元日テレ・笹崎里菜アナが銀座ホステス時代のエピソードを突然解禁したワケ

元日本テレビアナウンサーで現在はフリーで活躍する笹崎里菜アナが、銀座ホステス時代の過去を突然告白して話題となっている。
笹崎アナは8月12日に放送されたABEMAオリジナル番組『愛のハイエナ season4』に出演。
MCのお笑いコンビ・ニューヨークの屋敷裕政から酒の話題を振られると、「私、すごいお酒飲みそうなイメージがなんかあるらしいんですけど、まったくそんなことはなくて。飲めるんですけど、量はそんなに」と返答した。
そうした中、さらば青春の光の東ブクロから「でも、あれじゃないですか。こんなん聞くのもあれですけど、昔、入社前はホステスさんもやられてたと?」と言及されると、「働いてました」とあっさりと認め、「期間としては1、2カ月ですね」とも。
さらに、銀座のお店で働いていたと明かし、屋敷から「客層も割といい感じ?」と聞かれると、「社長さんっていうか、もう会長さんみたいな……」と明かした。
そのうえで、当時お店のママから接客マナーの指導を受けたとし、「でも、(上手く)できないんですよ」「ママに『お人形さんかい?』って言われました」と話して笑いを誘った。
笹崎アナといえば、2015年に同局に入社したが、日テレが過去のホステスとしてのアルバイト歴を理由に内定を取り消そうとする動きを見せて裁判沙汰にまで発展した。
芸能ジャーナリストの竹下光氏は当時を回顧する。
「日テレサイドはホステスのアルバイト歴について『アナウンサーに求められる清廉性に相応しくない』として笹崎さんの内定取消の文書を送付。これに対して笹崎さんは労働契約上の地位(内定)の有効性を求め、14年11月に東京地方裁判所へ提訴しました。裁判は当初、日テレサイドが原告へ請求棄却を求めて全面的に争う姿勢を見せましたが、その後に態度を軟化させて翌15年1月に東京地裁が和解を勧告。双方ともこれを受け入れ、笹崎さんは同年4月に同局に入社しました。裁判沙汰が明らかになった時には『アナウンサーの清廉性とは?』など世間の議論を呼びかなり注目を集めましたね」
笹崎アナはその後、他の局アナと同様にアナウンサー業務に励み、23年11月末に同局を退社するが、局アナ時代はもちろんフリーになってからも自らのホステス時代の話をすることはなかった。
「あれだけ世間を騒がせた話題ですし、その後は普通にアナウンサーとして活躍していましたから“黒歴史”として封印したものとばかり思っていました。それだけに今回の突然の“解禁”には驚きましたね。一応、流れとしては東ブクロさんに過去の経歴をツッコまれてという体裁でしたが番組内での出来事ですし、さすがに事前の打ち合わせや根回しを経て本人の了承を得たうえでのトークだったと思います」(テレビ誌ライター)
芸能界を引退した中居正広氏の女性トラブルに端を発したフジテレビの問題が世間の物議を醸している昨今。
折しも、今年7月6日に放送された検証番組『検証 フジテレビ問題~反省と再生・改革~』では同局の元幹部が「女性アナウンサーは上質なキャバ嬢」や「ホステスで売れるアナウンサーが良いアナウンサー」といった発言を過去に口にしていたことが明らかになったばかりとあって、笹崎アナによる突然のホステス時代のエピソード解禁は業界内でも耳目を集めているようだ。
もっとも、笹崎アナがこのタイミングでこれまで“黒歴史”と目されていた自身の過去をオープンにした背景には別の理由があるという。
放送作家はこう語る。
「やはり夫の中丸雄一さんの不倫疑惑騒動の影響はあるでしょう。中丸さんは今年6月に約11カ月ぶりにテレビ復帰を果たしましたが、以前ほどのテレビ露出は見られませんし、所属グループの『KAT-TUN』もラストライブは残っているものの、今年3月いっぱいで解散しましたからね。夫のぶんまで妻である自分が活躍すべく話題作りを狙っての解禁ではないかと見る向きも業界内にはあります」
中丸は女子大生とのホテル密会を週刊誌で報じられて昨年8月に活動を休止。
今年1月に活動再開を公式サイトで発表し、同年5月に大阪で行われたイベントで司会を務めて公の場に初めて姿を見せる中、同年6月24日放送の日本テレビ系『人生で1番長かった日』にVTR出演。
同29日に放送されたTOKYO MXの番組『キッズが見てる! もしもタレントじゃなかったら』に出演してテレビ復帰を果たしたが……。
「中丸さんに関しては女子大生との肉体関係は否定しているものの、結婚後わずか半年ほどでの不倫疑惑、しかも出会いのキッカケがナンパ、お相手が若い女子大生ということもあり非常にイメージは宜しくないですよね。近年は朝の情報番組でMCを務めるなど好感度タレントとして活躍していたぶん、タレントイメージとのギャップも大きく、かつて支持の高かった主婦層やママ層を完全に敵に回してしまった結果、いまだ完全復活とは程遠い状況が続いています」(前出の放送作家)
不肖の夫を支えるため、身を削って自身の“黒歴史”を解禁した笹崎アナだが、さらなる活躍は見られるのだろうか。
(取材・文=サイゾーオンライン編集部)