長澤まさみはSNSで発表、松井珠理奈、剛力彩芽ほかスポーツ新聞“元旦スクープの背景”

2026年の芸能界では年明け早々の元旦に俳優・長澤まさみが結婚を発表して話題となっている。
お相手は、15年の長編映画デビュー作『リベリアの白い血』がロサンゼルス映画祭で最高賞を受賞、「SHOGUN 将軍」の7話のメガホンを執るなど国際的な活躍を見せている映画監督の福永壮志氏。
長澤といえば、「東宝シンデレラオーディション」でグランプリを獲得し、10代前半の頃から第一線で活躍を続けて、過去には人気アイドルや俳優らとの交際が伝えられるなど私生活も注目を集めてきた。
当然、近年も多くのメディアが交際や結婚に関して水面下でマークしていたはずだが、今回の結婚発表は所属事務所の公式サイトによるもの。これまで福永氏との熱愛報道もなく、まさにサプライズでのおめでたいニュースとなった。
同日には本郷奏多も一般女性と、南沢奈央もダンサーの安達雄との結婚をそれぞれ自身のSNSで発表した。
その一方、同日にはミュージシャンのIZAMが吉岡美穂との離婚をSNSで報告している。
周知の通り、昭和の昔から年末年始にかけては、芸能人による私生活に関する発表が増える時期だ。その要因としては当事者の都合に加えて、週刊誌や女性誌が合併号期間に入っていること、民放各局で普段放送されている情報番組やかつてのワイドショーが年末年始の特別番組の影響で放送休止となっていることなどが挙げられる。
インターネットの普及により紙媒体の記事よりもネットニュースが浸透している昨今だが、それでもいまだ年末年始にこうした芸能人の私生活絡みの発表を目にする機会は多い。とくに、離婚など当事者からすればあまり触れられたくない発表となればなおさらだ。
そんな中、同じく毎年の恒例となっているのがスポーツ新聞による“元旦スクープ”である。
こちらに関しては、元々はスポーツ新聞ならではの事情がその背景にはあった。そもそもスポーツ新聞はその呼称のとおり主にスポーツ絡みのニュースを報じる目的として創刊されたわけだが、プロ野球をはじめとするメジャースポーツがオフシーズンとなり大きなニュースが減る中、独自の芸能スクープを一面や芸能面で派手に報じることで、駅売りなどの購買に結び付けようという狙いがあったという。
前述のように今は情報を集めるのも紙よりもネットを介することが主流となっており、スポーツ新聞を駅の売店などで購入する人は減ってはいるが、それでもスポーツ新聞の文化・芸能担当記者やデスクにとっては普段以上に自分たちの存在をアピールする重要な時期とあって、取材にも力が入る。
もっとも、ひとくくりに「スクープ」と言っても常日頃から芸能人のスキャンダルを追いかけている週刊誌などのスクープとスポーツ新聞の“元旦スクープ”には大きな違いがある。
スポーツ新聞の記者はストレートニュース(一次情報)を取り扱う新聞というメディアの特性上、その取材対象や情報源は芸能事務所やテレビ局、映画会社、レコード会社などとなり、取材活動を行ううえで取引先との良好な関係やパイプ作りが必要不可欠となる。
それ故に、特ダネやスクープをキャッチしやすい立場にありながらも取材対象が嫌がる話の記事化が難しく、書き逃げも許されない。
結果、記事の対象となる芸能人の商品価値を下げたり、タレントイメージを傷つけたりするような内容は避けられ、熱愛や結婚などおめでたい話が多くなり、記事の表現も「結婚へ」や「年内ゴールインも」といった曖昧なものになりやすい。複数のスポーツ新聞の“元旦スクープ”の中身が重なるのもこうした裏事情に起因している。
さすがに平然とガセネタを飛ばすことはないが、場合によっては日頃のお付き合いの延長として、所属事務所からすでに近く公式発表することが決まっている芸能人のニュースの紙面での“先出し”を許可してもらったり、芸能人本人の認知していないところで多少大げさに記事として書くことを、所属事務所の有力な関係者から了承してもらっているケースも散見できる。
近年の“元旦スクープ”で多いのが、お笑い芸人の結婚報道で、時に芸人本人が自身のSNSで否定したり、出演番組で記事に書かれたことをボヤいたりすることがままあるが、こちらに関しても「まったく可能性がない話でもないし、おめでたい話だし、芸人なら多少は大げさに書いても笑い話にしてくれる」といった記者やリーク元の思惑も透けて見える。
さて、今年の“元旦スクープ”さが、スポニチや中日スポーツが報じた元SKE48で女優の松井珠理奈と名古屋発のダンス&ボーカルグループBOYS AND MEN(ボイメン)の辻本達規との結婚については報道後の同日、辻本の所属事務所が公式サイトで珠理奈との結婚を正式に発表。
タイミングがあまりにも良すぎるが、結果的にはまあ「スクープ」と言っていいだろう。
他方、複数のスポーツ新聞が報じたお笑いコンビ見取り図のリリー&フリーアナウンサー・今川菜緒、元AKB48でタレントの柏木由紀&お笑いトリオぱーてぃーちゃんのすがちゃん最高No.1、剛力彩芽&ダンサー・丘山晴己の早期の結婚を示唆する記事については、3組のカップルとも交際自体はすでに伝えられている。
報道時点でまだ破局はしておらず、交際が継続中であることを確認する取材はしているのだろうが、各紙とも記事を読む限り、とくに早期の結婚を裏付ける確たる情報は見受けられない。
剛力&丘山に関しては、剛力の所属事務所が「結婚の予定は何も決まってません」と否定しており、前述のような理由で多少大げさに記事として書いたフシもある。
そんな中、筆者が気になるのはスポニチのみが報じているTBSの日比麻音子アナウンサーと「ミスター慶応に輝いたこともある同年齢の大手広告代理店に勤務している一般男性」との早期の結婚を報じる記事だ。
こちらも交際に関しては過去に週刊誌で報じられているが、日比アナが結婚後も同局の局アナを続ける予定であることなど具体的な情報を関係者のコメントを交えつつ伝えており、早期の結婚についてもそれなりの説得力が感じられる。
果たして今年のスポーツ新聞による“元旦スクープ”の結果はいかに?
(取材・文=三杉武)