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週刊誌スクープ大賞

中山美穂、54歳で急逝 中学1年でスカウトされ……その波乱に満ちた人生を振り返る

中山美穂、54歳で急逝 中学1年でスカウトされ……その波乱に満ちた人生を振り返るの画像1
中山美穂さん(写真:GettyImagesより)

今週の注目記事・1「急逝 中山美穂(54)切ない人生に『生い立ち』『男』『事務所』」(『週刊新潮』12/19日号)「中山美穂育ての親が告白」(『週刊文春』12/19日号)
同・2「悠仁さま筑波大決断で紀子さまへの反乱」(『週刊文春』12/19日号)
同・3「朝の会議に遅刻、昼は眠くて…官邸で囁かれる石破茂首相の病名」(『週刊新潮』12/19日号)
同・4「『光る海へ』吉高由里子の秘め事『佑くんなら…』」(『週刊文春』12/19日号)
同・5「二階俊博の三男が隠密不倫旅行!」(『週刊ポスト』12/27日号)
同・6「踏切殺人 極悪4人組“愚行録”」(『週刊文春』12/19日号)
同・7「大混乱! 韓国『戒厳令』ショック」(『週刊新潮』12/19日号)
同・8「令和の秀才球児森井翔太郎が『高卒即メジャー』選んだ理由」(『週刊現代』12/21日号)
同・9「好きな女子アナ1位 『田村真子』を父親の自民党重鎮が語る」(『週刊新潮』12/19日号) 

 今週は先週締め切りの関係で入らなかった中山美穂の急逝を週刊誌は挙ってトップにもってきた。

 だが、今週も「紀州のドン・ファン殺人」の一審判決は12日のため入らなかった。

 このところ週刊誌の締め切りが話題の事件や出来事に間に合わないのが、週刊誌側の切ないところである。

 ドン・ファン殺人については後で触れよう。

 まずは、2024年オリコンランキングで好きな女子アナの第1位に輝いた田村真子について。

 彼女はTBSのアナで28歳。上品さと面白さを兼ね備えているといい、TBSからは初受賞だという。

 彼女は衆議議員の田村憲久元厚労相(59)の父を持つそうだ。田村いわく、娘は元々テレビ好きで宿題をするときにもテレビを見ていたので、よく妻に怒られていたという。

 上京して上智大学の文学部新聞学科に入って女子アナを目指した。

 私も上智大学新聞学科でマスコミ論を教えていたことがあったが、その頃はまだマスコミ志望の学生、特に女子学生が圧倒的に多く、300人中6~7割を占めていた。

 上智とは思えない(失礼)奇麗な子が多くて驚いたことがあった。マスコミ論といっても女性のほとんどは女子アナ志望で、キャンパスは華やかだった。

 田村がこういっている

「父親としては複雑でね、私は書かれる側の立場、報道関係に行ったら彼女の仕事に制約が生まれる可能性だってある。正直どうかなぁという気持ちだった。でも、最後は本人の意思が大事ですからね、基本的にウチは放任主義なので、自分が好きな道を選べばいい。そう思っていましたよ」

 田村は、受からないだろうと思っていたという。どちらかというと人見知りするタイプだったようだ。

 彼は、心配で、あまり娘の番組は見ていないそうだ。

 田村真子はTBSのアナにしては美形である。これからが楽しみだ。

 さて、もし成功すれば大谷翔平よりも話題になるかもしれない球児が大リーグを目指す。

 偏差値71。毎年東大や早慶に多くの卒業生を送り込んでいる桐朋学園高校に通う森井翔太郎17歳がそれである。

 彼は今年のドラフト前に12球団に「自分を指名しないでください」という文書を送付していた。

 高校通算45本塁打、投げては153キロ。投打二刀流も可能なスラッガーである。当然、第1位指名をしようと考えていた球団もあったようだ。

 だが森井は、初めからMLBの球団とマイナー契約をして、最終目標はもちろん大リーガーになることだ。
 野球を始めたのは小学校1年から。テレビではMLBばかり見ていたという。

 桐朋中学では軟式野球部でプレー。中3の夏以降から硬式部に合流したそうだ。監督の田中隆文監督は一目見たときから、「大きい。雰囲気がある」と感じたそうだ。

 7月7日、高校野球西東京大会に出場した森井は、3打数無安打。4回2分の1を投げて失点1に終わった。だが、その日来ていたメジャーも含めたスカウトたちの評価は高かったという。

 大リーグのルーキーリーグに入れたとしても、その後1A、2Aを経て3Aで活躍すれば、メジャー昇格の可能性が出てくる。

 長い旅路である。だが森井の「自分が一番行きたいのはメジャー」との信念は揺らがない。

 CNNを見て英語を学ぶ。普通の英会話なら困らない。失敗したらなどとは考えない。

「自分の人生にとってプラスになる。『ぜったい失敗しないぞ』とガチガチになるよりは『失敗してもここまでやったんだから』と思えるぐらいの練習をしたいと思っています」(森井)

