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フジテレビがNG通達? 宮迫博之がいまだに民法キー局に復帰できないワケ

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在りし日の雨上がり決死隊(写真:Getty Imagesより)
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 お笑いコンビ・霜降り明星の粗品が“天敵”との幻の共演プランを明かして話題となっている。

宮迫博之のオムライス店が突然閉店

 粗品は9月11日放送のテレビ朝日系『アメトーーク!』の「粗品大好き芸人」に出演。

 かねてから不仲が伝えられ、同番組のMCを務めていた宮迫博之の話題になると、「最初は芸人やのに『最近のYouTuberは面白い』みたいに言う風潮について、僕が『待ってくれ!  YouTuberは面白んないやろ!』って言うたんです。『宮迫、アレもYouTuberでしょ。面白んないですよね』ってたぶん言って。それが最初ですね」と2024年に勃発した2人のバトルを回顧した。

 番組MC蛍原徹を指差して「蛍原さんも最初、大層喜んで」とイジりつつ、「それが発端となって、ネットを介して宮迫さんとウワ~ッと言い合いみたいな」と振り返ると、「ほんで、同年に『FNS27時間テレビ』があるんですけど、そこで深夜のお笑い企画で『粗品ゲーム』って一応、僕が主役のヤツをやった時に言ったんですよ、フジテレビの人に。『宮迫さん、どうですか? なんやったら、それに向けてちょっと僕も宮迫さんとやり合ってました』と」と告白。

 さらに、「『これを機に絶対バズるし、ぜひお願いします』って言ったんですけど、フジテレビの社員さんが『本当に無理です』って言ったんです」と語ったのだ。

 当時MCを務めた『FNS27時間テレビ』を成功させるためとはいえ、じつは結果的に水面下で粗品が天敵である宮迫のテレビ復帰を後押ししていたことが明らかになったわけだが、芸能ジャーナリストの平田昇二氏はこう話す。

「粗品さんが宮迫さんとの共演を望んでいたことも驚きですが、それ以上に気になるのはフジの社員が宮迫の番組出演に関して『本当に無理です』とNGを出したことです。粗品さんが言うようにずっとテレビから遠ざかっている宮迫さんを番組にサプライズ出演させ、さらに対立構図のある粗品さんと共演させれば視聴率の面でも期待ができて、大きな反響があったのは間違いないはず。にもかかわらず、それを拒んだのはそれだけ宮迫さんの存在がテレビ業界でタブーとなっている証左とも言えるでしょう」

 宮迫といえば、19年に世間を騒がせた吉本芸人らによる闇営業騒動により同年7月に吉本興業から契約を解消され、21年8月にコンビを解散。

 以降はYouTubeチャンネルを中心に活動を展開している。

 昨年10月にテレビ埼玉の『Beauty Man~宮迫博之イケおじ宣言~』で5年ぶりに地上波復帰を果たしたものの、いまだ民放キー局の番組への出演は実現していない。

「闇営業騒動の当事者である他の芸人たちに関しては、騒動から5年以上が経った近年は以前と変わらぬ活躍をテレビ番組でも見せている中、宮迫さんだけがいまだに騒動の影響を引きずっている印象です。確かに闇営業騒動は当時世間でもかなり話題になりましたが、その一方で別に犯罪を犯したわけでも、逮捕されたりしたわけでもないわけで、ここまでテレビ業界でタブー視されているのはある意味で不思議ではありますよね」(エンタメ誌ライター)

 宮迫のテレビ復帰が暗礁に乗り上げている背景について番組制作会社のスタッフはこう明かす。

「やはり騒動の渦中に独断で記者会見を行い、吉本興業の上層部を怒らせてしまったのはいまだに尾を引いていると思いますよ。宮迫さんが田村亮さんとともに会見を開いた結果、吉本は世間から猛批判を浴びて岡本昭彦社長自らが出席した長時間に及ぶ謝罪会見を開からざるを得なくなり、大崎洋会長(※当時) の報酬を1年間50%減俸とすることを表明したり、それ以外にも吉本が展開する多岐にわたるビジネスに逆風が吹き荒れるなどしばらくの間同社に大きな禍根を残すことになりましたからね。もちろん、今のご時世、吉本サイドが宮迫さんのテレビ復帰を邪魔したり、阻害するように圧力をかけたりするようなことはないでしょう。それでも、いまだに民放キー局が宮迫さんの番組起用に及び腰になるだけの強烈なインパクトは業界内に残しましたよね。最終的にはそうしたネガティブな要素も加味したうえで、それでもあえて番組に起用したいと思うほどの魅力が今の宮迫さんにあるかどうかという話になってくるんでしょうけど」

 今を時めく人気芸人の鶴の一声をもってしても実現はかなわなかった宮迫のテレビ復帰だが、果たして実現する日は来るのだろうか。

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(取材・文=サイゾーオンライン編集部)

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最終更新:2025/09/27 18:00