中居正広問題「9000万円もらっていない」被害者告白と、フジテレビの腐敗構造
今週の注目記事・第1位「中居正広トラブル 被害者X子さん『解決金9000万円もらってません!』(『週刊ポスト』1/31日号)「中居正広 新たな被害者フジ女性アナが爆弾告白『私もAさんフジ編成幹部に“献上”されました』(『週刊文春』1/23日号)
同・第2位「斎藤知事公選法違反の証拠LINEを公開する!」(『週刊文春』1/23日号)
同・第3位「石破茂首相が企む『大連立』の仕掛け方」(『週刊新潮』1/23日号)
同・第4位「Uber Eats配達員の『闇バイト』が横行中」(『週刊現代』1/25日号)
同・第5位「三菱UFJ10億窃盗女性行員は11年前から自己破産寸前だった」(『週刊文春』1/23日号)
同・第6位「『違法賭博・1億円借金・川村ひかるとの秘め事』タニマチから告発された九重親方の不徳」(『週刊新潮』1/23日号)
同・第7位「三島由紀夫“割腹の瞬間”もう一人の目撃者の日記」(『週刊文春』1/23日号)
同・第8位「小室圭さんの母親・佳代さん突如『自伝的エッセイ本』出版の波紋」(『週刊新潮』1/23日号
同・第9位「宮崎M6・6地震の予測学者『1か月以内に危ない地域』緊急警告」(『週刊ポスト』1/31日号)
今週の現代の神田伯山と山田五郎の表紙はいただけないね。リニューアルしたのはいいが、なぜ、神田と山田なのか? 山田は元講談社だが、表紙に取り上げるほど話題性のある人間ではあるまい。
昔から女性ではなく男を表紙に使ったことは、私もある。だが、FRIDAYのときに使ったのはアイルトン・セナだった。2人が醜いというのではないが、表紙というものをもっと大事にしてもらいたい。
セコイ話題作りなど、今の現代には必要ない。表紙よりも中身の記事の充実を考えるべき時である。
さて、1月17日は阪神淡路大震災から30年であった。私が週刊現代の編集長の時だった。
朝、タクシーの中で大阪方面に大地震がというニュースを聞いた。あれから東日本大震災、熊本地震、昨年元旦には能登半島で大地震が起き、いまだに復旧が進んでいない様子がテレビで映し出されている。
この国は「口先政治」だから、能登の復興を最優先にというバカ政治家たちの本心は、「まあぼちぼちでんな」ということなのだ。
あと10年、20年以内に南海トラフ地震か首都圏直下型地震が起きる確率は80%。富士山噴火も心配されている。
災害大国ニッポンだからと諦めないで、自分の身の回りはもちろんのこと、政治家どもに「対策を急げ」と尻をひっぱたかなくてはいけない。
それともみんな一斉に中国へでも移住しようか。
ポストは、いつもの「MEGA地震予測」をやっている。それによると、今後1か月以内に、M6クラスの地震が起きる可能性が高いのは、能登半島を中心とする「北信越地方」だという。
万が一そうだとしたら、能登の人たちはまた深刻な状況に陥るのではないか。
地震については常在戦場だが、こんな不安な気持ちを持ったままでは、この国の経済が伸びるわけはない。困ったものだ。
新潮と文春が、小室圭の母親・小室佳代(58)が2月6日にエッセイ集を出すと報じている。今この時期になぜ?
