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沖田臥竜の直言一撃!

チャンネル登録者数278万の人気YouTuberが解き放つ「最恐の祭典」

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たっくーTVれいでぃお主催「T-1グランプリ」公式サイトより

 怖い話が好きだ。小学校の頃からずっと怖い話が好きだった。まさか大人になっても同じ熱量で好きでい続けているとは思ってもみなかった。初めて会う人にもだいたい「なあなあ、なんか怖い話ないの?」と聞いてしまうくらい好きだ。

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 だからといって心霊体験に遭遇したいわけではない。そんな無用なストレスは一ミリも感じたくない。それに霊的な存在を肯定しているわけでもない。幽霊を見たいわけでもないし、信じているわけでもない。だけど怖い話が好きなのだ。

 どう表現したらよいだろうか。もしかすると、その感覚は「奇跡」に近いかもしれない。私は常に現実思考で、努力の結果でしか栄光を掴みとることができないと考えているのだが、奇跡を想像して胸を膨らませることはもちろんある。起きないとわかっているけど起きてほしい、そんな感覚に類似しているのかもしれない。

 今の時代、怖い話を聞くのも観るのもYouTubeのお陰で随分と楽になった。たくさんあり過ぎてどれを観ればよいかわからなくなってしまうほど、心霊体験を扱うチャンネルで溢れかえっている。

 我々世代が幼少期の頃は、夏以外に怖い話をテレビで観ることは不可能であった。夏といっても、『あなたの知らない世界』とダウンタウンの番組『4時ですよーだ』の一コーナーでやってたくらいで、そんな気軽に心霊番組を観ることができなかった。

 狂喜乱舞するのではないか。小学生だった頃の私を、24時間365日、怖い話がいつでもYouTubeで観ることが可能になった現在にタイムスリップさせれたら、嬉しさのあまり腰を抜かすのではないだろうか。

 確かまだYouTubeのチャンネル登録者が40万人くらいだったと思う。誰に紹介されたわけでもなく、自分で「たっくーTVれいでぃお」を見つけ出したのだ。40万人の登録者を抱えているだけでもすごいことなのだが、初めて「たっくーTVれいでぃお」を観たとき、声の質、リズムの良さ、話す内容、話術のセンス。これは爆発するなと確信した。事実、現在の登録者数は278万人だ。

 それで言えば、格闘家の皇治選手もそうだ。彼にも同じような爆発力を感じた。まだK-1ファイターとしてリングに上がっていた時に観た2017年の記者会見。これを観たときに、私は皇治選手がさらに高みへと登っていくことを見抜いた。華があったのだ。だからこそ、「たっくーTVれいでぃお」にも皇治選手にも自らオファーを出して、原作・監修を務めたドラマ『インフォーマ』に出演してもらった。その頃にはすでに、2人ともそれぞれのジャンルで圧倒的な地位を確立しており、爆発的な人気を誇っていた。

物語は“感性”の勝負

 私はクリエイターとして常にこの感性を、私の中で最も重視している。物語を生み出すということは、突き詰めれば、感性の戦いなのだ。世の中の流れを把握しつつ、今、何が求められているのかを肌で感じ取り、生み出していくのだ。

 それは先を見越した上での戦いとなってくる。そのためだろうか。私は気になれば、動画でも映画でもドラマでもマンガでも歌でも、同じものを何十回、何百回と繰り返し観てしまう。そして、何が人を惹きつけているのかを自分なりに徹底分析するのだ。

 もちろん、世の中の流行りすたりがすべて見通せるわけではないが、「これは流行る」と確信したものについては、これまで一度も外したことがない。

 すまん。話が逸れてしまった。怖い話であった。いつの間にか自己分析の凄さに酔いしれてしまっていた。

 第3回『T-1グランプリ2025~最恐を極めし者達の戦い〜』が4月4日に開催される。最恐の怪談師を決めるというこの大会には、第1回から主催者である「たっくーTVれいでぃお」に招待してもらっている。今年もT-1グランプリが開催されるTOKYO DOME CITY HALLへ伺う予定だ。

 ここで、一発毒でも吐いてやるか。昔、お願いされて「嫌だ」と言っているのに、何度かやらされたトークイベントの担当のバカとは大違いである。

「えっ? 怖い話が好きなんですか? 夏場はちょっちゅう怪談のイベントをやっているので、もしよかったら招待しまくりますよ!!」

 あれからもう9年近くの歳月が流れたが、いまだに1度も呼ばれていない。ジャンル分けすれば、これは「ヒトコワ」の部類に入るのではないだろうか。T-1グランプリの優勝賞金は300万である。予選にエントリーしなかったことが悔やまれてならない。

 昨年、豊洲PITで行われた第2回大会の帰り道。会場周辺が大勢の人でごった返す中、ドラマ『ムショぼけ』と『インフォーマ』のプロデューサーのジョニーのタクシー手配の手際の悪さにイライラしていると、私はある男性にぶつかりかけた。その男性と視線が交錯し、思わずハッとさせられてしまった。元祖・事故物件のスペシャリスト「大島てる」だったのだ。「失礼」と言わんばかりの表情を浮かべながら、大島てるは人混みの中へと消え去っていった。

 「沖田さん〜。どうしたんですか、そんな難しそうな顔をして〜腹でも痛いのですか? 焼肉屋の予約、取れましたよ〜」

 ジョニーに感性という概念はない。驚いた顔を見て、腹痛に苦しんでいるように見えるのだ。

 第1回大会では、会場の出入り口付近で道を譲りあった相手が、R-1グランプリの覇者で怪談話の達人「中山功太」であった。

 さまざまな刺激を与え続けてくれるT-1グランプリ、今年の大会も待ち遠しくてならない。今回はどれほどの恐怖が私を突き落とし、またどんな「出会い」を演出してくれるのだろうか。

 今の時代、世の中にYouTuberは無数に存在する。その中で「今、一番のYouTuberは誰か」と尋ねられたら、私は迷わずこう答えるだろう。「たっくーTVれぃでお」と。

(文=沖田臥竜/作家・小説家・クリエイター)


■たっくーTVれいでぃお 
https://www.youtube.com/@takkutv
※「T-1グランプリ2025~最恐を極めし者達の戦い〜」は「たっくーTVれぃでお」チャンネルにて配信予定/会場チケット購入は公式サイト(https://www.takkutvradio.jp/T-1_2025/)にて。

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沖田臥竜

作家・小説家・クリエイター・ドラマ『インフォーマ』シリーズの原作・監修者。2014年、アウトローだった自らの経験をもとに物書きとして活動を始め、小説やノンフィクションなど多数の作品を発表。小説『ムショぼけ』(小学館)や小説『インフォーマ』シリーズ(サイゾー文芸部)がドラマ化もされ話題に。調査やコンサルティングを行う企業の経営者の顔を持つ。

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最終更新:2025/04/03 20:09