バズってるSNSグラビア
霧島聖子|朝のカーテン、桃色のささやき

レースのカーテン越しに
白い朝がゆっくり差しこむベッドで、
彼女は淡い桃色のニットを胸元に寄せ、
枕へ頬をあずけるように微笑んでいた。
ほどけた髪はシーツの上にやわらかく流れ、
指先には、まだ夢のぬくもりが残っている。
その笑顔は無邪気なのに、
胸元のあわい隙間は
まるで朝だけに許された秘密みたいで、
見る者の心をそっと甘くほどいていく。
窓辺の光は容赦なく明るいのに、
彼女のいる場所だけは
少しだけ時間がゆるんでいた。
起きたばかりの部屋、
やわらかな寝具、
そして桃色の編み地に包まれた素肌。
その全部が、
“おはよう”より先に
恋を始めさせるための舞台装置に見える。
彼女は何かを誘うわけでもなく、
ただそこに横たわっているだけ。
けれど朝の神様がもし気まぐれなら、
こんなふうに
ひとりの女の子の笑みに化けて、
一日の理性を
最初の数秒で奪っていくのだろう。
カーテンの白、
ニットの桃、
そのあいだでゆれる微笑み。
朝はいつも平等なはずなのに、
この部屋の朝だけは
彼女にだけ少し多く
やさしさを与えていた。
<霧島聖子Xグラビア投稿より>

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最終更新:2026/10/03 07:00
