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本多圭の『芸能界・古今・裏・レポート』

宮根誠司、「問答無用!」発言がブーメランに…自身の過去にツッコミの嵐

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宮根誠司(写真:サイゾー)

 元TBSのアナウンサーでフリーアナの生島ヒロシがセクハラ、パワハラなどのコンプライアンス違反行為を行い、TBSの冠ラジオ番組2本の降板と芸能活動無期限自粛となったのは記憶に新しい。一部報道によると、生島は、外国人の友人から送られてきた“無修正の卑猥動画”など数点を番組関係者に転送。さらに、生放送中に番組スタッフに暴言を吐いたことをTBSはコンプライアンス違反と判断し、番組を降板させたという。

元フジ女子アナの発言が波紋

 これを受けて、日本テレビ系の情報番組『情報ライブ ミヤネ屋』のMCを務める宮根誠司アナが「大先輩にこういう言い方は大変失礼ですけど、問答無用ですよ」と切り出し、「1回、2回ではなく、恒常的にそういうことがあって、周りのスタッフも認識していらっしゃったのかな」とコメント。一方、宮根に対して業界関係者や視聴者からは「あなたに他人を批判する権利があるのか?」など、批判がブーメランのように返ってきている。

「宮根は過去に隠し子騒動が発覚。パワハラに関しては宮根自身も番組のリポーターへのパワハラ疑惑が指摘されていた。番組での傲慢不遜な態度も“何様だ!”と、視聴者から批判を浴びてきた。生島を批判する前に自身の襟を正すべきだ。こうした背景から、近年は『ミヤネ屋』の打ち切りが噂されている。もう1本の彼のレギュラー番組であるフジテレビ系の『Mr.サンデー』も、中居正広の女性トラブルを受けて、存続が危ぶまれている」(情報番組制作関係者)

 宮根は2012年に、妻とは別の大阪市内で飲食店を経営する女性との間に3歳の女児がいることが発覚。宮根は『ミヤネ屋』でその事実を認め、番組内で謝罪したものの、視聴者の多くを占める主婦層から強い反発を受けた。

 さらにパワハラについては、2021年7月放送の『ミヤネ屋』で東京五輪の開会式を目前に控えて、国立競技場の上空を飛んだブルーインパルスを見るために住民が押し寄せたことを伝えるリポーターに、強い口調で「いや、意味がわからん」「お前に言うてんねん!」と発言し、視聴者から「まるでいじめ」と批判された。

 翌年5月の同番組でも、韓国のユン・ソンニョル大統領の就任を受けて、大統領の執務室があった青瓦台の広さについて、リポーターが「ホワイトハウスが3つ入るそうなんです」と紹介したところ、宮根は「知らん、知らん。ホワイトハウス知らんわ」「ホワイトハウス(の広さ)知りませんから、東京ドームにしてください」などとバッサリ切り捨てた。そんな宮根とリポーターのやり取りについて、ネット上では「パワハラではないか?」などと物議を醸した。

 さらに、昨年3月20日に韓国・ソウルで開催されたメジャーリーグの開幕戦取材で現地入りした宮根は、喫煙禁止区域で喫煙。その姿がネット上に拡散し、謝罪に追い込まれた。

「宮根の傲慢不遜な態度が視聴者から反感を買って、『降板させろ』という声は絶えなかったんです。そんな中、中居正広の女性トラブルがフジテレビに飛び火。同局からのスポンサー離れが加速している状況を受けて、『Mr.サンデー』内で宮根が『15年お世話になっている一介の司会者ですから、クビになるかもしれないですけど』と弱音を吐いたんです」(前出の芸能ライター)

 そのように逆風にさらされている宮根だが、生島ヒロシを「問答無用!」と厳しく批判したことで顰蹙を買う結果となった。もちろん、生島の行為は誰からも非難されるべきものだが、宮根の場合は「自分のことを棚に上げている」とツッコミが入るのは無理のないことか。

「キャスターとしての宮根の好感度や信頼度は、相当落ちています。そもそも宮根は隠し子騒動が発覚した時点で降板すべきだったんです。それなのにテレビ局が強く出られなかったのは、宮根のバックに“芸能界のドン”と呼ばれる実力者がついていたからです。そのドンも引退説が囁かれるほど、急激に影響力を失っている。後ろ盾を失った宮根が、レギュラーの情報番組2本を維持していくのは難しいと思いますよ」(中堅プロマネジャー)

 しゃべりを生業にする人間が、「口は災いの元」を体現しているようではシャレにならない。

(文=本多 圭)

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本多圭

ジャーナリスト。1948年、東京生まれ。明治学院大学中退。TBS臨時労働者雇用闘争を経て、「週刊ポスト」の専属記者。その後フリーになり、芸能、医療分野などを手がける。芸能取材歴は40年以上。著書に『ジャニーズ帝国崩壊』『スキャンダルにまみれた芸能界のトンデモない奴ら』。

最終更新:2025/02/09 22:00