このところ、世間の関心を集めないから、ここで花火を打ち上げようというのか。
同本を発売する内外出版は、「皆さんが期待するような内容ではない」といっている。料理本らしい。自筆の料理のイラストや料理に込めた思いが添えられているという。
息子の小室圭もニューヨークの弁護士として順調な仕事ぶりのようだから、母親としてはひと安心。そこで本でも出そうと思ったのか。
そういえば、小室の妻の眞子さんには「おめでた」の話がないな。年収も増えて、郊外の優雅な家に住んで、あと必要なのは子どもだろう。
今年こそは、ベビー誕生という朗報を聞きたいものである。
さて、作家の三島由紀夫が市ヶ谷の自衛隊で割腹自殺をしてから55年が経つ。
私が講談社に入社した年で、自殺した日は私の誕生日の翌日だった。校了の徹夜明けで、朝、中野駅に着いた。
駅のキオスクで、当時まだ出たばかりの「夕刊フジ」のチンピラが目に入った。「三島由紀夫自衛隊に乱入!」というような見出しだったと思う。
当時は編集部にテレビは1台。だが、徹夜状態なので消していたのではないか。
私は驚いて編集部に電話した。すぐに先輩から戻って来いといわれた。それから校了日を延ばして取材、原稿まとめ、三島の年表づくりなど大わらわで特集を作った。
私にとっても忘れ難い事件だった。
その後、FRIDAYが創刊するとき、三島の首が映っている写真を掲載して物議を醸した。
私は、三島の愛読者ではないが、彼はなぜ切腹死をしなければならなかったのか。彼が本当に訴えたかったことは何だったのだろうと、今でも時折考えることがある。
文春は、事件現場にいた益田兼利陸上自衛隊東部方面隊総監の秘書的な役割を果たしていた磯邊順蔵二曹(当時31、現在86)が、三島からわずか3メートルのところで三島の割腹を現場で見ていて、当時、日記に残していたと報じている。
彼は今、脳梗塞で倒れ、介護老人保健施設にいるそうで、妻の眞知子(75)が当時、夫から聞いた話を語っている。
「三島さんのお腹の傷は深く、腸がかんなで引いた木くずのように波打ち、次から次へと飛び出したそうです」
「この日は事前に三島さんの来監予定があり、主人はお茶をお出ししたそうです。その時は和やかな雰囲気だったらしいのですが、面会の終了時間を過ぎても誰も出てこない。不思議に思った隊員が小窓から総監室を覗くと。益田さんが縛られているのが見えたそうです。主人は掃除用モップを持ち、上官の合図とともに総監室へ突撃したと聞いています」
「主人はこの時、右手中指に数センチほどの傷を負ったようです。三島さんの日本刀、関の孫六によって先端が落とされ刀傷が残ったモップは、今も保存しています」
「介錯に数回要した三島さんの首は切り口がギザギザしてうまく立たず、床に転がってしまった。それを見た益田さんは新聞紙を持ってこさせ、首の下に当てがい、まっすぐに立てたそうです。そして残された楯の会の会員や主人に、『仏に手を合わせなさい』と呼びかけ、合掌したと聞いています」
益田総監は事件の責任を取って辞職した。
当時は、自衛隊にも腹の座った男がいたのだ。三島は遠くなりにけり。
ところで、大相撲初場所は若手の活躍で大いに盛り上がっている。
だが、2022年に役員待遇委員に抜擢され、日本相撲協会で将来の理事長候補とも噂される元大関・千代大海の九重親方(48)に醜聞が持ち上がっていると、新潮が報じている。
彼のタニマチとして知られていた社長が、九重親方の過去の“違法ギャンブル通い”を新潮に実名告発したのである。15年前に角界で「野球賭博問題」が持ち上がった時、九重親方は違法賭博への関与を一貫して否定していたが、件の社長は「真っ赤な嘘です」というのである。
「もう還暦を過ぎました。古い友への怒りを引きずったまま人生を送るのはつらい。“アニキ、すまなかった”。彼からこんな電話一本あれば “過ぎたことは気にするな”と全て水に流すつもりでした。しかし、約15年間待てど暮らせどそんな話は一切来なかった」
こう語るのは、静岡県熱海市で不動産業を営む遠藤久人(61)である。その名を知らない人でも元グラビアアイドル・細川ふみえ(53)の元夫と聞けば、ピンと来る人は多いのではないだろうか。
デイリー新潮(1月15日)から引用してみる。