咲村良子プロレス挑戦記38「未知のリングへ」

咲村良子連載第38回
「ヴィランの花道 ～咲き乱れ 散りゆくままに～」

＜咲村良子『ヴィランの花道』アーカイブ＞

プロレス再始動に向けて準備中の咲村良子です。

11月24日なにわ女子プロレスにてほぼ半年ぶりにリングに上がります。

正直、緊張してるなって思います。

久しぶりでデビューの時に似た緊張と経験してるからこその怖さもあるなって感じ。

「痛くないの？」は聞かれ飽きたけど、当たり前に痛いし怖いなって言うのが正直なところです。

最近は映像とかでもいろんな人の試合見てると先輩たちの凄さを改めて感じます。

こんな豪快に蹴られて、投げられて殴られて。

それでも試合が終わらないことに純粋にすごいなって感心してしまいます。

11/24は再始動。

マリーゴールドの時とは全然違う戦いになると思う。

今までみたいに一緒に練習重ねてきた人とやる試合じゃないから、どうなるか本当に想像がつかない。

プロレスは習う場所によって全然違うなっていうのはいろんな団体の練習行かせてもらって痛感しています。

今までの常識が通用しないことがたくさんあるし、自分が下手くそだなって落ち込むこともたくさんある。

それでも待っててくれてるファンの人、新しく出会うファンの人にこれからも応援したいって思ってもらえるようにやれることをやりきれたらいいかな。

自分がどんなレスラーになっていくのか、自分でも全然見えてこないからまだまだ未知の存在として楽しんでもらえる試合ができたらいいな。

ぜひ当日、会場に来て応援お願いします！

咲村良子、やります。

（文＝咲村良子）

咲村良子「退団の決意」
咲村良子「迷い、求め、葛藤のスランプ」
咲村良子「華やかに散ったデビュー戦」