ドラマ『初恋DOGs』で約2年ぶりに連ドラ出演。同作での演技の評判がよく、完全復活の兆しを見せている。前出の記者が言う。

「前回出演した連ドラはTBS系『18/40〜ふたりなら夢も恋も〜』で、福原遥とダブル主演を務めたが、深田が演じたのは40歳のバリキャリで『恋愛素人』の独身女性だった。さすがに私生活で数々の浮き名を流してきた深田が『恋愛下手』の女性を演じるのはイメージ的に不自然さがあり、SNSでの評判は決して良くなかった。福原の芝居は評価が高かったため、余計に深田の演技に厳しい目が向けられてしまった。

 しかし、今回の『初恋DOGs』はおおむね高評価。深田は毎回登場するが、1回の出演はほんの数シーンで、時間にしたら長くても5分程度。それでも視聴者からの好意的な声が多いのは、役柄との相性の良さが大きな要因だろう。深田が演じる宮瀬優香は、メインキャラクターの白崎快(成田凌)が院長を務める『しろさき動物病院』の近くにあるドッグカフェの店長で、快との間に知られざる過去があり、それが回を追うごとに明かされていくミステリアスな存在でもある。愛犬家で知られる深田だけに犬の扱いは手慣れていて、ドッグカフェの店長という設定に説得力がある」

深田の絶妙な色気と本作の役柄がマッチしているのも大きなプラス要素だという。前出の記者が続ける。

「しろさき動物病院の看護師・渡辺功介(萩原利久)は深田が演じる宮瀬優香に好意を抱いており、そんな彼を無意識に翻弄する立ち居振る舞いは、色っぽい深田のキャラにぴったりでまさに独壇場。萩原の実年齢は26歳で、現在42歳の深田とは16歳の年の差があり、ふつうなら無理があると思われかねないキャスティングだ。

しかし、深田の何歳になっても変わらないお嬢様然とした雰囲気と、服越しからも分かる抜群のスタイルが『男子があこがれるのも無理はない』という、強烈な説得力を生み出している。過剰に役作りをしない、深田のナチュラルな演技プランが存分に活かされており、今回のような小悪魔チックなキャラクターは今後も彼女のハマり役となるだろう」

 久々のグラビアも女優業も評判は上々。あくまで仕事のスケジュールは「無理のないマイペースで」となるだろうが、女優・深田恭子の健在ぶりを見せつけたことで、改めて支持や評価が高まっていきそうだ。

(文=佐藤勇馬)

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佐藤勇馬

1978年生まれ。新潟県出身。SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。著書に『ケータイ廃人』『新潟あるある』がある。

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最終更新:2025/08/09 09:00