バズってるSNSグラビア
長野雅|窓辺の湯宿で、レースは朝に溶ける

山の緑が見える古い窓辺。
旅館の一室には、
朝とも昼ともつかない
やわらかな時間が溜まっていた。
彼女は淡いレースのランジェリー姿で、
座布団の上に膝を開いて座り、
肩から落ちかけた黒いカーディガンを
そのまま夜の名残みたいに羽織っている。
胸元をそっと両腕で寄せる仕草は、
隠しているというより、
見せる速度をわざと遅くしているようで、
その慎ましさがかえって艶っぽい。
畳の匂い、
木枠の窓から入る外気、
静かな宿の気配。
そんな素朴な背景の中で、
彼女の白い肌だけが
ひどく夢みたいに浮いて見えた。
旅行とは、
遠くへ行くことではなく、
日常の自分を少し脱いでしまうことなのかもしれない。
あの部屋で彼女は、
服だけでなく、
ためらいまでも少しずつほどいていた。
その途中の美しさに、
僕は声をなくしたまま
朝の続きを見つめていた。
<長野雅Xグラビア投稿より>

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最終更新:2026/07/25 07:00
