バズってるSNSグラビア
原つむぎ|花柄の午後は、まだ恋を知らない

白地に小さな赤い花を散らしたビキニは、
まるで恋の予告編みたいだった。
陽のよく入る部屋で、
彼女は腰に手をあて、
すこし拗ねたような口元で
こちらを見つめている。
背中のほうでは、
窓からやわらかな光が流れ込み、
肌の輪郭をうっすらと溶かしていく。
その光のなかで、
花柄の布だけが
少女っぽさを残したまま、
胸元やくびれに
大人の気配をそっと咲かせていた。
たぶん彼女は、
自分がどれほどまぶしいか
まだ完全には知らない。
けれど知らないふりをしているだけで、
ほんとうは視線の熱を
ちゃんと感じているのかもしれない。
夏のはじまりには、
名前のつかない感情がよく似合う。
好き、より少し手前。
触れたい、より少しやさしい、
見ていたいという願い。
花の模様は可愛いのに、
その奥にある体温は
思っていたよりずっと艶めいていて、
午後の空気を静かに乱していく。
こんなふうに立たれたら、
部屋の明るさまで
恋の味に変わってしまう。
まだ何も始まっていないのに、
心だけが先に、
夏へ連れ去られていた。
<原つむぎXグラビア投稿より>

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最終更新:2026/09/03 10:00
