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不起訴処分の米倉涼子、地上波復帰への“救世主”は現れるのか?

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米倉涼子(写真:Getty Imagesより)

 女優・米倉涼子が1月31日に公式サイトを更新し、前日30日に東京地検が麻薬取締法違反容疑などについて不起訴処分としたことを受けてコメントを発表した。

米倉涼子の疑惑はなぜ消えない?

 米倉は同日に「関係者及びファンの皆様」と題した文書を投稿。冒頭で関係者やファンへの謝罪の意を示すと「私は、本年1月30日、不起訴処分となりました。これをもって、私に対する捜査は結論が出たものと認識しております」と騒動の終結を宣言した。

 続けて、「ご心配をおかけした皆様に対し、いったい何があったのかを私自身が説明すべきであるというご意見もあろうかと存じます。しかしながら、私が発言することで、その内容が独り歩きし、思いもよらない形で各方面へご迷惑をおかけする可能性もあるため、弁護士の指導を踏まえ、私からの説明は控えさせていただきます」と投稿。

 そのうえで、「私は、今回の一連の捜査を受け、活動を自粛しておりましたが、その間、これまでの人生や自身の活動について、見つめ直しておりました」とし、「その中で、米倉涼子という存在は、ファンの皆様をはじめ、関係者の皆様、力になってくださった多くの皆様に支えられて、これまで歩んでこられたのだという事実を改めて強く実感いたしました」と心境を明かしている。

 そして、「今の私に出来ることは、初心に立ち返り、何事にも真摯に取り組んでいくことだと考えております」と決意をにじませている。

 昨秋以降、世間の注目を集めていた米倉の一連の騒動については自宅マンションで同棲生活をしていた恋人とされるアルゼンチン人ダンサーが日本を離れていまだ所在不明となっていたりと気になる点はあるものの、不起訴処分となったことで昨年12月に本人が公式サイトで綴っていた“一区切り”がついたという見方もある。

 主演映画『エンジェルフライト THE MOVIE』も予定どおり今月中旬からAmazon Prime Videoで世界配信されるようで、不起訴処分の決定から程なく主演作が公開されるというのは結果論ではあるが、女優としての復活をアピールするという点においてはある意味で絶妙のタイミングとも言える。

 もっとも、テレビドラマなど地上波復帰に関してはいまだにハードルは高そうだ。

 民放キー局の局員はこう話す。

「芸能人はイメージ商売と言われますが、テレビやCMはとくにその傾向が強く、インターネットやSNSが普及して以降は“事なかれ主義”が強まっていますからね。不起訴処分になったとはいえ、現時点で疑惑が完全に払しょくされたり、イメージが回復したとはお世辞にも言えない状況です。米倉さん本人は今月10日に都内で開催が予定されている同映画の完成披露イベントへの出席も取り沙汰されていますが、公式サイトで『私からの説明は控えさせていただきます』と綴っていることからも今回の騒動に関する具体的な発言はなさそうですし、以前と同じような活躍はしばらくは難しいでしょう」

 とはいえ、どこかのテレビ局が先陣を切って番組に起用すれば状況が好転する可能性もあるという。

「逮捕されて裁判で有罪判決を受けた芸能人しかり、不倫騒動やパワハラ騒動、炎上沙汰などで世間の不興を買ったいわゆる“不祥事芸能人”なんかもそうですが、とくにテレビ番組に出してはいけないといった規則やルールはないですし、すべてはニーズがあるかどうかの話ですからね。それに、どこかが先んじて番組起用を解禁すれば、他局も追随しやすくなるというのは間違いありません」(同テレビ局員)

 となると、米倉のテレビ復帰の“救世主”として真っ先に思い浮かぶのはテレビ朝日だろう。

 1999年に“女優宣言”の記者会見を行い女優業に進出した米倉だが、これまでのキャリアを振り返ると代表作の『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』をはじめ、『松本清張 黒革の手帖』、『交渉人〜THE NEGOTIATOR〜』、『ナサケの女〜国税局査察官〜』、「『リーガルV〜元弁護士・小鳥遊翔子〜』など主演ドラマの多くを手掛けているのが同局だ。

 懇意の芸能事務所のマネージャーは明かす。

「元々、かつて米倉さんが所属していた『オスカープロモーション』はテレ朝と良好な関係を築いていて、同局は『国民的美少女コンテスト』の後援やテレビ放送のほか、他の所属女優の主演ドラマなども数多く放送しています。そうした縁もあり、米倉さんの主演ドラマの多くを同局が手掛けていたのでしょう。もっとも、20年の独立後も『ドクターX』の続編は放送されていますし、米倉さんにとってもっとも縁の深いテレビ局であることは違いありません。ただ、民放に関してはスポンサー企業との調整など難しい部分もありますよね」

 そうした中、NHKの動向も業界内で注目されているという。

 NHKといえば、今月中旬から続編がAmazon Prime Videoで公開される『エンジェルフライト』をNHK BSプレミアム4KとNHK BSのプレミアムドラマ枠などで放送していたが、放送作家は語る。

「それに加えて、NHKは近年“不祥事芸能人”の復活に一役買っていますからね。過去には不倫騒動で世間の猛バッシングを浴びた東出昌大さんがNHKのドラマ『スパイの妻』でドラマ復帰を果たしていますし、24年にスペシャルドラマ『坂の上の雲』が再放送された際には、銀座のクラブホステスへの性加害疑惑などを週刊誌に報じられて以降、テレビでその姿を見ることのなかった香川照之さんの出演シーンも放送されて話題になりましたからね。他にも、NHKが番組出演を解禁したことにより救われたいわくつきの芸能人は意外と多いんです」

 米倉を地上波復帰に導く“救世主”は現れるのだろうか。

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(取材・文=三杉武)

三杉武

早稲田大学を卒業後、スポーツ紙の記者を経てフリーに転身し、記者時代に培った独自のネットワークを活かして芸能評論家として活動。「AKB48選抜総選挙」では“論客”の一人とて約7年間にわたり総選挙の予想および解説を担当する。

最終更新:2026/02/09 12:00