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“オリ姫”が悲鳴…20年前から変わらないオリックス球団歌「カラオケ映像」にラオウ・杉本裕太郎が異例の要求

オリ姫が悲鳴…20年前から変わらないオリックス球団歌「カラオケ映像」にラオウ・杉本裕太郎が異例の要求の画像1
オリックスの本拠地・京セラドーム(写真:Getty Imagesより)

 オリックス・杉本裕太郎外野手が12月3日に行われた契約更改の場で球団幹部に対して“要求”したのは、なんとカラオケ店で流れる球団歌の「映像変更」だった。

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 チームは2021年から23年までパ・リーグ3年連続優勝を遂げた。22年にはヤクルトを下して日本一に。イチロー、田口壮などが活躍した1995年、1996年以来の美酒を味わった。そんな中、今年は本拠地京セラドームには連日、“オリ姫”と呼ばれる女性ファンが若手選手目当てに押しかけている。

 同じ関西圏の球団で、セ・リーグ人気トップクラスの阪神との差別化を図りたいオリックス。近鉄との球団合併初年度より起用された球団歌「SKY」も地元出身のバンド・MEGA STOPPERが手掛けたロック調の楽曲だ。

「杉本はファンの声として『カラオケで歌っても流れてくる映像が古い』と指摘。球団に更新するように迫っていました」(在阪メディア関係者)

 実際にカラオケで「SKY」を歌った経験のある音楽関係者に聞いてみると「現在の山口和男スカウト部長、巧打で鳴らした谷佳知氏など懐かしの面々が登場するのはいいが、いずれも球団が合併した初期にプレーしていた人たちばかり。映像に登場する京セラドーム大阪のフェンスも現在とは色合いが異なり“古さ”が目立っていますね」という。

 ちなみに同氏が阪神の球団歌「六甲おろし」を歌ってみると……「金本知憲、今岡誠、下柳剛など、こちらも2000年代初期の中心選手のプレーシーンがメインになっている。オリックスだけの問題ではない」という。

 パ・リーグ球団関係者は次のように語る。

「基本的に映像を更新するかどうかはカラオケ機器メーカーの判断。当然、最新の映像を入れるとなれば各球団に二次使用料、映像制作費を請求されます。ただ阪神、オリックスともに近年優勝してるから、その時の最新バージョンを流すのは球団にとってもファンサービスにつながるのではないか。単なる金儲けの一環として捉えるのか、あるいは球団をプロモーションする観点からどこまで協力できるのかといったことになるでしょうね」

 球団側は先に権利関係を把握してから対応する構えを見せているというが、小さなことからコツコツ積み重ねて地道にファンを増やすという“長き冬の時代”を知っているベテラン選手だからこそ気づいた細かなファンサービスなのかもしれない。

(取材・文=CYZO sports)

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最終更新:2024/12/25 12:32