 大谷とはまた違った形で、日本人大リーガーになるべく、森井は海を渡る。応援しようではないか。

 ところで、韓国が大混乱に陥っている。

 尹錫悦大統領が突然、韓国では45年ぶりになる戒厳令を宣言したのだ。

 今のところ理由は定かではない。だが、韓国民にとっては40年も前の悪夢を甦らせたことは間違いない。

 ここで恐縮だが、12月14日付の日刊ゲンダイに掲載された私の拙文を転載させてもらう。

〈私が北朝鮮に行ったのは1985年の5月だった。

 金日成が君臨し、レーガン・中曽根・全斗煥といわれていた時代であった。一人で一カ月間という条件。後で知ったのだが、民間人としては作家の小田実以来の準国賓待遇だった。

 拉致問題は一部の新聞が報じていたが、緒に就いたばかりであった。視線が身体に突き刺さってくる感覚を、ピョンヤンの街中を一人で歩いた時に初めて知った。
だが、多くの北の人たちと話してみて「祖国統一」にかける情熱だけは本物だと感じた。あれから40年近くが経ち、北朝鮮は核を保有し、ICBM級を発射する国になったが、私には北が同じ祖国である“南鮮”を武力で侵略し、市民を殺戮しようと考えているとは、今でも思えない。

 韓国で1980年に起きた「光州事件」を知ったのは、北の政府の役人たちと話していた時だった。

 独裁を続けていた朴正煕(パク・チョンヒ)大統領が暗殺され、束の間、市民は取り戻した民主主義を謳歌していた。「ソウルの春」といわれたが、朴に師事していた全が軍事クーデターを起こして再び暗黒の独裁政権ができてしまった。全は戒厳令を敷いたため、多数の市民が立ち上がって抗議したが、全の命令で軍が発砲し3000人以上の死傷者を出したというのである。

 帰国して事件の資料を探したり、韓国の人間から話を聞いたが、情報は極めて少なかった。

 その全が退陣して、韓国は民主主義の優等生といわれるくらいまでになった。ネットの普及で市民メディアが大統領選まで左右する力を持ってきた。だが、朴の娘・朴槿恵が退陣するまで光州事件について大っぴらに語ることはタブー視されてきたようだ。

 12月3日、韓国の市民たちにあの「悪夢」を思い起こさせる事態が出来したのである。尹錫悦(ユン・ソンニョル=ルビ)大統領が突然、民主主義を封殺する「非常戒厳」を宣言したのだ。

 国会は野党が多数のため「政治が停滞している」ことが理由だといわれるが、一説には「妻の金建希(キム・ゴンヒ)がドイツ車の輸入販売会社の株価を不正に操作」した疑惑で、彼女の捜査を行う法律が10日に成立するのを阻止しようとしたのではないかともいわれているようだ。支持率も10%台まで落ち、破れかぶれの末の暴挙だったのか。

 韓国の憲法では、国会で決議すれば戒厳令を解除できると定められてはいる。だが、それよりも、戒厳令と聞いて市民がすぐに反応し、反対するデモが国会前を埋め尽くした。野党も弾劾訴追に動いた。尹はわずか6時間後に非常戒厳を解除せざるを得なくなった。

 しかし、尹や、リベラルな野党政権ができれば冷や飯を食うといわれる軍が、クーデターを起こす可能性はゼロではないといわれる。たった一人の暴君が暴走すれば民主主義は脆くも崩れ去るのだ。

 ノーベル文学賞を受賞したハン・ガンは『少年が来る』で光州事件について書いている。ハンは今回の事態を見て、「死を迎えた無辜の人々の魂が現在の人々を助けようとしているような、亡くなった『少年』が返ってきているような感覚」をもったと語っている。

 過去に学び、二度と過ちを繰り返さないために立ち上がる市民がいる国。過去に学ばず、悪政にも市民が立ち上がらないこの国。

 尹は即刻退陣すべきだが、危機を察知して行動に移す多くの市民たちがいる韓国を、私は羨ましく思う。(文中敬称略)〉

 大統領の弾劾決議は可決された。だが尹は辞任する意向を見せていないようだ。それは、国家反逆罪で有罪になれば死刑もあり得るからだ。

 彼の妻も当然逮捕され収監されるだろう。韓国では、元大統領の末路はほとんどが悲惨である。

 韓国の混迷はまだまだ続く。尹政権が倒れても、次に出てくるのは反日、親北政権だといわれている。おなじように混迷しているこの国は、対処できない事態が出来することになるはずだ。

 お次は不思議な事件である。

 文春によれば、2023年12月3日、東京都板橋区徳丸4丁目を走る東武東上線の車の通れない幅の狭い踏切で、東京都小平市の建設塗料会社の「エムエー建創」の元従業員だった高野修(当時56歳)が轢き殺された事件は、丸1年の執念の捜査で、今年の12月8日に、佐々木学社長、従業員の島畑明仁、野崎俊太、岩出篤哉ら4人を、高野の死は偽装された殺人事件だったとして、立件に踏み切り逮捕したというのである。

「エムエー建創」は佐々木社長を頂点に、強い上下関係が構築されていたという。そこで高野は、いじめや暴力を日常的に受けていたというのだ。

「四人は共謀して事件前夜から彼を車中に監禁、電車に飛び込むしか選択肢がない状況に陥らせ、死に追いやった。これが殺人にあたると判断した」(捜査関係者)

 しかし、50歳を超えた男性が、そうやすやすと死を選ぶものだろうか。

 北海道函館市から出てきた高野は、約10年前に佐々木の会社に流れ着いたという。佐々木という男は、子どもの頃は球児で、やんちゃなところはあるが、面倒見はよかったようだ。だが、高野の後から入ってきた3人は、高野を「仕事が遅い、トロイ」からと教育の一環と称して手を出していたというのだ。

 高野はそこを辞めたが、また舞い戻ってきた。再び3人と佐々木を含めた4人によるいじめとはいえない暴力が始まり、ついには、高野が自殺するしかないと思わせるように仕向けて行ったとみられる。

 たしかに警察の執念が実を結び、高野の無念を晴らしてくれるとは思うが、事はそう簡単ではないようである。

 ポイントは高野が本当に電車に飛び込むしかない精神状態にあったのかの立証ができるかにある。高野には保険金が掛けられてはいなかった。なぜ、佐々木たちが高野を殺さなければならなかったのかの動機も立証されなければならない。

 殺人ではなく、自殺教唆になる可能性もあるという。

 だが、異常な4人の高野イジメ殺しは、動機の解明はもちろんのこと、殺人罪で起訴・判決を出さなければ、高野は浮かばれまい。

 お次は二階堂俊博という自民党幹事長を長年やって政界を引退した男の息子のバカ話である。

 秋の衆議院選挙で、二階の後継者として三男の伸康(46)が出馬したが、まさかの落選。慌てたオヤジは選挙後にも頻繁に和歌山県を訪れ、何とか次の選挙では当選させようと老体に鞭打っているといわれる。

 だが肝心の息子の伸康のほうは、10歳年下の女性と不倫関係にあると、ポストはいうのだ。

 この彼女、衆議院選挙の最中でも地元に現れていたという。そして宿泊していたのは伸康が自宅とは別に所有している和歌山市内のタワマンだったそうである。

 彼女は、ポストによれば、銀座の会員制バーのオーナーママA子だそうだ。

 もちろん伸康には全日空時代に同僚と職場結婚し、幼い子どもがいる。

 選挙中、伸康は「私にも子どもがいます! ふるさとを次の世代に残したい」と演説していたという。

 ポストは、2人が8月中旬、彼女の実家のある広島に不倫旅行していた姿もキャッチしていたそうだ。

 しかし、ポストの直撃に伸康は慌てることなく、

――交際しているのか。

「将来的にそういうことも含めて、今真剣にお付き合いさせていただいている」

 と冷静に応えている。

 そして、

「正直申し上げまして、今の妻とは離婚協議の最終調整中なんです。ですから今回家族は一切選挙に携わっておりません」

 妻とは離婚するのだし、件の女性とは結婚するのだから文句はあるまい。こういうところだけオヤジ似か。

 オヤジの二階は、「伸康と話ができていない。事実関係がわからないので答えられない」の一点張りだったそうだ。

 まあ、これで長年続いた「二階王国」も先が見えてきたということだろう。

 お次は文春の記事。NHK大河ドラマ『光る君へ』主演の吉高由里子(36)がドラマが終わるに際して、相手役の藤原道長を演じる柄本佑(37)といい仲になり、妻の安藤サクラを捨てて吉高に走るのではないかと読めるタイトルではあるが、実際は何でもないというお話。

 吉高は男出入りが激しいことで昔から有名であるから、そういう噂は出てもおかしくはないが、柄本には愛妻も子どももいる。それに良き家庭人だそうである。

 吉高が手を出そうにも隙が無い。

 吉高は、御曹司と結婚とまで囁かれていたが、1年ばかり前に破局していたという。ということは今は空き家か?

 まあ、恋多きことで有名になった吉高だから、柄本に手を出さずとも、誰かをすぐ見つけるだろう。

元木昌彦

編集者。「週刊現代」「FRIDAY」の編集長を歴任した"伝説の編集者"。

元木昌彦
最終更新:2024/12/24 14:28